2018/03/05(月) - 09:08
オフロード系のパーツやアクセサリーに強いアメリカのクランクブラザーズ。これまでハンドポンプシリーズであったKLICのラインアップにギミック満載のフロアポンプが追加された。デジタルメーター、チューブレスタイヤのビード上げに最適なチャンバーなど様々なギミックが詰め込まれたモデルを紹介しよう。
クランクブラザーズ クリック フロア デジタルケージ キャニスター
ホースとチャンバー(キャニスター)はそれぞれ独立している
ハンドルにデジタル空気圧計が備えられているものの、ポンピング作業中にメーターを見にくい角度とされたデザイン。さらにホースも露出していないというユニークな設計のフロアポンプ「クリック フロア デジタルケージ キャニスター」。
メーターをどうやって見るのか、ホースはどこにあるのか、という疑問を持つのは当然のことだろう。仕組みをひとつひとつ説明していこう。まず、メーターはホースと一体型となっている。そのホースはシリンダー内に収納されており、使用する時のみ引き出し、シリンダー外部のソケットにホースを装着するという仕様が採用された。このセッティングを終えた状態で、一般的なフロアポンプのように使用可能となり、メーターもポンピング作業中に読み取ることが出来る。
このホース内蔵、シリンダーからの排気部分にホースを装着するというのがKLICシリーズの特徴でもある。ソケットの嵌合は非常にしっかりと作られており、ロード用タイヤに高圧を充填しても空気が漏れ出たり、ホースがいきなり抜けるという心配は少ない。ホース口金は仏式と米式を兼ね備えたリバース式のねじ込みタイプだ。
直方体状のハンドルを採用しポンピングを行いやすくしている
シリンダー中程のアダプターにホースを接続する
ビッグサイズの文字によって空気圧が読み取りやすくなっている
アダプターにチャンバーとホースを接続する
ホースを内蔵式とするメリットは、持ち運ぶ際にホースが邪魔になりにくい点だろう。加えて、ホースを内蔵しておくことで、ハンドルがロックされるため、ポンプを逆さまに持ったとしても、ハンドルが引き出てこないのは嬉しい仕様だ。
メーターはデジタル式となっており、BARとpsi表記どちらも選択可能。ディスプレイサイズが40mm×25mmと大きい上、ポンピングを開始すると自動的にバックライトが点灯してくれるため、文字が読み取りやすくなっている。3桁表記となっており、1.75barなど細かく空気圧を設定することができる。オフロードジャンルに造詣が深いクランクブラザーズだけあり、使い勝手に優れた仕様となっている。
チャンバーにはポンピング回数あたりの充填空気圧の目安が書かれている
チャンバーはこのレバーによって操作を行う
仏式、米式をリバース式のポンプ口金を採用する
3本足のベースは安定性が高い
このユニークなギミックに加え、このフロアポンプはチャンバー(キャニスター)が装備されているという特徴を持つ。このチャンバーは、空気を内部に充填し一気に放出するというコンプレッサーのような役割があり、チューブレスタイヤのビード上げ時に活躍してくれる。ポイントはポンプ本体から独立していることにあり、チャンバーを使用しない際は外しておくことができる。
また、ポンプからホースを挟まず直接チャンバーに空気を送り込むことができるが、ホースを経由しての充填も行える。付属のホースを使用すればチャンバー内の空気圧も把握できるということだ。注意点としてはホースを利用してチャンバーに充填する場合は米式口金である必要があるため、同じホースを使用して仏式タイヤに充填する場合は口金を切り替える必要がある。
独創的なアイデアを取り入れ、デザイン・アンド・イノベーション・アワード2018を獲得した「クリック フロア デジタルケージ キャニスター」。最大空気圧は11bar、160psi。価格は27,040円(税抜)。
チャンバーにはホースからも空気を充填できる
クランクブラザーズ クリック フロア デジタルケージ キャニスター
ケージ:デジタル
対応バルブ:米、仏
最大空気圧:160psi、11bar
価格:27,040円(税抜)


ハンドルにデジタル空気圧計が備えられているものの、ポンピング作業中にメーターを見にくい角度とされたデザイン。さらにホースも露出していないというユニークな設計のフロアポンプ「クリック フロア デジタルケージ キャニスター」。
メーターをどうやって見るのか、ホースはどこにあるのか、という疑問を持つのは当然のことだろう。仕組みをひとつひとつ説明していこう。まず、メーターはホースと一体型となっている。そのホースはシリンダー内に収納されており、使用する時のみ引き出し、シリンダー外部のソケットにホースを装着するという仕様が採用された。このセッティングを終えた状態で、一般的なフロアポンプのように使用可能となり、メーターもポンピング作業中に読み取ることが出来る。
このホース内蔵、シリンダーからの排気部分にホースを装着するというのがKLICシリーズの特徴でもある。ソケットの嵌合は非常にしっかりと作られており、ロード用タイヤに高圧を充填しても空気が漏れ出たり、ホースがいきなり抜けるという心配は少ない。ホース口金は仏式と米式を兼ね備えたリバース式のねじ込みタイプだ。




ホースを内蔵式とするメリットは、持ち運ぶ際にホースが邪魔になりにくい点だろう。加えて、ホースを内蔵しておくことで、ハンドルがロックされるため、ポンプを逆さまに持ったとしても、ハンドルが引き出てこないのは嬉しい仕様だ。
メーターはデジタル式となっており、BARとpsi表記どちらも選択可能。ディスプレイサイズが40mm×25mmと大きい上、ポンピングを開始すると自動的にバックライトが点灯してくれるため、文字が読み取りやすくなっている。3桁表記となっており、1.75barなど細かく空気圧を設定することができる。オフロードジャンルに造詣が深いクランクブラザーズだけあり、使い勝手に優れた仕様となっている。




このユニークなギミックに加え、このフロアポンプはチャンバー(キャニスター)が装備されているという特徴を持つ。このチャンバーは、空気を内部に充填し一気に放出するというコンプレッサーのような役割があり、チューブレスタイヤのビード上げ時に活躍してくれる。ポイントはポンプ本体から独立していることにあり、チャンバーを使用しない際は外しておくことができる。
また、ポンプからホースを挟まず直接チャンバーに空気を送り込むことができるが、ホースを経由しての充填も行える。付属のホースを使用すればチャンバー内の空気圧も把握できるということだ。注意点としてはホースを利用してチャンバーに充填する場合は米式口金である必要があるため、同じホースを使用して仏式タイヤに充填する場合は口金を切り替える必要がある。
独創的なアイデアを取り入れ、デザイン・アンド・イノベーション・アワード2018を獲得した「クリック フロア デジタルケージ キャニスター」。最大空気圧は11bar、160psi。価格は27,040円(税抜)。

クランクブラザーズ クリック フロア デジタルケージ キャニスター
ケージ:デジタル
対応バルブ:米、仏
最大空気圧:160psi、11bar
価格:27,040円(税抜)
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