2017/10/31(火) - 09:04
MTB草創期のレジェンドが立ち上げたブランド「ブリーザー」の国内展開が開始される。そのラインアップから今回紹介するのは、力を入れて開発したというアドベンチャーバイク「Inversion」だ。
ブリーザー Inversion Team (c)アキボウ
ゲイリー・フィッシャー、トム・リッチーなどと並びMTB草創期の重要人物であるジョー・ブリーズ。ビーチクルーザーを改造したバイクがオフロードダウンヒルレース「REPACK」の主流であった頃に、初めてオフロードレース用自転車を製作した人物だ。
ブリーズのバイクブランド「BREEZER（ブリーザー）」はMTBの源流となるバイクを作り続け、シーンの確立に大きく貢献する。その後フィッシャーやリッチーらによって生み出されたバイクとMTBの発展はあまりにも有名である。
ダボ穴はもちろん装備されている 
テーパードヘッドとされている
PROグレードは機械式のディスクブレーキとされている 
ワイヤーやケーブル類はメンテナンス性も考慮し外装式とされている
そんなBREEZERの国内展開がはじまる。ブランド創設から約40年経過した現在、ラインアップの中心にあるのはグラベル/アドベンチャーロード。もちろん最新規格のMTBも用意されているが、力を入れて開発を行ったというこのジャンルが中核的な存在となっている。
素材の熱処理の手順まで一切妥協することなくこだわることで、自身のルーツのMTBを連想させる高い強度と優れた乗り心地を実現させた。今回はそんなグラベル/アドベンチャーロードラインアップより、Inversion（インバージョン）をピックアップして紹介しよう。
ブリーズが力を入れて開発したモデルの1つがクロモリフレームのInversionだ。ハイドロフォーミングで成形されD型断面となったトップチューブは、路面からの衝撃を逃す柔軟性と高い剛性の両立に成功している。D型を実現させるために日本製素材を使用していることもポイント。
ブリーザー Inversion Pro (c)アキボウ
12×142mmというスタンダードとなりつつある規格を採用したエンド部分。ディスクブレーキ台座はシートステー上ではなく、片方のマウントをチェーンステーに移した「APEX DISC MOUNT」を採用している。2つのステーに跨がらせることで、ディスクブレーキの強大なストッピングパワーを受け止めてくれる剛性を確保した。
フォークはフルカーボン仕様とし、安定したハンドリングを実現している。タイヤクリアランスは38Cまで。アドベンチャー用バイクとしながらも走行性能を妥協しない開発が行われているため、シクロクロスのようなレースでも活躍してくれるはずだ。ロングホイールベースであることに加え、Sサイズで78mmというBB下がりにより、低重心かつ高い直進安定性も身につけている。
トップチューブのヘッド側はD型断面となる (c)アキボウ
ダボ穴はリア用、2つのボトルケージ用、ダウンチューブ裏、フォークという5箇所に設けられている。Inversionはオールドスクールなパニアスタイルでもよし、バイクパッキングスタイルでもよしという懐の深さがある。
ラインアップはシマノULTEGRA完成車とシマノ105完成車、フレームセットという3種類。完成車はいずれもフロントダブルで、舗装路での高速巡航にも配慮されている。Inversionはオンロードが大半を占める日本の道路事情にマッチしてくれるのではないだろうか。
ブリーザー Inversion Team
フレーム：Breezer D'Fusion fully-butted chromoly steel, tapered head tube, BB92 bottom bracket, 142X12 through-axle dropouts
フォーク：Full-carbon disc, tapered steerer, 12mm through-axle w/rack, fender & side bottle mounts
クランクセット：Praxis Zyante, hollow-forged w/30mm Spindle, 50/34T
コンポーネント：Shimano Ultegra（11-34T）
ホイールセット：WTB Frequency i23 disc, TCS tubeless compatible, Formula sealed-bearing 12mm through-axle hubs, 32H
タイヤ：WTB Exposure TCS Tubeless Ready, 32mm, Distance+ compound, folding
ハンドルバー：Oval Concepts 725, 7050 alloy, 31.8mm clamp, 125mm drop, 25 degree flare, 4 degree sweep
サドル：WTB Volt Race 142x265, CroMo rail
カラー：Satin Gray / Red and Blue
サイズ：45cm、48cm、51cm、54cm
価 格：358,000円（税抜）
ブリーザー Inversion Pro
フレーム：Breezer D'Fusion fully-butted chromoly steel, tapered head tube, BB92 bottom bracket, 142X12 through-axle dropouts
フォーク：Full-carbon disc, tapered steerer, 12mm through-axle w/rack, fender & side bottle mounts
クランクセット：Oval 300 w/Praxis forged Rings, 50/34T
コンポーネント：Shimano 105（11-32T）
ホイールセット：Alex GD24P, tubeless compatible, Formula 100x12mm & 142x12mm thru axles, 700c 28/32H rims
タイヤ：WTB Exposure TCS Tubeless Ready, 32mm, Distance+ compound, folding
ハンドルバー：Oval Concepts 325, 6061 alloy, 31.8mm clamp, 125mm drop, 25 degree flare, 4 degree sweep
サドル：WTB Volt Comp 142x265, steel rail
カラー：Gloss Gray / Charcoal and Yellow
サイズ：45cm、48cm、51cm、54cm
価 格：258,000円（税抜）
ブリーザー Inversion フレームセット
価格：128,000円（税抜）
ブリーザー Inversion Team (c)アキボウゲイリー・フィッシャー、トム・リッチーなどと並びMTB草創期の重要人物であるジョー・ブリーズ。ビーチクルーザーを改造したバイクがオフロードダウンヒルレース「REPACK」の主流であった頃に、初めてオフロードレース用自転車を製作した人物だ。
ブリーズのバイクブランド「BREEZER（ブリーザー）」はMTBの源流となるバイクを作り続け、シーンの確立に大きく貢献する。その後フィッシャーやリッチーらによって生み出されたバイクとMTBの発展はあまりにも有名である。
ダボ穴はもちろん装備されている テーパードヘッドとされている PROグレードは機械式のディスクブレーキとされている ワイヤーやケーブル類はメンテナンス性も考慮し外装式とされている そんなBREEZERの国内展開がはじまる。ブランド創設から約40年経過した現在、ラインアップの中心にあるのはグラベル/アドベンチャーロード。もちろん最新規格のMTBも用意されているが、力を入れて開発を行ったというこのジャンルが中核的な存在となっている。
素材の熱処理の手順まで一切妥協することなくこだわることで、自身のルーツのMTBを連想させる高い強度と優れた乗り心地を実現させた。今回はそんなグラベル/アドベンチャーロードラインアップより、Inversion（インバージョン）をピックアップして紹介しよう。
ブリーズが力を入れて開発したモデルの1つがクロモリフレームのInversionだ。ハイドロフォーミングで成形されD型断面となったトップチューブは、路面からの衝撃を逃す柔軟性と高い剛性の両立に成功している。D型を実現させるために日本製素材を使用していることもポイント。
ブリーザー Inversion Pro (c)アキボウ12×142mmというスタンダードとなりつつある規格を採用したエンド部分。ディスクブレーキ台座はシートステー上ではなく、片方のマウントをチェーンステーに移した「APEX DISC MOUNT」を採用している。2つのステーに跨がらせることで、ディスクブレーキの強大なストッピングパワーを受け止めてくれる剛性を確保した。
フォークはフルカーボン仕様とし、安定したハンドリングを実現している。タイヤクリアランスは38Cまで。アドベンチャー用バイクとしながらも走行性能を妥協しない開発が行われているため、シクロクロスのようなレースでも活躍してくれるはずだ。ロングホイールベースであることに加え、Sサイズで78mmというBB下がりにより、低重心かつ高い直進安定性も身につけている。
トップチューブのヘッド側はD型断面となる (c)アキボウダボ穴はリア用、2つのボトルケージ用、ダウンチューブ裏、フォークという5箇所に設けられている。Inversionはオールドスクールなパニアスタイルでもよし、バイクパッキングスタイルでもよしという懐の深さがある。
ラインアップはシマノULTEGRA完成車とシマノ105完成車、フレームセットという3種類。完成車はいずれもフロントダブルで、舗装路での高速巡航にも配慮されている。Inversionはオンロードが大半を占める日本の道路事情にマッチしてくれるのではないだろうか。
ブリーザー Inversion Team
フレーム：Breezer D'Fusion fully-butted chromoly steel, tapered head tube, BB92 bottom bracket, 142X12 through-axle dropouts
フォーク：Full-carbon disc, tapered steerer, 12mm through-axle w/rack, fender & side bottle mounts
クランクセット：Praxis Zyante, hollow-forged w/30mm Spindle, 50/34T
コンポーネント：Shimano Ultegra（11-34T）
ホイールセット：WTB Frequency i23 disc, TCS tubeless compatible, Formula sealed-bearing 12mm through-axle hubs, 32H
タイヤ：WTB Exposure TCS Tubeless Ready, 32mm, Distance+ compound, folding
ハンドルバー：Oval Concepts 725, 7050 alloy, 31.8mm clamp, 125mm drop, 25 degree flare, 4 degree sweep
サドル：WTB Volt Race 142x265, CroMo rail
カラー：Satin Gray / Red and Blue
サイズ：45cm、48cm、51cm、54cm
価 格：358,000円（税抜）
ブリーザー Inversion Pro
フレーム：Breezer D'Fusion fully-butted chromoly steel, tapered head tube, BB92 bottom bracket, 142X12 through-axle dropouts
フォーク：Full-carbon disc, tapered steerer, 12mm through-axle w/rack, fender & side bottle mounts
クランクセット：Oval 300 w/Praxis forged Rings, 50/34T
コンポーネント：Shimano 105（11-32T）
ホイールセット：Alex GD24P, tubeless compatible, Formula 100x12mm & 142x12mm thru axles, 700c 28/32H rims
タイヤ：WTB Exposure TCS Tubeless Ready, 32mm, Distance+ compound, folding
ハンドルバー：Oval Concepts 325, 6061 alloy, 31.8mm clamp, 125mm drop, 25 degree flare, 4 degree sweep
サドル：WTB Volt Comp 142x265, steel rail
カラー：Gloss Gray / Charcoal and Yellow
サイズ：45cm、48cm、51cm、54cm
価 格：258,000円（税抜）
ブリーザー Inversion フレームセット
価格：128,000円（税抜）
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