2017/09/19(火) - 09:09
自転車用ライトのリーディングカンパニーとして存在感が際立つキャットアイ。年々アップグレードされるハイグレードモデルが今年は「VOLT1700」へとアップグレード。バッテリー残量がよりわかりやすいインジケーターを搭載し、交換式バッテリーの脱着が工具不要になった。
VOLT6000の登場により最大光量のヘッドライトではなくなったものの、バッテリーとライトユニットが一体式のモデルとしては最大光量を誇る「VOLT1600」。シティライドからナイトトレイルライドまで幅広いシチュエーションで活躍するモデルは、幅広い層から支持を受けてきた。そんなVOLT1600がモデルチェンジを果たし「VOLT1700」となる。
VOLTの後ろに表記される数字が最大ルーメン数を表している命名規則に従って、新モデルでは1700ルーメンへと光量が向上している。光量の増加はもちろんだが、それ以外にも数多くの仕様変更が加えられ、より使いやすくライトとしての性能が向上している。
まずはレンズ周りから紹介しよう。キャットアイが誇る丸型配光テクノロジーであるOPTICUBEを採用したレンズとLEDを2灯装備するスペックは従来通りだが、黒色のカバーで覆われていたレンズ周りをクリアカバーとすることで、より広い範囲に光が届くようになっている。また、レンズサイドの切り欠きを新しく設け、側方からの被視認性も獲得した事が新モデルの特徴だ。
VOLT1700は中央部分、目線の先を強く照らし出し、左右に広がる周辺光は約180°ほど広がる配光となっている。目線の先だけではなく、周囲まで照射してくれるため、側方からの飛び出しなども察知しやすい。
モードは最大光量1700ルーメンのハイをはじめ、ミドル、ローという点灯パターン、ハイパーコンスタントと点滅という5種類。ハイモードは目線の先全てを強く照らし、森のなかでも木の根や路面の凹凸を把握しやすい光量だ。一方で車のヘッドライトよりも明るいケースもあるため、市街地ではミドルやローを使用し周りに配慮した方が良いだろう。
ボタンをダブルクリックすると、どのモードからも最大光量のハイへと切り替わる機能は引き続き採用される。緊急時や、自分の存在をアピールしたいときに活躍するだろう。シングルクリックで元のモードに戻る。また、モードメモリ機能ももちろん備えられている。
トップグレードモデルたる高機能性が光るVOLT1700。従来モデルよりも最も進化した点はバッテリーとその周辺仕様にある。元々、バッテリー交換可能という美点を備えていたが、電池の脱着にはアーレンキーが必要であった。一方、新モデルでは工具を使用せずともバッテリーが脱着できる機構を採用。サイクリング途中で電池切れを起こし、交換する必要ができても、素早く作業を行えるようになった。
交換時のアクションとしては、固定用のピンを引きながらバッテリーの脱着を行うだけ。ピンにはスプリングが装備されているため、装着時はピンを引かなくとも、バッテリーを押し込むだけで固定することが可能だ。バッテリーに備えられた防水パッキンの嵌合はきつめなので、装着時は力強く押し込む必要がある。翻っていえば、防水機能がしっかりとしている証拠でもあろう。
バッテリー周りの進化といえばインジケーター兼ボタンの変更も注目だ。前作よりもボタンサイズが大きくなり、スイッチが押しやすくなっている。スイッチがオレンジ点灯(50~30%)→赤点灯(30~15%)→赤点滅(15~10%)というように点灯し、細かく残量を把握することが可能となった。これにより通勤通学などで短時間のライドを数多くこなすサイクリストも、充電タイミングがわかりやすくなっているはずだ。もちろん電池が切れるまでの時間を把握しやすいため、ライドの計画も立てやすいだろう。
また、前作では約9~16時間だった満充電までの時間が、VOLT1700では急速充電回路の改良により約5.5~15時間まで短縮されていることもポイントだ。マウントはキャットアイが誇るフレックスタイトブラケット。119.3×56×47.3mmと前作よりも細く長くなった寸法となり、重量は256.3gと20gほど増加している。価格は26,000円(税抜)だ。
キャットアイ VOLT1700
サイズ:119.3×56×47.3mm
重量:253g(実測値、本体のみ)
光源:高輝度LED×2灯
電池:Li-ion 3.6V 6800mAh
ランタイム:約2時間(点灯ハイ)、約5時間(点灯ミドル)、約15時間(点灯ロー)、約12時間(ハイパーコンスタント)、約150時間(点滅)
標準充電時間:約5.5~15時間
繰返し充放電回数:標準300回 (定格容量の70%の容量低下まで)
価格:26,000円(税抜)
VOLT6000の登場により最大光量のヘッドライトではなくなったものの、バッテリーとライトユニットが一体式のモデルとしては最大光量を誇る「VOLT1600」。シティライドからナイトトレイルライドまで幅広いシチュエーションで活躍するモデルは、幅広い層から支持を受けてきた。そんなVOLT1600がモデルチェンジを果たし「VOLT1700」となる。
VOLTの後ろに表記される数字が最大ルーメン数を表している命名規則に従って、新モデルでは1700ルーメンへと光量が向上している。光量の増加はもちろんだが、それ以外にも数多くの仕様変更が加えられ、より使いやすくライトとしての性能が向上している。
まずはレンズ周りから紹介しよう。キャットアイが誇る丸型配光テクノロジーであるOPTICUBEを採用したレンズとLEDを2灯装備するスペックは従来通りだが、黒色のカバーで覆われていたレンズ周りをクリアカバーとすることで、より広い範囲に光が届くようになっている。また、レンズサイドの切り欠きを新しく設け、側方からの被視認性も獲得した事が新モデルの特徴だ。
VOLT1700は中央部分、目線の先を強く照らし出し、左右に広がる周辺光は約180°ほど広がる配光となっている。目線の先だけではなく、周囲まで照射してくれるため、側方からの飛び出しなども察知しやすい。
モードは最大光量1700ルーメンのハイをはじめ、ミドル、ローという点灯パターン、ハイパーコンスタントと点滅という5種類。ハイモードは目線の先全てを強く照らし、森のなかでも木の根や路面の凹凸を把握しやすい光量だ。一方で車のヘッドライトよりも明るいケースもあるため、市街地ではミドルやローを使用し周りに配慮した方が良いだろう。
ボタンをダブルクリックすると、どのモードからも最大光量のハイへと切り替わる機能は引き続き採用される。緊急時や、自分の存在をアピールしたいときに活躍するだろう。シングルクリックで元のモードに戻る。また、モードメモリ機能ももちろん備えられている。
トップグレードモデルたる高機能性が光るVOLT1700。従来モデルよりも最も進化した点はバッテリーとその周辺仕様にある。元々、バッテリー交換可能という美点を備えていたが、電池の脱着にはアーレンキーが必要であった。一方、新モデルでは工具を使用せずともバッテリーが脱着できる機構を採用。サイクリング途中で電池切れを起こし、交換する必要ができても、素早く作業を行えるようになった。
交換時のアクションとしては、固定用のピンを引きながらバッテリーの脱着を行うだけ。ピンにはスプリングが装備されているため、装着時はピンを引かなくとも、バッテリーを押し込むだけで固定することが可能だ。バッテリーに備えられた防水パッキンの嵌合はきつめなので、装着時は力強く押し込む必要がある。翻っていえば、防水機能がしっかりとしている証拠でもあろう。
バッテリー周りの進化といえばインジケーター兼ボタンの変更も注目だ。前作よりもボタンサイズが大きくなり、スイッチが押しやすくなっている。スイッチがオレンジ点灯(50~30%)→赤点灯(30~15%)→赤点滅(15~10%)というように点灯し、細かく残量を把握することが可能となった。これにより通勤通学などで短時間のライドを数多くこなすサイクリストも、充電タイミングがわかりやすくなっているはずだ。もちろん電池が切れるまでの時間を把握しやすいため、ライドの計画も立てやすいだろう。
また、前作では約9~16時間だった満充電までの時間が、VOLT1700では急速充電回路の改良により約5.5~15時間まで短縮されていることもポイントだ。マウントはキャットアイが誇るフレックスタイトブラケット。119.3×56×47.3mmと前作よりも細く長くなった寸法となり、重量は256.3gと20gほど増加している。価格は26,000円(税抜)だ。
キャットアイ VOLT1700
サイズ:119.3×56×47.3mm
重量:253g(実測値、本体のみ)
光源:高輝度LED×2灯
電池:Li-ion 3.6V 6800mAh
ランタイム:約2時間(点灯ハイ)、約5時間(点灯ミドル)、約15時間(点灯ロー)、約12時間(ハイパーコンスタント)、約150時間(点滅)
標準充電時間:約5.5~15時間
繰返し充放電回数:標準300回 (定格容量の70%の容量低下まで)
価格:26,000円(税抜)
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