2009/12/22(火) - 10:22
東京・神田錦町にオープンした自転車通勤者のための話題の施設「ジテ通ハウス」。実際に使っているユーザーをモデルに、その朝の様子を追ってみた。これはかなり便利そうだゾ!
東京のど真ん中、神田錦町にオープンしたジテ通ハウス。先日、施設のリポートをご紹介したところ、シクロワイアードにも「ジテ通ハウスって、どうやって使うの?」、「使ってみたいけれど、イマイチどういうふうに使うのかイメージがわかない」「どんなところが便利なの?」などのお問い合わせが寄せられた。
そこで実際に現在、ジテ通ハウスを使っている佐野眞二さんを追い、その利用スタイルをリポートさせて頂くことにしよう。
佐野さんのご自宅は千葉市。東京のオフィスまでジテ通したかったのだが、あいにく会社に自転車置き場もなければシャワー施設もない。そんな理由であきらめていた自転車通勤が、ジテ通ハウスの誕生で可能になったという。
ここでジテ通ハウスについて、簡単におさらいしておこう。「ジテ通ハウス」とはその名が示すように、自転車通勤している人のための施設である。その特徴は以下の通りだ。
1)営業時間内は有人対応。高価なロードバイクを安心して預けられる。
2)着替えをするためのスペース、ロッカールーム、汗を流せるシャワー室あり。
3)急な用事や天候変化時には翌日以降まで留め置きもOK。
4)汗だくになったウェアを帰宅時までに洗って乾かすサービスあり。
5)洗車やチェーンへの注油などのメンテナンスも可能。
佐野さんもそれまでは「ジテ通で大切な自転車が盗まれたらどうしよう」、「夏はジテ通でたくさん汗をかくけど、さすがに汗だくのままでオフィスには行けない」など、様々な悩みを抱えていたという。
それがジテ通ハウスの誕生によって、「ジテ通をするためのハードルが一気に解消したばかりか、預かってもらっている間にメンテナンスやウェアの洗濯までできるから、ホントに大助かり!」なのだそうだ。
ジテ通ハウスの最寄駅は、JRならば「御茶ノ水」、「神田」、「東京」など、東京メトロなら「淡路町」、「新御茶ノ水」、「神田」、「神保町」、「竹橋」、「大手町」など、都営地下鉄ならば「小川町」、「神保町」などだ。オフィスが多い場所なだけに、利用可能な方も多いだろう。
利用料金もとてもリーズナブルだ。パスポート会員は12,000円/月、マンスリー会員は6,800円/月、ビジター会員は2,300円/1回、回数券は20,000円/10回と無理のない価格設定である。団体利用や複数人での使用も可能だ。
また、占有契約ロッカー(小物用)は1,000円/月、占有契約ロッカー(スーツ用)は5,000円/月、ランドリーサービスは200円/1回、貸しタオルは200円/1回と、これまたリーズナブル。
営業時間は朝7:00〜11:00、夜は16:00〜20:30と余裕たっぷり。休日は土日・祝日だけで、ウィークデーはすべて利用可能なのもウレシイ。
初めて使う人には、更衣、シャワー、自転車・荷物預かりで1,000円というお試し価格も設定されているゾ(電話:03-3518-2805、又はメール:yoyaku@jite2.com で要予約)
それでは佐野さんのジテ通の様子を、写真でご紹介しよう!
「普段なら満員電車に揺られながら不毛の時間を過ごすだけなのだが、今日は全く違います。愛車に跨り、新鮮な空気と風景を楽しみながらの出勤です。背中のデイパックにはオフィスで必要な書類だけを持てばいいので軽装です」(佐野さん)。
「預ける愛車をここまでしっかりと管理してくれるので、不安は全く皆無です。盗難はもちろんのこと、保管中の破損の心配すらした事はありません。丁寧な管理は嬉しい限りです。この安心感があるから、通勤用バイクでなく、レースに出るロードバイクなどでも通勤できるんです」。
「私の作業は自分の着替えだけです。自転車はスタッフさんにより丁寧にラックに収納してもらえます。雨の日の走行後の泥落とし、チェーンへの注油なども頼めばやっておいてもらえます。これってとっても助かります。又、部品交換が必要なトラブルへの対処は無理ですが、たとえばスポークが飛んで走行に障害が出た場合など、代車輪を貸してもらえたりもするんですよ」。
「同僚に見られると恥ずかしい思いをするバイクジャージ姿ですが、ジテ通ハウスを使うようになってからはその心配もなくなりました。私のようにロッカーにスーツを入れておけば問題なし。これはオススメです。満員電車でシャツが汗だくになったりする不快感からも解放されます」。
「シャワーを浴びてから会社に向かうので、気分的には自宅の玄関から出勤してるかのような錯覚さえ起こしてしまいそうです。ドライヤーも完備。好みのコスメティックもロッカーに預けておけるので、セットも決まります。この気分を1度味わってしまうと止められなくなってしまいます」。
そしてこの後、佐野さんはジテ通ハウスから徒歩1分以内の地下鉄駅へ。そこから電車に2駅ぶん乗ってオフィスへと出勤する。
「ジテ通ハウスを使いこなすごとに得した気分になれますね。自転車通勤すると朝から頭の回転も冴えて仕事もはかどります。身軽に会社に出勤できて、仕事が終わるのも早くなる(笑)。社内では自転車通勤していることを秘密にしておくこともできるんです。自転車通勤を全面的に認めていない会社もまだまだ多いですからね。
そして店長の原田さんがレースに出たり、実際に自転車通勤をしていた人なのでジテ通やトレーニングに関してのアドバイスをしてくれたり、いろいろな相談にも乗ってくれるのがいいですね。そして使う人の立場に立って、ワガママなリクエストも聞いてもらえるのも気に入っているところなんですよ」と、メリットをこっそり教えてくれる佐野さんだった。
ジテ通ハウスでは12月23日(祝)、26日(土)、27日(日) に施設見学会も予定している。実際に自分の通勤に使えるかどうかチェックしたい人は訪れてみてはいかがだろうか。
■ジテ通ハウスの問い合わせ
〒101-00 東京都千代田区神田錦町1-10 第二西村ビル1F
TEL. 03-3518-2805
http://www.jite2.com/
取材・写真と文:仲沢 隆
東京のど真ん中、神田錦町にオープンしたジテ通ハウス。先日、施設のリポートをご紹介したところ、シクロワイアードにも「ジテ通ハウスって、どうやって使うの?」、「使ってみたいけれど、イマイチどういうふうに使うのかイメージがわかない」「どんなところが便利なの?」などのお問い合わせが寄せられた。
そこで実際に現在、ジテ通ハウスを使っている佐野眞二さんを追い、その利用スタイルをリポートさせて頂くことにしよう。
佐野さんのご自宅は千葉市。東京のオフィスまでジテ通したかったのだが、あいにく会社に自転車置き場もなければシャワー施設もない。そんな理由であきらめていた自転車通勤が、ジテ通ハウスの誕生で可能になったという。
ここでジテ通ハウスについて、簡単におさらいしておこう。「ジテ通ハウス」とはその名が示すように、自転車通勤している人のための施設である。その特徴は以下の通りだ。
1)営業時間内は有人対応。高価なロードバイクを安心して預けられる。
2)着替えをするためのスペース、ロッカールーム、汗を流せるシャワー室あり。
3)急な用事や天候変化時には翌日以降まで留め置きもOK。
4)汗だくになったウェアを帰宅時までに洗って乾かすサービスあり。
5)洗車やチェーンへの注油などのメンテナンスも可能。
佐野さんもそれまでは「ジテ通で大切な自転車が盗まれたらどうしよう」、「夏はジテ通でたくさん汗をかくけど、さすがに汗だくのままでオフィスには行けない」など、様々な悩みを抱えていたという。
それがジテ通ハウスの誕生によって、「ジテ通をするためのハードルが一気に解消したばかりか、預かってもらっている間にメンテナンスやウェアの洗濯までできるから、ホントに大助かり!」なのだそうだ。
ジテ通ハウスの最寄駅は、JRならば「御茶ノ水」、「神田」、「東京」など、東京メトロなら「淡路町」、「新御茶ノ水」、「神田」、「神保町」、「竹橋」、「大手町」など、都営地下鉄ならば「小川町」、「神保町」などだ。オフィスが多い場所なだけに、利用可能な方も多いだろう。
利用料金もとてもリーズナブルだ。パスポート会員は12,000円/月、マンスリー会員は6,800円/月、ビジター会員は2,300円/1回、回数券は20,000円/10回と無理のない価格設定である。団体利用や複数人での使用も可能だ。
また、占有契約ロッカー(小物用)は1,000円/月、占有契約ロッカー(スーツ用)は5,000円/月、ランドリーサービスは200円/1回、貸しタオルは200円/1回と、これまたリーズナブル。
営業時間は朝7:00〜11:00、夜は16:00〜20:30と余裕たっぷり。休日は土日・祝日だけで、ウィークデーはすべて利用可能なのもウレシイ。
初めて使う人には、更衣、シャワー、自転車・荷物預かりで1,000円というお試し価格も設定されているゾ(電話:03-3518-2805、又はメール:yoyaku@jite2.com で要予約)
それでは佐野さんのジテ通の様子を、写真でご紹介しよう!
「普段なら満員電車に揺られながら不毛の時間を過ごすだけなのだが、今日は全く違います。愛車に跨り、新鮮な空気と風景を楽しみながらの出勤です。背中のデイパックにはオフィスで必要な書類だけを持てばいいので軽装です」(佐野さん)。
「預ける愛車をここまでしっかりと管理してくれるので、不安は全く皆無です。盗難はもちろんのこと、保管中の破損の心配すらした事はありません。丁寧な管理は嬉しい限りです。この安心感があるから、通勤用バイクでなく、レースに出るロードバイクなどでも通勤できるんです」。
「私の作業は自分の着替えだけです。自転車はスタッフさんにより丁寧にラックに収納してもらえます。雨の日の走行後の泥落とし、チェーンへの注油なども頼めばやっておいてもらえます。これってとっても助かります。又、部品交換が必要なトラブルへの対処は無理ですが、たとえばスポークが飛んで走行に障害が出た場合など、代車輪を貸してもらえたりもするんですよ」。
「同僚に見られると恥ずかしい思いをするバイクジャージ姿ですが、ジテ通ハウスを使うようになってからはその心配もなくなりました。私のようにロッカーにスーツを入れておけば問題なし。これはオススメです。満員電車でシャツが汗だくになったりする不快感からも解放されます」。
「シャワーを浴びてから会社に向かうので、気分的には自宅の玄関から出勤してるかのような錯覚さえ起こしてしまいそうです。ドライヤーも完備。好みのコスメティックもロッカーに預けておけるので、セットも決まります。この気分を1度味わってしまうと止められなくなってしまいます」。
そしてこの後、佐野さんはジテ通ハウスから徒歩1分以内の地下鉄駅へ。そこから電車に2駅ぶん乗ってオフィスへと出勤する。
「ジテ通ハウスを使いこなすごとに得した気分になれますね。自転車通勤すると朝から頭の回転も冴えて仕事もはかどります。身軽に会社に出勤できて、仕事が終わるのも早くなる(笑)。社内では自転車通勤していることを秘密にしておくこともできるんです。自転車通勤を全面的に認めていない会社もまだまだ多いですからね。
そして店長の原田さんがレースに出たり、実際に自転車通勤をしていた人なのでジテ通やトレーニングに関してのアドバイスをしてくれたり、いろいろな相談にも乗ってくれるのがいいですね。そして使う人の立場に立って、ワガママなリクエストも聞いてもらえるのも気に入っているところなんですよ」と、メリットをこっそり教えてくれる佐野さんだった。
ジテ通ハウスでは12月23日(祝)、26日(土)、27日(日) に施設見学会も予定している。実際に自分の通勤に使えるかどうかチェックしたい人は訪れてみてはいかがだろうか。
■ジテ通ハウスの問い合わせ
〒101-00 東京都千代田区神田錦町1-10 第二西村ビル1F
TEL. 03-3518-2805
http://www.jite2.com/
取材・写真と文:仲沢 隆