2017/01/13(金) - 09:17
シーズンの訪れを告げる人気のロングライドイベント、アルプスあづみのセンチュリーライドが今年も開催される。高まる人気に応える形で、4月と5月の2か月連続開催へと規模を拡大した定番イベントを紹介しよう。
寒さが少しづつ和らぎ、サイクリングにぴったりな時期となる春先に高い人気を集めるイベントがある。長野県安曇野エリアを舞台として開催されるロングライドイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド」(以下、AACR)だ。信州の美しい景観、雄大な自然が育んだ食材を活かしたグルメ、そして地域の人々の温かなおもてなしの心を体験できる、地域密着型ロングライドの代表格として知られる超人気イベントだ。
これまでの8年間で絶大な人気を集めてきた「アルプスあづみのセンチュリーライド」。ロングライドイベントとしては定員も多い大規模な大会であったが、それでも申し込み開始とともにエントリー枠が埋まってしまうほどであった。しかし、9回目となる今大会はその状況を改善すべく4月と5月の2回開催へと進化を遂げた。
4月22~23日にかけて行われる「桜のAACR」、5月20~21日にかけて行われる「緑のAACR」とそれぞれの時期に合わせたテーマで開催されることとなったが、全体を貫くテーマは変わらず、「100%の安全」というもの。2回開催への変更も、安全面への配慮が根底にあるはずだ。
桜と緑、どちらの大会でもスタートおよびゴールとなるのは、今年も変わらず梓川のほとりにある公共の宿「梓水苑」(しすいえん)。松本ICからのアクセスも良好で、温浴施設も併設される梓水苑はロングライドイベントのメイン会場としてはまさにうってつけと言える施設である。
ルートの設計および監修を務めるのは、かつての日本を代表するMTB選手であり、松本市に自身のショップ「BIKE RANCH」を運営する鈴木雷太氏だ。選手時代から信州に拠点を置き、安曇野の地をこよなく愛する雷太氏がプロデュースするルートの走りやすさには定評がある。それでは2つの大会それぞれのコースを見ていこう。
桜咲き誇るあづみのエリアを満喫できる150km「桜のAACR」
昨年までのAACRが5月開催だったことを鑑みれば、新たに開催されることとなったのはこちらの「桜のAACR」ということになるだろう。用意されるルートは150kmの一つのみとなるが、脚力や自転車の楽しみ方に合わせて、一日で走り切る「1day」と宿泊を伴う「2days」の2種目が用意された。
梓水苑をスタートし、穂高や大町エリアを北上。仁科三湖を通り白馬へと至る。2daysの参加者は白馬付近で宿泊し、翌日白馬岩岳スノーフィールドに設けられるエイドステーションから再びスタートを切ることとなる。そして、南へと走っていき梓水苑へと戻ることに。獲得標高は1135mと比較的少なめで初心者にも走りやすいはずだ。
1dayが開催される23日にはエイドステーションが開設され、地元のグルメを味わうことができる。2daysの一日目はエイドこそ用意されないが、専用のサポートカーが同行し荷物などを宿泊先へと運搬してくれるという万全のサポート体制が築かれているので安心だ。
新緑薫る信州を行く 「緑のAACR」
昨年までのAACRを受け継ぐかたちで開催されるのが、5月の「緑のAACR」だ。種目も「160km」「120km」「80km」、そして白馬駅から自転車を電車にそのまま積み込んで会場へと帰ってくる「サイクルトレイン」の4種類が引き続き用意されている。健脚サイクリストから、初心者や家族連れまで幅広く楽しむことができる種目設定だ。
梓水苑から白馬へと北上し、折り返してくるという大まかなルート設計は「桜のAACR」そして昨年大会と共通するものの、細やかな点が変更されさらに走りやすく安全なルートへとブラッシュアップされている。
大きく変更が加えられたのは、仁科三湖の最も南に位置する木崎湖周辺。昨年は大町温泉郷を少し登ってから木崎湖へアプローチ、東岸を北上していくというルートを辿っていた。一方今年は、大町温泉郷をかすめるようにして木崎湖へ。そして木崎湖の西側を北上していくことになる。
また白馬エリアでも五竜スキー場への登りをはじめ細やかな変更が加えられており、結果として獲得標高が減少。1285mと少し難易度が下がることとなったのは、うれしい変更だ。
エイドももちろん充実しており、160kmでは6つ、120kmでは5つ、80kmでは3つ、サイクルトレインでも4つのエイドがルート上に設置され、地元自慢のグルメを堪能できる。例年、みそおにぎりや漬物バイキングに季節のフルーツ、おざんざなど、AACRならではのグルメが好評を博している。今年のエイドにも期待大だ。
2大会同時エントリー開始 申込は1月15日(日)18:00~
さて、2大会連続開催と大きな一歩を踏み出したアルプスあづみのセンチュリーライドは、まもなくエントリー受付が始まる。一時期は抽選方式も併用されていたが、今年は先着のみの申込方式となる。例年、開始と同時に定員に達する人気ぶりなので、参加を考えている人は注意したほうがいいだろう。エントリーはスポーツエントリー内申し込みページより行うことができる。
そして、もう一点注意事項が。今回「桜のAACR」と「緑のAACR」の2大会が開催されるが、2つの大会両方に参加することはできない。申込みに際しては、事前にどちらのAACRのどの種目に参加するのかをよく考えた上でエントリーしたほうが良いだろう。
アルプスあづみのセンチュリーライド2017
桜のアルプスあづみのセンチュリーライド2017
開催日:4月22~23日(土、日)
種目:1day、2days
募集定員:1day 1,400名、2days 20名
参加費:1day 高校生以上 10,000円 小中学生 5,000円
2days 高校生以上 15,000円 小中学生 5,000円
スペシャライズドプレゼンツ 緑のアルプスあづみのセンチュリーライド2017
開催日:5月20日(土、ウェルカムイベント&受付)、5月21日(日、大会当日)
コース:160km、120km、80km、サイクルトレインコース
募集定員:160kmS組100名、160km900名、サイクルトレインコース110名、120km200名、80km100名
参加費:
160km1組・2組・3組/120km/80km:高校生以上10,000円 小中学生 5,000円
160km S組:高校生以上20,000円
サイクルトレインコース:高校生以上14,000円 小中学生 9,000円
応援バスコース:中学生以上3,000円、3歳~小学生以下1,500円 3歳以下無料(最小催行人数20名)
申込期間:1月15日(日)18:00~3月31日(月)18:00(応援バスの申込も含む)
寒さが少しづつ和らぎ、サイクリングにぴったりな時期となる春先に高い人気を集めるイベントがある。長野県安曇野エリアを舞台として開催されるロングライドイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド」(以下、AACR)だ。信州の美しい景観、雄大な自然が育んだ食材を活かしたグルメ、そして地域の人々の温かなおもてなしの心を体験できる、地域密着型ロングライドの代表格として知られる超人気イベントだ。
これまでの8年間で絶大な人気を集めてきた「アルプスあづみのセンチュリーライド」。ロングライドイベントとしては定員も多い大規模な大会であったが、それでも申し込み開始とともにエントリー枠が埋まってしまうほどであった。しかし、9回目となる今大会はその状況を改善すべく4月と5月の2回開催へと進化を遂げた。
4月22~23日にかけて行われる「桜のAACR」、5月20~21日にかけて行われる「緑のAACR」とそれぞれの時期に合わせたテーマで開催されることとなったが、全体を貫くテーマは変わらず、「100%の安全」というもの。2回開催への変更も、安全面への配慮が根底にあるはずだ。
桜と緑、どちらの大会でもスタートおよびゴールとなるのは、今年も変わらず梓川のほとりにある公共の宿「梓水苑」(しすいえん)。松本ICからのアクセスも良好で、温浴施設も併設される梓水苑はロングライドイベントのメイン会場としてはまさにうってつけと言える施設である。
ルートの設計および監修を務めるのは、かつての日本を代表するMTB選手であり、松本市に自身のショップ「BIKE RANCH」を運営する鈴木雷太氏だ。選手時代から信州に拠点を置き、安曇野の地をこよなく愛する雷太氏がプロデュースするルートの走りやすさには定評がある。それでは2つの大会それぞれのコースを見ていこう。
桜咲き誇るあづみのエリアを満喫できる150km「桜のAACR」
昨年までのAACRが5月開催だったことを鑑みれば、新たに開催されることとなったのはこちらの「桜のAACR」ということになるだろう。用意されるルートは150kmの一つのみとなるが、脚力や自転車の楽しみ方に合わせて、一日で走り切る「1day」と宿泊を伴う「2days」の2種目が用意された。
梓水苑をスタートし、穂高や大町エリアを北上。仁科三湖を通り白馬へと至る。2daysの参加者は白馬付近で宿泊し、翌日白馬岩岳スノーフィールドに設けられるエイドステーションから再びスタートを切ることとなる。そして、南へと走っていき梓水苑へと戻ることに。獲得標高は1135mと比較的少なめで初心者にも走りやすいはずだ。
1dayが開催される23日にはエイドステーションが開設され、地元のグルメを味わうことができる。2daysの一日目はエイドこそ用意されないが、専用のサポートカーが同行し荷物などを宿泊先へと運搬してくれるという万全のサポート体制が築かれているので安心だ。
新緑薫る信州を行く 「緑のAACR」
昨年までのAACRを受け継ぐかたちで開催されるのが、5月の「緑のAACR」だ。種目も「160km」「120km」「80km」、そして白馬駅から自転車を電車にそのまま積み込んで会場へと帰ってくる「サイクルトレイン」の4種類が引き続き用意されている。健脚サイクリストから、初心者や家族連れまで幅広く楽しむことができる種目設定だ。
梓水苑から白馬へと北上し、折り返してくるという大まかなルート設計は「桜のAACR」そして昨年大会と共通するものの、細やかな点が変更されさらに走りやすく安全なルートへとブラッシュアップされている。
大きく変更が加えられたのは、仁科三湖の最も南に位置する木崎湖周辺。昨年は大町温泉郷を少し登ってから木崎湖へアプローチ、東岸を北上していくというルートを辿っていた。一方今年は、大町温泉郷をかすめるようにして木崎湖へ。そして木崎湖の西側を北上していくことになる。
また白馬エリアでも五竜スキー場への登りをはじめ細やかな変更が加えられており、結果として獲得標高が減少。1285mと少し難易度が下がることとなったのは、うれしい変更だ。
エイドももちろん充実しており、160kmでは6つ、120kmでは5つ、80kmでは3つ、サイクルトレインでも4つのエイドがルート上に設置され、地元自慢のグルメを堪能できる。例年、みそおにぎりや漬物バイキングに季節のフルーツ、おざんざなど、AACRならではのグルメが好評を博している。今年のエイドにも期待大だ。
2大会同時エントリー開始 申込は1月15日(日)18:00~
さて、2大会連続開催と大きな一歩を踏み出したアルプスあづみのセンチュリーライドは、まもなくエントリー受付が始まる。一時期は抽選方式も併用されていたが、今年は先着のみの申込方式となる。例年、開始と同時に定員に達する人気ぶりなので、参加を考えている人は注意したほうがいいだろう。エントリーはスポーツエントリー内申し込みページより行うことができる。
そして、もう一点注意事項が。今回「桜のAACR」と「緑のAACR」の2大会が開催されるが、2つの大会両方に参加することはできない。申込みに際しては、事前にどちらのAACRのどの種目に参加するのかをよく考えた上でエントリーしたほうが良いだろう。
アルプスあづみのセンチュリーライド2017
桜のアルプスあづみのセンチュリーライド2017
開催日:4月22~23日(土、日)
種目:1day、2days
募集定員:1day 1,400名、2days 20名
参加費:1day 高校生以上 10,000円 小中学生 5,000円
2days 高校生以上 15,000円 小中学生 5,000円
スペシャライズドプレゼンツ 緑のアルプスあづみのセンチュリーライド2017
開催日:5月20日(土、ウェルカムイベント&受付)、5月21日(日、大会当日)
コース:160km、120km、80km、サイクルトレインコース
募集定員:160kmS組100名、160km900名、サイクルトレインコース110名、120km200名、80km100名
参加費:
160km1組・2組・3組/120km/80km:高校生以上10,000円 小中学生 5,000円
160km S組:高校生以上20,000円
サイクルトレインコース:高校生以上14,000円 小中学生 9,000円
応援バスコース:中学生以上3,000円、3歳~小学生以下1,500円 3歳以下無料(最小催行人数20名)
申込期間:1月15日(日)18:00~3月31日(月)18:00(応援バスの申込も含む)
Amazon.co.jp