2016/11/06(日) - 09:02
イベントで出会ったライダーとバイクを紹介する企画「あなたの自転車を見せてください」。今回、編集部員が訪れたのは、ワールドカップ決勝戦の舞台となった由緒あるスタジアムを走る「アンカー日産スタジアムサイクルパークフェスティバル」です。
中山由美子さん (CSポジティーボ)キャノンデール Super-Six EVO
中山由美子さん (CSポジティーボ)キャノンデール Super-Six EVO
レースバイク然とした佇まいのキャノンデールを乗りこなす中山さん。実は大会参加者ではなく、仲間がいないかなーとライドの途中で立ち寄ったのだとか。実業団用のゼッケンプレートが付けられているところからもわかるように、かなりの実走派ライダーの中山さんだが、今年はツール・ド・おきなわが目標レース。
「昨年、先頭集団から千切れて15位だったので、その順位を上回りたいんです。できれば、先頭集団に残って、勝負に絡みたいですね。」とのことだ。このバイクは2013年から乗り続けている愛車で、最近カラーコーディネートを赤からピンクへと変えているという。
最近巻き替えたというフィジークのバーテープ
ロータークランクにPower2Maxを組み合わせる
ゼッケン台座が実業団登録していることを物語る
コンポーネントはコーラス、ワイヤーも赤いものを使用する
バーテープはフィジークのネオンピンクへ交換し、ウエアやヘルメットもピンクの差し色を使ってみたりと、自転車と人のトータルコーディネートがカッコいい。カンパ・コーラスを使っているのは、「カッコいいのと、手が小さいので握りやすいんですよ」、Power2Maxのローターモデルについては「デザインも良いですし、短いクランク長の設定があるカンパ用のパワーメーターが少なくて、P2Mにしています」とのことだった。
今利紗紀さん(横濱共走)リブ ENVIE ADVANCED
今利紗紀さん(横濱共走)リブ ENVIE ADVANCED
3時間ソロで3位に入られたという今利さんの愛車はジャイアントの展開する女性向けブランド、リブのエアロモデルであるENVIE SDVANCED。自転車好きのお父さんのもとで育ち、自身の自転車歴も10年を超えるベテランサイクリストである今利さん。
「初めてロードに乗ったのは、お父さんの自転車なんです。トップチューブに座布団を巻いて、その上に乗せられてました笑」と、かなりの英才教育を受けてきた模様。横浜在住で、会場にも自走で来れるほどなのだとか。
小ぶりのリアライトが可愛らしい
サドルは完成車のままだが、特に問題は無いよう
トピークのモジュラーケージを使用
ステップインが楽なライトアクションモデルのSPD-SL
このバイクを選んだ理由は、いくいくはトライアスロンへの挑戦も視野に入れていることと、適正なサイズのバイクが少なかったということだという。「エアロロードにしておけばトライアスロンでも使いやすいかと思ったんです。」と今利さん。
ほぼノーマルのままで、目立つパーツはサイクルコンピューターとライトぐらいだが、それも「まずは自分を鍛えるのが先かな、と思ってるんです。脚力を鍛えてから、やっと自転車に不満がでるのかなー、と。」とかなりストイックな姿勢が理由のようでした。
京牟礼公一さん(FOSTEX)アンカー RNC7
京牟礼公一さん(FOSTEX)アンカー RNC7
真っ赤なアンカーのハイエンドクロモリロード、RNC7と走る京牟礼さん。「クロモリバイクが好きで、これ一台でどんなところでも走っちゃうんですよ」とのことで、アンカー日産のようなエンデューロイベントから、ヒルクライムやロングライドまでこのバイクでこなしてしまうのだとか。
なので、軽く、速く走るためのパーツチョイスになっている。フォークはイーストンの軽量モデルEC90SLだし、コンポーネントはスラム RED。ホイールは平坦メインであればこのイーストン EC90AEROを使い、登りがあるコースなら軽量な手組ホイールを使っているのだとか。
ランとバイクで使えるガーミンのForeAthlete 920XTJ
フォークとホイールは両方ともイーストンのEC90 シリーズだ
スヌーピーの一つの顔”JOE COOL”が好きなのだそう。ちなみに下の日時は納車日なんだとか
コンポーネントはスラムRED、チェーンはKMCのX10だ
シートポストやコクピット周りはワンバイエスで統一されているのも美しい。雨のレースということもあり、シートクランプ周りはマスキングテープで防水されているところからもバイクへの愛情が伝わってくるポイントだろう。
サイクルコンピューターはランとバイクで使えるガーミンのForeAthlete 920XTJをクイックリリースキットでマウント。実は京牟礼さん、実はかなり筋金いりのランナーでもあり、フルマラソン3時間14分の記録を持っているのだとか。いくいくはサブスリーを目指すとのこと、頑張ってください!
小山悟慰さん(まりぞう通勤)リブ AVAIL
小山悟慰さん(まりぞう通勤)リブ AVAIL
今回がエンデューロ初出場という小山さんの愛車はリブのAVAIL。女性でも乗りやすいアルミエンデュランスモデルである。自身もカラフルなウエアに身を包む小山さんのこだわりポイントは、ピンクの差し色コーディネート。
「バイクを納車した時に、バーテープをピンクに巻き替えてもらったんです。」というほど、カラーコーディネートへの情熱は並々ならぬものが。バーテープ以外にも、クイックリリースやワイヤーキャップやバルブキャップ、アウター保護材までピンクでまとめられている。
ホイールはキシリウムエキップ、バルブキャップも交換済み
納車時に巻き替えたというバーテープ
納車時に巻き替えたというバーテープ
モートップのピンクアルマイトクイックを使用
一方でホイールはキシリウムエキップへと交換されており、走りの軽さも忘れてはいない。「ロードとしては初めてのバイクなんですが、軽くて乗りやすくてとても気に入ってるんです」とのことで、今回のアンカー日産サイクルパークフェスティバルも満喫されたようでした。
別所美貴さん(まりぞう通勤)スペシャライズド Dolce
別所美貴さん(まりぞう通勤)スペシャライズド Dolce
ピンクのウインドブレーカーが似合う別所さんの愛車はスペシャライズドの女性向けアルミロード Dolce。「黒とピンクの組み合わせがカッコいいなと思って、このバイクを選びました」とのことで、ところどころにさりげなくピンクのパーツが配置されている。
ブラケットの下にはピンク地にホワイトドットのバンドが巻かれていたり、バーエンドプラグがピンクだったり、ボトルケージもピンクだったりと、決して主張しすぎることなく、アクセントとしてセンス良くまとめられていたバイクだった。
補助ブレーキは安心できるという
ブラケット下にドット柄のバンドを巻く
富士ヒルクライムフィニッシャーリングとステッカー
ヘルメットはOGKのREGAS、こちらもピンクだ
コラムスペーサーは今年出場した富士ヒルクライムでゲットしたもの。「あまりタイムは気にせず走りました。あんまり速さを気にすると自転車が嫌いになっちゃいそうななので、マイペースで富士山を楽しみました」と振り返る別所さん。
この大会には2年連続出場している別所さんだが、去年はミニベロで参加されたという。「実はレースデビューカテゴリをレ”ディ”-スデビューと勘違いしちゃって笑。周りはロードレーサーの方ばっかりで、一番後ろを一生懸命走ってました」とのことだが、今年はロードバイクで仲間と走ることが出来て、大満足の1日だったとのことでした。
東元茂樹さん(チームスネル )ラピエール Xelius
東元茂樹さん(チームスネル )ラピエール Xelius
フレンチブランド、ラピエールのオールラウンドレーサー Xeliusを駆るのはチームスネルの東元さん。老舗チームにレーシングロードということで、ベテランの方だろう、と思って声を掛けたのですが、意外や意外、自転車歴はなんと1年と2日目なんだとか。
もともとランニングをされていた東元さんですが、故障がきっかけで自転車に乗り始め、どんどんとハマってしまったのだそう。バイクを購入した3カ月後にはコンポーネントを電動アルテグラへと入れ替えるほどのハマりっぷりを発揮され、すでに2台目を考えているのだとか。
これ以外は考えられないというほどお気に入りのセラSMP DYNAMIC
ジップでまとめられたハンドル周りにガーミンのEdge520がマウントされる
納車後3カ月で交換したという電動アルテグラ
ホイールはエンヴィのSES4.5
ホイールも今日履かれていたエンヴィのSES4.5のほかに、フルクラムのレーシングゼロナイトを所有されているとのこと。「今日は雨だったので、レーシングゼロナイトの方が向いていたかもしれないですね」とは東元さん。サドルもこだわりポイントで、SMPのダイナミックを使用中。「これじゃないともう落ち着かないんです」というお気に入りぶりでした。
これからの季節はランニングメインとなるとのことで、目標を伺ってみたら、「来月は大阪マラソン、その次に神戸マラソンで、最後に東京マラソンですね。自己ベストは3時間23分ですが、そのあたりをキープしていきたいです」とのこと。記録もスゴイですが、3つも人気大会に当選するところもスゴイ。好記録目指してほしいですね。
text&photo:Naoki.YASUOKA
中山由美子さん (CSポジティーボ)キャノンデール Super-Six EVO

レースバイク然とした佇まいのキャノンデールを乗りこなす中山さん。実は大会参加者ではなく、仲間がいないかなーとライドの途中で立ち寄ったのだとか。実業団用のゼッケンプレートが付けられているところからもわかるように、かなりの実走派ライダーの中山さんだが、今年はツール・ド・おきなわが目標レース。
「昨年、先頭集団から千切れて15位だったので、その順位を上回りたいんです。できれば、先頭集団に残って、勝負に絡みたいですね。」とのことだ。このバイクは2013年から乗り続けている愛車で、最近カラーコーディネートを赤からピンクへと変えているという。




バーテープはフィジークのネオンピンクへ交換し、ウエアやヘルメットもピンクの差し色を使ってみたりと、自転車と人のトータルコーディネートがカッコいい。カンパ・コーラスを使っているのは、「カッコいいのと、手が小さいので握りやすいんですよ」、Power2Maxのローターモデルについては「デザインも良いですし、短いクランク長の設定があるカンパ用のパワーメーターが少なくて、P2Mにしています」とのことだった。
今利紗紀さん(横濱共走)リブ ENVIE ADVANCED

3時間ソロで3位に入られたという今利さんの愛車はジャイアントの展開する女性向けブランド、リブのエアロモデルであるENVIE SDVANCED。自転車好きのお父さんのもとで育ち、自身の自転車歴も10年を超えるベテランサイクリストである今利さん。
「初めてロードに乗ったのは、お父さんの自転車なんです。トップチューブに座布団を巻いて、その上に乗せられてました笑」と、かなりの英才教育を受けてきた模様。横浜在住で、会場にも自走で来れるほどなのだとか。




このバイクを選んだ理由は、いくいくはトライアスロンへの挑戦も視野に入れていることと、適正なサイズのバイクが少なかったということだという。「エアロロードにしておけばトライアスロンでも使いやすいかと思ったんです。」と今利さん。
ほぼノーマルのままで、目立つパーツはサイクルコンピューターとライトぐらいだが、それも「まずは自分を鍛えるのが先かな、と思ってるんです。脚力を鍛えてから、やっと自転車に不満がでるのかなー、と。」とかなりストイックな姿勢が理由のようでした。
京牟礼公一さん(FOSTEX)アンカー RNC7

真っ赤なアンカーのハイエンドクロモリロード、RNC7と走る京牟礼さん。「クロモリバイクが好きで、これ一台でどんなところでも走っちゃうんですよ」とのことで、アンカー日産のようなエンデューロイベントから、ヒルクライムやロングライドまでこのバイクでこなしてしまうのだとか。
なので、軽く、速く走るためのパーツチョイスになっている。フォークはイーストンの軽量モデルEC90SLだし、コンポーネントはスラム RED。ホイールは平坦メインであればこのイーストン EC90AEROを使い、登りがあるコースなら軽量な手組ホイールを使っているのだとか。




シートポストやコクピット周りはワンバイエスで統一されているのも美しい。雨のレースということもあり、シートクランプ周りはマスキングテープで防水されているところからもバイクへの愛情が伝わってくるポイントだろう。
サイクルコンピューターはランとバイクで使えるガーミンのForeAthlete 920XTJをクイックリリースキットでマウント。実は京牟礼さん、実はかなり筋金いりのランナーでもあり、フルマラソン3時間14分の記録を持っているのだとか。いくいくはサブスリーを目指すとのこと、頑張ってください!
小山悟慰さん(まりぞう通勤)リブ AVAIL

今回がエンデューロ初出場という小山さんの愛車はリブのAVAIL。女性でも乗りやすいアルミエンデュランスモデルである。自身もカラフルなウエアに身を包む小山さんのこだわりポイントは、ピンクの差し色コーディネート。
「バイクを納車した時に、バーテープをピンクに巻き替えてもらったんです。」というほど、カラーコーディネートへの情熱は並々ならぬものが。バーテープ以外にも、クイックリリースやワイヤーキャップやバルブキャップ、アウター保護材までピンクでまとめられている。




一方でホイールはキシリウムエキップへと交換されており、走りの軽さも忘れてはいない。「ロードとしては初めてのバイクなんですが、軽くて乗りやすくてとても気に入ってるんです」とのことで、今回のアンカー日産サイクルパークフェスティバルも満喫されたようでした。
別所美貴さん(まりぞう通勤)スペシャライズド Dolce

ピンクのウインドブレーカーが似合う別所さんの愛車はスペシャライズドの女性向けアルミロード Dolce。「黒とピンクの組み合わせがカッコいいなと思って、このバイクを選びました」とのことで、ところどころにさりげなくピンクのパーツが配置されている。
ブラケットの下にはピンク地にホワイトドットのバンドが巻かれていたり、バーエンドプラグがピンクだったり、ボトルケージもピンクだったりと、決して主張しすぎることなく、アクセントとしてセンス良くまとめられていたバイクだった。




コラムスペーサーは今年出場した富士ヒルクライムでゲットしたもの。「あまりタイムは気にせず走りました。あんまり速さを気にすると自転車が嫌いになっちゃいそうななので、マイペースで富士山を楽しみました」と振り返る別所さん。
この大会には2年連続出場している別所さんだが、去年はミニベロで参加されたという。「実はレースデビューカテゴリをレ”ディ”-スデビューと勘違いしちゃって笑。周りはロードレーサーの方ばっかりで、一番後ろを一生懸命走ってました」とのことだが、今年はロードバイクで仲間と走ることが出来て、大満足の1日だったとのことでした。
東元茂樹さん(チームスネル )ラピエール Xelius

フレンチブランド、ラピエールのオールラウンドレーサー Xeliusを駆るのはチームスネルの東元さん。老舗チームにレーシングロードということで、ベテランの方だろう、と思って声を掛けたのですが、意外や意外、自転車歴はなんと1年と2日目なんだとか。
もともとランニングをされていた東元さんですが、故障がきっかけで自転車に乗り始め、どんどんとハマってしまったのだそう。バイクを購入した3カ月後にはコンポーネントを電動アルテグラへと入れ替えるほどのハマりっぷりを発揮され、すでに2台目を考えているのだとか。




ホイールも今日履かれていたエンヴィのSES4.5のほかに、フルクラムのレーシングゼロナイトを所有されているとのこと。「今日は雨だったので、レーシングゼロナイトの方が向いていたかもしれないですね」とは東元さん。サドルもこだわりポイントで、SMPのダイナミックを使用中。「これじゃないともう落ち着かないんです」というお気に入りぶりでした。
これからの季節はランニングメインとなるとのことで、目標を伺ってみたら、「来月は大阪マラソン、その次に神戸マラソンで、最後に東京マラソンですね。自己ベストは3時間23分ですが、そのあたりをキープしていきたいです」とのこと。記録もスゴイですが、3つも人気大会に当選するところもスゴイ。好記録目指してほしいですね。
text&photo:Naoki.YASUOKA
Amazon.co.jp