ツアー・オブ・カリフォルニアのエタップに参加した石井美穂さん(通称「ちゅなどん=@chunadon」)。大会参加前にカリフォルニアを自転車で走ったレポートをお届けします。
スーパーマーケットRalphsのデリカテッセンはアメリカ感満載 アメリカは広い!カリフォルニアも広い!ちゅなどんもロードバイクを持ってアメリカへいざ!今回はロサンゼルス近郊を中心に走ってきました。その模様をお届けします。
まずは長時間のフライトと時差ぼけからの解消に軽く乗ったルートをご紹介。
朝食は近くのスーパーマーケットRalphsのデリカテッセンで買ったもので軽く済ませました。朝からスーパーをうろうろするだけですっかりアメリカ感満喫です。と、ここでそんなに時間を取ったんじゃぁ次へ行けないわ、ということで……ささ、走りましょうねー。
宿泊したマリーナ・デル・レイをスタートして海へ向かいます。一歩漕ぎ出せば、カラっとした空気ときらっきらに眩しい陽射し。いつも見てる自分のバイクのカラーリングさえもひときわ鮮やかに見えてしまいます。あぁ、これがカリフォルニアなのね。
ビーチクルーザーのレンタルもあります
その名もボディビルディングドットコム。
ほんの少し公道を走って海岸沿い、観光客向けのショップが並ぶエリアを歩いて見物。音楽が鳴り、カラフルなTシャツや誰がかけるんだろうっていうサングラスがずらり。屋外なのにジムのマシンが並ぶマッスルエリアはみなさん御自慢の筋肉をこれでもか!と見せつけんばかりにトレーニング……。
明るい光の中では何をやっても楽しいでしょう、えぇ。そうでしょう。ビーチクルーザーのレンタルもありますよ。ロードでゆっくり走るより、これに乗ったほうが気分が出るかもね。他にも乗り捨てできるスポンサーロゴ入りのシェアバイクで走っている人もたくさんいました。
砂浜沿いに作られた自転車道「Venice Beach Bike Path」
砂に隠れてしまいそうな路面表示
砂浜沿いに作られた自転車道「Venice Beach Bike Path」を使って北上します。自転車同士、対向する車線がある自転車専用道ですが、ローラーブレードの人もいれば、少ないながら歩行者もいます。なのでゆっくり。前にいる人を追い越したい時は「On your left」と声をかけて左側からパスしてくださいね。
真っ白で広い広い砂浜を見てるだけでスケールの違いにうっとりします。いい天気だし、最高です、カリフォルニア。間違いなくそんな気分になれるでしょう。
何やら古びた観覧車とジェットコースターが見えてきます
この看板は日本でいうところの東海道の始点、すなわち日本橋!
5kmも走れば何やら古びた観覧車とジェットコースターが見えてきます。この古さ、まるで「としまえん」のよう……。でもここはサンタモニカピアです。多くの観光客で賑わっています。Route66と書かれた看板で代わる代わる写真を撮るおじさまおばさまグループ。全体的に年齢層高め。これは日本でいうところの東海道の始点、すなわち日本橋とのこと。ということでーーーちゅなどんも!
さて、ここからビーチを離れ、街中へ。ちょっと高級っぽいショッピングモールを押し歩いて、Broadwayを東へまっすぐ。4kmほどのところにあるHelen’s Cycleさんへ。ここは大型のバイクショップでスポーツ車はもちろん、一般車も扱っています。
一路Helen’s Cycleさんへ
実はちゅなどん、今回の輪行の際、念のために空港でリアディレイラーを外したのですが、その時、エンドのパーツが緩んでいることが判明。手持ちの携帯工具にはない細さのアーレンキーだったので、こちらで締め直しをお願いしました。大変助かりました!
旅先ではどんなトラブルがあるかわからないので、行く先が決まった時点で、滞在先近くのバイクショップを数軒、下調べしておくことをおすすめします。(文末にバイクショップの場所がわかるマップのサイトを載せておくので参考にしてくださいね。)
エンドのパーツを締めなおしていただきました
掲示板を見ていると、ショップのライドの告知が
Fireflyのチタンバイクが展示中。バックのオリジナルペイント画もかっこいいね 待っている間に掲示板を見ていると、ショップのライドの告知が。旅先で気に入ったショップに出会ったら、ライドにジョインしてみるのも良いかもしれません。
もう一軒、道すがら目に付いたバイクショップにも立ち寄りました。Bike Effect。Raphaのウェアやカップ、通販でしか見たことなかったブランドのウェアなどが置いてあり、扱ってるバイクもちょっといいものが多かったです。何より驚いたのは、ちゅなどん、つい先日までチタンバイクのデザインをいろいろと参考にしたくてInstagramを見ていたのだけれど、その時見ていたバイクとここでご対面。
Fireflyというメーカーでした。バックのオリジナルペイント画もかっこいいね。
さて、小腹がすいてきたのでランチにしましょう、と向かった先はアボキニー。いまホットなエリアのひとつだそうです。さてどんなでしょう?
車道の路肩に大きなバイクラックが設置してあったり
どのお店も小さいながらもおしゃれ感漂わせていました
ランチにお邪魔したオーガニックカフェ
エッグベネディクトを頂きました
こじんまりとした個人商店がずらりと並んでいます。車道の路肩に大きなバイクラックが設置してあったりします。日本で少し前にブームになったブルーボトルコーヒーもあるし、それ以外にもコーヒー屋さんが何軒か。きてるんですねぇ。コーヒー。どのお店も小さいながらもおしゃれ感漂わせていました。例えるならば……どこでしょう。代官山?
オーガニックカフェでエッグベネディクトをランチにいただいたあと、少し歩くとさっきバイクショップでかわいいなーと見てたバッグについてたタグのロゴが目に入る。あれ、さっきの?看板に近づいてみると、お店はどうやら建物と建物の間にある細い路地の奥にある模様。バイクを押して奥へ行ってみると……。
LINUSというブランドのヘッドクォーター
バイクバッグ、かわいいTシャツもオリジナル
ぽん、と出たところは明るい中庭になっていて、たくさん並んだかわいらしい自転車のメッキパーツがキラキラしています。緑の蔦が壁を覆った小さな建物。LINUSというブランドのヘッドクォーターだそうです。自転車をはじめバイクバッグ、かわいいTシャツもオリジナル。日本での展開もあるようですよ。
さらに、こちらのお店で「Raphaのポップアップショップがこの先にあるよ」と教えてもらったので、さっそく行ってみました。3月28日までの予定だったのが7月まで期間延長されています。
Raphaのポップアップショップへ
ここでもライドの告知が
ウェアのラインナップはもちろんですが、L.A.ご当地キャップ、Tシャツ、ボトルなど、お土産好適品も揃っていましたよ。ライドもたくさん企画されていました。ドーナツライド……ゴクリ……。ポップアップ期間中に近くまで来ることがあればぜひジョインしてみてくださいね!
さて、スタート地点のマリーナ・デル・レイに戻りつつ、ちょっと立ち寄ったのは運河が引かれた一角。残念ながら水不足によって水量が足りておらず、見た目はちょっと寂しいのですが、住宅地の中を巡る水路にはそれぞれの家が自家用ボートを係留しています。ここは個性的な家が多くあって、家を見ているだけでも楽しいエリアでした。
住宅地の中を巡る水路にはそれぞれの家が自家用ボートを係留しています
夕食に訪れたCafe Marina Del Ray
早めの夕食に訪れたCafe Marina Del Rayはこのエリアを象徴するマリーナに面したレストラン。ロケーション最高です。とってもデートっぽいです。ちょっと静かにワイン飲んで美味しいものを食べたい時にどうぞ。前菜に出していただいたハムやチーズはどれも美味しく、メインのお肉も最高でした。ドレスアップはお好みでどうぞ、という感じですが、レーパン・ジャージはぜひ着替えてからで。
今回のライドのログです 17.6km の観光プチライドで身体を気候と街に慣らせるライドでした。時差もあるし、右側通行に慣れないこともあるので、最初はこんな感じで軽く、がオススメです!明日はもうちょっと遠くまで行きますよ!
ロサンゼルス近郊の自転車道やバイクショップの場所がわかるサイトはこちら。出発地と行き先、道路の安全さの優先順位を入力すると、推奨ルートが表示されます。表示はマイルとフィートですがこういうの、あるとちょっと嬉しいですよね。
http://www.ridethecity.com/la
自転車飛行機輪行に使ったBTB輪行箱のサイトはこちら。
http://www.j-kowa.co.jp/w-shop/bicycle.html
出発前「向こうに着いたら箱がボコボコになってても驚かないように」などと親切な友人たちからアドバイス(脅されて?)いただいていましたが、直行便だったおかげかな?意外と平気でした。クランクの歯型が蓋についてた程度。外側はきれいなものでしたよ。ちなみに、航空会社はアメリカンエアラインでした。到着空港はLAX(ロサンゼルス国際空港)。大型荷物の出口から別で出してもらっていました。
ちゅなどん ちゅなどん プロフィール
自転車好きが高じて一時期飽きるほど自転車に乗り、とうとう自転車に"乗る理由"がなくなってハンドメイドサイクルキャップを制作販売、自走納品する『自作自演型サイクリスト』。
その傍ら、あるときはサイクリングイベント会社で、あるときは自ら企画するイベントでアテンドライドしています。持ち味はよく通る声と年の功からにじみ出る安定感。 サイクルウェアブランドRaphaアンバサダー。ハマっ子歴17年。関西弁ネイティブ。
取材協力 カリフォルニア観光局
http://www.visitcalifornia.com/jp

まずは長時間のフライトと時差ぼけからの解消に軽く乗ったルートをご紹介。
朝食は近くのスーパーマーケットRalphsのデリカテッセンで買ったもので軽く済ませました。朝からスーパーをうろうろするだけですっかりアメリカ感満喫です。と、ここでそんなに時間を取ったんじゃぁ次へ行けないわ、ということで……ささ、走りましょうねー。
宿泊したマリーナ・デル・レイをスタートして海へ向かいます。一歩漕ぎ出せば、カラっとした空気ときらっきらに眩しい陽射し。いつも見てる自分のバイクのカラーリングさえもひときわ鮮やかに見えてしまいます。あぁ、これがカリフォルニアなのね。


ほんの少し公道を走って海岸沿い、観光客向けのショップが並ぶエリアを歩いて見物。音楽が鳴り、カラフルなTシャツや誰がかけるんだろうっていうサングラスがずらり。屋外なのにジムのマシンが並ぶマッスルエリアはみなさん御自慢の筋肉をこれでもか!と見せつけんばかりにトレーニング……。
明るい光の中では何をやっても楽しいでしょう、えぇ。そうでしょう。ビーチクルーザーのレンタルもありますよ。ロードでゆっくり走るより、これに乗ったほうが気分が出るかもね。他にも乗り捨てできるスポンサーロゴ入りのシェアバイクで走っている人もたくさんいました。


砂浜沿いに作られた自転車道「Venice Beach Bike Path」を使って北上します。自転車同士、対向する車線がある自転車専用道ですが、ローラーブレードの人もいれば、少ないながら歩行者もいます。なのでゆっくり。前にいる人を追い越したい時は「On your left」と声をかけて左側からパスしてくださいね。
真っ白で広い広い砂浜を見てるだけでスケールの違いにうっとりします。いい天気だし、最高です、カリフォルニア。間違いなくそんな気分になれるでしょう。


5kmも走れば何やら古びた観覧車とジェットコースターが見えてきます。この古さ、まるで「としまえん」のよう……。でもここはサンタモニカピアです。多くの観光客で賑わっています。Route66と書かれた看板で代わる代わる写真を撮るおじさまおばさまグループ。全体的に年齢層高め。これは日本でいうところの東海道の始点、すなわち日本橋とのこと。ということでーーーちゅなどんも!
さて、ここからビーチを離れ、街中へ。ちょっと高級っぽいショッピングモールを押し歩いて、Broadwayを東へまっすぐ。4kmほどのところにあるHelen’s Cycleさんへ。ここは大型のバイクショップでスポーツ車はもちろん、一般車も扱っています。

実はちゅなどん、今回の輪行の際、念のために空港でリアディレイラーを外したのですが、その時、エンドのパーツが緩んでいることが判明。手持ちの携帯工具にはない細さのアーレンキーだったので、こちらで締め直しをお願いしました。大変助かりました!
旅先ではどんなトラブルがあるかわからないので、行く先が決まった時点で、滞在先近くのバイクショップを数軒、下調べしておくことをおすすめします。(文末にバイクショップの場所がわかるマップのサイトを載せておくので参考にしてくださいね。)



もう一軒、道すがら目に付いたバイクショップにも立ち寄りました。Bike Effect。Raphaのウェアやカップ、通販でしか見たことなかったブランドのウェアなどが置いてあり、扱ってるバイクもちょっといいものが多かったです。何より驚いたのは、ちゅなどん、つい先日までチタンバイクのデザインをいろいろと参考にしたくてInstagramを見ていたのだけれど、その時見ていたバイクとここでご対面。
Fireflyというメーカーでした。バックのオリジナルペイント画もかっこいいね。
さて、小腹がすいてきたのでランチにしましょう、と向かった先はアボキニー。いまホットなエリアのひとつだそうです。さてどんなでしょう?




こじんまりとした個人商店がずらりと並んでいます。車道の路肩に大きなバイクラックが設置してあったりします。日本で少し前にブームになったブルーボトルコーヒーもあるし、それ以外にもコーヒー屋さんが何軒か。きてるんですねぇ。コーヒー。どのお店も小さいながらもおしゃれ感漂わせていました。例えるならば……どこでしょう。代官山?
オーガニックカフェでエッグベネディクトをランチにいただいたあと、少し歩くとさっきバイクショップでかわいいなーと見てたバッグについてたタグのロゴが目に入る。あれ、さっきの?看板に近づいてみると、お店はどうやら建物と建物の間にある細い路地の奥にある模様。バイクを押して奥へ行ってみると……。


ぽん、と出たところは明るい中庭になっていて、たくさん並んだかわいらしい自転車のメッキパーツがキラキラしています。緑の蔦が壁を覆った小さな建物。LINUSというブランドのヘッドクォーターだそうです。自転車をはじめバイクバッグ、かわいいTシャツもオリジナル。日本での展開もあるようですよ。
さらに、こちらのお店で「Raphaのポップアップショップがこの先にあるよ」と教えてもらったので、さっそく行ってみました。3月28日までの予定だったのが7月まで期間延長されています。


ウェアのラインナップはもちろんですが、L.A.ご当地キャップ、Tシャツ、ボトルなど、お土産好適品も揃っていましたよ。ライドもたくさん企画されていました。ドーナツライド……ゴクリ……。ポップアップ期間中に近くまで来ることがあればぜひジョインしてみてくださいね!
さて、スタート地点のマリーナ・デル・レイに戻りつつ、ちょっと立ち寄ったのは運河が引かれた一角。残念ながら水不足によって水量が足りておらず、見た目はちょっと寂しいのですが、住宅地の中を巡る水路にはそれぞれの家が自家用ボートを係留しています。ここは個性的な家が多くあって、家を見ているだけでも楽しいエリアでした。


早めの夕食に訪れたCafe Marina Del Rayはこのエリアを象徴するマリーナに面したレストラン。ロケーション最高です。とってもデートっぽいです。ちょっと静かにワイン飲んで美味しいものを食べたい時にどうぞ。前菜に出していただいたハムやチーズはどれも美味しく、メインのお肉も最高でした。ドレスアップはお好みでどうぞ、という感じですが、レーパン・ジャージはぜひ着替えてからで。

ロサンゼルス近郊の自転車道やバイクショップの場所がわかるサイトはこちら。出発地と行き先、道路の安全さの優先順位を入力すると、推奨ルートが表示されます。表示はマイルとフィートですがこういうの、あるとちょっと嬉しいですよね。
http://www.ridethecity.com/la
自転車飛行機輪行に使ったBTB輪行箱のサイトはこちら。
http://www.j-kowa.co.jp/w-shop/bicycle.html
出発前「向こうに着いたら箱がボコボコになってても驚かないように」などと親切な友人たちからアドバイス(脅されて?)いただいていましたが、直行便だったおかげかな?意外と平気でした。クランクの歯型が蓋についてた程度。外側はきれいなものでしたよ。ちなみに、航空会社はアメリカンエアラインでした。到着空港はLAX(ロサンゼルス国際空港)。大型荷物の出口から別で出してもらっていました。

自転車好きが高じて一時期飽きるほど自転車に乗り、とうとう自転車に"乗る理由"がなくなってハンドメイドサイクルキャップを制作販売、自走納品する『自作自演型サイクリスト』。
その傍ら、あるときはサイクリングイベント会社で、あるときは自ら企画するイベントでアテンドライドしています。持ち味はよく通る声と年の功からにじみ出る安定感。 サイクルウェアブランドRaphaアンバサダー。ハマっ子歴17年。関西弁ネイティブ。
取材協力 カリフォルニア観光局
http://www.visitcalifornia.com/jp
Amazon.co.jp