2016/02/20(土) - 09:38
2月13(土)~2月14日(日)の2日間、埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナにて「埼玉サイクルエキスポ」が開催された。36,000人もの来場者を集めた国内最大規模のサイクルショーの模様をレポートする。
関東全域が季節はずれの暖かさとなったバレンタインデーの週末、埼玉県のさいたまスーパーアリーナにて開催された「埼玉サイクルエキスポ」。埼玉サイクリングショーとして2013年に大宮駅前の鐘塚公園で開催されて以来今回が4回目であり、現在の会場に舞台を移してからは3回目となる。既に東京・埼玉のサイクリストには定番のイベントして認知されてきた感もあるイベントだ。
昨年は2日間で3万人を越える来場を集め、国内最大級のサイクルショーとして存在感を増してきた埼玉サイクルエキスポ。今年は埼京線(りんかい線)で1時間ほどの距離にあるお台場にて行われたシクロクロス東京が同日開催となったが、その影響をものともせず、36,000名の来場を記録した。これまでに引き続き、入場無料ということ、加えて物販があることが盛況の要因となっているようだ。
そんな今年の埼玉サイクルエキスポのコンセプトは「ビギナーもサイクリストも。ファミリーだって!みんな集まれ!『じてんしゃ王国』がいちばん熱くなる2日間!」。実行委員会によると「ドロップハンドルのスポーツ自転車にチャレンジしたいな」と思っているビギナーや「ロングライドもヒルクライムも楽しみたい」というベテランサイクリストはもちろんのこと、「そろそろ子供乗せ自転車が欲しいなぁ」と思っている家族連れまで楽しめるイベントを目指したという。
今年の会場を見回して感じたのは、一般車関連の展示よりもスポーツバイクの比率が高くなっていることだ。そして出展ブースの内容もとても充実しており、初出展となるスペシャライズドやジェイピースポーツグループ(リドレー)に加え、昨年に次ぐ出展となるトレック、スコット、インターマックス、コルナゴなど、約70のスポーツバイク系メーカー・代理店が集結。地元埼玉からはブリヂストンサイクルやホダカ(コーダーブルーム)、三ヶ島ペダル、日東などの出展も。
メーカー系のブースは試乗がメインで、100万円を超えるハイエンドのロードバイクからクロスバイクやミニベロといった街乗り系のモデルまで大量のテストバイクが用意された。それでも各ブースは常にフル稼働状態で、中には長い行列ができるところも。L字を描く1周820mのテストコースから試乗に興じる人の姿が絶えることは無かった。2日間の試乗者数は18,000名と、来場者の半数が試乗を楽しんだことになる。
また、昨年に引き続きコーダーブルームは初めてスポーツバイクに乗るという来場者向けの試乗前講習会を実施。スポーツバイクの基本的な操作方法のレクチャーに加え、今年は股下長さの測定器を用意してサドル高さを割り出すサービスを実施。来場したスポーツバイクビギナー層から好評を集めていた。
試乗と同じく賑わいをみせたのが物販ブース。来場者の中には「お買い得品を目当てに」という方も多かった。タキザワサイクルや埼玉県内に本社を構えるY'sRoad、ヴィクトリアといった販売店系ブースは多くの特価品を用意。ウェアやヘルメットなどのアクセサリー類が中心だったが、中にはフレームやホイールといった大物の目玉商品もあり、各物販ブースは閉場時間まで多くの来場者でごった返していた。
埼玉サイクルエキスポではステージイベントも目玉の一つで、タレントのユージさんや絹代さん、ポタガール埼玉の皆さんなど豪華ゲストも登場。自転車好き芸人で知られる小島よしおさんが登場したステージには毎回多くのオーディエンスが集まった。
会場に入ってすぐに設けられたワークショップステージは、メンテナンスやライディングスキルと言った実践的なセミナーなど、スポーツバイク向けの催しが中心。会場左奥のメインステージでは、EQADSのチームプレゼンテーションやau損保による自転車保険教室と言った自転車系ステージの他に、埼玉クイズ王決定戦などの地域密着系ステージイベントも。
スポーツバイクの比重が高くなった埼玉サイクルエキスポだが、初開催時より力を入れている交通安全啓蒙活動は今回も継続して行われている。au損保が主催した「じてんしゃ安全学校」は、7つの安全教室に参加したキッズに「こどもじてんしゃ免許証」をプレゼントするというもの。7つの教室の中には、オージーケーカブトの「正しいヘルメット装着教室」や、埼玉県警の「おまわりさんによるじてんしゃ安全教室」などがあり、楽しみながら自転車で安全に走るための知識を学ぶことができたようだ。
今年も36,000人という多くの来場者を集め、多彩な出展ブースやステージイベントによって大盛況となった埼玉サイクルエキスポ。スポーツバイク色が濃くなる一方で、安全啓蒙イベントにも積極的であったりと、幅広い層が楽しめるイベントとして埼玉サイクルエキスポは長く開催されていきそうだ。
text&photo:Yuya.Yamamoto
関東全域が季節はずれの暖かさとなったバレンタインデーの週末、埼玉県のさいたまスーパーアリーナにて開催された「埼玉サイクルエキスポ」。埼玉サイクリングショーとして2013年に大宮駅前の鐘塚公園で開催されて以来今回が4回目であり、現在の会場に舞台を移してからは3回目となる。既に東京・埼玉のサイクリストには定番のイベントして認知されてきた感もあるイベントだ。
昨年は2日間で3万人を越える来場を集め、国内最大級のサイクルショーとして存在感を増してきた埼玉サイクルエキスポ。今年は埼京線(りんかい線)で1時間ほどの距離にあるお台場にて行われたシクロクロス東京が同日開催となったが、その影響をものともせず、36,000名の来場を記録した。これまでに引き続き、入場無料ということ、加えて物販があることが盛況の要因となっているようだ。
そんな今年の埼玉サイクルエキスポのコンセプトは「ビギナーもサイクリストも。ファミリーだって!みんな集まれ!『じてんしゃ王国』がいちばん熱くなる2日間!」。実行委員会によると「ドロップハンドルのスポーツ自転車にチャレンジしたいな」と思っているビギナーや「ロングライドもヒルクライムも楽しみたい」というベテランサイクリストはもちろんのこと、「そろそろ子供乗せ自転車が欲しいなぁ」と思っている家族連れまで楽しめるイベントを目指したという。
今年の会場を見回して感じたのは、一般車関連の展示よりもスポーツバイクの比率が高くなっていることだ。そして出展ブースの内容もとても充実しており、初出展となるスペシャライズドやジェイピースポーツグループ(リドレー)に加え、昨年に次ぐ出展となるトレック、スコット、インターマックス、コルナゴなど、約70のスポーツバイク系メーカー・代理店が集結。地元埼玉からはブリヂストンサイクルやホダカ(コーダーブルーム)、三ヶ島ペダル、日東などの出展も。
メーカー系のブースは試乗がメインで、100万円を超えるハイエンドのロードバイクからクロスバイクやミニベロといった街乗り系のモデルまで大量のテストバイクが用意された。それでも各ブースは常にフル稼働状態で、中には長い行列ができるところも。L字を描く1周820mのテストコースから試乗に興じる人の姿が絶えることは無かった。2日間の試乗者数は18,000名と、来場者の半数が試乗を楽しんだことになる。
また、昨年に引き続きコーダーブルームは初めてスポーツバイクに乗るという来場者向けの試乗前講習会を実施。スポーツバイクの基本的な操作方法のレクチャーに加え、今年は股下長さの測定器を用意してサドル高さを割り出すサービスを実施。来場したスポーツバイクビギナー層から好評を集めていた。
試乗と同じく賑わいをみせたのが物販ブース。来場者の中には「お買い得品を目当てに」という方も多かった。タキザワサイクルや埼玉県内に本社を構えるY'sRoad、ヴィクトリアといった販売店系ブースは多くの特価品を用意。ウェアやヘルメットなどのアクセサリー類が中心だったが、中にはフレームやホイールといった大物の目玉商品もあり、各物販ブースは閉場時間まで多くの来場者でごった返していた。
埼玉サイクルエキスポではステージイベントも目玉の一つで、タレントのユージさんや絹代さん、ポタガール埼玉の皆さんなど豪華ゲストも登場。自転車好き芸人で知られる小島よしおさんが登場したステージには毎回多くのオーディエンスが集まった。
会場に入ってすぐに設けられたワークショップステージは、メンテナンスやライディングスキルと言った実践的なセミナーなど、スポーツバイク向けの催しが中心。会場左奥のメインステージでは、EQADSのチームプレゼンテーションやau損保による自転車保険教室と言った自転車系ステージの他に、埼玉クイズ王決定戦などの地域密着系ステージイベントも。
スポーツバイクの比重が高くなった埼玉サイクルエキスポだが、初開催時より力を入れている交通安全啓蒙活動は今回も継続して行われている。au損保が主催した「じてんしゃ安全学校」は、7つの安全教室に参加したキッズに「こどもじてんしゃ免許証」をプレゼントするというもの。7つの教室の中には、オージーケーカブトの「正しいヘルメット装着教室」や、埼玉県警の「おまわりさんによるじてんしゃ安全教室」などがあり、楽しみながら自転車で安全に走るための知識を学ぶことができたようだ。
今年も36,000人という多くの来場者を集め、多彩な出展ブースやステージイベントによって大盛況となった埼玉サイクルエキスポ。スポーツバイク色が濃くなる一方で、安全啓蒙イベントにも積極的であったりと、幅広い層が楽しめるイベントとして埼玉サイクルエキスポは長く開催されていきそうだ。
text&photo:Yuya.Yamamoto
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