2015/12/06(日) - 09:03
ツール・ド・おきなわ大会前日の土曜日に、名護市内で西 加南子さんを囲んで、おいしいパンとコーヒーを楽しみながらの”女子会”が開かれた。女子サイクリストが西さんにサイクル相談を持ちかけるおしゃべりライドだ。
ツール・ド・おきなわのレース本番は11月8日(日)。その前日の7日(土)に、プロレーサーの西加南子さん(LUMINARIA)と一緒に楽しむ女性限定イベント「自転車問答inツール・ド・おきなわ」が開催された。イベントといっても堅苦しいものでなく、早い話が西さんお勧めの美味しいパンとコーヒーをいただきながら女子トークしましょう、というもの。
毎年冬期には沖縄で長期の個人合宿をする西さん
2009年の全日本選手権ロードを38歳で優勝した西さん。2014年はジャパンカップオープン女子で3度目の優勝、2015年もJCF強化指定選手として国内外のレースを走り続ける。「女は年齢じゃない、肌と筋肉だ!」をモットーに、40代にしてトップで活躍し続けるその秘密?を公開しましょう、というもの。事前申し込み制で参加費はたったの1,000円。
西さんは沖縄の練習環境や名護市内の道路、そして美味しい店をよく知っている。じつは西さんは花粉症。そのため影響のない沖縄で毎年2月から3月の間に長期の個人合宿を行なっているのだ。花粉症の人にはお分かりだろうが、強い薬は飲めないし、鼻だけでなく目やのどにも影響を来たし、加えて集中力やパフォーマンスも低下する。花粉症がなく環境のよい沖縄で練習できるのは、まさに一石二鳥だ。
西さんお気に入りの”inno coffee”と”パンパーラーなつめとりこ”
当日は朝から快晴で気温の上がるまさに夏の気候。14時に大会会場に集合し、簡単なミーティングののち自分の自転車か大会が用意したレンタサイクルで距離1kmほど先の名護市営市場へ。ここは2011年までのツール・ド・おきなわで、まちなかクリテリウムやTT、各クラスのフィニッシュ地点になったところだ。目的地は市場隣にある”inno coffee”と”パンパーラーなつめとりこ”。
西さんが名護滞在中に通い詰めているのがこの2店。しかもこのコーヒー屋さんとパン屋さんは隣どうし。これはもう両方をいただくしかない!という環境。そしてお茶会の場所は西さんの休憩場所という店の目の前。11月というのにまるで夏の太陽を、生い茂るねむの木の葉が優しい陰をつくる落ち着いた空間だ。
西さんを囲んで参加者が座ると、まず出てきたのがinno coffeeさんの自家焙煎アイスコーヒー。気温30度近くまで上がっていたので、心地よく、そしてこだわりの自家焙煎コーヒーの香りが素晴らしい!そしてパンパーラーなつめとりこさんからは、一人ひとり紙袋に入ったフレンチトースト、ラスク、ビスコッティが振る舞われた。まずは香ばしく程よい甘さのフレンチトーストで小腹が満たされる。なんて贅沢な時間と空間だこと。西さんが毎日通うのも頷けますね。
西さんに質問! 自転車問答のはじまり
小腹が満たされたら、いよいよ本題の自転車問答のはじまりだ。もちろんこの日はツール・ド・おきなわの前日で、市民50kmからなんと女子国際100kmを走る人も参加!
「食事はどうしたらいい?前日と当日の朝は?」「前の晩はシャワーでなく湯船につかること」「50kmは朝が早いけれど、距離が短いから朝食の摂り方はどうすれば?」「100kmは朝に余裕があって距離も長い。その場合の食事は?」「日焼け止めは何をどう使ったらいい?」などなど、具体的なやり取りができるのでとても実践的だ。
西さんからのおみやげの数々
そしてCCP製の”デカデカサコッシュ70%”には、西さんからのおみやげがいっぱい。このサコッシュはコットン製で横50cm×縦30cmと普通のサコッシュより一回り以上大きい。自転車だけでなく普段使いにもいい。中に入っているのは西さんが普段サポートを受けているグッズ類が。MUSASHIの多機能ドリンク”リプレニッシュ”、美容と健康のアミノ酸”クン”、リカバリーのアミノ酸”ニー”のお試しセット。さすがおきなわに挑む女性向けのセレクトだ。
そして3種類のニューハレテープとアイシング用のコールドシートもセット。関節と筋肉をサポートするテーピングで、その貼り方の実践や、2種類の伸縮率のテープの使い分けなどを西さんから直接伝授。レースなどで西さんが膝回りに貼っているのはおなじみ。やはりサポートグッズは人気が高いです。
女子国際100kmに出る2人も参加
この女子会には翌日のレースで女子最高峰の国際100kmレースに出る人が2人参加。永田直美さん(チーム・フォルツァ!)は今年9月の富士チャレンジ200km女子優勝など、おもにエンデューロ系でのトップ選手のひとり。「西さんは凄い人なのにとてもフレンドリーで楽しかったです。明日の100kmはこの1年の集大成として走ります!」と頼もしい。
地元沖縄県在住の仲村陽子さん(New Sun Racing)は、今年6月のツール・ド・宮古島184kmで優勝するなど強豪選手のひとり。「西さんにあこがれて同じスペシャライズドのS-Works Amiraを買ったんですよ」と仲村さん。「100kmは初めてなので永田さんについていくことが目標です。苦手なコースで厳しいとは思いますが、1年の締めくくりとして一皮剥けたいですね」と意気込みを語る。
「いつもお世話になっている恩返しです」と西さん
西さんは前述のように毎年2月から3月にかけて名護市を拠点として長期の個人合宿を行なっている。そこでは自転車に関わることから食事や生活にいたるまで数々のことでお世話になっているという。
「ふだんから女性のサイクリストに知ってほしいことがたくさんあったので、こういう機会をいただけたことが嬉しいですね。今日集まっていただいた方のざっと半分は地元沖縄の人なんです。沖縄の女性って横のつながりが強くて、行動力があるんですよ」
「ロードレースだけでなくトライアスロンやサイクリングなどみんな集まりますよ。元気いっぱいで楽しんでいる感じですね。そしてこのコーヒーとパンはいつもここで私がいただいているもの。この場所も気に入っていたので、迷わずここに決めました。人も店も、合宿時にお世話になっていることの恩返しです」。
text&photo:Hideaki TAKAGI
ツール・ド・おきなわのレース本番は11月8日(日)。その前日の7日(土)に、プロレーサーの西加南子さん(LUMINARIA)と一緒に楽しむ女性限定イベント「自転車問答inツール・ド・おきなわ」が開催された。イベントといっても堅苦しいものでなく、早い話が西さんお勧めの美味しいパンとコーヒーをいただきながら女子トークしましょう、というもの。
毎年冬期には沖縄で長期の個人合宿をする西さん
2009年の全日本選手権ロードを38歳で優勝した西さん。2014年はジャパンカップオープン女子で3度目の優勝、2015年もJCF強化指定選手として国内外のレースを走り続ける。「女は年齢じゃない、肌と筋肉だ!」をモットーに、40代にしてトップで活躍し続けるその秘密?を公開しましょう、というもの。事前申し込み制で参加費はたったの1,000円。
西さんは沖縄の練習環境や名護市内の道路、そして美味しい店をよく知っている。じつは西さんは花粉症。そのため影響のない沖縄で毎年2月から3月の間に長期の個人合宿を行なっているのだ。花粉症の人にはお分かりだろうが、強い薬は飲めないし、鼻だけでなく目やのどにも影響を来たし、加えて集中力やパフォーマンスも低下する。花粉症がなく環境のよい沖縄で練習できるのは、まさに一石二鳥だ。
西さんお気に入りの”inno coffee”と”パンパーラーなつめとりこ”
当日は朝から快晴で気温の上がるまさに夏の気候。14時に大会会場に集合し、簡単なミーティングののち自分の自転車か大会が用意したレンタサイクルで距離1kmほど先の名護市営市場へ。ここは2011年までのツール・ド・おきなわで、まちなかクリテリウムやTT、各クラスのフィニッシュ地点になったところだ。目的地は市場隣にある”inno coffee”と”パンパーラーなつめとりこ”。
西さんが名護滞在中に通い詰めているのがこの2店。しかもこのコーヒー屋さんとパン屋さんは隣どうし。これはもう両方をいただくしかない!という環境。そしてお茶会の場所は西さんの休憩場所という店の目の前。11月というのにまるで夏の太陽を、生い茂るねむの木の葉が優しい陰をつくる落ち着いた空間だ。
西さんを囲んで参加者が座ると、まず出てきたのがinno coffeeさんの自家焙煎アイスコーヒー。気温30度近くまで上がっていたので、心地よく、そしてこだわりの自家焙煎コーヒーの香りが素晴らしい!そしてパンパーラーなつめとりこさんからは、一人ひとり紙袋に入ったフレンチトースト、ラスク、ビスコッティが振る舞われた。まずは香ばしく程よい甘さのフレンチトーストで小腹が満たされる。なんて贅沢な時間と空間だこと。西さんが毎日通うのも頷けますね。
西さんに質問! 自転車問答のはじまり
小腹が満たされたら、いよいよ本題の自転車問答のはじまりだ。もちろんこの日はツール・ド・おきなわの前日で、市民50kmからなんと女子国際100kmを走る人も参加!
「食事はどうしたらいい?前日と当日の朝は?」「前の晩はシャワーでなく湯船につかること」「50kmは朝が早いけれど、距離が短いから朝食の摂り方はどうすれば?」「100kmは朝に余裕があって距離も長い。その場合の食事は?」「日焼け止めは何をどう使ったらいい?」などなど、具体的なやり取りができるのでとても実践的だ。
西さんからのおみやげの数々
そしてCCP製の”デカデカサコッシュ70%”には、西さんからのおみやげがいっぱい。このサコッシュはコットン製で横50cm×縦30cmと普通のサコッシュより一回り以上大きい。自転車だけでなく普段使いにもいい。中に入っているのは西さんが普段サポートを受けているグッズ類が。MUSASHIの多機能ドリンク”リプレニッシュ”、美容と健康のアミノ酸”クン”、リカバリーのアミノ酸”ニー”のお試しセット。さすがおきなわに挑む女性向けのセレクトだ。
そして3種類のニューハレテープとアイシング用のコールドシートもセット。関節と筋肉をサポートするテーピングで、その貼り方の実践や、2種類の伸縮率のテープの使い分けなどを西さんから直接伝授。レースなどで西さんが膝回りに貼っているのはおなじみ。やはりサポートグッズは人気が高いです。
女子国際100kmに出る2人も参加
この女子会には翌日のレースで女子最高峰の国際100kmレースに出る人が2人参加。永田直美さん(チーム・フォルツァ!)は今年9月の富士チャレンジ200km女子優勝など、おもにエンデューロ系でのトップ選手のひとり。「西さんは凄い人なのにとてもフレンドリーで楽しかったです。明日の100kmはこの1年の集大成として走ります!」と頼もしい。
地元沖縄県在住の仲村陽子さん(New Sun Racing)は、今年6月のツール・ド・宮古島184kmで優勝するなど強豪選手のひとり。「西さんにあこがれて同じスペシャライズドのS-Works Amiraを買ったんですよ」と仲村さん。「100kmは初めてなので永田さんについていくことが目標です。苦手なコースで厳しいとは思いますが、1年の締めくくりとして一皮剥けたいですね」と意気込みを語る。
「いつもお世話になっている恩返しです」と西さん
西さんは前述のように毎年2月から3月にかけて名護市を拠点として長期の個人合宿を行なっている。そこでは自転車に関わることから食事や生活にいたるまで数々のことでお世話になっているという。
「ふだんから女性のサイクリストに知ってほしいことがたくさんあったので、こういう機会をいただけたことが嬉しいですね。今日集まっていただいた方のざっと半分は地元沖縄の人なんです。沖縄の女性って横のつながりが強くて、行動力があるんですよ」
「ロードレースだけでなくトライアスロンやサイクリングなどみんな集まりますよ。元気いっぱいで楽しんでいる感じですね。そしてこのコーヒーとパンはいつもここで私がいただいているもの。この場所も気に入っていたので、迷わずここに決めました。人も店も、合宿時にお世話になっていることの恩返しです」。
text&photo:Hideaki TAKAGI
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