大阪に本拠を構えるサイクルアクセサリーブランド、キャットアイ。多くのライトをラインアップに持つ同社から、明るくコンパクトで使いやすい充電式ライトとして新登場したVOLT200を紹介しよう。



キャットアイ VOLT200キャットアイ VOLT200 photo:Yuya.Yamamoto
リフレクター製造にルーツを持つキャットアイ。そして数多くの自転車用ライトを作ってきた同社がここ最近力を入れているのが充電式ライトの「VOLT」シリーズだ。1200ルーメンという明るさを誇るハイエンドモデルから、コンパクトでリーズナブルなモデルまでが揃う同シリーズに新たに加わったのが200ルーメンの明るさとコンパクトさを両立したモデル、VOLT200だ。

これまでエントリーモデルとして用意されてきたVOLT100は、リーズナブルな価格とコンパクトボディ、普段使いでは十分な100ルーメンという明るさで多くのサイクリストの支持を集めてきた。その人気モデルの長所はそのままに、明るさを大幅に引き上げたのが新登場のVOLT200である。

全長90mmという小ぶりなボディーはそのままに200ルーメンを絞り出す高輝度白色LEDを一灯搭載。前作から明るさが増しているため、より遠く広範囲への配光を実現しており、安全性が高まっている。また、側面にもクリアパーツが広がっており、横方向からの被視認性も確保してあるため、不意な飛び出しなどへの抑制効果もあるだろう。

USBポートはボディ後部に備えられている。シリコンのカバーによって防水性も高められているUSBポートはボディ後部に備えられている。シリコンのカバーによって防水性も高められている 工具無しで取り付けることができるフレックスタイトブラケット工具無しで取り付けることができるフレックスタイトブラケット

ボディの大きさが変わらないにもかかわらず、電池容量も1000mAhと前作より200mAh増量している。明るさが倍増しているが、ランタイムもハイモードで約2時間、ローモードで約6時間、点滅は約30時間と前作と同様となっている。容量に余裕があるため、日中にデイライトとして使用しても問題ないだろう。

操作方法も簡単で、電源ボタンの長押しでオン/オフ、クリックでハイモードとローモードの切り替え、ダブルクリックで点滅モードへの移行となっている。モードメモリ機能のおかげで、消灯時のモードから点灯させることができる。

足元はワイドに照らしつつ、前方へと強力な光を発している足元はワイドに照らしつつ、前方へと強力な光を発している
足元の光が強いため、安心して乗ることができる足元の光が強いため、安心して乗ることができる ボディの切り欠きによってサイドからの被視認性が向上しているボディの切り欠きによってサイドからの被視認性が向上している


また、電源ボタンはバッテリーインジケータにもなっており、充電のタイミングを点灯して知らせてくれる。充電は付属するMicro-USBケーブルによって行い、約3時間で充電が完了するので、通勤などでも使いやすいだろう。固定に用いるブラケットはキャットアイ独自のフレックスタイトブラケット。工具不要で、どこにでも取り付けやすい使い勝手の良いブラケットだ。

前作に比べて、明るさは倍増しながらも価格はわずか300円アップの4,500円に抑えられているのも定番モデルとしては嬉しいポイント。また、わずかであるが、重量が58gと7g軽量化されているのも小さくはあるが改良点としてあげられるだろう。バイクのシルエットを崩したくないが、明るめのライトが欲しいという方にはぴったりのモデルとなるのではないだろうか。



キャットアイ HL-EL151RC(VOLT200)
サイズ:90 x 34 x 35 mm
重量:58g
光源:高輝度白色LED 1灯
使用電池:Li-ion 3.7V 1000mAh
使用時間:約2時間(ハイ)、約6時間(ロー)、約30時間(点滅)
標準充電時間:約3時間
繰返し充放電回数:標準300回 (定格容量の70%の容量低下まで)
価格:4,500円(税抜)
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