2015/09/03(木) - 09:31
8月22日(土)、23日(日)の2日間にわたって開催されたシマノ鈴鹿ロードに出展していたメーカーや輸入代理店のブースから気になる製品をピックアップ。今回はトレンドとなっているエアロロードバイクとアルミロードレーサー、レースには欠かせないウェアを紹介します。
50社以上が出展したシマノ鈴鹿ロードのブースエリア
「ホビーレーサーの祭典」と名高いシマノ鈴鹿ロード。メインのレース以外にも出展ブースが豪華なことはご存知だろうか。キャノンデールやスペシャライズド、トレック、スコット、BMC…。ワールドツアーレースの舞台を走るライダー達を支えるバイクやパーツをつくる有名ブランドがシマノ鈴鹿ロードに揃っているのだ。
ツール・ド・フランスの直前に発表された新型バイクが一堂に会し、試乗だって思う存分にできる。1日中、走って、見て、乗って楽しめるのがシマノ鈴鹿なのだ。それではカテゴリー別に、前後編に分けて紹介していこう。今回は自転車界トレンドの最先端、「エアロ」と「アルミ」、「アパレル」に着目。
空力性能の進化は留まることを知らず。続々と登場したエアロ系バイクをピックアップ
表彰台の目の前にブースを構えたスコットからは新型FOILをピックアップ
ツール・ド・フランスの開幕に合わせて各メーカーがニューモデルをデビューさせる流れは既に定着したもの。そこから1ヶ月半という僅かな間だが、シマノ鈴鹿には話題を巻き起こす最中のモデルが大集合した。今最もほっとなカテゴリーであるエアロロードバイクで見れば、オリカ・グリーンエッジやIAMサイクリングが駆るスコット、エティックス・クイックステップやティンコフ・サクソ、アスタナが使用するスペシャライズド、そしてトレックファクトリーチームが駆るマドンがそれだ。
まずは表彰台にほど近く、大きなバルーンロゴが目立っていたスコットは、現代のエアロロードフレームにおけるトレンドを創りだした名車「FOIL(フォイル)」の新型を引っさげ、シマノ鈴鹿ロードに出展していた。会場内でも先代はよく目にするだけあって、数多くの来場者が一新されたフレーム形状をチェックしに足を運んでいたようだ。
各社に先駆けて先鞭をつけたカムテール形状はそのままに、最先端トレンドを取り込み進化したフレーム形状。しかもフレームだけではなく、ステム/ハンドル一体式の専用バーを導入するあたりに、スコットの本気を窺い知ることができた。専用品だけに、実物を見ることができるのはとてもありがたい。
カムテール形状を採用したオリジナルハンドルを搭載している
フォーククラウンとダウンチューブが一体型のようなインテグレーテッドデザインが用いられている
リア三角形はコンパクトにまとめ、空気抵抗の削減を図っている
エイプリールフールネタとして登場したCARBON EXPERTS 七輪
そして、スコットは「CARBON EXPERTS」と銘打ちカーボン素材にも力を入れているブランドでもあり、そのテクノロジーを活かしたハイエンド素材「HMX」を新型FOILに採用している。それによって、945g(フレーム重量)というエアロロードの中では比較的軽量に仕上がっている。
スコットブースには今年のエイプリールフールネタとしてリリースした「CARBON EXPERTS 七輪」が置いてあった。スコットのカーボン→炭素→炭というジョークには、思わずニンマリ。来年のエイプリールフールも何かネタを仕込んでくるのか、半年後が楽しみになるブースだった。
次は、アルベルト・コンタドールのジロ・デ・イタリア制覇に貢献したTarmacを試乗車として用意していたスペシャライズドを紹介しよう。試乗車の人気はもちろんだが、来場者の注目を集めていたのは新型VENGEだ。新型のデビュー戦ツール・ド・スイス 第6ステージでのペーター・サガンの優勝や、ツール・ド・フランス 第6ステージでのマーク・カヴェンディッシュの優勝によって、実力が示されたバイクをひと目見ようと多くの来場者が訪れていた。
新型VENGE ViASには多くの来場者の目をひいていた
TTマシンのようなシートステー接合部と、ユニークな配置のリアブレーキ
空力を煮詰めた結果ハンドルバーのライズ量によってポジションを変更する
新型VENGEは、フレームワークからブレーキ、ハンドル、ステム、ワイヤリングまでViASと称すインテグレーテッド設計を行うことで、徹底的に空力性能を向上させた1台。(テクノロジーの詳細などはスペシャルコンテンツに詳しい)
常識を打ち破るようなフォルムのブレーキやハンドル周りは、サイクリストたちの興味の目をひいたようで、人垣でいっぱいになる場面も。中でも熱心なライダーはスタッフの方に仕組みなどを聞いていたようだ。Tarmacに乗り、新型VENGEをタップリと見ることができる、なんとも贅沢なブースだった。
トレックからは新型Madoneをピックアップ
新型Madoneの試乗車をシマノ鈴鹿に持ち込んだのはトレックだ。ツール直前に発表された新型Madoneは、トレンドに追従するかのようにエアロ化を推し進めており、KVF(カムテール)のチュービングは洗練され、トレックファクトリーレーシングの別府史之に「こんなに速いバイクに乗ったことがない」と言わしめるほど。
そして、今まではエンデュランスモデルに搭載されていた振動吸収機構"Iso Speed"が搭載された点が、来場者の注目の的だった。この機構を見るだけではなく試そうと試乗車を借りる来場者も数多く、実際の性能を堪能していたようだ。筆者も試乗してみたかったが、仕事のためお預け。
エアロロードにもIsoSpeedを搭載することで、快適性を増している
Madoneの9シリーズを表すロゴがあしらわれている
ブレーキはセンタープルのオリジナル品を使用している
船首のような形状のヘッドチューブ。ハンドルを左右に振るとチューブの下部が開閉されるギミックが仕込まれている
機能面も重要だが、このバイクの開発には日本人エンジニアの鈴木未央さんが深く関わっていることにも注目したい。どこか遠くの存在だと感じていた、ロードバイク開発競争も日本人が携わっていると聞けば少し近く感じられるのは筆者だけだろうか(実際雲の上の存在だが)。開発の第一線で活躍している彼女のインタビューはこちらから。
各社の技術の粋を集めた高い戦闘力を備えるアルミロードレーサー
今年生まれ変わったばかりのアルミレーサーCAAD12
カーボンバイクのみならずアルミロードの進化は止まることはない。CAAD9、CAAD10とアルミロードバイクの金字塔を打ち立ててきたキャノンデールは、さらにアルミロードを進化させたCAAD12を発表した。カーボンロードのハイエンドSUPERSIX EVO HI-MODのテクノロジーを多く取り入れることで、より軽く、高剛性なバイクへと仕上がっている1台だ。
キャノンデールブースではSUPERSIX EVO HI-MODとならび、高い人気を見せていたCADD12。アワーグラス形状となったヘッドチューブや、5mm幅広くなったBB30A、BB周辺で幅広くなるシートステーなど剛性を向上させる変更点は数多い。さらに薄く仕上げられたシートステーは快適性に貢献している。
アワーグラス形状のヘッドチューブは前モデルよりも剛性が強化されているという
アルミを得意とするキャノンデールらしく接合部はキレイだ
ダウンチューブを接合部付近を大径化することで強度、剛性の向上を図った
SUPERSIX EVO Hi-MODと同様のBB30A規格とすることで、レーサーらしい剛性を獲得した
このようにCAAD10よりも戦闘力を高めたアルミロードレーサーCAAD12は、アルミバイクに乗っているライダーから、すでにカーボンバイクに乗っているライダーまで、幅広い層から人気が高かったようだ。中には熱心に説明を聞き、今後のバイク選びの参考にしている方もいたようだ。
そして、シマノ鈴鹿ではBMCもアルミロードレーサー「teammachine ALR01」を試乗車として用意していた。このアルミバイクはSLRと同じ形状のフロントフォーク、コンパクトなリア三角形、剛性が高いBB周りなど、BMCレーシングも使用するteammachine SLR01のDNAを受け継ぐ、レース用マシンである。
試乗車として用意されていたのは、コンポーネントにシマノ デュラエース、ハンドルバーやステム、シートピラーにはFSAのK-WINGなど軽量パーツ、セラミックベアリングをアッセンブルしていた1台。完成車重量7.0kg(サイズ54)という販売ラインアップにはない特別な1台であるが、チューンアップ次第ではカーボンバイクに劣らない重さに仕上げられることを示していた。
BMCブランドマネージャー、ザックさんのイチオシはアルミのteammachine ALR01
カーボンバイクと同様にシートステーの接合部を下に移すことで剛性を強化
溶接跡はキレイに処理されている
限定アパレルもお披露目!ウェアブランドにフォーカス
いきなり話が飛んでしまうが、F1チームやドライバーとスポーツサイクリングの距離が近いことはご存知だろうか。現在、マクラーレン・ホンダに在籍しているフェルナンド・アロンソは、プロサイクリングチームをつくろうとしていたほど。日本では片山右京さんが旗をあげたチーム右京が有名だろう。
そんな接点が多いF1とロードバイクの世界に、最近またF1の強豪チーム"メルセデス"とスイスのウェアブランド"アソス"がパートナーシップを締結するという接点が生まれていた。今回のシマノ鈴鹿では、アソス製のメルセデスジャージが展示されていたのだ。レーシングカーのようにド派手ではなく、スタイリッシュなグラフィックで、F1を知らなくても手にとってしまいそうなデザインで、興味を持たれた方はいたのではないだろうか。国内の販売は未定とのこと。
シマノ鈴鹿ロードで初めてお披露目されたウエイブニャンジャージ。人気が高く完売御礼だったそうだ
イベント出展限定で販売されているカペルミュールの和テイストカラーの半袖ジャージ
背中には縦ジップ式ポケットが備えられており、実用性にも優れている
右袖には家紋のようなエンブレムがあしらわれている
ウエイブワンのブースでは、シマノ鈴鹿が開幕するタイミングでイベント限定「ウエイブニャン」ジャージが販売されていた。実は午後に伺った時点で既に完売御礼(写真は展示用)。マスコットキャラクターを散りばめた可愛らしく、人気がでるのも納得だ。和テイストなカラーリングのイベント限定ジャージも注目を集めていたようだ。
そして、ウェアアクセサリーブランドの中からピックアップするのはHALO(ヘイロー)。特許を取得したシリコンバンドによって額から汗が顔に垂れ落ちないようにしたヘッドバンドをリリースするブランドであり、マネキンを使用して実演ディスプレーを行っていた。シマノ鈴鹿ロードで言えば1時間サイクルマラソンや2時間エンデューロなど長時間走行し、大量の汗をかくときに、汗が目に入らないようにするために役立ちそうだ。
アソスとパートナーシップを結んだメルセデスF1チームのサイクリングジャージ。奥はツール・ド・スイスの総合ジャージ
チャンピオンシステムの担当者オススメはソックスとサマースーツだ
HALOのヘッドバンドはマネキンを使用して実演されていた
オーダーウェアのサンプルを数多く並べていたのはチャンピオンシステム。同社でウェアを制作したサイクリストたちが多く訪れて、戦果などを報告していたという。ブース担当者のおすすめアイテムは全面デザイン可能なソックスと、この時期のレースにピッタリなサマースーツの2種類。来年のシマノ鈴鹿に向けてオーダーの仕方を聞きにきた参加者もいたようだ。
text:Gakuto.Fujiwara
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「ホビーレーサーの祭典」と名高いシマノ鈴鹿ロード。メインのレース以外にも出展ブースが豪華なことはご存知だろうか。キャノンデールやスペシャライズド、トレック、スコット、BMC…。ワールドツアーレースの舞台を走るライダー達を支えるバイクやパーツをつくる有名ブランドがシマノ鈴鹿ロードに揃っているのだ。
ツール・ド・フランスの直前に発表された新型バイクが一堂に会し、試乗だって思う存分にできる。1日中、走って、見て、乗って楽しめるのがシマノ鈴鹿なのだ。それではカテゴリー別に、前後編に分けて紹介していこう。今回は自転車界トレンドの最先端、「エアロ」と「アルミ」、「アパレル」に着目。
空力性能の進化は留まることを知らず。続々と登場したエアロ系バイクをピックアップ
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まずは表彰台にほど近く、大きなバルーンロゴが目立っていたスコットは、現代のエアロロードフレームにおけるトレンドを創りだした名車「FOIL(フォイル)」の新型を引っさげ、シマノ鈴鹿ロードに出展していた。会場内でも先代はよく目にするだけあって、数多くの来場者が一新されたフレーム形状をチェックしに足を運んでいたようだ。
各社に先駆けて先鞭をつけたカムテール形状はそのままに、最先端トレンドを取り込み進化したフレーム形状。しかもフレームだけではなく、ステム/ハンドル一体式の専用バーを導入するあたりに、スコットの本気を窺い知ることができた。専用品だけに、実物を見ることができるのはとてもありがたい。
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スコットブースには今年のエイプリールフールネタとしてリリースした「CARBON EXPERTS 七輪」が置いてあった。スコットのカーボン→炭素→炭というジョークには、思わずニンマリ。来年のエイプリールフールも何かネタを仕込んでくるのか、半年後が楽しみになるブースだった。
次は、アルベルト・コンタドールのジロ・デ・イタリア制覇に貢献したTarmacを試乗車として用意していたスペシャライズドを紹介しよう。試乗車の人気はもちろんだが、来場者の注目を集めていたのは新型VENGEだ。新型のデビュー戦ツール・ド・スイス 第6ステージでのペーター・サガンの優勝や、ツール・ド・フランス 第6ステージでのマーク・カヴェンディッシュの優勝によって、実力が示されたバイクをひと目見ようと多くの来場者が訪れていた。
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キャノンデールブースではSUPERSIX EVO HI-MODとならび、高い人気を見せていたCADD12。アワーグラス形状となったヘッドチューブや、5mm幅広くなったBB30A、BB周辺で幅広くなるシートステーなど剛性を向上させる変更点は数多い。さらに薄く仕上げられたシートステーは快適性に貢献している。
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試乗車として用意されていたのは、コンポーネントにシマノ デュラエース、ハンドルバーやステム、シートピラーにはFSAのK-WINGなど軽量パーツ、セラミックベアリングをアッセンブルしていた1台。完成車重量7.0kg(サイズ54)という販売ラインアップにはない特別な1台であるが、チューンアップ次第ではカーボンバイクに劣らない重さに仕上げられることを示していた。
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text:Gakuto.Fujiwara
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