2015/08/07(金) - 09:06
日本最高所の車道峠として有名な山梨県の大弛峠。この地を舞台とした自転車イベントとしては初となる「戦国ヒルクライム in 山梨・大弛峠」が8月2日(日)に開催された。夏の青空の下、初回大会を400人のライダーが駆け抜けた様子をお届けしよう。
初回大会となった戦国ヒルクライムin大弛峠
武田信玄ゆかりの地である山梨県。その北部に位置する山梨市から、長野県南佐久へと向かう峠が大弛峠だ。2015年現在、自家用車で通行できる日本最高所の峠として、一度は名を聞いたことがある人も多いだろう。峠としては、距離30km標高差約1,900mと、UCIレースでいうところの「超級」カテゴリに分類される峠である。
なので、自転車乗りにとっては「日本のガリビエ峠」だとか「日本のラルプデュエズ」なんて呼ぶ人もおり、一度は登ってみたいという憧れの対象でもある。しかし意外なことに、これまで本格的な自転車イベントが行われてきたことは無かった。そんな大弛峠を舞台に初めて開催されたヒルクライムレースが「戦国ヒルクライムin大弛峠」なのだ。
早くから準備に余念がありません
学校がメイン会場となるので、鉄棒がラック代わりに
紅富士太鼓の演奏もありました
受付となる体育館の周りに沢山人が集まります
否が応でも期待が膨らむ大会である戦国ヒルクライムin大弛峠。コースとなるのは大弛峠のなかでも走りやすい琴川ダムまでの、距離11.5km、標高差822mとなっている。加えて3kmほどのパレード区間があるので、登りごたえは十分だ。
さて、大会当日の朝、会場となる牧丘小学校には続々と参加者の車が集まってくる。パレードスタート地点となる学校のグラウンドが駐車場となっているので、準備を車で済ませても移動の手間が無いのは非常にありがたいポイントだろう。夏真っ盛りではあるものの、標高が高いことと朝早いことでそこまで気温は高くない。ズラリと参加者たちが整列すると、開会式が始まった。
地元の紅富士太鼓による演奏から始まった開会式は、山梨市市長や安田大サーカスの団長安田さんをはじめとした方々の激励の言葉、そして山伏さんたちによる安全祈祷によって締めくくられ、勇壮な法螺貝の音と共にパレード走行が始まった。リアルスタートとなるのは、大会会場より3kmほど登った交差点からとなるのだ。
スタート15分前には多くの人が整列していた
開会式では山伏さんによる祈祷も行われる
メイン会場から続々と参加者が走りだしていく
パレード区間を走る参加者たち
先導バイクに従ってパレードラン
競技時間の短いヒルクライムレースだと、ウォーミングアップが大切になってくる。朝も早いので身体も動きづらいし、故障の原因にもなるからだ。実際、レース慣れした人達はローラーを回したり、会場周辺でアップをしていた。しかし、この大会ではパレードラン区間がかなり長くとられるので、ウォームアップしていない人でも自然と身体を温めてから本番に臨むこととなる。
リアルスタート地点で再び整列したのち、チャンピオンクラスから順次スタートを切っていく。交差点を左に曲がると直登区間が現れる。9%程度の勾配がずっと連続するため、元気なうちに飛ばし過ぎてしまうと、後々辛くなりそうなポイントだ。ここを耐えると、森の中へと入っていくことになる。
リアルスタートを切るチャンピオンクラス。初代戦国ヒルクライムチャンピオンに輝くのは誰だ?
琴川の滝を横目に見つつ登っていきます
このヘアピンのあたりがちょうど中間地点あたりです
残り6km
乙女湖から流れ出る琴川に沿って標高を稼いでいくこととなるのだが、まず目安となるのは3km地点に現れる滝を横切る橋。ここまではリズムを取りづらい直線区間が多かったが、ここから先は九十九折れが現れいかにも「峠」といった様子になる。また、木陰も増えるため陽射しが高くなってきた時間にもかかわらず、快適に登ることができるのだ。
木漏れ日の中を走る区間はしばらく続くことになる。涼しい高地の空気を感じながらテンポよく登り続ける参加者のみなさんを見ていると、真夏とは思えない気持ち良さを感じる。この森の中を走る区間は大体5kmほど続くことに。給水所が現れ、水を受け取るとその先は一気に視界が開けることとなる。
走りながら給水を受け取ることができる
小学生の女の子も登っていました。ちなみに小学生高学年の部で準優勝しています。
ラスト3kmは開けた眺望の中を進むことに
遠目には塩山の市街が広がっています
11kmのヒルクライム、お疲れ様でした
スタッフが健闘をたたえてくれる
この先は、緑のトンネルを走ってきたようなそれまでと異なり、一気に下界を見渡すことができる。ただ、勾配も相応にきついので、その眺望を楽しむ余裕があるかは人それぞれ。陽射しが照りつけてくるが、直前に設置された給水所と、標高による気温の低下のおかげもあってそこまで厳しい暑さを感じるほどではない。
そして、3kmほどこの区間を走り終えるとついにゴール。フィニッシュ地点から、荷物預かりなどがある乙女湖へと少し下ることに。ゴール会場では、給水所や記念撮影パネルなどが用意され、完走の喜びに浸ることが出来る。下山準備を整えたら、もう一度フィニッシュ地点へと戻り、下山の途に。
ゴール地点で今中さんと記念撮影
乙女湖を見ながら下山地点へと向かいます
ほうとう日本一の「歩成」自慢の黄金ほうとうが振る舞われました
ブドウが名産の山梨らしく大会オリジナルワインやブドウジュースも販売されていました
疲れた体に黄金ほうとうの滋味が沁み入ります
冷やされた桃が最高!
メイン会場に下りるころには陽射しもすっかりきつくなっており、すっかり真夏日に。そんな中で、メイン会場で振る舞われた「歩成」の黄金ほうとうは、塩分が抜けた身体に沁みわたる旨さ。なんとほうとう日本一と名高いお店とのことで、暑い中でも思わず完食してしまうだけの味だった。
そして、デザートには桃が丸ごと一つ配られるのだ。フルーツ王国でもある山梨でちょうど獲れたての白桃は、甘くておいしい!この時期は桃とブドウがハイシーズンで、コース沿いの農園でもブドウと桃が沢山栽培されていた。ジューシーな桃の果汁が暑さにやられた参加者の喉をうるおしてくれた。
そして、初回大会の記念すべき表彰式が始まった。まず先鋒を務めたのは仮装賞。戦国ヒルクライムと言うだけあって、この賞に選ばれたのは全身を甲冑に身を包んだ田中さん。全てを作るのに3カ月ほどかかったという鎧は、木製ながらも糸縅された本格的な一品。兜もヘルメットをベースに作られているのを感じさせない完成度だった。他にも、頂上で募集された「名言賞」といった変わり種の表彰があるのがこの大会のユニークなポイント。
仮装賞の田中さんを囲むゲストの今中さんと安田さん、そして大会を盛り上げてくれた刀剣乱舞コスプレイヤーのみなさん
兜はヘルメットを装飾しているんですね。
入賞者大集合!
その後、表彰はジュニアの部、女子の部と順にすすみ、初開催となるこの大会の頂点を決めるチャンピオンの部へと移る。記念すべき第1回大会を制したのは、各所のヒルクライム大会で活躍するチームUKYO Reveの乾友行さん。今後の大会でのベンチマークとなるだろう優勝タイムは33分53秒。今後、このタイムを目指して多くのヒルクライマーが大弛峠へと向かうこととなるだろう。
初回大会ながらも、涼しく走りやすいコース、初心者でも走りやすい難易度、ほうとうや桃といった地元の味覚が味わえるということもあり、今後さらに大きくなりそうな「戦国ヒルクライムin大弛」。大会としても、いくいくは乙女湖ゴールではなく、峠の頂上まで伸ばしたいということ。そうなった時には、日本最高峰のヒルクライム大会の一つとなるだろう。
また、8月9日には戦国ヒルクライムシリーズの韮崎・甘利山大会が同じ山梨県で開催される。ダブルエントリー特典もあり、2大会を走ることで甲斐の国のヒルクライムを満喫することができるのだ。2つの大会での総合成績を競う部門もあるので、夏のヒルクライムシーズンがより充実することは間違いないだろう。
text&photo:Naoki.YASUOKA
![初回大会となった戦国ヒルクライムin大弛峠](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi044.jpg)
武田信玄ゆかりの地である山梨県。その北部に位置する山梨市から、長野県南佐久へと向かう峠が大弛峠だ。2015年現在、自家用車で通行できる日本最高所の峠として、一度は名を聞いたことがある人も多いだろう。峠としては、距離30km標高差約1,900mと、UCIレースでいうところの「超級」カテゴリに分類される峠である。
なので、自転車乗りにとっては「日本のガリビエ峠」だとか「日本のラルプデュエズ」なんて呼ぶ人もおり、一度は登ってみたいという憧れの対象でもある。しかし意外なことに、これまで本格的な自転車イベントが行われてきたことは無かった。そんな大弛峠を舞台に初めて開催されたヒルクライムレースが「戦国ヒルクライムin大弛峠」なのだ。
![早くから準備に余念がありません](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi037.jpg)
![学校がメイン会場となるので、鉄棒がラック代わりに](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi038.jpg)
![紅富士太鼓の演奏もありました](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi039.jpg)
![受付となる体育館の周りに沢山人が集まります](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi040.jpg)
否が応でも期待が膨らむ大会である戦国ヒルクライムin大弛峠。コースとなるのは大弛峠のなかでも走りやすい琴川ダムまでの、距離11.5km、標高差822mとなっている。加えて3kmほどのパレード区間があるので、登りごたえは十分だ。
さて、大会当日の朝、会場となる牧丘小学校には続々と参加者の車が集まってくる。パレードスタート地点となる学校のグラウンドが駐車場となっているので、準備を車で済ませても移動の手間が無いのは非常にありがたいポイントだろう。夏真っ盛りではあるものの、標高が高いことと朝早いことでそこまで気温は高くない。ズラリと参加者たちが整列すると、開会式が始まった。
地元の紅富士太鼓による演奏から始まった開会式は、山梨市市長や安田大サーカスの団長安田さんをはじめとした方々の激励の言葉、そして山伏さんたちによる安全祈祷によって締めくくられ、勇壮な法螺貝の音と共にパレード走行が始まった。リアルスタートとなるのは、大会会場より3kmほど登った交差点からとなるのだ。
![スタート15分前には多くの人が整列していた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi043.jpg)
![開会式では山伏さんによる祈祷も行われる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi003.jpg)
![メイン会場から続々と参加者が走りだしていく](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi006.jpg)
![パレード区間を走る参加者たち](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi007.jpg)
![先導バイクに従ってパレードラン](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi009.jpg)
競技時間の短いヒルクライムレースだと、ウォーミングアップが大切になってくる。朝も早いので身体も動きづらいし、故障の原因にもなるからだ。実際、レース慣れした人達はローラーを回したり、会場周辺でアップをしていた。しかし、この大会ではパレードラン区間がかなり長くとられるので、ウォームアップしていない人でも自然と身体を温めてから本番に臨むこととなる。
リアルスタート地点で再び整列したのち、チャンピオンクラスから順次スタートを切っていく。交差点を左に曲がると直登区間が現れる。9%程度の勾配がずっと連続するため、元気なうちに飛ばし過ぎてしまうと、後々辛くなりそうなポイントだ。ここを耐えると、森の中へと入っていくことになる。
![リアルスタートを切るチャンピオンクラス。初代戦国ヒルクライムチャンピオンに輝くのは誰だ?](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi010.jpg)
![琴川の滝を横目に見つつ登っていきます](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi048.jpg)
![このヘアピンのあたりがちょうど中間地点あたりです](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi050.jpg)
![残り6km](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi015.jpg)
乙女湖から流れ出る琴川に沿って標高を稼いでいくこととなるのだが、まず目安となるのは3km地点に現れる滝を横切る橋。ここまではリズムを取りづらい直線区間が多かったが、ここから先は九十九折れが現れいかにも「峠」といった様子になる。また、木陰も増えるため陽射しが高くなってきた時間にもかかわらず、快適に登ることができるのだ。
木漏れ日の中を走る区間はしばらく続くことになる。涼しい高地の空気を感じながらテンポよく登り続ける参加者のみなさんを見ていると、真夏とは思えない気持ち良さを感じる。この森の中を走る区間は大体5kmほど続くことに。給水所が現れ、水を受け取るとその先は一気に視界が開けることとなる。
![走りながら給水を受け取ることができる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi016.jpg)
![小学生の女の子も登っていました。ちなみに小学生高学年の部で準優勝しています。](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi017.jpg)
![ラスト3kmは開けた眺望の中を進むことに](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi052.jpg)
![遠目には塩山の市街が広がっています](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi054.jpg)
![11kmのヒルクライム、お疲れ様でした](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi019.jpg)
![スタッフが健闘をたたえてくれる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi020.jpg)
この先は、緑のトンネルを走ってきたようなそれまでと異なり、一気に下界を見渡すことができる。ただ、勾配も相応にきついので、その眺望を楽しむ余裕があるかは人それぞれ。陽射しが照りつけてくるが、直前に設置された給水所と、標高による気温の低下のおかげもあってそこまで厳しい暑さを感じるほどではない。
そして、3kmほどこの区間を走り終えるとついにゴール。フィニッシュ地点から、荷物預かりなどがある乙女湖へと少し下ることに。ゴール会場では、給水所や記念撮影パネルなどが用意され、完走の喜びに浸ることが出来る。下山準備を整えたら、もう一度フィニッシュ地点へと戻り、下山の途に。
![ゴール地点で今中さんと記念撮影](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi056.jpg)
![乙女湖を見ながら下山地点へと向かいます](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi060.jpg)
![ほうとう日本一の「歩成」自慢の黄金ほうとうが振る舞われました](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi027.jpg)
![ブドウが名産の山梨らしく大会オリジナルワインやブドウジュースも販売されていました](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi028.jpg)
![疲れた体に黄金ほうとうの滋味が沁み入ります](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi030.jpg)
![冷やされた桃が最高!](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi029.jpg)
メイン会場に下りるころには陽射しもすっかりきつくなっており、すっかり真夏日に。そんな中で、メイン会場で振る舞われた「歩成」の黄金ほうとうは、塩分が抜けた身体に沁みわたる旨さ。なんとほうとう日本一と名高いお店とのことで、暑い中でも思わず完食してしまうだけの味だった。
そして、デザートには桃が丸ごと一つ配られるのだ。フルーツ王国でもある山梨でちょうど獲れたての白桃は、甘くておいしい!この時期は桃とブドウがハイシーズンで、コース沿いの農園でもブドウと桃が沢山栽培されていた。ジューシーな桃の果汁が暑さにやられた参加者の喉をうるおしてくれた。
そして、初回大会の記念すべき表彰式が始まった。まず先鋒を務めたのは仮装賞。戦国ヒルクライムと言うだけあって、この賞に選ばれたのは全身を甲冑に身を包んだ田中さん。全てを作るのに3カ月ほどかかったという鎧は、木製ながらも糸縅された本格的な一品。兜もヘルメットをベースに作られているのを感じさせない完成度だった。他にも、頂上で募集された「名言賞」といった変わり種の表彰があるのがこの大会のユニークなポイント。
![仮装賞の田中さんを囲むゲストの今中さんと安田さん、そして大会を盛り上げてくれた刀剣乱舞コスプレイヤーのみなさん](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi034.jpg)
![兜はヘルメットを装飾しているんですね。](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi033.jpg)
![入賞者大集合!](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/08/06/senngokuootarumi024.jpg)
その後、表彰はジュニアの部、女子の部と順にすすみ、初開催となるこの大会の頂点を決めるチャンピオンの部へと移る。記念すべき第1回大会を制したのは、各所のヒルクライム大会で活躍するチームUKYO Reveの乾友行さん。今後の大会でのベンチマークとなるだろう優勝タイムは33分53秒。今後、このタイムを目指して多くのヒルクライマーが大弛峠へと向かうこととなるだろう。
初回大会ながらも、涼しく走りやすいコース、初心者でも走りやすい難易度、ほうとうや桃といった地元の味覚が味わえるということもあり、今後さらに大きくなりそうな「戦国ヒルクライムin大弛」。大会としても、いくいくは乙女湖ゴールではなく、峠の頂上まで伸ばしたいということ。そうなった時には、日本最高峰のヒルクライム大会の一つとなるだろう。
また、8月9日には戦国ヒルクライムシリーズの韮崎・甘利山大会が同じ山梨県で開催される。ダブルエントリー特典もあり、2大会を走ることで甲斐の国のヒルクライムを満喫することができるのだ。2つの大会での総合成績を競う部門もあるので、夏のヒルクライムシーズンがより充実することは間違いないだろう。
text&photo:Naoki.YASUOKA
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