2015/06/06(土) - 08:51
トレック・プレシジョン・フィットの理論に基づく日本初のサドルプレッシャーマッピングを導入したフィッティング専門スタジオが京都市左京区で6月5日にオープンした。プレゼンテーションとサンプルフィットの様子をレポートします。
ビンセント・フラナガン氏が主宰する”ペダルフォース・フィッティング”
ビンちゃんこと、ビンセント・フラナガン氏はかつてMTBで世界を転戦し数々の輝かしい賞歴を誇った第一線のレーサー。現在は京都市内に居を構え、マッサージセラピストやツアーガイドとして活躍している。そのフラナガン氏が長年の経験に加えてトレック・プレシジョン・フィッターの資格を取得し、このほど京都市左京区に自身のフィッティング専門スタジオ、”ペダルフォース・フィッティング”をオープンさせた。
フラナガン氏はトレックジャパンが設立された1991年の2年後、1993年からトレック・ジャパン社のサポートを受けプロサイクリストとして活動してきた。プロ引退後も同社のサポートは続き、「とても大切なパートナー」(同社田村芳隆代表)として現在に至るまで20年以上のつきあいがある。同社トレック・プレシジョン・フィットの講師であるフラナガン氏が、同社のサポートを受けてオープンさせたのがその経緯だ。
業界初のサドルプレッシャーマッピングとは
ペダルフォース・フィッティング最大の特徴は、サドルプレッシャーマッピングの導入だ。その言葉通り、サドルに掛かる圧力をセンサーで測り、それをパソコンのモニター上へ可視化するシステム。左右および前後のバランス差、圧力分布が集中しているかそれとも面的に平滑化されているか、それはペダルの回転数やワット数で変化するのか、などを測定できる。
フィッティングの手順はまず、今使っている自転車のセッティングを測定用マシーンに正確に移し取り再現。そして適正なサドル幅をサドルサイザーで決定し、そのサドルを用いてプレッシャーを測定する。そのうえで回転数やワット数を目の前のディスプレイを見て変化させながらサドルプレッシャーを測定。左右と前後の差や点負荷があれば各所のセッティングやサドルの形状を見直す。当日の事例ではサドルの先端を1度下げることによりそれらが解決されるさまが明らかに。
サドルプレッシャーマッピングは業界初だ。同社野口忍氏は「もちろんメーカーの研究開発部門では普通に使われています。ですがそれを一般サイクリスト向けのフィッティングに使うことは初めてです。日本でもここ京都にしかありません」という。今後はフィッターを養成し京都から全国へ展開していきたい考えだ。
サイクリングを楽しむ全ての人に
オープン当日のデモでは、モデルの日向涼子さんが登場。今年最大の目標はエタップ・ド・ツールに出場し完走することという。今年のコースは本番第19ステージ、アルプス地方の142km。距離は長くないものの4つの山岳を越える標高差合計4000mオーバーのハードコース。「ガチガチのレースだけでなく、このようなグランフォンドを楽しむ人にむしろフィッティングを」とフラナガン氏。
世界の一線で戦ってきた経験と、今行なっているサイクリングツアーガイドの両方を知っている氏だからこその説得力ある言葉だ。適切なフィッティングを受ければサイクリングをより楽しむことができる。もっと楽に長距離を登坂をこなせるはず。サイクリングを楽しみたいすべての人にお勧めのフィッティングだ。
オーナーのビンセント・フラナガン氏とは
オーストラリア出身で同国および日本でMTBクロスカントリーあるいはロードで数々の勝利をおさめた、トレック・ジャパン社がサポートする元プロサイクリスト。引退後はマッサージセラピストやツアーガイドとして活躍。同時にトレック・ジャパン社のプレシジョン・フィット講師を務める。
かつてMTB-XCでワールドカップを転戦、ツール覇者で元世界チャンピオンのカデル・エヴァンスともフラナガン氏がエリートのころ、エヴァンスはジュニアという同時代の仲間。MTB-XCで1991年オーストラリアチャンピオン、1996、97年全日本チャンピオン。美山ロードなどでも勝歴あり。十数年前より京都市内に住み、誰よりも京都の自転車コースを熟知し京都を愛する。やさしく穏やかな笑顔で迎えてくれる”ビンちゃん”。対応はもちろんすべて日本語でOK。
フィッティングおよび店舗概要
オープン日:2015年6月5日(金)
名称: Pedalforth fitting (ペダルフォース・フィッティング)
住所: 京都市左京区北白川東久保田町10-1第二白川ハイツ104
電話: 075-722-7674
営業時間: 完全予約制のため、都合にあわせた予約が可能
予約方法: 直接の電話またはウェブサイトの予約ページから
ウェブサイト: http://www.pedalforth.com/
フィッター: ビンセント・フラナガン
モーションキャプチャー(動画解析ツール)を使用したロードフィットは30,000円
通常のロードフィットは20,000円
サドルプレッシャーアナリシス(サドル圧力解析)は5,000円
所要時間は最大で3時間
photo&text:Hideaki TAKAGI
ビンセント・フラナガン氏が主宰する”ペダルフォース・フィッティング”
ビンちゃんこと、ビンセント・フラナガン氏はかつてMTBで世界を転戦し数々の輝かしい賞歴を誇った第一線のレーサー。現在は京都市内に居を構え、マッサージセラピストやツアーガイドとして活躍している。そのフラナガン氏が長年の経験に加えてトレック・プレシジョン・フィッターの資格を取得し、このほど京都市左京区に自身のフィッティング専門スタジオ、”ペダルフォース・フィッティング”をオープンさせた。
フラナガン氏はトレックジャパンが設立された1991年の2年後、1993年からトレック・ジャパン社のサポートを受けプロサイクリストとして活動してきた。プロ引退後も同社のサポートは続き、「とても大切なパートナー」(同社田村芳隆代表)として現在に至るまで20年以上のつきあいがある。同社トレック・プレシジョン・フィットの講師であるフラナガン氏が、同社のサポートを受けてオープンさせたのがその経緯だ。
業界初のサドルプレッシャーマッピングとは
ペダルフォース・フィッティング最大の特徴は、サドルプレッシャーマッピングの導入だ。その言葉通り、サドルに掛かる圧力をセンサーで測り、それをパソコンのモニター上へ可視化するシステム。左右および前後のバランス差、圧力分布が集中しているかそれとも面的に平滑化されているか、それはペダルの回転数やワット数で変化するのか、などを測定できる。
フィッティングの手順はまず、今使っている自転車のセッティングを測定用マシーンに正確に移し取り再現。そして適正なサドル幅をサドルサイザーで決定し、そのサドルを用いてプレッシャーを測定する。そのうえで回転数やワット数を目の前のディスプレイを見て変化させながらサドルプレッシャーを測定。左右と前後の差や点負荷があれば各所のセッティングやサドルの形状を見直す。当日の事例ではサドルの先端を1度下げることによりそれらが解決されるさまが明らかに。
サドルプレッシャーマッピングは業界初だ。同社野口忍氏は「もちろんメーカーの研究開発部門では普通に使われています。ですがそれを一般サイクリスト向けのフィッティングに使うことは初めてです。日本でもここ京都にしかありません」という。今後はフィッターを養成し京都から全国へ展開していきたい考えだ。
サイクリングを楽しむ全ての人に
オープン当日のデモでは、モデルの日向涼子さんが登場。今年最大の目標はエタップ・ド・ツールに出場し完走することという。今年のコースは本番第19ステージ、アルプス地方の142km。距離は長くないものの4つの山岳を越える標高差合計4000mオーバーのハードコース。「ガチガチのレースだけでなく、このようなグランフォンドを楽しむ人にむしろフィッティングを」とフラナガン氏。
世界の一線で戦ってきた経験と、今行なっているサイクリングツアーガイドの両方を知っている氏だからこその説得力ある言葉だ。適切なフィッティングを受ければサイクリングをより楽しむことができる。もっと楽に長距離を登坂をこなせるはず。サイクリングを楽しみたいすべての人にお勧めのフィッティングだ。
オーナーのビンセント・フラナガン氏とは
オーストラリア出身で同国および日本でMTBクロスカントリーあるいはロードで数々の勝利をおさめた、トレック・ジャパン社がサポートする元プロサイクリスト。引退後はマッサージセラピストやツアーガイドとして活躍。同時にトレック・ジャパン社のプレシジョン・フィット講師を務める。
かつてMTB-XCでワールドカップを転戦、ツール覇者で元世界チャンピオンのカデル・エヴァンスともフラナガン氏がエリートのころ、エヴァンスはジュニアという同時代の仲間。MTB-XCで1991年オーストラリアチャンピオン、1996、97年全日本チャンピオン。美山ロードなどでも勝歴あり。十数年前より京都市内に住み、誰よりも京都の自転車コースを熟知し京都を愛する。やさしく穏やかな笑顔で迎えてくれる”ビンちゃん”。対応はもちろんすべて日本語でOK。
フィッティングおよび店舗概要
オープン日:2015年6月5日(金)
名称: Pedalforth fitting (ペダルフォース・フィッティング)
住所: 京都市左京区北白川東久保田町10-1第二白川ハイツ104
電話: 075-722-7674
営業時間: 完全予約制のため、都合にあわせた予約が可能
予約方法: 直接の電話またはウェブサイトの予約ページから
ウェブサイト: http://www.pedalforth.com/
フィッター: ビンセント・フラナガン
モーションキャプチャー(動画解析ツール)を使用したロードフィットは30,000円
通常のロードフィットは20,000円
サドルプレッシャーアナリシス(サドル圧力解析)は5,000円
所要時間は最大で3時間
photo&text:Hideaki TAKAGI
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