2015/06/11(木) - 09:49
5月10日に行われた「グランフォンド軽井沢」。前日のハーフコースに引き続きフルコースに参加した、サイクルライフナビゲーターの絹代さんから、直筆レポートが届きました。
絹代さん、山本雅道さん、宮澤崇史さんがゲストライダーとして参加
早起きして、窓の外を見れば晴れの気配!目覚めもよく、キビキビと準備をして会場に向かった。どうやら今年のグランフォンド軽井沢は最高の季節に、最高の天気の中で開催されることになりそうだ。 前日ハーフを走ったものの、どうしてもフルを走ってみたくて、改めてフルのスタートに立つことになった。
獲得標高2383mの123km。「きついぞ」と周囲におどかされてきたけれど、走りきれるものだろうか。「完走」が目標なら、一番脚にダメージがくる「オーバーペース」「スピードの変化」はシビアに避けるべしと心得ている。今日は目的達成のため、堅実に走る作戦だ。
約1,500人の参加者がリゾートライドへと出発
宮澤さんとならんで走る
普段は自動車専用ながら、年に1度グランフォンド軽井沢の参加者のみに開放される白糸ハイウェイランド
異国情緒漂う軽井沢市街地を通過
7時10分。ゲストライダーの山本雅道選手、宮澤崇史監督とともに先頭からスタート。制限時間は7時間だ。周りにいる人たちが、みんな強そうに見えるし、心なしか昨日の疲労が脚に残っている。どうか私のことはどんどん抜いて行ってくださーい!今日の目標は「完走」なのだ。
噂によると、スタート後ほどなく気持ちを折られるという白糸ハイウェイランドの激坂が現れるそうだ。いかにも裕福そうな暮らしが垣間見える軽井沢市内や林道を抜け、軽井沢マダムの気分になってもみるが、今か今かとびくびくしてしまう小心者の私。参加者と「噂の上り」の話をしていたら、スタートから5km、不意に上り坂が現れた。「来た!」と思わず叫んでしまう。
約15%の激坂が参加者を苦しめる
白糸ハイウェイランドの道沿いには雰囲気あるお土産屋さんも
沿道にはせせらぎが心地よい川が現れる
最初っから大盤振る舞いの急勾配。つづら折りの内側なんて、そそり立つような勾配に見える。堪えきれず、自転車を降りている参加者も少なくない。この後の距離や上りのことを考えると、どこまで頑張るべきなのか悩むけれど、一度降りたらもう戻れない気がする。立ちゴケも避けたい!ギアを軽くし、少し大回りして勾配を緩めながら、焦らずゆっくりと上る。周りの誰もしゃべらず、皆の荒い息遣いだけの無音地帯が広がる。
ただただペダルを回し続けることに集中していたところ、目の前にのどやかな雰囲気のお土産屋さんが現れ、ふっと現実に引き戻された。ここは普段は観光客が訪れる有料道路なのだ。ここで自転車から降り、一息つく参加者も。ここからは通常の勾配のつづら折りになり、滝のようにしぶきをあげる川の流れを左手に見ながら上る。長かった上り区間を脱出し一般道に出ると、今度は下り坂。登りで苦しんだ反動もあり、なんと爽快なことか!どうやら大会の一番きつい部分は過ぎたみたい。気持ちが楽になる。
浅間山を臨む広場に設けられた、この日最初のエイドステーション
第1エイドでチームスバルの皆さんと
メルヘンな花畑!
あの山に向けて走っていくのか……
第1エイドは浅間ハイランドパーク。青い空の下、美しく映える浅間山を眺めることができる。まだ第1エイドとは思えない達成感だ。ゆで卵やキャラメル、バナナなどが振る舞われた。ここまでで1/5くらいの標高を上ったことになる。距離はまだ1/7しかきてないけれど。
制限時間が怖いので、休憩もそこそこにリスタート。ここからは基本的に下り基調。一気に身体が冷えるが、どんなに頑張ってもたいして進まない上り区間と比べ、なんと速いことか。上りで失速する分、下りでは時間を稼ごうと普段のロングライドの下りより、スピードを出して下る。もちろん安全第一だけど!このあとは残念なことに、また同じくらいの標高を上り直す。しかもそれなりの勾配の上りだ。また失速するんだろうな。
上り区間が始まってまもなく、シクロワイアード編集部のメンバーが側道にそれて止まり、手招きしている。花畑だ!なんてメルヘンな心を持っているのだろう!と思ったら、湧き水があるらしい。地元の方も汲みに来る名水だとか。慣れてくると大会の楽しみ方も増えるんだな。
最高標高地点に登ってきましたー!
気持ちも爽やかになり、再スタート。この区間は畑や山々に湖と、景観もどんどん変わり、見晴らしもよい。ここに新たな敵「強烈な向かい風」が登場した。敵キャラ多すぎだ!風に煽られ、ハンドルを取られそうになり、バイクにしがみつくように重心を下げてシッティングのまま慎重に上る。怖い〜。
大きく旋回するように伸びた上りを越え、今回の最高の景観とも言われるポイントに到達。新緑の中の畑、後方に連なる山々、初夏の眺めはまさに絶景。上ってくる選手たちのカラフルなウェアも美しい景観の一部になっていた。皆、ここではカメラを取り出して記念撮影。
伏兵のように潜んでいる急勾配の上りを越え、バラギ湖とキャンプ場の間を抜け、最高標高地点に。ものすごい向かい風で、勾配がきついのか風がきついのかもはやわからず、思わず笑ってしまう。文字通りヨレヨレだ。そして、おなかペコペコ!早く第2エイドに行こう!
東海大学の研修センターの食堂で、しっかり座ってのランチ。カレーやトマトピューレ、高原野菜に肉団子!食後にはコーヒーも飲め、羊羹も頬張って、大満足!問題は、お腹パンパンで完全にリラックスムードになってしまったことだ。ここまでで半分くらいの上りを終え、残りは80kmくらい。まだ結構残ってるのに、みんな妙にゆったりしてる……私、大丈夫なのか?
ヒルクライムのご褒美にカレーを戴きます
第2エイドが設けられた東海大学嬬恋高原研修センター
中山道の難所と知られる鳥居峠を制覇
つまごいパノラマラインの沿道にはたんぽぽが咲き乱れていた
第3エイドに向かう道のりはともかくダイナミック!どどーんと下って、がつーんと上る!その大ぶりなアップダウンが見張らせて、アメリカ的な(あくまでイメージ)大きな気持ちに。こんなスケールの大きなアップダウンを走れるなんて、幸せだー!新緑が彩る草原も山々も美しく、道端に黄色い花が揺れていたり。立ち止まって写真を撮りたい思いに駆られるが、風も強く、勢いを消すと次の上りが辛くなりそうで結局止まれないまま。ここは下りの勢いがあれば、次の上りも意外なくらいスムースに越えることができる。この眺めと爽快感を楽しめるのは参加者特典ということで!一気に行こう!
群馬と長野の県境となる鳥居峠で一時休止。近隣各県から集まった参加者との交流が楽しい。ここまでかなりいいペースで距離を稼げたので気分も楽になり、記念撮影大会に。北関東はともかく元気です!
ここから一気に下る!下っても、下っても、下っても、まだ下る!こんなに下ったら、あとでどれだけ上らなくちゃいけないの!アップダウンしかないグランドフォンド軽井沢。上りでコツコツ貯めた貯金をぱあっと使っちゃうような気分です。途中猫が飛び出してきて、あわや落車かと思ったけど、私の大声にびっくりして引き返してくれて、ほっとする一幕も。
レモンのはちみつ漬けはさっぱり、ついつい食べ過ぎちゃう
絹代さんを囲んで皆で記念撮影。皆さんがとるのはとちぎテレビのRide ONで有名なポーズらしい
ガリガリ君を片手にパシャリ
当たりがでました!やった!
下り終え、まもなくして第3エイドに到着。こちらではカブトらしき赤い被り物をかぶったスタッフの皆さんが出迎えてくれた。ここではレモンのはちみつ漬けに加え、ガリガリ君ソーダ味が配られた!標高が低くなり、少々暑かったので、みんな大喜び!さらに食べ終えたバーには「当たり」の文字が!ここで運を使い切ったらどうしよう〜。私、絶対に完走できる気がする!さぁ残すは50kmだって!
……あれ?まだ結構ある!
第3エイドを出発すると、これまでとは雰囲気が変わり、民家の軒先など、住宅地を抜けるエリアも。のんびり気分になりかけていたけれど、どんなロケーションだろうと、上るものは上るのがこの大会!「うわ〜!まだ上るの〜!?」意外と勾配があり、スピードが一気に落ち、残り時間と距離との計算が厳しくなってきた。軒先から応援してくれる方もいて、ありがたい。参加者同士で声を掛け合って、可能なスピードで進む。焦っても仕方ない!噂によると、第4エイド手前に20%越えの激坂があるとか。ここでストップしなければいいけれど。
コース変更になったとはいえ、幹線道路沿いのアップダウンも健在
菱野温泉への登坂の途中には八重桜が綺麗に咲き誇っていた
菱野温泉の激坂を攻略
甘い味付けのお稲荷さんが振舞われました
菱野温泉に向かう上りに差し掛かる。この上りの最後に激坂があるらしい。少し時代を感じさせるような趣のある上りをビクビクしながら上る。八重桜に応援され、いよいよ「例の区間」へ。キュインと空に向かって伸びるような20%超えの勾配。「くぅ〜!」ダンシングで勇気を持ってペダルを踏み込んだ。早々とバイクを降りてしまう参加者も多かったけれど、このきつい区間はほんの一瞬。無事にクリア。第4エイドを超えると、上りはほとんどない。もう勝ったも同然だ!
第4エイドでは、心なしか皆がにこやかでゆったりモード。あっちこっちでごろんと休んだり、会話に花を咲かせている。ハイカラさんみたいな和装の女性がおいしいいなり寿司やイチゴを渡してくれた。このコース、とんでもなくお腹が空く。今日はかなり食べているのだけれど、ふたつのいなり寿司をペロリ。大粒のいちごでリフレッシュ!
最後は一気に1000m林道を駆け抜ける!
最後の区間は木々に囲まれ、涼やかな林道区間も多く、いかにも軽井沢の高原地帯というイメージ。快適!コースを走る参加者もだんだん増えてきて、なんとなく合流し、1列になってゴール地点に向かう。実は制限時刻までが、かなりきわどい。ちょっとエイドでのんびりしすぎてしまった!市街に出て、信号にひっかかりながらも、16時10分きっかりにゴールに飛び込んだ!やった!たぶん間に合った!
ゴール後は熱々のおでんや、チオビタドリンクを受け取り、達成感に浸る。きつい登りもあったけど、その分達成感もあって、すごくすごく楽しかった!景色の美しさ、コースのダイナミックさ、エイドの満足度、どれを取ってもすばらしかった。この大会、やみつきになるよ!
フォトアルバム(CW FaceBook)
text:絹代
photo:cw編集部
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獲得標高2383mの123km。「きついぞ」と周囲におどかされてきたけれど、走りきれるものだろうか。「完走」が目標なら、一番脚にダメージがくる「オーバーペース」「スピードの変化」はシビアに避けるべしと心得ている。今日は目的達成のため、堅実に走る作戦だ。
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7時10分。ゲストライダーの山本雅道選手、宮澤崇史監督とともに先頭からスタート。制限時間は7時間だ。周りにいる人たちが、みんな強そうに見えるし、心なしか昨日の疲労が脚に残っている。どうか私のことはどんどん抜いて行ってくださーい!今日の目標は「完走」なのだ。
噂によると、スタート後ほどなく気持ちを折られるという白糸ハイウェイランドの激坂が現れるそうだ。いかにも裕福そうな暮らしが垣間見える軽井沢市内や林道を抜け、軽井沢マダムの気分になってもみるが、今か今かとびくびくしてしまう小心者の私。参加者と「噂の上り」の話をしていたら、スタートから5km、不意に上り坂が現れた。「来た!」と思わず叫んでしまう。
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ただただペダルを回し続けることに集中していたところ、目の前にのどやかな雰囲気のお土産屋さんが現れ、ふっと現実に引き戻された。ここは普段は観光客が訪れる有料道路なのだ。ここで自転車から降り、一息つく参加者も。ここからは通常の勾配のつづら折りになり、滝のようにしぶきをあげる川の流れを左手に見ながら上る。長かった上り区間を脱出し一般道に出ると、今度は下り坂。登りで苦しんだ反動もあり、なんと爽快なことか!どうやら大会の一番きつい部分は過ぎたみたい。気持ちが楽になる。
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制限時間が怖いので、休憩もそこそこにリスタート。ここからは基本的に下り基調。一気に身体が冷えるが、どんなに頑張ってもたいして進まない上り区間と比べ、なんと速いことか。上りで失速する分、下りでは時間を稼ごうと普段のロングライドの下りより、スピードを出して下る。もちろん安全第一だけど!このあとは残念なことに、また同じくらいの標高を上り直す。しかもそれなりの勾配の上りだ。また失速するんだろうな。
上り区間が始まってまもなく、シクロワイアード編集部のメンバーが側道にそれて止まり、手招きしている。花畑だ!なんてメルヘンな心を持っているのだろう!と思ったら、湧き水があるらしい。地元の方も汲みに来る名水だとか。慣れてくると大会の楽しみ方も増えるんだな。
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大きく旋回するように伸びた上りを越え、今回の最高の景観とも言われるポイントに到達。新緑の中の畑、後方に連なる山々、初夏の眺めはまさに絶景。上ってくる選手たちのカラフルなウェアも美しい景観の一部になっていた。皆、ここではカメラを取り出して記念撮影。
伏兵のように潜んでいる急勾配の上りを越え、バラギ湖とキャンプ場の間を抜け、最高標高地点に。ものすごい向かい風で、勾配がきついのか風がきついのかもはやわからず、思わず笑ってしまう。文字通りヨレヨレだ。そして、おなかペコペコ!早く第2エイドに行こう!
東海大学の研修センターの食堂で、しっかり座ってのランチ。カレーやトマトピューレ、高原野菜に肉団子!食後にはコーヒーも飲め、羊羹も頬張って、大満足!問題は、お腹パンパンで完全にリラックスムードになってしまったことだ。ここまでで半分くらいの上りを終え、残りは80kmくらい。まだ結構残ってるのに、みんな妙にゆったりしてる……私、大丈夫なのか?
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第3エイドに向かう道のりはともかくダイナミック!どどーんと下って、がつーんと上る!その大ぶりなアップダウンが見張らせて、アメリカ的な(あくまでイメージ)大きな気持ちに。こんなスケールの大きなアップダウンを走れるなんて、幸せだー!新緑が彩る草原も山々も美しく、道端に黄色い花が揺れていたり。立ち止まって写真を撮りたい思いに駆られるが、風も強く、勢いを消すと次の上りが辛くなりそうで結局止まれないまま。ここは下りの勢いがあれば、次の上りも意外なくらいスムースに越えることができる。この眺めと爽快感を楽しめるのは参加者特典ということで!一気に行こう!
群馬と長野の県境となる鳥居峠で一時休止。近隣各県から集まった参加者との交流が楽しい。ここまでかなりいいペースで距離を稼げたので気分も楽になり、記念撮影大会に。北関東はともかく元気です!
ここから一気に下る!下っても、下っても、下っても、まだ下る!こんなに下ったら、あとでどれだけ上らなくちゃいけないの!アップダウンしかないグランドフォンド軽井沢。上りでコツコツ貯めた貯金をぱあっと使っちゃうような気分です。途中猫が飛び出してきて、あわや落車かと思ったけど、私の大声にびっくりして引き返してくれて、ほっとする一幕も。
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……あれ?まだ結構ある!
第3エイドを出発すると、これまでとは雰囲気が変わり、民家の軒先など、住宅地を抜けるエリアも。のんびり気分になりかけていたけれど、どんなロケーションだろうと、上るものは上るのがこの大会!「うわ〜!まだ上るの〜!?」意外と勾配があり、スピードが一気に落ち、残り時間と距離との計算が厳しくなってきた。軒先から応援してくれる方もいて、ありがたい。参加者同士で声を掛け合って、可能なスピードで進む。焦っても仕方ない!噂によると、第4エイド手前に20%越えの激坂があるとか。ここでストップしなければいいけれど。
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第4エイドでは、心なしか皆がにこやかでゆったりモード。あっちこっちでごろんと休んだり、会話に花を咲かせている。ハイカラさんみたいな和装の女性がおいしいいなり寿司やイチゴを渡してくれた。このコース、とんでもなくお腹が空く。今日はかなり食べているのだけれど、ふたつのいなり寿司をペロリ。大粒のいちごでリフレッシュ!
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最後の区間は木々に囲まれ、涼やかな林道区間も多く、いかにも軽井沢の高原地帯というイメージ。快適!コースを走る参加者もだんだん増えてきて、なんとなく合流し、1列になってゴール地点に向かう。実は制限時刻までが、かなりきわどい。ちょっとエイドでのんびりしすぎてしまった!市街に出て、信号にひっかかりながらも、16時10分きっかりにゴールに飛び込んだ!やった!たぶん間に合った!
ゴール後は熱々のおでんや、チオビタドリンクを受け取り、達成感に浸る。きつい登りもあったけど、その分達成感もあって、すごくすごく楽しかった!景色の美しさ、コースのダイナミックさ、エイドの満足度、どれを取ってもすばらしかった。この大会、やみつきになるよ!
フォトアルバム(CW FaceBook)
text:絹代
photo:cw編集部
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