2015/02/20(金) - 16:46
自転車雑誌ファンライドの元編集長、細沼達男さんがサイクルショップを板橋区蓮根にオープンさせた。荒川至近のロケーションで、かつて誌面で展開した自転車教室などの企画も展開したいと意気込んでいる。
東京都、埼玉県を中心としたサイクリストが集う荒川。その荒川河川敷から約1.5km と至近の場所、板橋区内・高島通り沿いに待望のロードバイク専門店「細沼自転車店」が2月20日(金)にオープンした。開店日にお店を訪ねた。
細沼自転車店の店主である細沼達男(ほそぬまたつお)さんは、昨年までスポーツ自転車専門雑誌「ファンライド」(アールビーズ刊)編集長をつとめた人物。フリーライターだった時代より、誌面でもロードバイクやホイール、パーツのインプレッション、メンテナンス記事などを数多く執筆。また、サイクルイベントにおいても主催者側として企画・運営にも携わってきた。
細沼さんは「長年のロードバイク愛好歴、そして自転車メディア経験で得たノウハウを生かし、自転車の選び方、イベント参加や日ごろのサイクリングを楽しむ方法、自転車整備を提案します。店頭では”わかりやすさ”を第一に納得していただける説明を心がけ、これまで蓄積した専門知識にもとづくアドバイスをしたいです」と話す。
荒川至近の好ロケーションで、走ることを実践
細沼さんは自転車メディア在籍時代、誌面上で「細沼自転車店」という、この店名の由来にもなった連載企画を展開していた。企画ではスポーツ自転車の乗り方実技や正しい扱い方、メンテナンス方法などを講習。細沼自転車店では、この経験と荒川至近というロケーションを生かし、お客さんとともにロードバイクに乗る活動を実践していきたいとする。
完成車はジャイアント中心のラインナップ ルックのコンセプトコーナーも
細沼自転車店は、ジャイアント・ジャパンより“ジャイアントパートナーストア”の認定を受けている。取り扱う完成車はジャイアント製品を中心とし、幅広いラインナップの中からロードバイクの中〜上級モデルに注力していく。
また、店内にはLOOK(ルック)のコンセプトコーナーも設置。とくにLOOKペダルは全モデルを取り揃えるほか、上位モデルの展示を日本総代理店ユーロスポーツインテグレーションの協力により行うほか、アクセサリーや、ウエアも多くのモデルを展示する。
ジャイアントとルックは細沼さん自身が好んで乗ってきたブランドだ。コストパフォーマンスに優れ、誰にでも勧めやすいジャイアントと、先進的な機構を取り入れるフレンチブランドのルック。ジャイアントはアクセサリーまで幅広く取り揃え、複雑な組付けが求められるルックの取り扱いにも自信をのぞかせる細沼さん。ルックは、シャフト素材の違いまで含めると数多い種類のペダルや旧モデルのクリート、スモールパーツまで揃えるほか、完成車状態での展示や購入希望者への試乗まで、ショールーム的な機能も果たす。
他にはアパレルにカペルミュール、ヘルメットにレーザーなど。パーツ、アクセサリーはロードバイクに特化したの品揃えとなる。それらは細沼さんの経験にもとづき、厳選したものをおすすめしていくという。
ソフト面の充実 自転車学校やライディングスクールなどを開催したい
連載と同じように、細沼自転車店では販売のみならずソフト面の充実を図りたいと細沼さんは言う。
「自転車講習会やフィッティング、イベント参加などを積極的に行います。本格的にロードバイクを楽しむためのステップアップをアシストする専門店として、ロードバイクの普及、発展に努めていきたい。ロードバイク初心者の方は、わからないことが多く、不安があると思います。そんな不安をひとつひとつ払拭していくための自転車学校を開校します。ロードバイクの基本的な乗り方、扱い方、メンテナンス、輪行の方法、イベント参加の準備など、必要なノウハウの講習を行い、不安なくロードバイクに乗って楽しめるよう、お手伝いします。土曜の10時にスタートで、3月下旬から開講予定です。日曜日はサンデーライドを行いたいと考えています」。
また、お客さんたちによるクラブも創設予定で、名前はRoughRiver(=荒川)と決めているとか。そして秋のグランフォンド八ヶ岳を皆で目指したいという。そして、ゆくゆくはジャイアントショップのつながりで台湾一周サイクリングツアーなども実施したいと夢は広がるばかりだ。「スポーツバイクをこれから始めたい皆さん、ぜひ一緒に走りましょう」。
細沼達男さんプロフィール
スポーツ自転車愛好歴35年。はじめてのスポーツ自転車は、1980年、高校一年生の時に購入した丸石エンペラー・ランドナー。
高校〜大学〜大学院時代は、足しげく自転車店に通い、自転車の組み立て、整備方法を学ぶ。1982年に購入したはじめてのロードレーサーは自ら組みつけを行った。
千葉大学サイクリング部に所属した学生時代には日本各地のツーリングを行うとともに、レーシングチームを立ち上げ、ホビーレースにも多数参戦。当時立ち上げたチームは、チーム名や形態は変えたもののいまでも活動を継続している。
自動車会社に就職ののち、しばらく自転車から遠ざかることがあったが、その後復帰。一時は実業団登録してレース活動を行う。この勤務時代より、フォトグラファーの綾野真(現シクロワイアード編集長)のアシスタントとして、ツール・ド・フランス取材に4回帯同(2000〜2003年)。
2004年にフリーランスライターとして独立。この年も5回目となるツール取材を実施。以後6年半にわたりスポーツ自転車専門雑誌を中心にさまざまな記事を執筆、作成。2011年からは約3年半にわたりファンライド誌編集長を経験。自転車メディアに関わる10年間に数多くのロードバイクインプレッションを実施した。海外ブランドの現地試乗会、発表会への参加実績も豊富。
細沼自転車店 店舗概要
住所:〒174-0046 東京都板橋区蓮根 3-5-23
電話:03-6454-9152
FAX:03-6454-9153
営業時間 12時〜20時
定休日 毎週 火、水曜日(その他、イベントのある日は臨時休業することがある)
アクセス
戸田橋(国道17号線)から1.8km
荒川河川敷からの最短距離は1.5km
高島通り沿い
都営三田線 西台駅、蓮根駅のちょうど中間。どちらからも徒歩4分、歩道橋がある交差点が目印。
text:Makoto.Ayano
東京都、埼玉県を中心としたサイクリストが集う荒川。その荒川河川敷から約1.5km と至近の場所、板橋区内・高島通り沿いに待望のロードバイク専門店「細沼自転車店」が2月20日(金)にオープンした。開店日にお店を訪ねた。
細沼自転車店の店主である細沼達男(ほそぬまたつお)さんは、昨年までスポーツ自転車専門雑誌「ファンライド」(アールビーズ刊)編集長をつとめた人物。フリーライターだった時代より、誌面でもロードバイクやホイール、パーツのインプレッション、メンテナンス記事などを数多く執筆。また、サイクルイベントにおいても主催者側として企画・運営にも携わってきた。
細沼さんは「長年のロードバイク愛好歴、そして自転車メディア経験で得たノウハウを生かし、自転車の選び方、イベント参加や日ごろのサイクリングを楽しむ方法、自転車整備を提案します。店頭では”わかりやすさ”を第一に納得していただける説明を心がけ、これまで蓄積した専門知識にもとづくアドバイスをしたいです」と話す。
荒川至近の好ロケーションで、走ることを実践
細沼さんは自転車メディア在籍時代、誌面上で「細沼自転車店」という、この店名の由来にもなった連載企画を展開していた。企画ではスポーツ自転車の乗り方実技や正しい扱い方、メンテナンス方法などを講習。細沼自転車店では、この経験と荒川至近というロケーションを生かし、お客さんとともにロードバイクに乗る活動を実践していきたいとする。
完成車はジャイアント中心のラインナップ ルックのコンセプトコーナーも
細沼自転車店は、ジャイアント・ジャパンより“ジャイアントパートナーストア”の認定を受けている。取り扱う完成車はジャイアント製品を中心とし、幅広いラインナップの中からロードバイクの中〜上級モデルに注力していく。
また、店内にはLOOK(ルック)のコンセプトコーナーも設置。とくにLOOKペダルは全モデルを取り揃えるほか、上位モデルの展示を日本総代理店ユーロスポーツインテグレーションの協力により行うほか、アクセサリーや、ウエアも多くのモデルを展示する。
ジャイアントとルックは細沼さん自身が好んで乗ってきたブランドだ。コストパフォーマンスに優れ、誰にでも勧めやすいジャイアントと、先進的な機構を取り入れるフレンチブランドのルック。ジャイアントはアクセサリーまで幅広く取り揃え、複雑な組付けが求められるルックの取り扱いにも自信をのぞかせる細沼さん。ルックは、シャフト素材の違いまで含めると数多い種類のペダルや旧モデルのクリート、スモールパーツまで揃えるほか、完成車状態での展示や購入希望者への試乗まで、ショールーム的な機能も果たす。
他にはアパレルにカペルミュール、ヘルメットにレーザーなど。パーツ、アクセサリーはロードバイクに特化したの品揃えとなる。それらは細沼さんの経験にもとづき、厳選したものをおすすめしていくという。
ソフト面の充実 自転車学校やライディングスクールなどを開催したい
連載と同じように、細沼自転車店では販売のみならずソフト面の充実を図りたいと細沼さんは言う。
「自転車講習会やフィッティング、イベント参加などを積極的に行います。本格的にロードバイクを楽しむためのステップアップをアシストする専門店として、ロードバイクの普及、発展に努めていきたい。ロードバイク初心者の方は、わからないことが多く、不安があると思います。そんな不安をひとつひとつ払拭していくための自転車学校を開校します。ロードバイクの基本的な乗り方、扱い方、メンテナンス、輪行の方法、イベント参加の準備など、必要なノウハウの講習を行い、不安なくロードバイクに乗って楽しめるよう、お手伝いします。土曜の10時にスタートで、3月下旬から開講予定です。日曜日はサンデーライドを行いたいと考えています」。
また、お客さんたちによるクラブも創設予定で、名前はRoughRiver(=荒川)と決めているとか。そして秋のグランフォンド八ヶ岳を皆で目指したいという。そして、ゆくゆくはジャイアントショップのつながりで台湾一周サイクリングツアーなども実施したいと夢は広がるばかりだ。「スポーツバイクをこれから始めたい皆さん、ぜひ一緒に走りましょう」。
細沼達男さんプロフィール
スポーツ自転車愛好歴35年。はじめてのスポーツ自転車は、1980年、高校一年生の時に購入した丸石エンペラー・ランドナー。
高校〜大学〜大学院時代は、足しげく自転車店に通い、自転車の組み立て、整備方法を学ぶ。1982年に購入したはじめてのロードレーサーは自ら組みつけを行った。
千葉大学サイクリング部に所属した学生時代には日本各地のツーリングを行うとともに、レーシングチームを立ち上げ、ホビーレースにも多数参戦。当時立ち上げたチームは、チーム名や形態は変えたもののいまでも活動を継続している。
自動車会社に就職ののち、しばらく自転車から遠ざかることがあったが、その後復帰。一時は実業団登録してレース活動を行う。この勤務時代より、フォトグラファーの綾野真(現シクロワイアード編集長)のアシスタントとして、ツール・ド・フランス取材に4回帯同(2000〜2003年)。
2004年にフリーランスライターとして独立。この年も5回目となるツール取材を実施。以後6年半にわたりスポーツ自転車専門雑誌を中心にさまざまな記事を執筆、作成。2011年からは約3年半にわたりファンライド誌編集長を経験。自転車メディアに関わる10年間に数多くのロードバイクインプレッションを実施した。海外ブランドの現地試乗会、発表会への参加実績も豊富。
細沼自転車店 店舗概要
住所:〒174-0046 東京都板橋区蓮根 3-5-23
電話:03-6454-9152
FAX:03-6454-9153
営業時間 12時〜20時
定休日 毎週 火、水曜日(その他、イベントのある日は臨時休業することがある)
アクセス
戸田橋(国道17号線)から1.8km
荒川河川敷からの最短距離は1.5km
高島通り沿い
都営三田線 西台駅、蓮根駅のちょうど中間。どちらからも徒歩4分、歩道橋がある交差点が目印。
text:Makoto.Ayano
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