夏休みの最後の土日、8月30・31日に愛知県三河市近辺で行われたキャンプライドの帯同レポートをお伝えしよう。バイクにキャリアとバッグを取り付け、キャンプ道具を積んで奥三河を自転車で旅した。
夏の終る週末、ひょんなきっかけでこのキャンプライドの企画を知った。名古屋の自転車店「Circles(サークルズ)」が企画するそれは「RideAlive・キャンプ&ライドin奥三河」と銘打たれていた。
色づいた田んぼに、秋の気配の夏の雲。一路奥三河を目指す (c)Makoto.AYANO
このイベントを知るきっかけになったのは、キャリアとバッグのメーカー「ブラックバーン」が意欲的なツーリングキャリアとバッグを発表したこと。この製品をテストする場を探していた時に、担当者と話していて「とあるイベントで、このバッグ類を実際にキャンプライドで使ってもらうんです」と聞いた。イベントのサイトを調べてみると、これはかなり面白そう。
Circles(サークルズ)といえば、知る人ぞ知る名古屋のユニークなサイクルショップ。レースバイクやMTBとは一味違う、生活自転車やツーリング車、街乗り車など、どちらかと言えばマイナーなモノばかりを取り扱う、一風変わった自転車屋。最近はシクロクロスやRaphaRGRイベントなどで同ジャージを着た仲間たちが楽しそうにしているのがいつも目立っていたこともあって、自分的に注目のマトだった。(CirclesのHP)
名古屋の自転車店 Circles(サークルズ) (c)Makoto.AYANO
アメリカ西海岸エリアの小工房フレームなどがずらりと並ぶ店内 (c)Makoto.AYANO
ロードやCX、MTB以外にも街乗り・ツーリングまで幅広く扱う (c)Makoto.AYANO
サークルズの池山店長がキャンピングキャリアとバッグの相性などもチェックしてくれた (c)Makoto.AYANO
以前、名古屋出張のついでに伺ったことのあるショップは、アメリカ西海岸の小さな工房が手造りしたフレームやレアなパーツなど、普通のサイクルショップには置いていないようなモノばかりがたくさんあった。そのどれもが宝石のように輝いている、なんとも楽しい雑貨屋さんのようなお店だ。東京にも大阪にも無い、独自のバイクカルチャー発信基地のよう。イベントはすでに締め切り済みだったが、池山豊繁店長にお願いして、帯同取材をさせてもらうことにした。自分も走りたいと伝えて。
イベントの内容は1泊2日のキャンプツーリング。スタート地点はとくに決められておらず、初日のゴール地点は郊外の奥三河キャンプ場で、そこに現地集合となる。2日目のゴールは愛知県南部の西尾市の先にある海辺のカフェ。両日それぞれ75km程度の走行距離で、各々がテントやシュラフを自転車に積んで走るのだ。
大学時代はサイクリング部だったので、キャンプツーリングをしまくっていた時代が懐かしい私。思わず旧式の愛車を引っ張りだし、レストアしてツーリング仕様に仕立てた。20年もののバイクだったのでけっこう手がかかった。取り付けたサイドバッグは初代ブラックバーン製ということで、企画にもピッタリ?(笑)。自転車はあらかじめ箱詰めして宅急便でサークルズに送付し、金曜日の夜にお店に伺って自分で組み立て、翌朝のお店集合グループの皆さんと一緒に走ることにしたのだ。
サークルズに集合した池山シゲ店長、EarlyBirdのKeitaさん、サークルズのお客のフジイさん、いちえ・オレさん (c)Makoto.AYANO
池山シゲ店長のサルサは700cを650ホイール化したカスタムバイク (c)Makoto.AYANO
ブラックバーンの新型バッグと、20年ものの同社製旧型バッグ (c)Makoto.AYANO
朝、サークルズの店先に集まって出発。僕らのメンバーは池山シゲ店長、サークルズ併設のカフェEarlyBirds BreakfastのKeitaさん、サークルズのお客のフジイさん、全身タトゥーでそのスジの人に有名な(笑)いちえ・オレさんの5人だ。ほかの参加者は、みな好きなところから(だいたい自宅から)出発して行くとのこと。でも関東から輪行で参加のグループもあるとかで、会ってからの話が楽しみ。
走るルートはとくに決められておらず、好きな道を探して走る。「キャンプ場のゴール地点しか決まってない、ユル〜い感じなんです。参加者の皆それぞれが工夫してルートを考えて走ってきてもらえば」と池山シゲ店長。
まだ早朝なのでクルマ通りも少ない名古屋市街を走り抜けていく (c)Makoto.AYANO
集まったメンバーのバイクがユニークだ。池山シゲさんはサルサのツーリング車にブラックバーンの新製品のキャリアとバッグをセットした、700cを27.5インチにダウンしたカスタムバイクに乗る。その愛車の紹介と、キャリアとバッグについてインプレしてもらったページはこちら。
KeitaさんはカリフォルニアのビルダーRick Hunterが作るHunterCyclesのバイクに、ダボを後から溶接してキャリアを取り付けている。バッグは見慣れないNORTH stというブランド。聞けばサークルズで取り扱いがあると言う、ともに小さなハンドメイドブランド。
長年眠らせていたサーリーのバイクをツーリング仕様にして復活させたフジイさん (c)Makoto.AYANO
武闘派(笑)のいちえ・オレさんは荷物をすべて背負ってロードバイクで参加 (c)Makoto.AYANO
keitaさんは西海岸製のHunterのバイクにキャリアを取り付け、おしゃれなバッグを装着 (c)Makoto.AYANO
グラベルがあると歓喜して突っ込んでいく池山シゲ店長 (c)Makoto.AYANO
藤井さんは自宅で眠っていた数年前のサーリーのバイクにキャリアを取り付けて復活させたという。
いちえ・オレさんは、ハンドメイドのIF(インディペンデントファブリケーション)のクロモリロード。泊まりの荷物は全部リュックで背負うという力技で、迫力満点(笑)。皆、それぞれ手法は違うが、バイクに荷物を積み込む工夫をしてきた。キャリア取り付けにはけっこうな苦労もあり、話を聞くと面白い。(ちなみにそのへんの事情は追って掲載のツーリング仕様のバイク特集で紹介します)。
名古屋市街からは庄内川支流の矢田川沿いのサイクリングロードに出て、都市部を脱出。瀬戸市を経由して、途中、戸越峠を越え、もみじの名所・香嵐渓へ。ちなみにこのグループのとった大まかなコースはこちらのルートラボから確認できる。
矢田川沿いのサイクリングロードで郊外を目指す (c)Makoto.AYANO
暑いのでボトルには氷を補給。タバスコならぬTANASCOボトルはサークルズのオリジナル(田中さんの名前からとったとか) (c)Makoto.AYANO
戸越峠を越えて香嵐渓を目指す (c)Makoto.AYANO
秋の気配を感じつつも、まだ暑さの残る日だったので、太陽にじりじり焼かれてのライドだった。ツーリングにはお似合いだけど、コンビニのアイス補給が欠かせない。ボトルにも氷を。
お昼の食事はツーリングのお楽しみ。ルート上にある香嵐渓のうなぎ屋は、事前の下見ライドの情報を頼りに集まった今回のライドの参加者たちが列をなしていた。老舗のうなぎ屋の前で皆と初顔合わせ。でも前夜からシゲさんのツィッターで私が取材参加することが #ridealive2014 のハッシュタグ付きでツィートされていたので、すでに皆にはすっかり知られていた。初対面とは思えない。便利な世の中だ(笑)。SNSバンザイ。
「広瀬やな」では鮎が食べられた(そうです) (c)Makoto.AYANO
川を遡る魚を捕る罠が「やな」だ (c)Makoto.AYANO
香嵐渓へ。秋には紅葉の名所となる三河エリアの観光スポット (c)Makoto.AYANO
香嵐渓の安くて旨い老舗のうなぎ屋は、下見情報をみた参加者がすでに並んでいた... (c)Makoto.AYANO
ツーリング初心者の女性2人が参加していた。楽しんでいました (c)Makoto.AYANO
タッチの差でうなぎ屋の行列に並びそこねたので、近くのうどん屋へ。名古屋近郊ということできしめんと、親子丼。ヘルシーながら量はイキます。でも「やっぱりうなぎ食べたかったナ」は僕らの本音だった(笑)。
通り過ぎちゃったけど、香嵐渓の数キロ手前の、鮎を食べさせる「広瀬のやな」の選択肢もあったんだけど。”やな”とは、川魚を捕まえる罠のこと。鮎の串焼きを食べさせてくれるのだ。どうやらここも正解だったようだ。うなぎに鮎。リアルタイムにハッシュタグ付きでアップされるinstagramの写真に、ややジェラシーの我ら5人。まあ、名古屋部外者の私としてはきしめんが食べれたので満足です。
評判のいいうどん屋できしめんと親子丼。ヘルシーです (c)Makoto.AYANO
名古屋郊外のきしめん。ローカルのソウルフード (c)Makoto.AYANO
河原に降りて足を水に浸す。冷たくって気持ちいい。 (c)Makoto.AYANO
脱いだシューズはクォック・ファム。皆おしゃれですね! (c)Makoto.AYANO
気を取り直し、出発。三河高原に向けて進んでいくと、ルートは緑が深い感じのいい小道になる。香嵐渓〜猿投山などがあるこのエリアは、愛三工業レーシングなどもよく練習で走る一帯。ずんずんと山へと分け入っていく。ゴールのキャンプ場も近づいてきたこのあたりで、バラバラに走ってきた参加者たちが多く集結しだす。河原に降りて、思わずシューズを脱いで水に浸かる。透き通った清流が冷たくって気持ちイイ。
奥三河キャンプ場に向けては、けっこうな急坂が続く。ここで押しの入った人がたくさんいた。全工程の距離は75kmほどだったけど、まして荷物を積んだ重いバイクには、この最後のダメ押しが効いた(笑)。
ゴキゲンな小道を行く。走りやすくてときどきグラベル (c)Makoto.AYANO
カーブミラーでハイチーズ! (c)Makoto.AYANO
奥三河キャンプ場までの厳しい登り。思わず押してしまう人も (c)Makoto.AYANO
奥三河キャンプ場に到着。MTB専用トレールの26ism(ニイロクイズム)が併設されている (c)Makoto.AYANO
このキャンプ場はMTB専用トレールの26ism(ニイロクイズム)があって、昨年シングルスピード選手権が開催された会場にもなった。早めに到着した人はレンタルMTBでトレールライドを楽しんだそうだ。荷物を外した自分のバイクで走った人も。サルサの代理店、MXインターナショナルが用意したファットバイクなんかもあって、乗れた人は楽しかったみたいだ。
テントを張って、お風呂に入ったらビールタイム。なんと生ビールサーバーも用意してあり、今日を一緒に楽しんだ仲間たちと乾杯。そのまま食事タイムは、カレーのケータリングが用意してあった。この夕食を用意してくれた出張カレー屋さん、蒲郡の「SUNDAY Spice Curry」さんは、超こだわりのスパイスをつかった美味しいカレーが自慢。サークルズのEarlyBirdsを切りもりするkeitaさんのつながりで来てもらったそうだ。
「今日はオツカレサマ!」の掛け声でビールで乾杯! (c)Makoto.AYANO
スパイシーな匂いが漂ってきて、ビールがすすみます (c)Makoto.AYANO
スパイスの効いたSUNDAY Spice Curryのカレー。自然の素材にこだわっている (c)Makoto.AYANO
SUNDAY Spice Curryを楽しむkeitaさん (c)Makoto.AYANO
キャンプライドといえ、食事を用意してくれるのはとっても助かる。もう学生じゃないからインスタントラーメンでは満足できないし、一人だと凝った料理も作れないから(笑)。
夜はそのまま歓談タイム。ゴキゲンな音楽も用意されていて、気のあった仲間とおしゃべりしながらお酒を楽しむ。ゴキゲンな屋外バーだ。自転車、キャンプ、おいしい食事、ビール、音楽、気の合う仲間。RideAliveは、なんとも素敵なパッケージだ。
ビールと美味しいカレー、そしてゴキゲンなBGMが流れる夕暮れ時 (c)Makoto.AYANO
で、疲れたらテントへ。どのへんで退散したかは覚えていない(笑)。久々にシュラフに包まって、虫の声を聞きながらぐっすり寝た。
DAY2へ続く
photo&text:Makoto.AYANO
フォトギャラリー2(CW Facebookウェブアルバム)
夏の終る週末、ひょんなきっかけでこのキャンプライドの企画を知った。名古屋の自転車店「Circles(サークルズ)」が企画するそれは「RideAlive・キャンプ&ライドin奥三河」と銘打たれていた。

このイベントを知るきっかけになったのは、キャリアとバッグのメーカー「ブラックバーン」が意欲的なツーリングキャリアとバッグを発表したこと。この製品をテストする場を探していた時に、担当者と話していて「とあるイベントで、このバッグ類を実際にキャンプライドで使ってもらうんです」と聞いた。イベントのサイトを調べてみると、これはかなり面白そう。
Circles(サークルズ)といえば、知る人ぞ知る名古屋のユニークなサイクルショップ。レースバイクやMTBとは一味違う、生活自転車やツーリング車、街乗り車など、どちらかと言えばマイナーなモノばかりを取り扱う、一風変わった自転車屋。最近はシクロクロスやRaphaRGRイベントなどで同ジャージを着た仲間たちが楽しそうにしているのがいつも目立っていたこともあって、自分的に注目のマトだった。(CirclesのHP)




以前、名古屋出張のついでに伺ったことのあるショップは、アメリカ西海岸の小さな工房が手造りしたフレームやレアなパーツなど、普通のサイクルショップには置いていないようなモノばかりがたくさんあった。そのどれもが宝石のように輝いている、なんとも楽しい雑貨屋さんのようなお店だ。東京にも大阪にも無い、独自のバイクカルチャー発信基地のよう。イベントはすでに締め切り済みだったが、池山豊繁店長にお願いして、帯同取材をさせてもらうことにした。自分も走りたいと伝えて。
イベントの内容は1泊2日のキャンプツーリング。スタート地点はとくに決められておらず、初日のゴール地点は郊外の奥三河キャンプ場で、そこに現地集合となる。2日目のゴールは愛知県南部の西尾市の先にある海辺のカフェ。両日それぞれ75km程度の走行距離で、各々がテントやシュラフを自転車に積んで走るのだ。
大学時代はサイクリング部だったので、キャンプツーリングをしまくっていた時代が懐かしい私。思わず旧式の愛車を引っ張りだし、レストアしてツーリング仕様に仕立てた。20年もののバイクだったのでけっこう手がかかった。取り付けたサイドバッグは初代ブラックバーン製ということで、企画にもピッタリ?(笑)。自転車はあらかじめ箱詰めして宅急便でサークルズに送付し、金曜日の夜にお店に伺って自分で組み立て、翌朝のお店集合グループの皆さんと一緒に走ることにしたのだ。



朝、サークルズの店先に集まって出発。僕らのメンバーは池山シゲ店長、サークルズ併設のカフェEarlyBirds BreakfastのKeitaさん、サークルズのお客のフジイさん、全身タトゥーでそのスジの人に有名な(笑)いちえ・オレさんの5人だ。ほかの参加者は、みな好きなところから(だいたい自宅から)出発して行くとのこと。でも関東から輪行で参加のグループもあるとかで、会ってからの話が楽しみ。
走るルートはとくに決められておらず、好きな道を探して走る。「キャンプ場のゴール地点しか決まってない、ユル〜い感じなんです。参加者の皆それぞれが工夫してルートを考えて走ってきてもらえば」と池山シゲ店長。

集まったメンバーのバイクがユニークだ。池山シゲさんはサルサのツーリング車にブラックバーンの新製品のキャリアとバッグをセットした、700cを27.5インチにダウンしたカスタムバイクに乗る。その愛車の紹介と、キャリアとバッグについてインプレしてもらったページはこちら。
KeitaさんはカリフォルニアのビルダーRick Hunterが作るHunterCyclesのバイクに、ダボを後から溶接してキャリアを取り付けている。バッグは見慣れないNORTH stというブランド。聞けばサークルズで取り扱いがあると言う、ともに小さなハンドメイドブランド。




藤井さんは自宅で眠っていた数年前のサーリーのバイクにキャリアを取り付けて復活させたという。
いちえ・オレさんは、ハンドメイドのIF(インディペンデントファブリケーション)のクロモリロード。泊まりの荷物は全部リュックで背負うという力技で、迫力満点(笑)。皆、それぞれ手法は違うが、バイクに荷物を積み込む工夫をしてきた。キャリア取り付けにはけっこうな苦労もあり、話を聞くと面白い。(ちなみにそのへんの事情は追って掲載のツーリング仕様のバイク特集で紹介します)。
名古屋市街からは庄内川支流の矢田川沿いのサイクリングロードに出て、都市部を脱出。瀬戸市を経由して、途中、戸越峠を越え、もみじの名所・香嵐渓へ。ちなみにこのグループのとった大まかなコースはこちらのルートラボから確認できる。



秋の気配を感じつつも、まだ暑さの残る日だったので、太陽にじりじり焼かれてのライドだった。ツーリングにはお似合いだけど、コンビニのアイス補給が欠かせない。ボトルにも氷を。
お昼の食事はツーリングのお楽しみ。ルート上にある香嵐渓のうなぎ屋は、事前の下見ライドの情報を頼りに集まった今回のライドの参加者たちが列をなしていた。老舗のうなぎ屋の前で皆と初顔合わせ。でも前夜からシゲさんのツィッターで私が取材参加することが #ridealive2014 のハッシュタグ付きでツィートされていたので、すでに皆にはすっかり知られていた。初対面とは思えない。便利な世の中だ(笑)。SNSバンザイ。





タッチの差でうなぎ屋の行列に並びそこねたので、近くのうどん屋へ。名古屋近郊ということできしめんと、親子丼。ヘルシーながら量はイキます。でも「やっぱりうなぎ食べたかったナ」は僕らの本音だった(笑)。
通り過ぎちゃったけど、香嵐渓の数キロ手前の、鮎を食べさせる「広瀬のやな」の選択肢もあったんだけど。”やな”とは、川魚を捕まえる罠のこと。鮎の串焼きを食べさせてくれるのだ。どうやらここも正解だったようだ。うなぎに鮎。リアルタイムにハッシュタグ付きでアップされるinstagramの写真に、ややジェラシーの我ら5人。まあ、名古屋部外者の私としてはきしめんが食べれたので満足です。




気を取り直し、出発。三河高原に向けて進んでいくと、ルートは緑が深い感じのいい小道になる。香嵐渓〜猿投山などがあるこのエリアは、愛三工業レーシングなどもよく練習で走る一帯。ずんずんと山へと分け入っていく。ゴールのキャンプ場も近づいてきたこのあたりで、バラバラに走ってきた参加者たちが多く集結しだす。河原に降りて、思わずシューズを脱いで水に浸かる。透き通った清流が冷たくって気持ちイイ。
奥三河キャンプ場に向けては、けっこうな急坂が続く。ここで押しの入った人がたくさんいた。全工程の距離は75kmほどだったけど、まして荷物を積んだ重いバイクには、この最後のダメ押しが効いた(笑)。




このキャンプ場はMTB専用トレールの26ism(ニイロクイズム)があって、昨年シングルスピード選手権が開催された会場にもなった。早めに到着した人はレンタルMTBでトレールライドを楽しんだそうだ。荷物を外した自分のバイクで走った人も。サルサの代理店、MXインターナショナルが用意したファットバイクなんかもあって、乗れた人は楽しかったみたいだ。
テントを張って、お風呂に入ったらビールタイム。なんと生ビールサーバーも用意してあり、今日を一緒に楽しんだ仲間たちと乾杯。そのまま食事タイムは、カレーのケータリングが用意してあった。この夕食を用意してくれた出張カレー屋さん、蒲郡の「SUNDAY Spice Curry」さんは、超こだわりのスパイスをつかった美味しいカレーが自慢。サークルズのEarlyBirdsを切りもりするkeitaさんのつながりで来てもらったそうだ。




キャンプライドといえ、食事を用意してくれるのはとっても助かる。もう学生じゃないからインスタントラーメンでは満足できないし、一人だと凝った料理も作れないから(笑)。
夜はそのまま歓談タイム。ゴキゲンな音楽も用意されていて、気のあった仲間とおしゃべりしながらお酒を楽しむ。ゴキゲンな屋外バーだ。自転車、キャンプ、おいしい食事、ビール、音楽、気の合う仲間。RideAliveは、なんとも素敵なパッケージだ。

で、疲れたらテントへ。どのへんで退散したかは覚えていない(笑)。久々にシュラフに包まって、虫の声を聞きながらぐっすり寝た。
DAY2へ続く
photo&text:Makoto.AYANO
フォトギャラリー2(CW Facebookウェブアルバム)
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