2014/11/08(土) - 09:10
10月13日(月・祝)に開催された茨城シクロクロスにCW編集部がお邪魔した。関東のシクロクロス開幕戦に参加した"ヘタレ編集部員"藤原の参戦レポートをお届けします。
2010年の冬、シクロワイアードのホットニュース欄に上がっていた「砂地獄を制した辻浦がV9 片山を振り切った豊岡がV6の偉業を達成」という記事を見た時、シクロクロスという言葉を初めて知った。記事を開いてはじめに目に入ってきた砂浜をドロップハンドルの自転車で駆けて行く様子に驚きしか覚えなかったのを今でも覚えている。
初めて間近に見たシクロクロスレースCyclo Cross Tokyo 2012。砂浜走行の迫力圧倒されました
磯部先輩に借りたジェレミー・パワーズのDVDで予習。なんだか私もできる気になってきた
その後、私とシクロクロスが再び出会うのは2012年2月に開催された「シクロクロス東京」。国内ロードレーサーたちも参加するというから、ミーハーな私に見に行かないという選択肢はない。後輪を滑らせたり、自転車を担ぎ上げながら砂浜を走っている姿に圧倒され、帰り道でCWのシクロクロスに関する過去記事を漁った。ロードレーサーには少なかったモノトーン、ツートンカラーといったシンプルなグラフィックにまた興味をそそられる。
かといって積極的にシクロクロスにのめり込もうとしたわけでもない。当時学生だった私にはシクロクロスはハードルが高かったのだ。手持ちのバイクはアルミのロードのみで、まず自転車が必要だった。さらに、レースが開催されるのが主に郊外で、免許もない、友達もいない私の移動手段は輪行、自走のみ。神奈川県の中央部に住んでいた私には地理的にも、ちょっと手が出しづらい。
手を付けれないまま競技人口が増えていき、私のシクロクロス参戦への欲求は高まるばかり。そんなタイミングでシクロワイアードに入社。待っていたのはグラベルロードの楽しさを伝える伝道師とも言うべきか、ダートの魅力を存分に教えてくれる磯部先輩。さらに、私が知らなかったかっこいいバイクをどんどん教えてくれて、シクロクロスへの欲求をありがたいことにも煽ってくれた。
安岡先輩から成り行きでもらった(買った?)ラピエールのシクロクロスバイク
弱虫ペダルの作者、渡辺先生との2ショットを撮って頂きました!これからも愛読します!
レースの厳しさも知らず満面の笑みで写真におさまる私
初めてのCXレースを目前にやる気満々の藤原
でも、実際には緊張してるんですよ?
毎日の仕事でてんてこ舞いになっているうちにやってきた9月中旬。突然、磯部先輩が「茨城CXに申し込んだけど?」と声をかけてくる。はて?。「申し込まないの?」。!!!!。シーズンカレンダーさえ見てなかった私には寝耳に水。いきなり参戦のお誘いを受けた。いやいや自転車持ってないし…なんて戸惑っていると隣の席からとんでもない声がかかってきた。
「シクロクロス車あるけど、いる?」と安岡先輩。落車必至のシクロクロスで人の自転車を使うのはいかがなものか。自分のバイクを差し出してくれた聖人君子な安岡先輩は「自分の物になるんだからいいんじゃない」と続ける。ソレならいいかと、私は安岡先輩、いや私の自転車で参戦することを決めた。
前日に開催されたジャパンカップCXからの流れで茨城CXに参加する編集長と磯部先輩とは別に、私は自宅から輪行して会場入りすることになっていた。茨城CXが開催される小貝川リバーサイドパークは幸いにも駅チカでよかった。もしかしたら他のCXのレースでも輪行、自走も可能かもしれない。
いよいよ待ちに待ったC3A組のスタート。私は最後尾スタートなのでまだいません
スタートダッシュの重要性をわかっていなく、前の人にくっついて行くことしか考えてませんでした
初めてのシケイン超え。なんだか不格好。こういうのはスマートにかっこ良く飛び越えたいですね
会場につくとすでに試走は始まっており場内は賑やかな雰囲気に包まれている。試走を取るか、取材するか一瞬だけ悩んだが、逸る気持ちに流されてコースイン。初めてのシケイン、パンプ、スリップして落車。1周する間に出てくるものすべてが新鮮で、スリリングで楽しい。もちろん落車は恥ずかしかったが、それも楽しめた。初めてロードバイクに乗った時とは違う感動をシクロクロスに覚える。
試走後のレースオーガナイザー影山さんの話やキッズレースの間に何をしていたかはよく覚えていない。頭はすでに自分のレースのことでいっぱいだったのは間違いない。スタート地点に立つまでに弱虫ペダルの作者、渡辺先生と一緒に写真を撮ってもらったり、偶然居合わせた友人と話したりしたが上の空。緊張していたのだ。
スタートの合図すら耳に入ってこないほどの緊張といったらお分かりいただけるだろうか。目の前にいた渡辺先生の車輪とはすらないよう気をつけながら、集団最後尾でレースを開始する。初めてでよくわからない私は、目の前の人が降りたから降りたり、目の前の人のトレースをすることしかできない。
上手く飛び乗れなくてバランスを崩す。初めてだから…
ラスト1周回は単独走行となり孤独感にさいなまれてました
バンピーなストレートも背筋にダメージを与えてきて、思わず苦しい表情に
テクニカルなコーナリングセクションは前のバイクのラインをトレースを意識して
たまに色気を出してカーブで突っ込んでみても、なかなか抜けない。そうしているうちに前の集団はどんどん遠ざかっていく。これがシクロクロスやMTBクロスカントリーでスタートダッシュが重要な理由なのだろう。となれば前の人を抜けるのは道幅が広いストレートのみ。と思いつつも目の前の人について行くことで必死な私。
コースで最も長いストレートはバンピーで、私の体躯を痛めつける。ハンドルに体重を預ければ肩が疲れ、後ろ荷重にしたら背筋が一杯一杯になり踏み込めなくなるのだ。ペースを上げなければいけないストレートが地獄へ変わり、人との戦いから自分との戦いへ変わる。一体どうすればストレートで速くなるのだろうか…。
一方で、減速しなくてもよいほどバンク角が深い180°ターンや、細かなS字セクションなど楽しめるセクションもある。普段のサイクリングでは滅多にないテクニカルな所がスリリングで面白い。タイヤをスリップさせて肝を冷やす場面も多々あるが、リリースしやすいSPDペダルのおかげで足をつくこともでき、意外となんとかなるものだ。初心者の私がこう思うのだからテクニックをつけたらもっと楽しいのだろう。
初めてのシクロクロスはトップ集団にラップダウンされる結果に。予想通りとも言えますが。
「こんなに過酷なの?」レース直後は息が上がってまともに応答ができない状態でした
バタンキュー。30分は長過ぎませんか?
シクロクロス名物「シケイン」については余り触れたくない。言うとすれば一朝一夕の練習でどうにかなるものではなく、鍛錬が必要なポイントと感じさせられた。かっこ良く降りて、スマートに乗ることができれば、乗車に手こずっている相手を抜かせるはずだからだ。私のシケイン超えは不格好で、ぎこちない。ここで何人の人に抜かされたか…
レースの半分は前の人にくっついていけたが、もう半分は一人旅。自分との戦い、周回遅れを回避する戦いになっていた。悲鳴を上げる背中と心肺に反抗しながら、インナーロー(34-25T)を回し続けていると鬼の編集長から「ギアが軽すぎるぞ!」と声がかかる。「申し訳ございません。もう踏めません。」とは言えないし、レースでそんなことは言ってられない。やる気をだしてシフターをクリックしてみるが、撃沈。直ぐにインナーローへ戻してしまう。「もう踏めません」
そんな弱音を吐こうとすると、磯部先輩から突然「フジワラ!」と気つけの一言が飛んでくる。同じ組で走っているはずの磯部先輩がそばにいるのが理解できない。疲れた頭で状況を整理してみると私に追いつこうとしているのだ!抜かれたら周回遅れ。ヘタレのネタになるとかどうでもよくて、周回遅れになるのだけは避けたくギアを1枚重くする。10秒か15秒かもがいたところでギブアップ。再びインナーローに戻してしまう。
知り合いでもそうじゃなくても応援してくれるCXの雰囲気は心地いいです
SKYジャージで決めた親子。がんばれ父ちゃん!
C1カテゴリではほぼ全ての選手に応援の声がかかる
あっけなくトップ集団に捕まり、進路を譲るはめに。失速した私は呆然としながらチェッカーを受け、その場に倒れこむ。初めてのレースは楽しめたが、規定周回を走り切れない悔しい結果に。スッキリとも悶々ともしない複雑な心持ちで私のレースは終わったのだった。
体を冷やさないように着替えようと駐車場に戻ると、いたるところで高圧洗浄機で洗車をしているのが目についた。どうやら泥はすぐに落とさないと後々掃除が大変になるそうだ。となるとシクロクロスレースでは洗車用のブラシが必要。やはり、輪行は難しいのかもしれない。
さて、大会の様子はというとスケジュールの半分が終わっても数多くの人が残っていて、カテゴリが上がっていく度に会場の熱気も上がっていくよう。雨が降ってきてもテンションは下がらず、むしろ上がっていたように感じる。泥んこになって帰ってきたC2のライダーは疲労とともに満足そうな笑顔を見せている。雨天でも楽しめるCXていいじゃないか。
走行終了後すぐに小貝川につけて洗車する皆さん。やはり、泥はいち早く落とすべきか
こちらはホース持参で準備万端のよう。ここもレースに影響する?
レース中も洗車作業をして、バイクのベストコンディションを保つ
レース後の洗車は必須作業。かわいた泥ほど落としにくいものはありませんからね
C2の後は山本和弘、小坂正則、丸山厚選手などシクロクロスレースで実績を残してきた豪華メンバーが揃ったC1。レースが始まる前に私が気がついたのはレース直前まで、ウィンドブレーカーを羽織って体を冷やさないようにしていること。スタートダッシュを決める必要もあるし、高い強度を60分保たなければいけないとなると、直前までのウォームアップは必要なのだろう。
さて、C1のレースでは選手が通る度にプロ選手、アマチュア選手隔て無く応援の声が飛び、会場中が盛り上がっていた。来場した全員が知り合いかのようなアットホームな雰囲気で、初参加の私ですら居心地の良さを覚えるほどだ。加えて、レースを終えた選手がハイタッチでライバルを迎えていて、見ているこちらも清々しい気分になる。ここにもシクロクロスの魅力を感じさせられたのは言うまでもないだろう。
C1には1人だけ違うラインを取るライダーもいて、勉強になります
ポジション確保のためホールショットを取ることは重要てことに気が付きました
ハイタッチでライバルを迎える光景は見ていて清々しい
自分のレースだけを見れば悔しい結果に終わった茨城シクロクロス。大会全体は和やか、アットホームな雰囲気で清々しい気分となることができた。私自身は見るもの聞くものすべてが初め。学ぶことも沢山あり1日中楽しめたので、またどこかのシクロクロスに出たいと思います。
■今回の教訓
・試走でコースを把握しておく
・ウォームアップ、ストレッチは重要
・乗り降りの練習は必須
・ブラシを忘れるな(高圧洗浄機などがあれば最高)
・レース後の洗車は必要
2010年の冬、シクロワイアードのホットニュース欄に上がっていた「砂地獄を制した辻浦がV9 片山を振り切った豊岡がV6の偉業を達成」という記事を見た時、シクロクロスという言葉を初めて知った。記事を開いてはじめに目に入ってきた砂浜をドロップハンドルの自転車で駆けて行く様子に驚きしか覚えなかったのを今でも覚えている。
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その後、私とシクロクロスが再び出会うのは2012年2月に開催された「シクロクロス東京」。国内ロードレーサーたちも参加するというから、ミーハーな私に見に行かないという選択肢はない。後輪を滑らせたり、自転車を担ぎ上げながら砂浜を走っている姿に圧倒され、帰り道でCWのシクロクロスに関する過去記事を漁った。ロードレーサーには少なかったモノトーン、ツートンカラーといったシンプルなグラフィックにまた興味をそそられる。
かといって積極的にシクロクロスにのめり込もうとしたわけでもない。当時学生だった私にはシクロクロスはハードルが高かったのだ。手持ちのバイクはアルミのロードのみで、まず自転車が必要だった。さらに、レースが開催されるのが主に郊外で、免許もない、友達もいない私の移動手段は輪行、自走のみ。神奈川県の中央部に住んでいた私には地理的にも、ちょっと手が出しづらい。
手を付けれないまま競技人口が増えていき、私のシクロクロス参戦への欲求は高まるばかり。そんなタイミングでシクロワイアードに入社。待っていたのはグラベルロードの楽しさを伝える伝道師とも言うべきか、ダートの魅力を存分に教えてくれる磯部先輩。さらに、私が知らなかったかっこいいバイクをどんどん教えてくれて、シクロクロスへの欲求をありがたいことにも煽ってくれた。
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毎日の仕事でてんてこ舞いになっているうちにやってきた9月中旬。突然、磯部先輩が「茨城CXに申し込んだけど?」と声をかけてくる。はて?。「申し込まないの?」。!!!!。シーズンカレンダーさえ見てなかった私には寝耳に水。いきなり参戦のお誘いを受けた。いやいや自転車持ってないし…なんて戸惑っていると隣の席からとんでもない声がかかってきた。
「シクロクロス車あるけど、いる?」と安岡先輩。落車必至のシクロクロスで人の自転車を使うのはいかがなものか。自分のバイクを差し出してくれた聖人君子な安岡先輩は「自分の物になるんだからいいんじゃない」と続ける。ソレならいいかと、私は安岡先輩、いや私の自転車で参戦することを決めた。
前日に開催されたジャパンカップCXからの流れで茨城CXに参加する編集長と磯部先輩とは別に、私は自宅から輪行して会場入りすることになっていた。茨城CXが開催される小貝川リバーサイドパークは幸いにも駅チカでよかった。もしかしたら他のCXのレースでも輪行、自走も可能かもしれない。
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会場につくとすでに試走は始まっており場内は賑やかな雰囲気に包まれている。試走を取るか、取材するか一瞬だけ悩んだが、逸る気持ちに流されてコースイン。初めてのシケイン、パンプ、スリップして落車。1周する間に出てくるものすべてが新鮮で、スリリングで楽しい。もちろん落車は恥ずかしかったが、それも楽しめた。初めてロードバイクに乗った時とは違う感動をシクロクロスに覚える。
試走後のレースオーガナイザー影山さんの話やキッズレースの間に何をしていたかはよく覚えていない。頭はすでに自分のレースのことでいっぱいだったのは間違いない。スタート地点に立つまでに弱虫ペダルの作者、渡辺先生と一緒に写真を撮ってもらったり、偶然居合わせた友人と話したりしたが上の空。緊張していたのだ。
スタートの合図すら耳に入ってこないほどの緊張といったらお分かりいただけるだろうか。目の前にいた渡辺先生の車輪とはすらないよう気をつけながら、集団最後尾でレースを開始する。初めてでよくわからない私は、目の前の人が降りたから降りたり、目の前の人のトレースをすることしかできない。
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たまに色気を出してカーブで突っ込んでみても、なかなか抜けない。そうしているうちに前の集団はどんどん遠ざかっていく。これがシクロクロスやMTBクロスカントリーでスタートダッシュが重要な理由なのだろう。となれば前の人を抜けるのは道幅が広いストレートのみ。と思いつつも目の前の人について行くことで必死な私。
コースで最も長いストレートはバンピーで、私の体躯を痛めつける。ハンドルに体重を預ければ肩が疲れ、後ろ荷重にしたら背筋が一杯一杯になり踏み込めなくなるのだ。ペースを上げなければいけないストレートが地獄へ変わり、人との戦いから自分との戦いへ変わる。一体どうすればストレートで速くなるのだろうか…。
一方で、減速しなくてもよいほどバンク角が深い180°ターンや、細かなS字セクションなど楽しめるセクションもある。普段のサイクリングでは滅多にないテクニカルな所がスリリングで面白い。タイヤをスリップさせて肝を冷やす場面も多々あるが、リリースしやすいSPDペダルのおかげで足をつくこともでき、意外となんとかなるものだ。初心者の私がこう思うのだからテクニックをつけたらもっと楽しいのだろう。
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シクロクロス名物「シケイン」については余り触れたくない。言うとすれば一朝一夕の練習でどうにかなるものではなく、鍛錬が必要なポイントと感じさせられた。かっこ良く降りて、スマートに乗ることができれば、乗車に手こずっている相手を抜かせるはずだからだ。私のシケイン超えは不格好で、ぎこちない。ここで何人の人に抜かされたか…
レースの半分は前の人にくっついていけたが、もう半分は一人旅。自分との戦い、周回遅れを回避する戦いになっていた。悲鳴を上げる背中と心肺に反抗しながら、インナーロー(34-25T)を回し続けていると鬼の編集長から「ギアが軽すぎるぞ!」と声がかかる。「申し訳ございません。もう踏めません。」とは言えないし、レースでそんなことは言ってられない。やる気をだしてシフターをクリックしてみるが、撃沈。直ぐにインナーローへ戻してしまう。「もう踏めません」
そんな弱音を吐こうとすると、磯部先輩から突然「フジワラ!」と気つけの一言が飛んでくる。同じ組で走っているはずの磯部先輩がそばにいるのが理解できない。疲れた頭で状況を整理してみると私に追いつこうとしているのだ!抜かれたら周回遅れ。ヘタレのネタになるとかどうでもよくて、周回遅れになるのだけは避けたくギアを1枚重くする。10秒か15秒かもがいたところでギブアップ。再びインナーローに戻してしまう。
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体を冷やさないように着替えようと駐車場に戻ると、いたるところで高圧洗浄機で洗車をしているのが目についた。どうやら泥はすぐに落とさないと後々掃除が大変になるそうだ。となるとシクロクロスレースでは洗車用のブラシが必要。やはり、輪行は難しいのかもしれない。
さて、大会の様子はというとスケジュールの半分が終わっても数多くの人が残っていて、カテゴリが上がっていく度に会場の熱気も上がっていくよう。雨が降ってきてもテンションは下がらず、むしろ上がっていたように感じる。泥んこになって帰ってきたC2のライダーは疲労とともに満足そうな笑顔を見せている。雨天でも楽しめるCXていいじゃないか。
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C2の後は山本和弘、小坂正則、丸山厚選手などシクロクロスレースで実績を残してきた豪華メンバーが揃ったC1。レースが始まる前に私が気がついたのはレース直前まで、ウィンドブレーカーを羽織って体を冷やさないようにしていること。スタートダッシュを決める必要もあるし、高い強度を60分保たなければいけないとなると、直前までのウォームアップは必要なのだろう。
さて、C1のレースでは選手が通る度にプロ選手、アマチュア選手隔て無く応援の声が飛び、会場中が盛り上がっていた。来場した全員が知り合いかのようなアットホームな雰囲気で、初参加の私ですら居心地の良さを覚えるほどだ。加えて、レースを終えた選手がハイタッチでライバルを迎えていて、見ているこちらも清々しい気分になる。ここにもシクロクロスの魅力を感じさせられたのは言うまでもないだろう。
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自分のレースだけを見れば悔しい結果に終わった茨城シクロクロス。大会全体は和やか、アットホームな雰囲気で清々しい気分となることができた。私自身は見るもの聞くものすべてが初め。学ぶことも沢山あり1日中楽しめたので、またどこかのシクロクロスに出たいと思います。
■今回の教訓
・試走でコースを把握しておく
・ウォームアップ、ストレッチは重要
・乗り降りの練習は必須
・ブラシを忘れるな(高圧洗浄機などがあれば最高)
・レース後の洗車は必要