キャンバス地と天然ゴムを使う ブルックス CAMBIUMにレーシングモデルと穴あきサドルが登場

革製サドルの製造において140年以上の歴史を持つブルックス。自然由来のゴムやキャンバス地を使ったCAMBIUMシリーズに幅狭レーシングモデル「C15」と定番のC17に穴あきモデル2種類が登場した。独特な乗り心地が得られるサドルを紹介しよう。

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ブルックス CAMBIUM C15（Slate/Natural） (c)ダイアテックプロダクツ
CAMBIUMシリーズは革製のサドルを作り続けて来たブルックスが、硬化天然ゴムやオーガニックコットンといった天然由来の素材を使って作るサドル。自然的な質感と感触を持つキャンバス地の表面には加硫処理と、雨や汚れ等による劣化を防ぐために独自の「Brooks Numac」を用いた防水処理が施され、メンテナンスフリーで長期間にわたっての使用を可能にした。

ブルックス CAMBIUM C15（Black） (c)ダイアテックプロダクツブルックス CAMBIUM C17 CARVED（NATURAL） (c)ダイアテックプロダクツブルックス CAMBIUM C17 CARVED（SLATE） (c)ダイアテックプロダクツレールには中空ステンレス、レールとベースの接続部分にはダイキャスト製アルミニウムと信頼性を重視したパーツを使用することで、ブルックス伝統の高い耐久性を実現。また、ハンモックに着想を得たサドル構造とすることで、革サドルの様な柔軟性あふれる座り心地を実現しているという。

開発に7年という月日を費やしたというCAMBIUMシリーズ。レーシングモデルのC15と、従来よりラインナップされていたC17と女性用モデルC17sに穴あきモデルC17 CARVED CAMBIUMとC17s CARVED CAMBIUMが登場した。

C15は快適性を追求することによってライダーのパフォーマンスの向上を狙ったレーシングモデル。スタンダードモデルのC17よりサドル幅を22mm狭めることで、スムースなペダリングを可能とする。また、幅を小さくしたため軽量化にもつながり、C15はC17と比べ10gの軽量化を達成している。

CAMBIUMの乗り心地の良さとあわせて長距離やグラベルツーリングといった場面での効果を期待できるC15。ラインナップには世界限定1000個、国内では100個のみが用意されるSlate/Natural限定カラーと、通常ラインナップのBlack、Natural、Rustという4カラーが揃う。価格はSlate/Naturalが24,000円（税抜）、Blackが20,000円（税抜）だ。特に数量限定モデルは1～1,000のシリアルナンバー入りで所有欲を満たしてくれる一品だろう。

サドル中央に穴が開いた「CARVED」モデルが、通常のC17とサドル長を短くしたC17sに登場。しびれや痛みの原因となる圧迫を減らすことで、柔軟性のある乗り心地に加えて高い快適性を実現した。こちらも長距離ライドなどに最適なモデルだ。

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ブルックス CAMBIUM C15
表　皮：オーガニックコットン
ベース：硬化天然ゴム、ダイキャスト製アルミニウム
レール：中空ステンレス
長さ：283mm
幅：140mm
重量：405g
カラー：Slate/Natural（国内限定100個）、Black、Natural、Rust
価格：24,000円（税抜、Slate/Natural）、20,000円（税抜、Black、Natural、Rust）

ブルックス CAMBIUM C17 CARVED、C17s CARVED
表　皮：オーガニックコットン
ベース：硬化天然ゴム、ダイキャスト製アルミニウム
レール：中空ステンレス
長さ：283mm（C17）、265mm（C17s）
幅：162mm
重量：400g、390g
カラー：SLATE、NATURAL、Black
価格：21,600円（税抜）