2014/08/05(火) - 09:31
梅雨明けから一週間。すっかり夏らしくなった陽気が日本列島を覆った7月26日、埼玉県熊谷市にてエンデューロレースイベント「あついぞ!熊谷 BURNING MAN RACE’14」が開催された。最高気温38度と、大会名に恥じない気温の下、487組1007名が走り抜けたレースの模様をお伝えしよう。
最高気温38度の下行われた、あついぞ!熊谷 BURNING MAN RACE’14
日本一暑い街、埼玉県熊谷市。ちなみに、日本一暑い街を名乗る自治体は他にも群馬県館林市や、岐阜県多治見市、高知県四万十市などがあり、それこそアツイ論争が繰り広げられている、らしい。そんなアツイ熊谷の地で、開催されたレースが熊谷バーニングマンレースだ。
会場となった、熊谷スポーツ文化公園の駐車場に車を停めて、外に出た途端ムワッとした熱気に包まれる。朝7時からすでに暑いのが熊谷。そこに集まってくるこれまたアツそうなサイクリスト達。いつまでも、ぐずぐずと冷房の効いた車でウダウダしているわけにはいかない。
親子でテントを準備中
たくさんの荷物を駐車場から運ぶので、いろいろ工夫しているチームが多かった
多くのテントが並んだ競技場内
ポタガールさいたまも参加してくれた
会場となった陸上競技場の中には、ぎっしりと参加者のテントが立てられている。日影にいないと、本当に熱中症になってしまいそうなので、そういった準備は本当に大切。駐車場から競技場へと向かう参加者のみなさんの荷物も他の大会に比べると重装備な人が多かった印象だ。
さて、8時からは試走時間となる。ピットで設営を終えた参加者たちが続々とコースへとはいっていく。コースは熊谷スポーツ文化公園の中に設定された一周2.4kmの周回コース。高低差はほぼ無く、道幅も広めなので初心者でも走りやすいスピードコースだ。
試走に出発していく参加者たち
競技場内のビジョンにはイメージが映し出されていた
周回ボードを用意するチーム
準備はOKですか!
途中にはくまがやドームや噴水、芝生広場や陸上競技場内のトラックなど、バラエティに富んだ景色や路面の変化などがあり、何周しても飽きにくいのが魅力的なコースでもある。ちなみにくまがやドームは2月の大雪の影響で、屋根が落ちてしまい(!)現在復旧作業中。8時45分の3時間エンデューロスタートの前には、主催者から走行上の注意が伝えられるライダースMTGも実施され、安全面での配慮も万端。
いざ、スタートが切られ一周回のローリングスタートの後にリアルスタートが切られると、集団は一気にばらばらになっていく。特に競技場の出口や芝生公園への入り口は曲率の高いコーナーのため、インターバルがかかることで集団が絞られ、どんどんと分裂していく。
2時間の部もスタートしていきます
暑い中、高速で進む集団
S字コーナーを抜けていく
日が高くなるにつれ、気温もぐんぐん上がっていく。会場には暑さ対策として、ミストファンや、水をかぶる用のプール、痙攣防止用ドリンクや氷水の配布、冷却スプレーの使用ゾーンなどが用意され、参加者たちはそれらを駆使して暑さを乗りきっていた。
ひまわりがいかにも夏だ
花畑の脇を走り抜ける
近くのプールに来ていた子どもたちも興味津々
3時間エンデューロと2時間エンデューロの間では、ちょうどお昼ということもあり、ケータリングブースにも人が集まる。暑いからこそと、ホルモン焼きそばやカレーといったスタミナが付きそうな食事が人気だったよう。それでもひんやり冷たいかき氷の人気ぶりにはかなわなかったようだった。
午後に入り、後半戦となる2時間エンデューロがスタートしていく。参加者にも長いレースだが、スタッフたちにとっても長丁場となるレース。コースわきに立っている監察スタッフのみなさんはじりじりとした陽射しの下、参加者の安全を確保するためにずっと体を張っておられたのには脱帽。パラソルやクーラーボックスも用意され、スタッフの熱中症対策も万全にされていた。
シャワーを浴びてクールダウン
かき氷がおいしい!
待ってるこどもも暑さに耐えてるんです
元気をくれたレッドブルとおねえさん
そうこうしているうちに、2時間エンデューロも終了時間となる。2時間だけのチームも、5時間の長丁場を走り切ったチームも、最終走者を迎えるためにゴール周辺へとチームメートが迎えに押し寄せる中、次々と参加者たちがゴールしてくる。
スプリントしたり、暑さにやられていたりと、十人十色な最終走者たちも、チームメイトを見つけると笑顔になり、ゴール周辺はぱっと華やいだ。タスキ(計測バンド)をつなぎきった達成感が満ち溢れるゴールは、何度見ても飽きない光景だ。
ゴールにはたくさんのチームメートが詰めかけた
ゴールはスプリントで決着?
暑い中、チームで計測チップをつないだ
その後、表彰式が行われ、サイクリングの部は解散。その頃にはサイクリストではなさそうな人々が競技場に続々とはいってきている。そう、夕方からはランニングイベントとなるのが、熊谷バーニングマンレース。中にはダブルヘッダーの参加者もいるそうだ。
さて、アツい天気のなかアツい参加者たちが集った「あついぞ!熊谷 BURNING MAN RACE’14」。普通なら自転車に乗るのもためらってしまうような天気でも、大きな事故なくレースが出来たのは、さまざまな工夫を凝らしたアツい主催者の想いとアツい仲間たちの応援のおかげ。ぜひ、日本一アツいエンデューロイベントを目指して欲しい。
text&photo:Naoki,YASUOKA
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日本一暑い街、埼玉県熊谷市。ちなみに、日本一暑い街を名乗る自治体は他にも群馬県館林市や、岐阜県多治見市、高知県四万十市などがあり、それこそアツイ論争が繰り広げられている、らしい。そんなアツイ熊谷の地で、開催されたレースが熊谷バーニングマンレースだ。
会場となった、熊谷スポーツ文化公園の駐車場に車を停めて、外に出た途端ムワッとした熱気に包まれる。朝7時からすでに暑いのが熊谷。そこに集まってくるこれまたアツそうなサイクリスト達。いつまでも、ぐずぐずと冷房の効いた車でウダウダしているわけにはいかない。
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会場となった陸上競技場の中には、ぎっしりと参加者のテントが立てられている。日影にいないと、本当に熱中症になってしまいそうなので、そういった準備は本当に大切。駐車場から競技場へと向かう参加者のみなさんの荷物も他の大会に比べると重装備な人が多かった印象だ。
さて、8時からは試走時間となる。ピットで設営を終えた参加者たちが続々とコースへとはいっていく。コースは熊谷スポーツ文化公園の中に設定された一周2.4kmの周回コース。高低差はほぼ無く、道幅も広めなので初心者でも走りやすいスピードコースだ。
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途中にはくまがやドームや噴水、芝生広場や陸上競技場内のトラックなど、バラエティに富んだ景色や路面の変化などがあり、何周しても飽きにくいのが魅力的なコースでもある。ちなみにくまがやドームは2月の大雪の影響で、屋根が落ちてしまい(!)現在復旧作業中。8時45分の3時間エンデューロスタートの前には、主催者から走行上の注意が伝えられるライダースMTGも実施され、安全面での配慮も万端。
いざ、スタートが切られ一周回のローリングスタートの後にリアルスタートが切られると、集団は一気にばらばらになっていく。特に競技場の出口や芝生公園への入り口は曲率の高いコーナーのため、インターバルがかかることで集団が絞られ、どんどんと分裂していく。
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午後に入り、後半戦となる2時間エンデューロがスタートしていく。参加者にも長いレースだが、スタッフたちにとっても長丁場となるレース。コースわきに立っている監察スタッフのみなさんはじりじりとした陽射しの下、参加者の安全を確保するためにずっと体を張っておられたのには脱帽。パラソルやクーラーボックスも用意され、スタッフの熱中症対策も万全にされていた。
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スプリントしたり、暑さにやられていたりと、十人十色な最終走者たちも、チームメイトを見つけると笑顔になり、ゴール周辺はぱっと華やいだ。タスキ(計測バンド)をつなぎきった達成感が満ち溢れるゴールは、何度見ても飽きない光景だ。
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その後、表彰式が行われ、サイクリングの部は解散。その頃にはサイクリストではなさそうな人々が競技場に続々とはいってきている。そう、夕方からはランニングイベントとなるのが、熊谷バーニングマンレース。中にはダブルヘッダーの参加者もいるそうだ。
さて、アツい天気のなかアツい参加者たちが集った「あついぞ!熊谷 BURNING MAN RACE’14」。普通なら自転車に乗るのもためらってしまうような天気でも、大きな事故なくレースが出来たのは、さまざまな工夫を凝らしたアツい主催者の想いとアツい仲間たちの応援のおかげ。ぜひ、日本一アツいエンデューロイベントを目指して欲しい。
text&photo:Naoki,YASUOKA
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