2014/07/11(金) - 09:15
8月19日(火)、OVE南青山にて「ウィーラースクール シンポジウム in TOKYO なぜ子どもたちに自転車教育が必要なのか ~ヨーロッパから来た子ども向け自転車教育に学ぶこと~」と題したシンポジウムが開催される。自転車教育がもたらす未来の社会像を考えるためのイベントだ。
自転車が関係する交通事故の増加や、マナーの問題などが表面化しているここ数年の社会情勢。道路交通法の改正やその運用の見直しも行われているほか、自転車レーンの設置などのインフラ整備などが進められている。このように自転車を取り巻く社会情勢は急激に変化している。
自転車をより有効に活用していこうとする社会的な動きが活発化していくなかで、法律やインフラ方面の整備は率先して議論され、実施されていく流れができつつある。一方で、立ち遅れているのが自転車の交通ルールやマナー、乗り方といった教育の分野だ。
これらのインフラ整備を最大限に生かすためにも、自転車教育の充実にも取り組むべきという意見もあるなか、体系的に自転車の教育を子供たちに行っている機関は国内を見渡してもほとんど見かけないのが実情だ。そのような状況の下、子どもたちに自転車教育を行ってきた数少ない組織である「ウィーラースクールジャパン」。
今回開催されるシンポジウムは関西を拠点とする同団体の活動を通じて、子どもたちへの自転車教育が未来の社会にどういった影響を与えるのかを考えるためのもの。
司会進行を務めるのは、サイクルライフナビゲーターの絹代さん。シンポジウムは2部制となり、前半40分が「ひとりでも多くの子どもに自転車に乗る楽しみを。」と題した基調講演が行われ、ヨーロッパでの自転車教育の現状やウィーラースクールジャパンの活動の紹介、子どもへの自転車教育の意義とそのゴールについて講演が行われる。
後半はパネルディスカッション形式となる。テーマは「地域に根付く自転車教室の成果とその未来への可能性」。
パネリストは、ウィーラースクールジャパン代表のブラッキー中島隆章さん、宇都宮ブリッツェンの栗村修さんと廣瀬佳正さん、元ロード日本代表の山本雅道さん、そしてNPO法人自転車活用自転車活用推進研究会 理事長の小林成基さんの5名。それぞれが、自転車をとりまく社会情勢、子どもたちへの教育にビジョンを持つパネリストたちだ。
パネルディスカッションではパネリストたちが、各地で開催される子ども向け自転車教室の事例とその成果や、宇都宮ブリッツェンが担う自転車教室、神奈川県藤沢市での自転車教室、京都府南丹市美山町で行われる自然体験と自転車教室、競技者の底辺拡大とその将来性を見据えた教育との連携といったトピックについて語り合う予定。
参加受付は7月14日(火)からとなっている。参加申し込みはネットエントリーとなっており、公式サイトから申し込み可能。参加費は無料で、定員が50名と少ないため、すぐに満員となることが予想される。興味のある人は早めに申し込まれたほうがよいだろう。シンポジウムに寄せて、ウィーラースクール代表のブラッキー中島さんからのメッセージを紹介しよう。
<子ども自転車教室の現場で見えてきたこと ブラッキー中島>
ウィーラースクールを続けてきて早10年近く、特にこの7~8年というもの、自転車教育がもたらす社会への影響を実感することが多くなりました。わたしたちが目指すスクールは、当然、競技者の底辺拡大は目的の一つにあるかとは思いますが、全国で多くの子どもたちと向き合う中、今の日本の現状では、もっと底辺の教育が必要であるという事実を痛感することが多くあります。
数多くの自転車教室というものを通じて気づくこと。それは、ただサイクルスポーツというものだけにとどまらせず、交通安全、市民生活、町の振興、都市計画、果ては、コミュニケーションの方法や親子の関係に至るなどなど、多岐に渡る未来への可能性です。わたしたちがこれまでの数万の子どもたちと接する中で経験したその情報を整理し、この機会にウィーラースクールという手法が持つ社会的な可能性を一人でも多くの人に知って欲しいと思います。
ウィーラースクール シンポジウム in TOKYO
主 催:ウィーラースクールシンポジウム実行委員会
ブラッキー中島隆章、栗村修、廣瀬佳正、山本雅道、絹代
協 力:NPO法人 自転車活用推進研究会・株式会社シマノ
日 程:8月19日(火) 午後6:00開場、6:30開始
会 場:OVE南青山 東京都港区南青山3-4-8 KDXレジデンス南青山 1F
パネリスト: ブラッキー中島隆章(ウィーラースクールジャパン代表)
栗村 修(宇都宮ブリッツェン テクニカルアドバイザー・Jsports解説者)
廣瀬 佳正(宇都宮ブリッツェン ゼネラルマネージャー)
山本 雅道(元ロード日本代表 バイシクルファクトリーヤマモト代表)
小林 成基(NPO法人 自転車活用推進研究会 理事長)
進 行:絹 代(サイクルライフナビゲーター)
参加費:無料
定 員:50 名
自転車が関係する交通事故の増加や、マナーの問題などが表面化しているここ数年の社会情勢。道路交通法の改正やその運用の見直しも行われているほか、自転車レーンの設置などのインフラ整備などが進められている。このように自転車を取り巻く社会情勢は急激に変化している。
自転車をより有効に活用していこうとする社会的な動きが活発化していくなかで、法律やインフラ方面の整備は率先して議論され、実施されていく流れができつつある。一方で、立ち遅れているのが自転車の交通ルールやマナー、乗り方といった教育の分野だ。
これらのインフラ整備を最大限に生かすためにも、自転車教育の充実にも取り組むべきという意見もあるなか、体系的に自転車の教育を子供たちに行っている機関は国内を見渡してもほとんど見かけないのが実情だ。そのような状況の下、子どもたちに自転車教育を行ってきた数少ない組織である「ウィーラースクールジャパン」。
今回開催されるシンポジウムは関西を拠点とする同団体の活動を通じて、子どもたちへの自転車教育が未来の社会にどういった影響を与えるのかを考えるためのもの。
司会進行を務めるのは、サイクルライフナビゲーターの絹代さん。シンポジウムは2部制となり、前半40分が「ひとりでも多くの子どもに自転車に乗る楽しみを。」と題した基調講演が行われ、ヨーロッパでの自転車教育の現状やウィーラースクールジャパンの活動の紹介、子どもへの自転車教育の意義とそのゴールについて講演が行われる。
後半はパネルディスカッション形式となる。テーマは「地域に根付く自転車教室の成果とその未来への可能性」。
パネリストは、ウィーラースクールジャパン代表のブラッキー中島隆章さん、宇都宮ブリッツェンの栗村修さんと廣瀬佳正さん、元ロード日本代表の山本雅道さん、そしてNPO法人自転車活用自転車活用推進研究会 理事長の小林成基さんの5名。それぞれが、自転車をとりまく社会情勢、子どもたちへの教育にビジョンを持つパネリストたちだ。
パネルディスカッションではパネリストたちが、各地で開催される子ども向け自転車教室の事例とその成果や、宇都宮ブリッツェンが担う自転車教室、神奈川県藤沢市での自転車教室、京都府南丹市美山町で行われる自然体験と自転車教室、競技者の底辺拡大とその将来性を見据えた教育との連携といったトピックについて語り合う予定。
参加受付は7月14日(火)からとなっている。参加申し込みはネットエントリーとなっており、公式サイトから申し込み可能。参加費は無料で、定員が50名と少ないため、すぐに満員となることが予想される。興味のある人は早めに申し込まれたほうがよいだろう。シンポジウムに寄せて、ウィーラースクール代表のブラッキー中島さんからのメッセージを紹介しよう。
<子ども自転車教室の現場で見えてきたこと ブラッキー中島>
ウィーラースクールを続けてきて早10年近く、特にこの7~8年というもの、自転車教育がもたらす社会への影響を実感することが多くなりました。わたしたちが目指すスクールは、当然、競技者の底辺拡大は目的の一つにあるかとは思いますが、全国で多くの子どもたちと向き合う中、今の日本の現状では、もっと底辺の教育が必要であるという事実を痛感することが多くあります。
数多くの自転車教室というものを通じて気づくこと。それは、ただサイクルスポーツというものだけにとどまらせず、交通安全、市民生活、町の振興、都市計画、果ては、コミュニケーションの方法や親子の関係に至るなどなど、多岐に渡る未来への可能性です。わたしたちがこれまでの数万の子どもたちと接する中で経験したその情報を整理し、この機会にウィーラースクールという手法が持つ社会的な可能性を一人でも多くの人に知って欲しいと思います。
ウィーラースクール シンポジウム in TOKYO
主 催:ウィーラースクールシンポジウム実行委員会
ブラッキー中島隆章、栗村修、廣瀬佳正、山本雅道、絹代
協 力:NPO法人 自転車活用推進研究会・株式会社シマノ
日 程:8月19日(火) 午後6:00開場、6:30開始
会 場:OVE南青山 東京都港区南青山3-4-8 KDXレジデンス南青山 1F
パネリスト: ブラッキー中島隆章(ウィーラースクールジャパン代表)
栗村 修(宇都宮ブリッツェン テクニカルアドバイザー・Jsports解説者)
廣瀬 佳正(宇都宮ブリッツェン ゼネラルマネージャー)
山本 雅道(元ロード日本代表 バイシクルファクトリーヤマモト代表)
小林 成基(NPO法人 自転車活用推進研究会 理事長)
進 行:絹 代(サイクルライフナビゲーター)
参加費:無料
定 員:50 名
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