イギリス・ロンドンのロードバイクウェアブランドRapha(ラファ)が今夏もツール・ド・フランスにちなんだ山岳チャレンジRapha Risingを開催する。3回目となる今年はついに9日間で獲得標高8800mという過酷な挑戦を世界中のライダーに突きつける。



9日間で獲得標高8800mを達成しよう RaphaRising20149日間で獲得標高8800mを達成しよう RaphaRising2014
Rapha Rising(ラファ・ライジング)はその名の通り、ラファが手がけるグローバルなライドイベントだ。毎年夏の恒例イベントとして、ライダーたちに問うヒルクライムチャレンジ。今年は9日間で獲得標高8800mが達成すべき数字として世界中のサイクリスト達へ提示された。

自ら走ることで、過酷なツール・ド・フランスを走る選手への敬意を抱いてもらえればというテーマで、ツール期間中に毎年開催されるこのチャレンジ。ハイブランドとして認知されているラファだが、そのバックボーンとなるのは常にライダーを楽しませ刺激するストーリーをもった多彩なイベントの開催に他ならない。

今年は開催の2週間前で3万人を超えるエントリーとなっている。ちなみに昨年の参加者が3万人となっていることを考えると、前年を超えるペースで集まる参加者たちは、このイベントがいかに実走派のサイクリストの注目を集めているかが伺える。

仲間でゴールを目指すも良し、一人で淡々と目指すも良し仲間でゴールを目指すも良し、一人で淡々と目指すも良し (c)Rapha.cc一週間で獲得標高7235mをクリアできますか?一週間で獲得標高7235mをクリアできますか? (c)Rapha.cc


チャレンジ期間はイゾアール峠を登る今大会のクイーンステージである、第14ステージの7月19日からツール最終日の7月27日までの9日間。今年の獲得標高8800mは、第2、第14、第17ステージで選手がそれぞれ稼ぎだす獲得標高の合計からだという。選手たちが味わう過酷さの片鱗を感じ取れ、というラファからの挑戦状だ。

RaphaRising2014 達成者のみが注文できるTシャツRaphaRising2014 達成者のみが注文できるTシャツ Rapha Risingのユニークな特徴は、GPSデバイスを利用するライド・ソーシャルウェブであるSTRAVA(ストラヴァ)との連動企画であること。STRAVAはアメリカ発祥のウェブサービスで、ライドのログを記録したり自動で山岳賞を設定しクラウド上で競えるシステムなど、最近は日本でもコアなサイクリストの間では定着した感もあるサービスだ。

STRAVAの利用にはGarminなどのGPS機器が必要だ。ライドのデータをサイトに読み込ませる必要があるが、もし機器がなくてもスマートフォンのアプリがあるのでこれを利用できる(ただバッテリーの消費が激しいのでライド前に充電を!)。

STRAVAへの登録は無料。Facebookのアカウントでログインすることも可能なため、登録への敷居は低い。アカウントを取得したら、Rapha Rising 2014のページに飛び「Join Now」をクリックすればOKだ。あとは、期間中に登った標高を自動で加算した進捗状況が随時チェックできる。

達成すると記念ワッペンが贈呈される。今年のデザインは?達成すると記念ワッペンが贈呈される。今年のデザインは? (c)Rapha.ccGPSを利用するライド・ソーシャルウェブであるSTRAVA(ストラヴァ)との連動企画だGPSを利用するライド・ソーシャルウェブであるSTRAVA(ストラヴァ)との連動企画だ (c)Yufta.Omata


ちなみに達成者には、Rapha Rising 2014のロゴワッペンが贈られる。7235mが達成目標だった昨年は、世界で31,562人が挑戦して4,657人が達成している。およそ7人に1人の達成率と、なかなか容易でない様子が伺える。さらに1500mほど標高を増したRapha Rising 2014、真夏の山岳ヒルクライムチャレンジ、貴方は走りきることができますか?

STRAVAの利用にはGarminなどのGPS機器が必要。スマートフォンからでも動作可能だSTRAVAの利用にはGarminなどのGPS機器が必要。スマートフォンからでも動作可能だ
なお、ソーシャルメディアの活用でも広く知られるラファは、このRapha Risingに関するブログやツイート、写真などのエントリーをハッシュタグ #rapharising とともに投稿することを推奨している。すでにTwitterやInstagramではスタートを待ちきれない世界中のサイクリストのポストを見ることが出来る。世界に向けてあなたのライドを発信してみるのも面白そうだ。