イギリス・ロンドンのロードバイクウェアブランドRapha(ラファ)が今夏もツール・ド・フランスにちなんだ山岳チャレンジRapha Risingを開催する。今年は一週間で獲得標高7235mをライダーに突きつける。

一週間で獲得標高7235mにチャレンジするRapha Rising 2013一週間で獲得標高7235mにチャレンジするRapha Rising 2013 (c)Rapha.cc

Rapha Rising(ラファ・ライジング)はその名の通り、ラファが手がけるグローバルなライドイベントだ。毎年夏の恒例イベントとして、ライダーたちに問うヒルクライムチャレンジ。今年は一週間で獲得標高7235mが達成すべき数字として提示された。

過酷なツール・ド・フランスを走る選手への敬意を、自ら走ることで抱いてもらえればとツール期間中に毎年開催されるこのチャレンジ。ウェアブランドとして認知されているラファだが、その強みは常にライダーを楽しませ刺激する多彩なイベントの開催に他ならない。昨年は全世界で1万人を超えるライダーが、このRapha Risingに挑戦したという。今年はすでに2万5000人を超えるエントリーがあるのだから、このイベントがいかに実走派のサイクリストの注目を集めているかが伺える。

仲間でゴールを目指すも良し、一人で淡々と目指すも良し仲間でゴールを目指すも良し、一人で淡々と目指すも良し (c)Rapha.cc一週間で獲得標高7235mをクリアできますか?一週間で獲得標高7235mをクリアできますか? (c)Rapha.cc


チャレンジの期間はフランス革命記念日(そして、ツールがモン・ヴァントゥにゴールする日)の7月14日から21日までの一週間。今年の獲得標高7235mは、ツールに登場するペイルスルド峠、モン・ヴァントゥ、サレンヌ峠、ラルプデュエズの標高の総計だという。名だたる名峰を自らの足で乗り越えてみよ、というラファからの挑戦状だ。

Rapha Rising 2013Rapha Rising 2013 (c)Rapha.ccRapha Rising最大の特徴は、GPSを利用するライド・ソーシャルウェブであるSTRAVA(ストラヴァ)との連動企画であること。STRAVAはアメリカ発祥のウェブサービスで、ライドのログを記録したり自動で山岳賞を設定し競えるシステムなど、最近は日本でも広がりを見せている。

STRAVAの利用にはGarminなどのGPS機器が必要だ。ライドのデータをサイトに読み込ませる必要があるが、もし機器がなくてもスマートフォンのアプリがあるのでこれを利用できる(ただバッテリーの消費が激しいのでライド前に充電を!)。

STRAVAへの登録は無料。Facebookのアカウントがあればそれでログインすることも可能と、敷居は低い。アカウントを取得したら、Rapha Rising 2013のページに飛び「Join Now」をクリックすればOKだ。あとは、期間中に登った標高を自動で加算した進捗状況が随時チェックできる。

達成すると記念ワッペンが贈答される。今年のデザインは?達成すると記念ワッペンが贈答される。今年のデザインは? (c)Rapha.ccGPSを利用するライド・ソーシャルウェブであるSTRAVA(ストラヴァ)との連動企画だGPSを利用するライド・ソーシャルウェブであるSTRAVA(ストラヴァ)との連動企画だ (c)Yufta.Omata


ちなみに達成者には、Rapha Rising 2013のロゴワッペンが贈られる。6881mを登れるかのチャレンジだった昨年は、世界で10371人が挑戦して1956人が達成している。日本からの達成者は36人と、なかなか容易でない様子が伺える。さらに400mほど標高を増したRapha Rising 2013、真夏の山岳ヒルクライムチャレンジに、ぜひ挑んでみてはいかがだろうか。

STRAVAの利用にはGarminなどのGPS機器が必要。スマートフォンからでも動作可能だSTRAVAの利用にはGarminなどのGPS機器が必要。スマートフォンからでも動作可能だ

なお、ソーシャルメディアの活用でも広く知られるラファは、このRapha Risingに関するブログやツイート、写真などのエントリーをハッシュタグ #rapharising とともに投稿することを推奨している。すでにTwitterやInstagramではスタートを待ちきれない世界中のサイクリストのポストを見ることが出来る。世界に向けてあなたのライドを発信してみるのも面白そうだ。