2013/03/27(水) - 13:37
グランフォンドの本場イタリアでも屈指の人気を誇る“ラ・ピナ サイクリングマラソン”。今年も日本からのオフィシャルツアーの開催が決定した。8回目のオフィシャルツアーは7泊9日のロングバージョンだ。
ラ・ピナ サイクリングマラソンは、ピナレロの創業者、ジョバンニ・ピナレロの75歳のバースデーを祝福して誕生した大会。今年で17回目の開催を迎える超人気イベントで、毎年世界各国から4000人以上のサイクリストがエントリーするほど。日本からのオフィシャルツアーは、2013年で8回目の催行を数える。
「レースに勝てる美しいバイク」を作ることで、広くその名を轟かせているイタリアの名門バイクブランド・ピナレロ。一方では、世界各国から4000人以上がエントリーする大人気のグランフォンド大会を主催、運営している。それは、ピナレロファミリーは「自転車が大好き。自転車を大好きな人たちが大好き」だから。
ラ・ピナ サイクリングマラソンが駆け抜けるのは、北イタリアにあるピナレロの生まれ故郷、トレヴィーゾを中心に巡り駆ける絶景コース。トンネルが連続する九十九折りの道や、ジロ・デ・イタリアの舞台にもなった名峠などがコースに組み込まれる。
コースはグランフォンド(距離169km)、メディオフォンド(距離118km)、グルメフォンド(距離約35km、地元のグルメを食べ歩くツーリング)の3コースを設定。より魅力的なイベントへと進化している。レース志向の本格派から、完走目的のエンジョイライダー、食べ歩きメインのビギナーまで、幅広いレベルの人が思い思いのペースで楽しめることが特徴だ。
この大会が毎年4000人もの参加者を惹きつけるその理由は、ピナレロを生み育んだ、北イタリアの変化に富んだコースと雄大な景色。そしてもうひとつは、サイクリストを愛するピナレロのパッションが、大会の隅々まで行き渡っていること。トレヴィーゾの街を挙げたおもてなしに、イタリアを故郷のように思い、リピーターとして毎年エントリーする参加者は少なくない。
日本からのオフィシャルツアーの魅力は、グランフォンド参加以外にも様々なアクティビティを楽しめることだ。地元サイクリストとともにワイナリーなどを訪ねるツーリングや、イタリアグルメを味わうさまざまなパーティ(予定)、ピナレロ本社工場見学、さらにはコモ湖観光など、大満足の9日間。ツアー定員は30名だ。
例年通りピナレロのレンタルバイクの用意もあり、飛行機輪行の手間と不安からも解放してくれ、ピナレロバイクを乗り倒す事ができることも大きな魅力。日本人スタッフが同行するので、初めて海外を自転車で走る人も安心して参加できる。今年はサイクリストの聖地、サン・マドンナ・デル・ギザッロ教会への観光も加わった。
北イタリアを味わいつくすスペシャルな企画満載の大好評オフィシャルツアーで、自転車を五感で楽しむ一週間を過ごしてみてはいかがだろうか。
ラ・ピナ サイクリングマラソン2013 オフィシャルツアースケジュール(予定)
7月11日(木、1日目)
エールフランス航空277便にて空路ヨーロッパへ
7月12日(金、2日目)
早朝にパリ到着後、エールフランス航空利用にて空路ヴェネチアへ。ヴェネチア空港からは専用バスにてアルプス伏流水の恵みを受ける美しき水の都、そしてピナレロが生まれ育った街、トレヴィーゾへ。旧市街地にあるピナレロ本店は、ファンなら必ず訪れたい場所。宿泊ホテルは静かな雰囲気に心癒されるルライス・モナコだ。プールも付いた豪華なホテルで、大会前の緊張をほぐそう。宿泊ホテル到着後、レンタルバイクの受け渡しを行う。
7月13日(土、3日目)
大会前日となるこの日は、午前中にイタリアの道やレンタルバイクに慣れるため市内周辺を試走する。お昼にはランチパーティーが催され、午後からはスタート地点の下見やナンバーカードの受け取りへ。
7月14日(日、4日目)
4日目はいよいよラ・ピナ サイクリングマラソンの本番当日。世界各国から集まったサイクリストと共に北リアの道を走る喜びは、きっと何にも換えられない貴重な体験になるはず。平坦な道が続くヴェネト平野、ブドウ畑、つづら折れの山岳コースなど、最高のロケーションが続く様子は圧巻だ。
ゴール後は、ピナレロ社が主催する完走パーティーへと参加予定。共に走った仲間と語らう一時を楽しもう。
7月15日(月、5日目)
大会翌日は、トレヴィーゾやその周辺を観光できる終日自由行動となる。北イタリアの名所やグルメを自由に満喫できる。オプショナルツアーとして、午前中に周辺を巡るサイクリングツアーが、午後にはトレヴィーゾの市内観光が予定されている。
7月16日(火、6日目)
トレヴィーゾ滞在最終日には憧れのピナレロ本社工場見学へと向かう。見学終了後は専用バスにて陸路ミラノへと向かい、翌日のサン・マドンナ・デル・ギザッロ教会見学へ備える。
7月17日(水、7日目)
ミラノのホテルで朝食を済ませたら、専用バスにてコモ湖とサン・マドンナ・デル・ギザッロ教会への観光へと向かう。サイクリストの聖地である教会と、数々の歴史ある自転車が飾られた博物館は必見だ。午後からは自由行動で、ミラノ市内を観光するオプショナルツアーも用意される。
7月18日(木、8日目)
ミラノのホテルで朝食後、専用バスでミラノ・リナーテ空港へ。エールフランスを乗り継いで、成田空港へと出発する。
7月19日(金、9日目)
朝8時に成田空港着。入国手続終了次第解散。
旅行期間:2013年7月11日(木)~19日(金)の9日間
料金:詳細は後日発表いたします。
オフィシャルツアー申込締切:2013年5月10日(金)
レンタルバイク申込締切:2013年4月30日(火)
定 員:30名
旅行代金: 359,000円(成田発)
旅行条件や料金などに関するお問い合わせ
㈱JTBコーポレートセールス JTBスポーツデスク
e-mail:team-j@web.jtb.jp
大会や自転車に関するお問い合わせ
㈱ティンバー・プラネット内「ピナクラブ ジャパン」事務局
e-mail:info@pinaclub-japan.com
オフィシャルツアー参加体験レポート
イタリアに家族ができる旅! ラ・ピナ サイクリングマラソンを走る
ここでは2012年に開催された16回大会の様子と、7回目となる日本からのオフィシャルツアーに参加されたサイクルショップ・マスコの増子店長のお話で振り返ってみたい。
2012年大会には世界各国から4000人以上のライダーがエントリーするなか、男女合わせて22名の日本のサイクリストが参加した。
リピーターの多さもこのイベントの特徴のひとつ。ピナレロとイタリアの魅力に惚れこんで、サイクルショップマスコの増子店長は3回目の参加だ。
「今年はお客さんを13名連れて行ったよ!」と、増子店長。増子店長ご自身がリピーターとなり、また、その魅力をお店のお客さんにも味わってほしいと願っている。
また昨年は、大会ディレクターであったアンドレア・ピナレロ氏が急逝された。増子店長は氏と交友があった。
「2012年の大会はアンドレアの追悼という意味合いもあったんだ。記念ジャージとビブショーツには、アンドレアの『A』がデザインされていたよ」。大会スタート時には追悼文も読み上げられた。
「みんなの友達だったアンドレア。彼を偲びつつ、でも湿っぽくはならないところにイタリアらしさを感じたね」。
増子店長がお客さんのうち7名とエントリーなさったのは、「メディオフォンド」。60代の方も含め26〜28km/hほどのペースで走っていたが……結果は「回収車につかまっちゃった」。
増子店長曰く、「以前先頭集団で走ったときは、42km/hだったし、少なくとも35km/h以上で走らないと付いていけないんだ」。
高速で巡航できることが完走のカギとなることは間違いない。しかし、この回収車がまた面白かったそうだ。
「運転手のイタリアのおっちゃんが『乗ってけ、乗ってけ』って、追いかけてくるんだよね。乗ったら乗ったで、イタリア語でベラベラ話しかけてくるし(笑)。大盛り上がりの陽気な道中だったよ」。これも得難い体験か(笑)。
ちなみにグランフォンドのコースはピナレロを生み、育んだ、北イタリアの絶景を存分に堪能できるコース設定だ(山岳に入る前まではメディオフォンドと同じ)。苦しくも美しい山岳コースを走れば、ジロ・デ・イタリアの選手になったような気分が味わえるはず。
「それにレンタルバイクがすごいよね。DOGMA65.1 THINK2だよ!(※) 長距離を走っても違和感のない、抜群の乗り心地。色気があって、カッコよくって……ファウスト・ピナレロ社長のセンスのよさを感じたね」
※今年のレンタルバイクとしてどのモデルが貸し出されるかは不明です(3月27日現在)。
そして、増子店長が大会のコースやレンタルバイクの素晴らしさ以上に伝えたいというのが、イタリアの自転車文化だ。
「レースを速く走ることが目標じゃない。イタリアの自転車文化は『楽しんだもん勝ち』だと思うよ。特にピナレロのあるトレヴィーゾという街は、自転車のクラブチームが30近くあるようなところなんだ。世界的ブランドになった今も、ピナレロは街の人々に愛されている。大会当日エイドステーションでボランティアしているのは、全員地元のクラブチーム員たち。『寄ってけ、寄ってけ。食べてけ、食べてけ』と、とにかく明るい(笑)」
また、単なるパック旅行では決して味わえない魅力が詰まっているのが、このスペシャルツアーだと増子さんは言う。
「完走パーティの豪華さは驚き!(※パーティ招待は”特別サプライズ”で、毎年あるとは限りません)。大会の翌日に、ピナレロスタッフが地元の人しか知らないようなワイナリーやレストランに案内してくれるツーリングも楽しいよ。それは去年までアンドレアがやってくれていたんだけどね…(と、ちょっとしっんみり)。
ツアーの滞在期間を通して、ピナレロファミリー、スタッフ、街の人から、『楽しんでもらいたい、満足してもらいたい』というもてなしの気持ちが強く伝わってくるんだ。こんなにファミリー感に溢れた旅はほかにないね。絶対にいいよ、行くべきだよ! と人に薦めたくなるツアーだよ」と増子さんは締めくくった。
グランフォンド参加だけでなく、グルメ堪能&トレヴィーゾ観光&ピナレロ工場見学、さらには現地ピナレロファミリー&スタッフの温かいおもてなしに触れる、充実の7日間の旅。行きたいと思ったら、今がチャンスかもしれません。
text:Tomoko Usui
Photo:Tomo Hoshino
ラ・ピナ サイクリングマラソンは、ピナレロの創業者、ジョバンニ・ピナレロの75歳のバースデーを祝福して誕生した大会。今年で17回目の開催を迎える超人気イベントで、毎年世界各国から4000人以上のサイクリストがエントリーするほど。日本からのオフィシャルツアーは、2013年で8回目の催行を数える。
「レースに勝てる美しいバイク」を作ることで、広くその名を轟かせているイタリアの名門バイクブランド・ピナレロ。一方では、世界各国から4000人以上がエントリーする大人気のグランフォンド大会を主催、運営している。それは、ピナレロファミリーは「自転車が大好き。自転車を大好きな人たちが大好き」だから。
ラ・ピナ サイクリングマラソンが駆け抜けるのは、北イタリアにあるピナレロの生まれ故郷、トレヴィーゾを中心に巡り駆ける絶景コース。トンネルが連続する九十九折りの道や、ジロ・デ・イタリアの舞台にもなった名峠などがコースに組み込まれる。
コースはグランフォンド(距離169km)、メディオフォンド(距離118km)、グルメフォンド(距離約35km、地元のグルメを食べ歩くツーリング)の3コースを設定。より魅力的なイベントへと進化している。レース志向の本格派から、完走目的のエンジョイライダー、食べ歩きメインのビギナーまで、幅広いレベルの人が思い思いのペースで楽しめることが特徴だ。
この大会が毎年4000人もの参加者を惹きつけるその理由は、ピナレロを生み育んだ、北イタリアの変化に富んだコースと雄大な景色。そしてもうひとつは、サイクリストを愛するピナレロのパッションが、大会の隅々まで行き渡っていること。トレヴィーゾの街を挙げたおもてなしに、イタリアを故郷のように思い、リピーターとして毎年エントリーする参加者は少なくない。
日本からのオフィシャルツアーの魅力は、グランフォンド参加以外にも様々なアクティビティを楽しめることだ。地元サイクリストとともにワイナリーなどを訪ねるツーリングや、イタリアグルメを味わうさまざまなパーティ(予定)、ピナレロ本社工場見学、さらにはコモ湖観光など、大満足の9日間。ツアー定員は30名だ。
例年通りピナレロのレンタルバイクの用意もあり、飛行機輪行の手間と不安からも解放してくれ、ピナレロバイクを乗り倒す事ができることも大きな魅力。日本人スタッフが同行するので、初めて海外を自転車で走る人も安心して参加できる。今年はサイクリストの聖地、サン・マドンナ・デル・ギザッロ教会への観光も加わった。
北イタリアを味わいつくすスペシャルな企画満載の大好評オフィシャルツアーで、自転車を五感で楽しむ一週間を過ごしてみてはいかがだろうか。
ラ・ピナ サイクリングマラソン2013 オフィシャルツアースケジュール(予定)
7月11日(木、1日目)
エールフランス航空277便にて空路ヨーロッパへ
7月12日(金、2日目)
早朝にパリ到着後、エールフランス航空利用にて空路ヴェネチアへ。ヴェネチア空港からは専用バスにてアルプス伏流水の恵みを受ける美しき水の都、そしてピナレロが生まれ育った街、トレヴィーゾへ。旧市街地にあるピナレロ本店は、ファンなら必ず訪れたい場所。宿泊ホテルは静かな雰囲気に心癒されるルライス・モナコだ。プールも付いた豪華なホテルで、大会前の緊張をほぐそう。宿泊ホテル到着後、レンタルバイクの受け渡しを行う。
7月13日(土、3日目)
大会前日となるこの日は、午前中にイタリアの道やレンタルバイクに慣れるため市内周辺を試走する。お昼にはランチパーティーが催され、午後からはスタート地点の下見やナンバーカードの受け取りへ。
7月14日(日、4日目)
4日目はいよいよラ・ピナ サイクリングマラソンの本番当日。世界各国から集まったサイクリストと共に北リアの道を走る喜びは、きっと何にも換えられない貴重な体験になるはず。平坦な道が続くヴェネト平野、ブドウ畑、つづら折れの山岳コースなど、最高のロケーションが続く様子は圧巻だ。
ゴール後は、ピナレロ社が主催する完走パーティーへと参加予定。共に走った仲間と語らう一時を楽しもう。
7月15日(月、5日目)
大会翌日は、トレヴィーゾやその周辺を観光できる終日自由行動となる。北イタリアの名所やグルメを自由に満喫できる。オプショナルツアーとして、午前中に周辺を巡るサイクリングツアーが、午後にはトレヴィーゾの市内観光が予定されている。
7月16日(火、6日目)
トレヴィーゾ滞在最終日には憧れのピナレロ本社工場見学へと向かう。見学終了後は専用バスにて陸路ミラノへと向かい、翌日のサン・マドンナ・デル・ギザッロ教会見学へ備える。
7月17日(水、7日目)
ミラノのホテルで朝食を済ませたら、専用バスにてコモ湖とサン・マドンナ・デル・ギザッロ教会への観光へと向かう。サイクリストの聖地である教会と、数々の歴史ある自転車が飾られた博物館は必見だ。午後からは自由行動で、ミラノ市内を観光するオプショナルツアーも用意される。
7月18日(木、8日目)
ミラノのホテルで朝食後、専用バスでミラノ・リナーテ空港へ。エールフランスを乗り継いで、成田空港へと出発する。
7月19日(金、9日目)
朝8時に成田空港着。入国手続終了次第解散。
旅行期間:2013年7月11日(木)~19日(金)の9日間
料金:詳細は後日発表いたします。
オフィシャルツアー申込締切:2013年5月10日(金)
レンタルバイク申込締切:2013年4月30日(火)
定 員:30名
旅行代金: 359,000円(成田発)
旅行条件や料金などに関するお問い合わせ
㈱JTBコーポレートセールス JTBスポーツデスク
e-mail:team-j@web.jtb.jp
大会や自転車に関するお問い合わせ
㈱ティンバー・プラネット内「ピナクラブ ジャパン」事務局
e-mail:info@pinaclub-japan.com
オフィシャルツアー参加体験レポート
イタリアに家族ができる旅! ラ・ピナ サイクリングマラソンを走る
ここでは2012年に開催された16回大会の様子と、7回目となる日本からのオフィシャルツアーに参加されたサイクルショップ・マスコの増子店長のお話で振り返ってみたい。
2012年大会には世界各国から4000人以上のライダーがエントリーするなか、男女合わせて22名の日本のサイクリストが参加した。
リピーターの多さもこのイベントの特徴のひとつ。ピナレロとイタリアの魅力に惚れこんで、サイクルショップマスコの増子店長は3回目の参加だ。
「今年はお客さんを13名連れて行ったよ!」と、増子店長。増子店長ご自身がリピーターとなり、また、その魅力をお店のお客さんにも味わってほしいと願っている。
また昨年は、大会ディレクターであったアンドレア・ピナレロ氏が急逝された。増子店長は氏と交友があった。
「2012年の大会はアンドレアの追悼という意味合いもあったんだ。記念ジャージとビブショーツには、アンドレアの『A』がデザインされていたよ」。大会スタート時には追悼文も読み上げられた。
「みんなの友達だったアンドレア。彼を偲びつつ、でも湿っぽくはならないところにイタリアらしさを感じたね」。
増子店長がお客さんのうち7名とエントリーなさったのは、「メディオフォンド」。60代の方も含め26〜28km/hほどのペースで走っていたが……結果は「回収車につかまっちゃった」。
増子店長曰く、「以前先頭集団で走ったときは、42km/hだったし、少なくとも35km/h以上で走らないと付いていけないんだ」。
高速で巡航できることが完走のカギとなることは間違いない。しかし、この回収車がまた面白かったそうだ。
「運転手のイタリアのおっちゃんが『乗ってけ、乗ってけ』って、追いかけてくるんだよね。乗ったら乗ったで、イタリア語でベラベラ話しかけてくるし(笑)。大盛り上がりの陽気な道中だったよ」。これも得難い体験か(笑)。
ちなみにグランフォンドのコースはピナレロを生み、育んだ、北イタリアの絶景を存分に堪能できるコース設定だ(山岳に入る前まではメディオフォンドと同じ)。苦しくも美しい山岳コースを走れば、ジロ・デ・イタリアの選手になったような気分が味わえるはず。
「それにレンタルバイクがすごいよね。DOGMA65.1 THINK2だよ!(※) 長距離を走っても違和感のない、抜群の乗り心地。色気があって、カッコよくって……ファウスト・ピナレロ社長のセンスのよさを感じたね」
※今年のレンタルバイクとしてどのモデルが貸し出されるかは不明です(3月27日現在)。
そして、増子店長が大会のコースやレンタルバイクの素晴らしさ以上に伝えたいというのが、イタリアの自転車文化だ。
「レースを速く走ることが目標じゃない。イタリアの自転車文化は『楽しんだもん勝ち』だと思うよ。特にピナレロのあるトレヴィーゾという街は、自転車のクラブチームが30近くあるようなところなんだ。世界的ブランドになった今も、ピナレロは街の人々に愛されている。大会当日エイドステーションでボランティアしているのは、全員地元のクラブチーム員たち。『寄ってけ、寄ってけ。食べてけ、食べてけ』と、とにかく明るい(笑)」
また、単なるパック旅行では決して味わえない魅力が詰まっているのが、このスペシャルツアーだと増子さんは言う。
「完走パーティの豪華さは驚き!(※パーティ招待は”特別サプライズ”で、毎年あるとは限りません)。大会の翌日に、ピナレロスタッフが地元の人しか知らないようなワイナリーやレストランに案内してくれるツーリングも楽しいよ。それは去年までアンドレアがやってくれていたんだけどね…(と、ちょっとしっんみり)。
ツアーの滞在期間を通して、ピナレロファミリー、スタッフ、街の人から、『楽しんでもらいたい、満足してもらいたい』というもてなしの気持ちが強く伝わってくるんだ。こんなにファミリー感に溢れた旅はほかにないね。絶対にいいよ、行くべきだよ! と人に薦めたくなるツアーだよ」と増子さんは締めくくった。
グランフォンド参加だけでなく、グルメ堪能&トレヴィーゾ観光&ピナレロ工場見学、さらには現地ピナレロファミリー&スタッフの温かいおもてなしに触れる、充実の7日間の旅。行きたいと思ったら、今がチャンスかもしれません。
text:Tomoko Usui
Photo:Tomo Hoshino
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