2013/02/05(火) - 23:03
美ら島オキナワセンチュリーランのレポート続編の今回は、ほどよい距離と沖縄グルメがたっぷり楽しめることで人気の、距離100kmの“古宇利島・桜コース”を紹介しよう。
まだ薄暗い朝7時にスタートした160kmの部の参加者たちを見送ってから約2時間後、9時が100kmコースのスタートだ。恩納村近くに泊まっていればホテルで朝食をとってからでも十分間に合う時間が嬉しい。
ちなみにCW編集部は朝一発の160kmコースに参加取材の磯部と同行して朝6時に会場入りしたから、3時間の空き時間があった(苦笑)。(とはいえ取材をしていましたが)
会場に目立つのは女性サイクリストたち。とにかく、他のイベントでは考えられないほどの比率で女性がいる。ともかく女性が多いというのは雰囲気が良くなる(笑)。
この時期、サイクリストにとって160kmは普段から練習ができていないとちょっときつい距離ではある。たしかに100kmもそれなりの長距離だが、乗りなれてさえいれば誰にでもこなせる距離であることも、このコースが人気のある秘密か。(でももちろん初心者にとっては大変な距離でもあることは確か)
今年の100kmコースは若干のコース変更が有り、じつに全行程の80%がシーサイドとなった。そして今年は開催4回めにして晴れ。「やっと晴れたね」が合言葉になった。
台湾の女優さんらしき女の子や、有名人レポーターさんも体験取材でチャレンジ。華を添えていた。香港、韓国のメディアも取材していて、なかなか国際色豊か。
そして昨年からお揃いのジャージで大挙参加の山本雅道さん、益子直美さん夫妻と「チームMASAMICHI」のみなさんの姿も。
朝9時、名護方面へ向けてスタート。集団はおおきな塊となって58号線を進んでいく。すぐに琉球風建築の見事な御菓子御殿を通り、ブセナテラスやかりゆしなどのリゾートホテル群の前を通り過ぎ、海の向こうに名護市街が広がるポイントへ。
この時間帯、観光客が一斉に動く時間でもあるため、交通量は多めだ。道は広いが油断せずに一列で進む。左手の海は、曇空にも青い色を帯びて綺麗だ。
名護市内に入る手前では合宿中だったシマノレーシングの一行が参加者たちに声をかけながら華麗に走り抜けていった。新ジャージが眩しかったが、その姿は後ほどメタボ会長の参加レポートの中で紹介しよう。
本部半島で少し内陸を走ったが、ほどなくして第一の絶景ポイント「ワルミ大橋」に出る。ここからは、はるか向こうに碧い海に渡る「古宇利大橋」が見渡せる。これからその橋に向け走るのだ。
このワルミ大橋はけっこうな高所に架けられているので、眼下の眺めは見事、というか高所恐怖症の人はちょっと怖いかも。
ワルミ大橋からしばらく走ると、突然視界がひらけて、水色の海のなかを一直線に伸びる古宇利大橋が見渡せるポイントに出る。行く先、まっすぐに伸びる橋の景観は、このコースいちの絶景ハイライトだ。
古宇利島までの道は折り返しだ。それまでは晴れていたのに、このイチバンの絶景ポイントにきたときだけあいにくの曇り空になった。晴れに照らされて青く光る海を撮りたくて粘ったが、橋の付近に居る時だけはなぜか晴れてくれなかった。これは、美ら島センチュリーの鬼門だろうか?笑。
橋の上を戻り、名護方面へと向かう。勾配のきつい坂道が続き、押しが入る人も。
そしてこの先で日本一早く咲くサクラが見られるかも、という情報。これは昨日の前夜祭の走り方講座で教えてもらった。
探しながら走っていると、あった、ありました。ピンクのサクラが! 情報では、コースから少し離れるが今帰仁城周辺などではかなりの開花状況で、桜まつりの最中だという。大会翌日にでも行ってみよう。
昼食ポイントは「OKINAWAフルーツらんど」。ここでは2Fレストランで沖縄グルメの食べ放題ビュッフェが待っている。ミミガーの炒めもの、てびち、沖縄そば、フルーツなど、まだゴールまで30kmあるので食べ過ぎ注意だ(笑)。
重くなったお腹を抱えて走り出し、名護市へと向かう58号線に戻る。
道の駅許田の宝くじ売り場は過去16億円当たっているとかで、金運を身に着けるためにも立ち寄る人がいるのだとか。
往路には通らなかったバイパスで折り返し、恩納村の会場へとゴール。去年までの荒天を経験している身には穏やかな一日で本当に走りやすい一日だった。
ゴール後は会場でテーブルに着き、知り合った仲間とおしゃべりしながら沖縄グルメに舌鼓。会場では豚の丸焼き、アーサー天ぷら、マンゴージュース、サーターアンダーギーなど、いろいろな味が楽しめる。ご当地・琉球アイドルも歌い出し、なかなか微笑ましいステージが続くのも楽しい。
スタートが時間差だったぶん、ゴールはちょうど2クラスが同じ頃になるように設定されている。違うコースを走った人と完走を讃え合う充実の時間だ。
チームMASAMICHIもゴール。15人ほどのメンバーで励まし合って走りきった。2人ほどは完走できた喜びで嬉し涙。そんな姿を見るのはなかなかいいもんである。
100kmというほどよい距離、沖縄の味が満喫できる古宇利島・桜コースは、美ら島センチュリーのセカンドクラスの存在ながら、いちばん美ら島センチュリーらしい、楽しめるクラス。おすすめです。
photo&text:Makoto.AYANO
フォトギャラリー1(Google Picasaウェブアルバム)
フォトギャラリー2(Google Picasaウェブアルバム)
まだ薄暗い朝7時にスタートした160kmの部の参加者たちを見送ってから約2時間後、9時が100kmコースのスタートだ。恩納村近くに泊まっていればホテルで朝食をとってからでも十分間に合う時間が嬉しい。
ちなみにCW編集部は朝一発の160kmコースに参加取材の磯部と同行して朝6時に会場入りしたから、3時間の空き時間があった(苦笑)。(とはいえ取材をしていましたが)
会場に目立つのは女性サイクリストたち。とにかく、他のイベントでは考えられないほどの比率で女性がいる。ともかく女性が多いというのは雰囲気が良くなる(笑)。
この時期、サイクリストにとって160kmは普段から練習ができていないとちょっときつい距離ではある。たしかに100kmもそれなりの長距離だが、乗りなれてさえいれば誰にでもこなせる距離であることも、このコースが人気のある秘密か。(でももちろん初心者にとっては大変な距離でもあることは確か)
今年の100kmコースは若干のコース変更が有り、じつに全行程の80%がシーサイドとなった。そして今年は開催4回めにして晴れ。「やっと晴れたね」が合言葉になった。
台湾の女優さんらしき女の子や、有名人レポーターさんも体験取材でチャレンジ。華を添えていた。香港、韓国のメディアも取材していて、なかなか国際色豊か。
そして昨年からお揃いのジャージで大挙参加の山本雅道さん、益子直美さん夫妻と「チームMASAMICHI」のみなさんの姿も。
朝9時、名護方面へ向けてスタート。集団はおおきな塊となって58号線を進んでいく。すぐに琉球風建築の見事な御菓子御殿を通り、ブセナテラスやかりゆしなどのリゾートホテル群の前を通り過ぎ、海の向こうに名護市街が広がるポイントへ。
この時間帯、観光客が一斉に動く時間でもあるため、交通量は多めだ。道は広いが油断せずに一列で進む。左手の海は、曇空にも青い色を帯びて綺麗だ。
名護市内に入る手前では合宿中だったシマノレーシングの一行が参加者たちに声をかけながら華麗に走り抜けていった。新ジャージが眩しかったが、その姿は後ほどメタボ会長の参加レポートの中で紹介しよう。
本部半島で少し内陸を走ったが、ほどなくして第一の絶景ポイント「ワルミ大橋」に出る。ここからは、はるか向こうに碧い海に渡る「古宇利大橋」が見渡せる。これからその橋に向け走るのだ。
このワルミ大橋はけっこうな高所に架けられているので、眼下の眺めは見事、というか高所恐怖症の人はちょっと怖いかも。
ワルミ大橋からしばらく走ると、突然視界がひらけて、水色の海のなかを一直線に伸びる古宇利大橋が見渡せるポイントに出る。行く先、まっすぐに伸びる橋の景観は、このコースいちの絶景ハイライトだ。
古宇利島までの道は折り返しだ。それまでは晴れていたのに、このイチバンの絶景ポイントにきたときだけあいにくの曇り空になった。晴れに照らされて青く光る海を撮りたくて粘ったが、橋の付近に居る時だけはなぜか晴れてくれなかった。これは、美ら島センチュリーの鬼門だろうか?笑。
橋の上を戻り、名護方面へと向かう。勾配のきつい坂道が続き、押しが入る人も。
そしてこの先で日本一早く咲くサクラが見られるかも、という情報。これは昨日の前夜祭の走り方講座で教えてもらった。
探しながら走っていると、あった、ありました。ピンクのサクラが! 情報では、コースから少し離れるが今帰仁城周辺などではかなりの開花状況で、桜まつりの最中だという。大会翌日にでも行ってみよう。
昼食ポイントは「OKINAWAフルーツらんど」。ここでは2Fレストランで沖縄グルメの食べ放題ビュッフェが待っている。ミミガーの炒めもの、てびち、沖縄そば、フルーツなど、まだゴールまで30kmあるので食べ過ぎ注意だ(笑)。
重くなったお腹を抱えて走り出し、名護市へと向かう58号線に戻る。
道の駅許田の宝くじ売り場は過去16億円当たっているとかで、金運を身に着けるためにも立ち寄る人がいるのだとか。
往路には通らなかったバイパスで折り返し、恩納村の会場へとゴール。去年までの荒天を経験している身には穏やかな一日で本当に走りやすい一日だった。
ゴール後は会場でテーブルに着き、知り合った仲間とおしゃべりしながら沖縄グルメに舌鼓。会場では豚の丸焼き、アーサー天ぷら、マンゴージュース、サーターアンダーギーなど、いろいろな味が楽しめる。ご当地・琉球アイドルも歌い出し、なかなか微笑ましいステージが続くのも楽しい。
スタートが時間差だったぶん、ゴールはちょうど2クラスが同じ頃になるように設定されている。違うコースを走った人と完走を讃え合う充実の時間だ。
チームMASAMICHIもゴール。15人ほどのメンバーで励まし合って走りきった。2人ほどは完走できた喜びで嬉し涙。そんな姿を見るのはなかなかいいもんである。
100kmというほどよい距離、沖縄の味が満喫できる古宇利島・桜コースは、美ら島センチュリーのセカンドクラスの存在ながら、いちばん美ら島センチュリーらしい、楽しめるクラス。おすすめです。
photo&text:Makoto.AYANO
フォトギャラリー1(Google Picasaウェブアルバム)
フォトギャラリー2(Google Picasaウェブアルバム)
フォトギャラリー