2013年ジロ第15ステージに難関ガリビエ峠頂上ゴールが登場

6月20日、ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトは、2013年のジロ・デ・イタリア第15ステージを、ガリビエ峠を上り詰める頂上ゴールとすることを発表した。

伝説の峠 ガリビエが2013年ジロに登場する photo:RCS Sportマルコ・パンターニの医業を称える記念碑 photo:RCS Sport


ジロ・デ・イタリア2013 第15ステージプロフィール photo:RCS Sport2013年で第96回目を数えるジロ・デ・イタリアに、アルプス山脈のフランス側に位置するガリビエ峠が初めて登場する。

ジロ2013年大会の第15ステージは、イタリア内のチェザーナ・トリネーゼをスタートし、標高2095mのモンチェニージオ峠を通過してフランス国内へ。長い下りを経てテレグラフ峠（標高1566m）を経由し、ラスト18kmからは標高2642mに位置するガリビエ峠頂上を目指して駆け上がる。

18kmに渡るガリビエ峠の登り photo:RCS Sportガリビエ峠といえば2011年ツール・ド・フランス第18ステージでアンディ・シュレクが劇的な独走勝利を挙げたことが記憶に新しい。イタリア人にとってガリビエ峠で思い出されるシーンは、1998年のツール・ド・フランスにおいてマルコ・パンターニが総合優勝を決定づけたアタックを成功させたこと。パンターニがアタックを開始した頂上手前4km地点にはその偉業を称える石碑が据えられるなど、伝説の地として記憶されるポイント。イタリア人選手としては是が非でも勝利が欲しいステージだ。


2013年ジロ・デ・イタリアの開幕は5月4日。第1ステージは地中海に面したナポリをスタートし、カラッチオーロ通りにゴールする平坦コース。スプリンターたちの激しいバトルによって3週間の戦いは幕開ける。2013ジロのコース全貌が明らかになるルートプレゼンテーションは9日後の9月30日に開催される。




text:So.Isobe
photo:RCS Sport