2012/06/30(土) - 17:49
ツール開幕を控えたリエージュのプレスセンターで行われたオメガファーマ・クイックステップの共同記者会見より。総合を狙うリーヴァイ・ライプハイマー、TTに期待のかかるトニ・マルティンにフォーカスしよう。
オメガファーマ・クイックステップ記者会見 (c)Makoto.AYANO
リーヴァイ・ライプハイマー
春の怪我から復調 総合を狙うリーヴァイ・ライプハイマー (c)Makoto.AYANOー 春の自動車事故の負傷からの回復について聞かせて。クルマを運転していた人とその後は? そしてツールの目標を。
クルマの運転をしていた人とはその後とくにやりとりはしていない。他にやるべきことがあまりに多いからね。怪我の回復は順調だよ。
カリフォルニアですでにいい調子に戻せた。そしてツール・ド・スイスでは自分が思っていたよりも調子が良かった。実際、登りですごく調子の良さを感じた。
このツールではベストでありたいし、もう一度表彰台に上れることを願っている。でも毎日、一日一日、1㎞1㎞の様子を見て行かなければならないんだ。3週間のレースは長いし、いろんなことが起こるからね。パンク、落車、一度の失敗でいつだってツール・ド・フランスを失うことになるんだ。
ー 自分自身を評価すると星はいくつ? 予想するールの優勝候補は?
多分僕の星は3つかな(笑)。だからリラックスしている。
ウィギンズやエヴァンスが5つ星だね。彼らは「プレッシャーはない、リラックスしている」というかもしれないけど、プレッシャーはあるはずなんだ。僕のようにダークホースみたいな選手は、彼らの戦い方を待ち、見ながら走ることができるのがベストだね。彼らのチームは大きな責任を負うことになるからね。
ー オメガファーマ・クイックステップに移籍してから今までのところチームはフィットしている?
ああ、チームはいつだってもっともすごいクラシックのチームだね。チームはクラシックのとき何をすべきかを良く知っていると思う。そして僕の居場所があるかな?と思っていたけど、今ではご覧のようにうまくやっている。クラシックのチームは以前よりも大きな規模になっていて、やることが異なっている。僕がそのチームの一部にいるのは面白いね。チームは僕を手厚くサポートしてくれるよ。
それはチームの大きな資産で、彼らは僕に第1ステージと第3ステージで正しい位置につけるにはどうすればいいか知っていて、僕を導いてくれる。それらの難しいステージで大きなタイム差を失う可能性があるから。
チャンスが訪れたらジャンプするよ。でもツール・ド・フランスでは誰もが強いんだ。集団はバラバラになると思うよ。
ー 今誰もが話題にしている第1、3ステージの難しさとは?
2009年ツールでグラン・マルモットでのステージ(第3ステージ)で横風が吹き、集団分裂が起こった(当時所属したアスタナではアームストロングが前に残り、コンタドールが後方集団に取り残された)ことがあった。あれは珍しいケースだったけれど、HTCは風が吹くことを予測して注意していたこと、他の選手は何も気づいていなかったことが運を分けたんだ。
今は第1ステージと第3ステージでそんなことが起こるかもしれないとすべてのチームが注意しているだろう。誰もがリーダーのポジションを守りながら走る状況ではひとつのチームが差をつけるのは難しいだろうけど、それでもサプライズは起こるかもしれない。
TTで期待がかかるトニ・マルティン (c)Makoto.AYANOトニ・マルティン
多くの人が僕がプロローグの優勝候補だと思っているけれど、僕はリアリストだ。いい結果が出せるとは思うけれど、多分トップ5、あるいは勝てるかもしれない。プロローグはもっと強い、爆発力のある選手のものだ。僕の今の調子はいいことは確かだけど、長い距離のタイムトライアルでチャンスがあると思っている。
総合についてはあまり考えていない。タイムトライアルでステージ優勝を挙げること。登りでは今までのとおり、どうなるかわからない。一日一日を走って調子を見ていくしかない。
photo&text: Makoto.AYANO in Liege Belgium
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リーヴァイ・ライプハイマー
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クルマの運転をしていた人とはその後とくにやりとりはしていない。他にやるべきことがあまりに多いからね。怪我の回復は順調だよ。
カリフォルニアですでにいい調子に戻せた。そしてツール・ド・スイスでは自分が思っていたよりも調子が良かった。実際、登りですごく調子の良さを感じた。
このツールではベストでありたいし、もう一度表彰台に上れることを願っている。でも毎日、一日一日、1㎞1㎞の様子を見て行かなければならないんだ。3週間のレースは長いし、いろんなことが起こるからね。パンク、落車、一度の失敗でいつだってツール・ド・フランスを失うことになるんだ。
ー 自分自身を評価すると星はいくつ? 予想するールの優勝候補は?
多分僕の星は3つかな(笑)。だからリラックスしている。
ウィギンズやエヴァンスが5つ星だね。彼らは「プレッシャーはない、リラックスしている」というかもしれないけど、プレッシャーはあるはずなんだ。僕のようにダークホースみたいな選手は、彼らの戦い方を待ち、見ながら走ることができるのがベストだね。彼らのチームは大きな責任を負うことになるからね。
ー オメガファーマ・クイックステップに移籍してから今までのところチームはフィットしている?
ああ、チームはいつだってもっともすごいクラシックのチームだね。チームはクラシックのとき何をすべきかを良く知っていると思う。そして僕の居場所があるかな?と思っていたけど、今ではご覧のようにうまくやっている。クラシックのチームは以前よりも大きな規模になっていて、やることが異なっている。僕がそのチームの一部にいるのは面白いね。チームは僕を手厚くサポートしてくれるよ。
それはチームの大きな資産で、彼らは僕に第1ステージと第3ステージで正しい位置につけるにはどうすればいいか知っていて、僕を導いてくれる。それらの難しいステージで大きなタイム差を失う可能性があるから。
チャンスが訪れたらジャンプするよ。でもツール・ド・フランスでは誰もが強いんだ。集団はバラバラになると思うよ。
ー 今誰もが話題にしている第1、3ステージの難しさとは?
2009年ツールでグラン・マルモットでのステージ(第3ステージ)で横風が吹き、集団分裂が起こった(当時所属したアスタナではアームストロングが前に残り、コンタドールが後方集団に取り残された)ことがあった。あれは珍しいケースだったけれど、HTCは風が吹くことを予測して注意していたこと、他の選手は何も気づいていなかったことが運を分けたんだ。
今は第1ステージと第3ステージでそんなことが起こるかもしれないとすべてのチームが注意しているだろう。誰もがリーダーのポジションを守りながら走る状況ではひとつのチームが差をつけるのは難しいだろうけど、それでもサプライズは起こるかもしれない。
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多くの人が僕がプロローグの優勝候補だと思っているけれど、僕はリアリストだ。いい結果が出せるとは思うけれど、多分トップ5、あるいは勝てるかもしれない。プロローグはもっと強い、爆発力のある選手のものだ。僕の今の調子はいいことは確かだけど、長い距離のタイムトライアルでチャンスがあると思っている。
総合についてはあまり考えていない。タイムトライアルでステージ優勝を挙げること。登りでは今までのとおり、どうなるかわからない。一日一日を走って調子を見ていくしかない。
photo&text: Makoto.AYANO in Liege Belgium
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