2012/02/23(木) - 10:15
2012年2月22日、ブエルタ・ア・アンダルシア(UCI2.1)第3ステージ、ゴール直前の3級山岳で分裂した集団によるスプリントで、オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)が勝利。土井雪広(プロジェクト1t4i)はチームメイトの位置取りに力を使い、19位でゴールした。
モビスターがコントロールするメイン集団 photo:www.vueltaandalucia.esアンダルシア最終日前日の第3ステージは、モンテマヨールからラスガビアスまでの157.1km。3つの3級山岳が組み込まれており、最終山岳マラア峠はゴールの僅か5.7km手前。そこから標高差150mを下ってゴールを迎える。
ハイスピードな展開で幕開けたレースは、1つ目の3級山岳で集団分裂。この3級山岳通過後に逃げが決まると、ようやく落ち着きを取り戻す。アタックに加わった土井は「最初の3級山岳は、5%前後で6km弱あったけど、それを越えてもアベレージスピードは47.7km/hだった」と振り返る。
逃げるトリスタン・ヴァランタン(フランス、コフィディス)ら5名 photo:www.vueltaandalucia.es逃げたのはダヴィ・ルレイ(フランス、ソール・ソジャサン)やハビエル・ラミレス(スペイン、アンダルシア)ら5名。しかしリーダージャージ擁するモビスターが集団をコントロールし、そして後半にかけてカチューシャとラボバンクがペースアップ。ルレイら5名は最後の3級山岳で吸収された。
このゴール手前の3級山岳マラア峠で集団は60名弱に縮小。「カチューシャの全開の引きに集団は一列棒状。6%・2km区間はアウターで全開インターバル状態だった。集団は半分以下に絞られ、そこからはひたすら位置取り争い」と、土井。
ゴールスプリントを制したオスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ) photo:www.vueltaandalucia.es最後は、縮小した集団によるゴールスプリントに持ち込まれ、フレイレが勝利した。フレイレはこの日と同様にゴール手前に山岳が設定されたツアー・ダウンアンダー第4ステージでも勝利しており、これがシーズン2勝目。
土井は19位でゴール。「ラスト500mの最終コーナーまでにシモン(ゲスク)を8番手ほどまで全開で引き倒し、仕事終了」。ゲスクはステージ5位に絡んでいる。
総合は動かず、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が3秒のリードをもって最終日へ。最終第4ステージは、3級山岳が4つ散りばめられたアップダウンコースで、最後は3級山岳ラグアルディア・デ・ハエンを上ってゴール。標高差140m・登坂距離1800mの登りの先にゴールが待っている。
レース内容はスペイン・ビシシクリスモより。
ブエルタ・ア・アンダルシア2012第3ステージ結果
1位 オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ) 3h41'55"
2位 ダニエル・ショルン(オーストリア、チームネットアップ)
3位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、ラボバンク)
4位 マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ・DCM)
5位 サイモン・ゲスク(ドイツ、プロジェクト1t4i)
6位 ピム・リヒハルト(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
7位 ステファヌ・プーリース(フランス、ソール・ソジャサン)
8位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)
9位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス)
10位 セルゲイ・ラグティン(ウズベキスタン、ヴァカンソレイユ・DCM)
19位 土井雪広(日本、プロジェクト1t4i)
個人総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) 12h53'53"
2位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +03"
3位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +08"
4位 デニス・メンショフ(ロシア、カチューシャ) +14"
5位 セルゲイ・ラグティン(ウズベキスタン、ヴァカンソレイユ・DCM) +15"
6位 トム・ドゥムリン(オランダ、プロジェクト1t4i) +18"
7位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レディオシャック・ニッサン) +22"
8位 マティアス・ブランドル(オーストリア、チームネットアップ) +23"
9位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック・ニッサン) +26"
10位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル) +27"
57位 土井雪広(日本、プロジェクト1t4i) +2'03"
ポイント賞
オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)
山岳賞
ミカエル・ブファズ(フランス、コフィディス)
チーム総合成績
レディオシャック・ニッサン
text:Kei Tsuji
photo:www.vueltaandalucia.es
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ハイスピードな展開で幕開けたレースは、1つ目の3級山岳で集団分裂。この3級山岳通過後に逃げが決まると、ようやく落ち着きを取り戻す。アタックに加わった土井は「最初の3級山岳は、5%前後で6km弱あったけど、それを越えてもアベレージスピードは47.7km/hだった」と振り返る。
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このゴール手前の3級山岳マラア峠で集団は60名弱に縮小。「カチューシャの全開の引きに集団は一列棒状。6%・2km区間はアウターで全開インターバル状態だった。集団は半分以下に絞られ、そこからはひたすら位置取り争い」と、土井。
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土井は19位でゴール。「ラスト500mの最終コーナーまでにシモン(ゲスク)を8番手ほどまで全開で引き倒し、仕事終了」。ゲスクはステージ5位に絡んでいる。
総合は動かず、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)が3秒のリードをもって最終日へ。最終第4ステージは、3級山岳が4つ散りばめられたアップダウンコースで、最後は3級山岳ラグアルディア・デ・ハエンを上ってゴール。標高差140m・登坂距離1800mの登りの先にゴールが待っている。
レース内容はスペイン・ビシシクリスモより。
ブエルタ・ア・アンダルシア2012第3ステージ結果
1位 オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ) 3h41'55"
2位 ダニエル・ショルン(オーストリア、チームネットアップ)
3位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、ラボバンク)
4位 マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ・DCM)
5位 サイモン・ゲスク(ドイツ、プロジェクト1t4i)
6位 ピム・リヒハルト(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
7位 ステファヌ・プーリース(フランス、ソール・ソジャサン)
8位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)
9位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス)
10位 セルゲイ・ラグティン(ウズベキスタン、ヴァカンソレイユ・DCM)
19位 土井雪広(日本、プロジェクト1t4i)
個人総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) 12h53'53"
2位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +03"
3位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +08"
4位 デニス・メンショフ(ロシア、カチューシャ) +14"
5位 セルゲイ・ラグティン(ウズベキスタン、ヴァカンソレイユ・DCM) +15"
6位 トム・ドゥムリン(オランダ、プロジェクト1t4i) +18"
7位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レディオシャック・ニッサン) +22"
8位 マティアス・ブランドル(オーストリア、チームネットアップ) +23"
9位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック・ニッサン) +26"
10位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル) +27"
57位 土井雪広(日本、プロジェクト1t4i) +2'03"
ポイント賞
オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)
山岳賞
ミカエル・ブファズ(フランス、コフィディス)
チーム総合成績
レディオシャック・ニッサン
text:Kei Tsuji
photo:www.vueltaandalucia.es
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