2011/12/21(水) - 10:54
2月24日から3月4日までマレーシアで開催される第17回ツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)に、アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)が出場する。引退撤回を行なったカザフスタンの大将にとってランカウイの出場は2度目だ。
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝、ツール・ド・フランス区間4勝、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2勝など、アジア出身選手として歴代最高の成績を収めているヴィノクロフ38歳。
ヴィノクロフは2007年のドーピングスキャンダルに伴い現役引退を発表したものの、出場停止期間が明けた2009年にアスタナで現役復帰。しかし「キャリア最後のツール」と銘打った今年のツール・ド・フランス第9ステージで右大腿骨を骨折する重傷を負い、2度目の現役引退を発表した。
そんな波瀾万丈のキャリアを送ったヴィノクロフが、再び現役引退を撤回。正真正銘キャリア最後のシーズンとなる2012年、ツール・ド・ランカウイに出場する。
ツール・ド・ランカウイの公式リリースによると、ヴィノクロフはアマチュア最後の年である1997年に、カザフスタンナショナルチームのメンバーとしてランカウイに出場。そこでカジノチーム(現アージェードゥーゼル)監督の目に止まり、翌年同チームでプロ入りしている。
15年の時を経てランカウイに出場するヴィノクロフは「このレースに戻ってきたいと常々思っていたが、ずっとレーススケジュールに合致しなかった。ツール・ド・ランカウイは心に残る特別な地であり、とてもよくオーガナイズされたレースだと認識している」とコメントしている。
アスタナからはヴィノクロフの他、アッサン・バザイエフ、アレクサンドル・ディアチェンコ、ディミトリ・グルージェフ、ヴァレンティン・イグリンスキー、アンドレイ・ゼイツが出場予定。全員カザフスタン人のメンバーだ。
ツール・ド・ランカウイ第17回大会には最大UCIプロチーム4チームが出場予定。すでにガーミン・サーヴェロとアスタナが参戦を決めており、ガーミン・サーヴェロはトム・ダニエルソン(アメリカ)がリーダーを担う。
世界各国から合計22チームが出場予定で、日本からは来年も愛三工業レーシングチームが出場する。日本人選手による活躍に期待したい。
text:Kei Tsuji
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝、ツール・ド・フランス区間4勝、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2勝など、アジア出身選手として歴代最高の成績を収めているヴィノクロフ38歳。
ヴィノクロフは2007年のドーピングスキャンダルに伴い現役引退を発表したものの、出場停止期間が明けた2009年にアスタナで現役復帰。しかし「キャリア最後のツール」と銘打った今年のツール・ド・フランス第9ステージで右大腿骨を骨折する重傷を負い、2度目の現役引退を発表した。
そんな波瀾万丈のキャリアを送ったヴィノクロフが、再び現役引退を撤回。正真正銘キャリア最後のシーズンとなる2012年、ツール・ド・ランカウイに出場する。
ツール・ド・ランカウイの公式リリースによると、ヴィノクロフはアマチュア最後の年である1997年に、カザフスタンナショナルチームのメンバーとしてランカウイに出場。そこでカジノチーム(現アージェードゥーゼル)監督の目に止まり、翌年同チームでプロ入りしている。
15年の時を経てランカウイに出場するヴィノクロフは「このレースに戻ってきたいと常々思っていたが、ずっとレーススケジュールに合致しなかった。ツール・ド・ランカウイは心に残る特別な地であり、とてもよくオーガナイズされたレースだと認識している」とコメントしている。
アスタナからはヴィノクロフの他、アッサン・バザイエフ、アレクサンドル・ディアチェンコ、ディミトリ・グルージェフ、ヴァレンティン・イグリンスキー、アンドレイ・ゼイツが出場予定。全員カザフスタン人のメンバーだ。
ツール・ド・ランカウイ第17回大会には最大UCIプロチーム4チームが出場予定。すでにガーミン・サーヴェロとアスタナが参戦を決めており、ガーミン・サーヴェロはトム・ダニエルソン(アメリカ)がリーダーを担う。
世界各国から合計22チームが出場予定で、日本からは来年も愛三工業レーシングチームが出場する。日本人選手による活躍に期待したい。
text:Kei Tsuji
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