2009/05/20(水) - 11:40
2009年5月19日、ボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージがジローナ〜ロセス間の163.1kmで行われ、度重なる山岳によって縮小した集団のスプリントをマッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）が制した。集団に残ったアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ）が新リーダーに。
スペインは初夏の陽気 photo:CorVos大会2日目ながら1級の山岳ポイントが2つに2級がひとつ設定される厳しい第2ステージ。リーダージャージを着るトール・フースホフト（ノルウェー、サーヴェロ）が重量系であることから、1秒差で総合2位につけるアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ）にとってはリーダージャージ獲得のまたとないチャンス。
マッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）が集団のスプリントを制す photo:CorVos
レースはロイド・モンドリー（フランス、アージェードゥーゼル）、サミュエル・デュムラン（フランス、コフィディス）、アルノー・ラブ（フランス、Bboxブイグテレコム）、ホセ・マルティネス（スペイン、アンダルシア・カハスール）の4人の逃げが序盤に決まり、集団は一定のペースで静観。
逃げる4人のうち、中間スプリントポイントはデュムラン、山岳ポイントはモンドリーが2つずつ獲り、この日のジャージ獲得を決める。しかしリーダーを擁するサーヴェロテストチームとバルベルデにリーダージャージを着せたいケスデパーニュ勢がタイム差をしっかりコントロール。その差が4分以上開くことはなかった。
4人はこの日最後の1級山岳アルト・デ・サン・ペーレ・デ・ロデスの登りで吸収され、レースは振り出しに。ここまでの登りで集団も50名ほどに縮小しており、フースホフトを含む主だったスプリンターは後方の集団に取り残された。
リーダーの座についたアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ） photo:CorVos1級山岳を越え、ゴールまでの下りでシルヴァン・シャヴァネル（フランス、クイックステップ）がアタックを見せる場面もあったが、結局はゆるい登りの集団ゴールスプリント勝負に持ち込まれた。
クラシックレースのようなゴール設定でスプリントを制したのはマッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）。昨年のブエルタ最終ステージの勝利に続いてスペインで輝きを見せた。2位にはジェローム・ピノー（フランス、クイックステップ）、3位にシャビエル・フロレンシオ（スペイン、サーヴェロ）とクラシックレーサーが上位に名を連ねる結果となった。
勝負には加わらず17位でゴールしたバルベルデは計画通りリーダージャージを奪取。とはいえ、10位までは5秒差とまだまだ戦局は混沌としている。翌第3ステージには山頂ゴールが控え、第4ステージは今大会の最難関ステージだ。バルベルデの走りに注目だ。
新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）は6分37秒遅れの96位でゴールしている。今後逃げに乗る展開もあるだろう、ツール出場を目指す新城の走りにも注目したい。
ボルタ・ア・カタルーニャ2009第2ステージ結果
1位 マッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）4h11'34"
2位 ジェローム・ピノー（フランス、クイックステップ）
3位 シャビエル・フロレンシオ（スペイン、サーヴェロ）
4位 ニコラス・ロッシュ（アイルランド、アージェードゥーゼル）
5位 ダビ・デラフエンテ（スペイン、フジ・セルヴェット）
6位 ユリー・トロフィモフ（ロシア、Bboxブイグテレコム）
7位 ポール・マルテンス（ドイツ、ラボバンク）
8位 ファンアントニオ・フレチャ（スペイン、ラボバンク）
9位 シリル・デッセル（フランス、アージェードゥーゼル）
10位 ミカエル・アルバジーニ（スイス、チームコロンビア）
96位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+6'37
総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ）4h16'22"
2位 ジェローム・ピノー（フランス、クイックステップ）
3位 シャビエル・フロレンシオ（スペイン、サーヴェロ）+1"
4位 シルヴァン・シャヴァネル（フランス、クイックステップ）+2"
5位 ユッシ・ヴェッカネン（フィンランド、フランセーズデジュー）
6位 マッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）+3"
7位 ニコラス・ロッシュ（アイルランド、アージェードゥーゼル）+4"
8位 アイマル・スベルディア（スペイン、エウスカルテル）
9位 ウラディミール・カルペツ（ロシア、カチューシャ）
10位 サミュエル・サンチェス（スペイン、エウスカルテル）+5"
98位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+6'54"
スプリント賞
サミュエル・デュムラン（フランス、コフィディス）
山岳賞
ロイド・モンドリー（フランス、アージェードゥーゼル）
スペイン人最高順位賞
シャビエル・フロレンシオ（スペイン、サーヴェロ）
チーム総合成績
サーヴェロテストチーム
スペインは初夏の陽気 photo:CorVos大会2日目ながら1級の山岳ポイントが2つに2級がひとつ設定される厳しい第2ステージ。リーダージャージを着るトール・フースホフト（ノルウェー、サーヴェロ）が重量系であることから、1秒差で総合2位につけるアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ）にとってはリーダージャージ獲得のまたとないチャンス。マッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）が集団のスプリントを制す photo:CorVosレースはロイド・モンドリー（フランス、アージェードゥーゼル）、サミュエル・デュムラン（フランス、コフィディス）、アルノー・ラブ（フランス、Bboxブイグテレコム）、ホセ・マルティネス（スペイン、アンダルシア・カハスール）の4人の逃げが序盤に決まり、集団は一定のペースで静観。
逃げる4人のうち、中間スプリントポイントはデュムラン、山岳ポイントはモンドリーが2つずつ獲り、この日のジャージ獲得を決める。しかしリーダーを擁するサーヴェロテストチームとバルベルデにリーダージャージを着せたいケスデパーニュ勢がタイム差をしっかりコントロール。その差が4分以上開くことはなかった。
4人はこの日最後の1級山岳アルト・デ・サン・ペーレ・デ・ロデスの登りで吸収され、レースは振り出しに。ここまでの登りで集団も50名ほどに縮小しており、フースホフトを含む主だったスプリンターは後方の集団に取り残された。
リーダーの座についたアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ） photo:CorVos1級山岳を越え、ゴールまでの下りでシルヴァン・シャヴァネル（フランス、クイックステップ）がアタックを見せる場面もあったが、結局はゆるい登りの集団ゴールスプリント勝負に持ち込まれた。クラシックレースのようなゴール設定でスプリントを制したのはマッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）。昨年のブエルタ最終ステージの勝利に続いてスペインで輝きを見せた。2位にはジェローム・ピノー（フランス、クイックステップ）、3位にシャビエル・フロレンシオ（スペイン、サーヴェロ）とクラシックレーサーが上位に名を連ねる結果となった。
勝負には加わらず17位でゴールしたバルベルデは計画通りリーダージャージを奪取。とはいえ、10位までは5秒差とまだまだ戦局は混沌としている。翌第3ステージには山頂ゴールが控え、第4ステージは今大会の最難関ステージだ。バルベルデの走りに注目だ。
新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）は6分37秒遅れの96位でゴールしている。今後逃げに乗る展開もあるだろう、ツール出場を目指す新城の走りにも注目したい。
ボルタ・ア・カタルーニャ2009第2ステージ結果
1位 マッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）4h11'34"
2位 ジェローム・ピノー（フランス、クイックステップ）
3位 シャビエル・フロレンシオ（スペイン、サーヴェロ）
4位 ニコラス・ロッシュ（アイルランド、アージェードゥーゼル）
5位 ダビ・デラフエンテ（スペイン、フジ・セルヴェット）
6位 ユリー・トロフィモフ（ロシア、Bboxブイグテレコム）
7位 ポール・マルテンス（ドイツ、ラボバンク）
8位 ファンアントニオ・フレチャ（スペイン、ラボバンク）
9位 シリル・デッセル（フランス、アージェードゥーゼル）
10位 ミカエル・アルバジーニ（スイス、チームコロンビア）
96位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+6'37
総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ）4h16'22"
2位 ジェローム・ピノー（フランス、クイックステップ）
3位 シャビエル・フロレンシオ（スペイン、サーヴェロ）+1"
4位 シルヴァン・シャヴァネル（フランス、クイックステップ）+2"
5位 ユッシ・ヴェッカネン（フィンランド、フランセーズデジュー）
6位 マッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）+3"
7位 ニコラス・ロッシュ（アイルランド、アージェードゥーゼル）+4"
8位 アイマル・スベルディア（スペイン、エウスカルテル）
9位 ウラディミール・カルペツ（ロシア、カチューシャ）
10位 サミュエル・サンチェス（スペイン、エウスカルテル）+5"
98位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+6'54"
スプリント賞
サミュエル・デュムラン（フランス、コフィディス）
山岳賞
ロイド・モンドリー（フランス、アージェードゥーゼル）
スペイン人最高順位賞
シャビエル・フロレンシオ（スペイン、サーヴェロ）
チーム総合成績
サーヴェロテストチーム
