2009/04/28(火) - 04:09
ツール・ド・ブルターニュの第2ステージは、トルフィウ〜フジェール間の153.3kmで行われ、レース序盤から逃げたジュリアン・フシャール（フランス、コート・ダルモール・シクリスム）が勝利した。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、清水都貴が最後まで集団に残って17位。明日以降も総合上位を狙う。
チーム紹介に大勢の人が集まる photo:Cyclisme Japon/Chiho Iwasa以下はCyclisme Japon/Chiho Iwasaのレポート。
『ツール・ド・ブルターニュ』の第2ステージも132.1km走り、最後は5.7kmの周回コースを4周する153.3kmで行われた。ゴールのフジェールはお城が有名で、街は城塞となっており、街中に入ると平均勾配13％の上りが600m続く。この上りを計5回上らなければならず、サバイバルレースになるだろうと予想された。
集団の前方を走る増田成幸（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:Cyclisme Japon/Chiho Iwasaこの日は、レース途中で雨が降り出しブルターニュらしい天気となった。序盤からアタック合戦が繰り広げられ、中島康晴が逃げようと試みたが決まらず。レース中盤までアタック合戦が続き、2人の逃げが決まるとその後集団の勢いは弱まった。
この日のコースは狭くくねっているところが多く、さらに路面も濡れており、落車も多発した。好調のグレゴール・ガズヴォダも約110km地点で30人ほどの落車に巻き込まれてしまう。自転車が吹っ飛ぶほどの激しい転倒だったが、幸い打撲程度ですんだ。
集団前方でサーキットに入る清水都貴（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:Cyclisme Japon/Chiho Iwasa逃げと集団の差は最大8分開くが、リーダージャージを着るラボバンクチームは初めこそ集団をコントロールしていたが、後半は走りに精彩を欠いた。細かいアタックはあれども集団の主導権を取りペースアップするチームはおらず、周回コースに入っても逃げとの差は4分ほど開いたままだった。
周回コースも道が狭く、危険だったため、差はさほど縮まらず。2人が逃げきり、最後の上りでジュリアン・フシャール（フランス、コート・ダルモール・シクリスム）がアタックし勝利した。
周回コースで集団は徐々にばらばらとなるも、エースの清水はメイン集団に残り、ゴールで上位を狙ったが、ラスト200mで落車があり、清水はスプリントができず。それでも17位でゴールとなった。総合では16位に上がっている。明日は、どのチームも勝利＆総合上位を狙うべく動いてくるはずで、風があれば横風となりかなり厳しいレースとなりそうだ。気を引き締めてレースに挑む。
中島康晴のコメント
今日は道がずっと狭くて、選手が横に4人、5人しか並べないような道が続いたので、最初の方はいつ逃げが決まってもおかしくないような状態だった。（清水）都貴さんと協力して、集団のずっと前にいてアタックに反応していた。アタック合戦でみんなきつくなってきて、丘みたいなところで自分の入った逃げが決まった。
ラボバンクやベソンショスール・ソジャサンなど有力チームが乗っていた8人くらいの逃げだったので、これは行けると思ったけれど、ラボバンクの選手が落車し遅れてしまった。それで、集団をラボバンクがコントロールして捕らえられてしまった。明日は都貴さんの総合成績UPのために一緒に逃げられたらいいと思う。
ツール・ド・ブルターニュ2009第2ステージ結果
1位 ジュリアン・フシャール（フランス、コート・ダルモール・シクリスム）3h37'31"
2位 ユーリ・メトルシェンコ（ウクライナ、アモーレエヴィータ・マクドナルド）+06"
3位 アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、ジョーカー・ビアンキ）+2'49"
4位 ダヴィ コメイヌ（ベルギー、ウィエラーグループ・ベヴェレン2000）
5位 ミシェル・クレダー（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）+3'06"
17位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+3'09"
74位 岡崎和也（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+7'16"
77位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
80位 ミカエル・ダミアン（日本、フランスEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
84位 増田成幸（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
92位 中島康晴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+7'40"
個人総合成績
1位 ジュリアン・フシャール（フランス、コート・ダルモール・シクリスム）7h21'09"
2位 ユーリ・メトルシェンコ（ウクライナ、アモーレエヴィータ・マクドナルド）+11"
3位 アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、ジョーカー・ビアンキ）+2'49"
4位 ダヴィ コメイヌ（ベルギー、ウィエラーグループ・ベヴェレン2000）+3'02"
5位 フロリアン・ヴァション（フランス、ルーベ・リールメトロポル）+3'15"
16位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+3'22"
67位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+7'29"
74位 岡崎和也（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+8'36"
79位 ミカエル・ダミアン（日本、フランスEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+9'51"
93位 増田成幸（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+14'12"
97位 中島康晴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+14'36"
チーム紹介に大勢の人が集まる photo:Cyclisme Japon/Chiho Iwasa以下はCyclisme Japon/Chiho Iwasaのレポート。『ツール・ド・ブルターニュ』の第2ステージも132.1km走り、最後は5.7kmの周回コースを4周する153.3kmで行われた。ゴールのフジェールはお城が有名で、街は城塞となっており、街中に入ると平均勾配13％の上りが600m続く。この上りを計5回上らなければならず、サバイバルレースになるだろうと予想された。
集団の前方を走る増田成幸（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:Cyclisme Japon/Chiho Iwasaこの日は、レース途中で雨が降り出しブルターニュらしい天気となった。序盤からアタック合戦が繰り広げられ、中島康晴が逃げようと試みたが決まらず。レース中盤までアタック合戦が続き、2人の逃げが決まるとその後集団の勢いは弱まった。この日のコースは狭くくねっているところが多く、さらに路面も濡れており、落車も多発した。好調のグレゴール・ガズヴォダも約110km地点で30人ほどの落車に巻き込まれてしまう。自転車が吹っ飛ぶほどの激しい転倒だったが、幸い打撲程度ですんだ。
集団前方でサーキットに入る清水都貴（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:Cyclisme Japon/Chiho Iwasa逃げと集団の差は最大8分開くが、リーダージャージを着るラボバンクチームは初めこそ集団をコントロールしていたが、後半は走りに精彩を欠いた。細かいアタックはあれども集団の主導権を取りペースアップするチームはおらず、周回コースに入っても逃げとの差は4分ほど開いたままだった。周回コースも道が狭く、危険だったため、差はさほど縮まらず。2人が逃げきり、最後の上りでジュリアン・フシャール（フランス、コート・ダルモール・シクリスム）がアタックし勝利した。
周回コースで集団は徐々にばらばらとなるも、エースの清水はメイン集団に残り、ゴールで上位を狙ったが、ラスト200mで落車があり、清水はスプリントができず。それでも17位でゴールとなった。総合では16位に上がっている。明日は、どのチームも勝利＆総合上位を狙うべく動いてくるはずで、風があれば横風となりかなり厳しいレースとなりそうだ。気を引き締めてレースに挑む。
中島康晴のコメント
今日は道がずっと狭くて、選手が横に4人、5人しか並べないような道が続いたので、最初の方はいつ逃げが決まってもおかしくないような状態だった。（清水）都貴さんと協力して、集団のずっと前にいてアタックに反応していた。アタック合戦でみんなきつくなってきて、丘みたいなところで自分の入った逃げが決まった。
ラボバンクやベソンショスール・ソジャサンなど有力チームが乗っていた8人くらいの逃げだったので、これは行けると思ったけれど、ラボバンクの選手が落車し遅れてしまった。それで、集団をラボバンクがコントロールして捕らえられてしまった。明日は都貴さんの総合成績UPのために一緒に逃げられたらいいと思う。
ツール・ド・ブルターニュ2009第2ステージ結果
1位 ジュリアン・フシャール（フランス、コート・ダルモール・シクリスム）3h37'31"
2位 ユーリ・メトルシェンコ（ウクライナ、アモーレエヴィータ・マクドナルド）+06"
3位 アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、ジョーカー・ビアンキ）+2'49"
4位 ダヴィ コメイヌ（ベルギー、ウィエラーグループ・ベヴェレン2000）
5位 ミシェル・クレダー（オランダ、ラボバンク・コンチネンタル）+3'06"
17位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+3'09"
74位 岡崎和也（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+7'16"
77位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
80位 ミカエル・ダミアン（日本、フランスEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
84位 増田成幸（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
92位 中島康晴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+7'40"
個人総合成績
1位 ジュリアン・フシャール（フランス、コート・ダルモール・シクリスム）7h21'09"
2位 ユーリ・メトルシェンコ（ウクライナ、アモーレエヴィータ・マクドナルド）+11"
3位 アレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、ジョーカー・ビアンキ）+2'49"
4位 ダヴィ コメイヌ（ベルギー、ウィエラーグループ・ベヴェレン2000）+3'02"
5位 フロリアン・ヴァション（フランス、ルーベ・リールメトロポル）+3'15"
16位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+3'22"
67位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+7'29"
74位 岡崎和也（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+8'36"
79位 ミカエル・ダミアン（日本、フランスEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+9'51"
93位 増田成幸（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+14'12"
97位 中島康晴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+14'36"
