スプリント決着となったツール・ド・ランカウイ第6ステージで、2度の2位を経てライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング)が勝利。織田聖(愛三工業レーシングチーム)が11位に入っている。



ベストアジアンライダー賞ジャージを着てスタートを待つ留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) photo:Keita YAMAUCHI / Aisan Racing Team

前日に山頂フィニッシュを終えたペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)は、10月2日に第6ステージを迎えた。舞台は序盤に2つの3級山岳を越え、中盤にも3級山岳が設定されたコース。しかし、それ以外は平坦路のため、予想通り集団スプリントで決着した。

スタートから逃げを試みた動きや山岳ポイント争い、そしてメカトラが続き、慌ただしい序盤となった。しかし2つ目の3級山岳で集団はひと塊に戻り、前日に勝利を逃して区間2位だったジョシュ・バーネット(ニュージーランド、ブルゴス・ブルペレットBH)らがアタック。総合上位勢の動きは、総合首位のレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)も自ら追走してマークした。

プロトンを先導するXDSアスタナ photo:Tour de Langkawi

その後もアタックと吸収が繰り返されたのち、ようやくアラン・ジュソーム(フランス、トタルエネルジー)ら3名による逃げ集団が形成される。そこには遅れてギリェルモ・マルティネス(コロンビア、ピクニック・ポストNL)ら3名が合流。6名となった逃げ集団に対し、メイン集団では大会初日と第3ステージの勝者であるマッテオ・マルチェッリ(イタリア)のために、XDSアスタナがペースをコントロールした。

そして残り6.5km地点で逃げは吸収され、集団スプリントを嫌った選手たちのアタックをアーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ)が封じる。残り200mから始まる最終ストレートにもXDSアスタナを先頭に突入。しかし、そのリードアウトトレインの背後にマルチェッリの姿はなく、ライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング)が先頭に立った。

先頭に立ったライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング)と、踏み込む織田聖(愛三工業レーシングチーム) photo:Keita YAMAUCHI / Aisan Racing Team

スプリント勝利したライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング) photo:Tour de Langkawi

初日、第3ステージと区間2位に甘んじたピックレルは、背後についたマルチェッリを横に並ばせることなくフィニッシュ。大会6日目にして念願の勝利を手に入れた。

育成チームから所属したNSNサイクリングチームを昨年離れ、今季新加入したモダンアドベンチャープロサイクリングで初勝利を挙げたピックレル。「この大会にはステージ優勝するために出場し、2度の惜しいレースの後、ようやく勝利を手にすることができた。前のステージでのミスを見直し、今日の勝利に繋げることができた。まだ平坦ステージがあと2日間残っているので、再び勝利できるよう全力を尽くす」と語った。

3位はセッペ・ファンデンブール(ベルギー、チューダープロサイクリング)。日本勢では、強豪揃いのプロレースのスプリントで、初日7位だった織田聖(愛三工業レーシングチーム)が11位に入り、「第1ステージで7位に入ったので(11位は)、ちょっと悔しく、大分落としてしまったなという感じです。最後は位置取りもチームメイトが助けてくれて、いいところまでは行けました。そこからもう少し自分で上がれたら最高だったなという印象です」と、レースを振り返った。

11位に入った織田聖(愛三工業レーシングチーム) photo:Keita YAMAUCHI / Aisan Racing Team
ベストアジアンライダー賞ジャージを守り、インタビューに応える留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) photo:Keita YAMAUCHI / Aisan Racing Team


念願の勝利を手に入れたライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング) photo:Tour de Langkawi
ツール・ド・ランカウイ2026第6ステージ結果
1位 ライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング) 2:40:06
2位 マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)
3位 セッペ・ファンデンブール(ベルギー、チューダープロサイクリング)
4位 ローリー・タウンセンド(アイルランド、ユニベット・ローズ・ロケッツ)
5位 クリスティアーン・ファンレース(オランダ、ピクニック・ポストNL)
11位 織田聖(愛三工業レーシングチーム)
個人総合成績
1位 レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) 21:38:39
2位 アベル・バルデルストーネ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) +0:26
3位 ハン・カステジョン(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) +0:42
4位 ホセ・ディアス(スペイン、ブルゴス・ブルペレットBH) +1:20
5位 アイヴィンブローホルト・フォグネル(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ) +1:37
18位 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) +7:21
その他の特別賞
ポイント賞 マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)
山岳賞 レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)
ベストアジアンライダー賞 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)
チーム総合成績 カハルラル・セグロスRGA
text:Sotaro.Arakawa
photo:Tour de Langkawi

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