デカトロンCMA CGMがロマン・バルデ(フランス)の復帰を発表した。2025年6月にロード選手としてのキャリアを終えた35歳のバルデは、2027年1月1日付でスポーツマネージャーに就任。監督ではなく、チームの競技プロジェクト全体に関わる役割を担う。



2027年から古巣デカトロンCMA CGMに復帰するロマン・バルデ(フランス) photo:CorVos

「デカトロンCMA CGMに戻ることができ、とても嬉しく思っている。以前からマネジメントに就きたいという思いがあった。それは(選手の)パフォーマンスや育成、組織全体の運営に貢献できるから。選手たちを支え、彼らとチームにとって最良のプロジェクトを築いていくべく、チームから寄せられた信頼に心から感謝している」と、バルデは就任の喜びを語った。

ツール・ド・フランスで過去4度の区間優勝を飾り、2016年は総合2位、2017年は総合3位と活躍したバルデ。2025年6月のクリテリウム・デュ・ドーフィネ(現ツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ)を最後にロード選手としてのキャリアを終え、それ以降はグラベルレースに挑戦。2025年はUCIグラベルワールドシリーズで2勝し、2026年もここまで4勝を挙げるなど、グラベルでも華々しい活躍を見せている。

2016年ツールで総合2位に入ったロマン・バルデ(フランス) photo:Makoto.AYANO

現役最後の5年はピクニック・ポストNLで走ったが、2012年のプロデビューから2020年までは、デカトロンCMA CGMに在籍したバルデ。復帰後に就任するのは監督(スポーツディレクター)ではなく、ワールドチームから育成組織までを見渡すスポーツマネージャーという役割だ。チームのCEOであるドミニク・セリエス氏も「彼の役割は(中略)チーム全体のパフォーマンスレベルをさらに引き上げ、国際的なサイクリング界を代表するチームの一つとして、持続的な地位を築くこと」と説明する。

「私がチームを離れてからの数年間で、チームの進化はとても印象的なものだった。強力なパートナーに支えられ、チームは確かな伝統を土台に近代化を進め、トップ選手を引きつけ、最も大きなレースでの勝利を目指せるようになった。チームがトップレベルの組織として地位を確立し、世界最高の選手たちを育成することで長期的な成功を収めるための条件は、すべて整っている」と、バルデはプレスリリースを締めくくった。


text:Sotaro.Arakawa
photo:Makoto AYANO