2025/02/23(日) - 12:10
残り2kmで逃げ集団を飛び出したディエゴ・ウリアルテ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)が、嬉しいプロ初勝利。4分32秒遅れでやってきた総合上位勢に動きはなかった。
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総合首位で大会4日目を迎えたパヴェル・シヴァコフ(フランス、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
スペイン南部のアンダルシア地方を舞台とし、2年振りの開催となったブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・シクリスタ・デル・ソル(UCI2.Pro)は第4ステージを迎えた。今大会最長距離である194.3kmコースは、序盤からカテゴリーのつかない丘をいくつも越えていくレイアウト。ラスト60kmは下り基調のため、集団スプリントの可能性が見られていた。
連日のリタイア者で97名まで減った選手たちがスタートし、激しいアタック合戦の末に14名の逃げグループが形成された。単騎の選手ばかりのなかカハルラル・セグロスRGAが唯一2名を送り、ワールドチームからもコナー・スウィフト(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)などが入る。それを追うメイン集団では、ベルギー籍のプロチームであるワグナー・バザンWBが先導した。
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古巣イネオスの監督と言葉を交わすトーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング) photo:CorVos
逃げ集団に総合で脅威になる選手がいないため、リーダーチームであるUAEチームエミレーツXRGはプロトンの牽引に加わらない。そのため逃げに選手を送れなかったメキシコのコンチネンタルチーム、ペトロライクも集団先頭に選手を固めてワグナーに加勢。残り25km地点で1分30秒まで縮まったものの、最後まで逃げ集団を捉えることはできなかった。
フィニッシュ地点であるアラウリン・デ・ラ・トレに逃げグループでたどり着いたのは6名だった。そして残り2kmでスプリントを嫌ったウリアルテがアタック。スウィフトやカラム・スコットソン(オーストラリア、デカトロンAG2Rラモンディアール)が追いかけたものの、牽制したため差が詰まらない。
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2kmアタックを成功させたディエゴ・ウリアルテ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) photo:CorVos
何度も後ろを振り向きながら、最後まで踏み続けた23歳のウリアルテがフィニッシュラインに到達。そして雄叫びと共にプロ初勝利を手に入れた。
プロ2年目で念願の勝利を手に入れたウリアルテ。「スプリント勝負にならないようサプライズなアタックを仕掛けた。徐々に差が縮まっていくなか、なんとかプロ初勝利を掴むことができた。チーム全体としてこの良い流れに乗っていきたい」と喜びを語った。
プロトンは4分32秒遅れでフィニッシュ。シヴァコフなど総合上位勢に順位やタイム差の変動はなかった。
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スペイン南部のアンダルシア地方を舞台とし、2年振りの開催となったブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・シクリスタ・デル・ソル(UCI2.Pro)は第4ステージを迎えた。今大会最長距離である194.3kmコースは、序盤からカテゴリーのつかない丘をいくつも越えていくレイアウト。ラスト60kmは下り基調のため、集団スプリントの可能性が見られていた。
連日のリタイア者で97名まで減った選手たちがスタートし、激しいアタック合戦の末に14名の逃げグループが形成された。単騎の選手ばかりのなかカハルラル・セグロスRGAが唯一2名を送り、ワールドチームからもコナー・スウィフト(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)などが入る。それを追うメイン集団では、ベルギー籍のプロチームであるワグナー・バザンWBが先導した。
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逃げ集団に総合で脅威になる選手がいないため、リーダーチームであるUAEチームエミレーツXRGはプロトンの牽引に加わらない。そのため逃げに選手を送れなかったメキシコのコンチネンタルチーム、ペトロライクも集団先頭に選手を固めてワグナーに加勢。残り25km地点で1分30秒まで縮まったものの、最後まで逃げ集団を捉えることはできなかった。
フィニッシュ地点であるアラウリン・デ・ラ・トレに逃げグループでたどり着いたのは6名だった。そして残り2kmでスプリントを嫌ったウリアルテがアタック。スウィフトやカラム・スコットソン(オーストラリア、デカトロンAG2Rラモンディアール)が追いかけたものの、牽制したため差が詰まらない。
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何度も後ろを振り向きながら、最後まで踏み続けた23歳のウリアルテがフィニッシュラインに到達。そして雄叫びと共にプロ初勝利を手に入れた。
プロ2年目で念願の勝利を手に入れたウリアルテ。「スプリント勝負にならないようサプライズなアタックを仕掛けた。徐々に差が縮まっていくなか、なんとかプロ初勝利を掴むことができた。チーム全体としてこの良い流れに乗っていきたい」と喜びを語った。
プロトンは4分32秒遅れでフィニッシュ。シヴァコフなど総合上位勢に順位やタイム差の変動はなかった。
ブエルタ・ア・アンダルシア2025第4ステージ結果
1位 | ディエゴ・ウリアルテ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | 4:07:21 |
2位 | アラン・ジュソーム(フランス、トタルエネルジー) | +0:09 |
3位 | コナー・スウィフト(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | |
4位 | カラム・スコットソン(オーストラリア、デカトロンAG2Rラモンディアール) | |
5位 | セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA) |
個人総合成績
1位 | パヴェル・シヴァコフ(フランス、UAEチームエミレーツXRG) | 15:44:59 |
2位 | クレマン・ベルテ(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアール) | +0:23 |
3位 | トーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング) | +0:26 |
4位 | マキシム・ファンヒルス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:59 |
5位 | ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG) | +1:03 |
その他の特別賞
ポイント賞 | マキシム・ファンヒルス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
山岳賞 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、カハルラル・セグロスRGA) |
チーム総合成績 | デカトロンAG2Rラモンディアール |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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