2025/02/17(月) - 14:23
Jプロツアーの特別戦「サイクルチャレンジ神宮外苑 東京クリテリウム」が、東京都の明治神宮外苑で開催された。40kmのレースは終盤にチームブリヂストンサイクリングが主導権を握り、最終周回に抜け出した松田祥位が優勝。岡本勝哉が2位となり、チームブリヂストンサイクリングが1-2フィニッシュを決めた。
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スタートラインに2025年のJプロツアーチームが揃った photo:Satoru Kato
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スクラッチ世界チャンピオンの窪木一茂(愛三工業レーシングチーム)は特別にアルカンシェルを着て出場 photo:Satoru Kato 
多くの観客が集まったチームプレゼンテーション photo:Satoru Kato
JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)の2025年最初の大会となる「サイクルチャレンジ神宮外苑 東京クリテリウム」は、東京都の明治神宮外苑を舞台に今年初めて開催される大会。同場所では今年19回目となる「明治神宮外苑大学クリテリウム(日本学生自転車競技連盟主催)」が開催されてきたが、国内トップカテゴリーのレース開催は初めてのことだ。
Jプロツアーとしては、2016年の「湾岸クリテリウム」以来となる東京都内での開催。ただし今回は2025年のシリーズ戦にはカウントしない「特別戦」として行われ、開幕前のオープン戦的な位置付けとなる(開幕戦は2月22日の鹿屋・肝付ロードレース)。
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絵画館前をスタート photo:Satoru Kato
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Jリーグ開幕戦が行われる国立競技場前を集団が抜けていく photo:Satoru Kato
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銀杏並木前を通過する集団 photo:Satoru Kato
コースは、絵画館前をスタート・フィニッシュとする点は大学クリテリウムと同様だが、銀杏並木の折り返しは通らない設定。1周1kmのショートコースはホームストレートの両端が直角コーナーとなる他は緩やかなカーブで構成され、4車線分ある広い道幅と相まってスピードが落ちにくいレイアウト。仕掛けどころのないフラットコースでのハイスピードレースが予想された。
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序盤はペースのアップダウンにより集団が伸び縮みを繰り返す photo:Satoru Kato
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明治神宮外苑のゆるやかなカーブを集団が流れていく photo:Satoru Kato
10周40kmのレースは序盤からペースが上がり、1分20秒を切るラップタイムで進行していく。集団前方ではチームブリヂストンサイクリング(以下ブリヂストン)やシマノレーシング、愛三工業レーシングチームなどが動きを見せるが、積極的に集団をコントロールするチームは無いまま周回を重ねる。ペースの緩急はあるものの、平均時速46kmオーバーのハイスピードがレース中盤まで続いていく。
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終盤、ペースが上がって長く伸びた集団 photo:Satoru Kato
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終盤、宇都宮ブリッツェンが集団先頭を仕切る photo:Satoru Kato
終盤に入ると宇都宮ブリッツェンが集団先頭に集まる。この動きをきっかけに各チームが集団前方に上がる動きが活性化し、ペースが上がっていく。
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残り6周、兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)が単独先行 photo:Satoru Kato
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終盤、チームブリヂストンサイクリングが主導権を握る photo:Satoru Kato
残り6周となる35周目、兒島直樹(ブリヂストン)が単独先行。その後ろではブリヂストンが集団前方を固め始める。兒島の先行が37周目に吸収されると、その後はブリヂストンの隊列が集団を牽引。シマノレーシングやアルカンシェルを着る窪木一茂(愛三工業レーシングチーム)が隊列に割って入るも、それをものともせず最終周回に入っていく。
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最終周回、窪木一茂(愛三工業レーシングチーム)が番手につける photo:Satoru Kato
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最終コーナーを立ち上がった松田祥位(チームブリヂストンサイクリング)が大きく先行してくる photo:Satoru Kato
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松田祥位(チームブリヂストンサイクリング)が優勝 photo:Satoru Kato
その直後、松田祥位(ブリヂストン)が抜け出して単独先行を開始。「集団が牽制して緩んだところで後方から飛び出した」と松田が言うように、一瞬追走が遅れた集団との差が一気に広がる。後方から窪木や岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が追いすがるも、数秒差を詰めきれないまま残り100mの最終コーナーへ。松田はおよそ1周を逃げ切ってフィニッシュ。2位には岡本勝哉が続き、ブリヂストンが1-2フィニッシュを決めた。
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Jプロツアー 表彰式 photo:Midori SHIMIZU
今年新たに若手選手が多数加入したブリヂストンの中にあって、チーム最年長となった松田。このレースではエースとして走ったという。
「終盤にメンバーが集団前方に出たのは良いけど、どうする?と話をして、ペースが速いまま進むだろうから温存して最後ドカンと行こうと話をしました。兒島選手がちょうど集団がよどんだタイミングで飛び出してくれて、僕らとしても集団が伸びてくれてラインを組みやすくなった。最後は窪木選手が前に上がってきて、元チームメイトだし手の内を知り尽くされているから怖い存在だったけれど、梅澤(幹太)選手が初めてとは思えないほどよく動いてくれたおかげもあって良いレースが出来たと思う。
若手選手がチームに加わって、経験を積んでチームを倒す勢いで成長して欲しい。5月に競輪学校に入学する予定なので、それまではロードもきっちり走りたい」
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JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)の2025年最初の大会となる「サイクルチャレンジ神宮外苑 東京クリテリウム」は、東京都の明治神宮外苑を舞台に今年初めて開催される大会。同場所では今年19回目となる「明治神宮外苑大学クリテリウム(日本学生自転車競技連盟主催)」が開催されてきたが、国内トップカテゴリーのレース開催は初めてのことだ。
Jプロツアーとしては、2016年の「湾岸クリテリウム」以来となる東京都内での開催。ただし今回は2025年のシリーズ戦にはカウントしない「特別戦」として行われ、開幕前のオープン戦的な位置付けとなる(開幕戦は2月22日の鹿屋・肝付ロードレース)。
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コースは、絵画館前をスタート・フィニッシュとする点は大学クリテリウムと同様だが、銀杏並木の折り返しは通らない設定。1周1kmのショートコースはホームストレートの両端が直角コーナーとなる他は緩やかなカーブで構成され、4車線分ある広い道幅と相まってスピードが落ちにくいレイアウト。仕掛けどころのないフラットコースでのハイスピードレースが予想された。
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10周40kmのレースは序盤からペースが上がり、1分20秒を切るラップタイムで進行していく。集団前方ではチームブリヂストンサイクリング(以下ブリヂストン)やシマノレーシング、愛三工業レーシングチームなどが動きを見せるが、積極的に集団をコントロールするチームは無いまま周回を重ねる。ペースの緩急はあるものの、平均時速46kmオーバーのハイスピードがレース中盤まで続いていく。
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終盤に入ると宇都宮ブリッツェンが集団先頭に集まる。この動きをきっかけに各チームが集団前方に上がる動きが活性化し、ペースが上がっていく。
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残り6周となる35周目、兒島直樹(ブリヂストン)が単独先行。その後ろではブリヂストンが集団前方を固め始める。兒島の先行が37周目に吸収されると、その後はブリヂストンの隊列が集団を牽引。シマノレーシングやアルカンシェルを着る窪木一茂(愛三工業レーシングチーム)が隊列に割って入るも、それをものともせず最終周回に入っていく。
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その直後、松田祥位(ブリヂストン)が抜け出して単独先行を開始。「集団が牽制して緩んだところで後方から飛び出した」と松田が言うように、一瞬追走が遅れた集団との差が一気に広がる。後方から窪木や岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が追いすがるも、数秒差を詰めきれないまま残り100mの最終コーナーへ。松田はおよそ1周を逃げ切ってフィニッシュ。2位には岡本勝哉が続き、ブリヂストンが1-2フィニッシュを決めた。
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今年新たに若手選手が多数加入したブリヂストンの中にあって、チーム最年長となった松田。このレースではエースとして走ったという。
「終盤にメンバーが集団前方に出たのは良いけど、どうする?と話をして、ペースが速いまま進むだろうから温存して最後ドカンと行こうと話をしました。兒島選手がちょうど集団がよどんだタイミングで飛び出してくれて、僕らとしても集団が伸びてくれてラインを組みやすくなった。最後は窪木選手が前に上がってきて、元チームメイトだし手の内を知り尽くされているから怖い存在だったけれど、梅澤(幹太)選手が初めてとは思えないほどよく動いてくれたおかげもあって良いレースが出来たと思う。
若手選手がチームに加わって、経験を積んでチームを倒す勢いで成長して欲しい。5月に競輪学校に入学する予定なので、それまではロードもきっちり走りたい」
Jプロツアー特別戦 東京クリテリウム 結果(40km)
1位 | 松田 祥位(チームブリヂストンサイクリン) | 51分27秒 |
2位 | 岡本 勝哉(チームブリヂストンサイクリン) | +0秒 |
3位 | 窪木 一茂(愛三工業レーシングチーム) | |
4位 | 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) | |
5位 | 山本 哲央(チームブリヂストンサイクリン) | |
6位 | 中井 唯晶(シマノレーシング) |
Jプロツアー以外のカテゴリーは開幕戦として開催
今大会ではJBCFが主催するJエリートツアー、Jフェミニンツアー(女子)、Jマスターズツアーのレースも併催された。これらのレースは2025年シーズンの開幕戦として行われ、各カテゴリーの勝者がリーダージャージを獲得した。また、JBCF登録者以外の参加者が出場する一般カテゴリー「弱虫ペダルドリームレース」も開催され、U15、U17、女子、男子17歳以上の4クラスのレースが行われた。
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その他写真は下記リンクからフォトギャラリーへ。
text&photo:Satoru Kato
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