2025/02/17(月) - 12:45
集団スプリントでアッカーマンが落車したツール・ド・ラ・プロヴァンス最終日。サム・ベネット(アイルランド、デカトロンAG2Rラモンディアール)が大会2勝目を掴み、マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)が2年連続の総合優勝に輝いた。
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190.6kmの平坦路で争われたツール・ド・ラ・プロヴァンス最終日 photo:Le Tour de La Provence
フランス南部のプロヴァンス・アルプ・コート・ダジュールを舞台とするツール・ド・ラ・プロヴァンス(UCI2.1)は最終日を迎えた。第3ステージはロニャックを出発してゴッホの絵画で知られるアルルにフィニッシュする190.6km。序盤に設定された3級山岳を除き、平坦路のレースは予想通り白熱の集団スプリントで決着した。
前日勝者で総合首位に立つマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)を先頭にスタート。2022年のスペインTT王者であるラウル・ガルシア(アルケア・B&Bホテルズ)や山岳賞ジャージを着るダミアン・ジラール(フランス、ニース・メトロポール・コートダジュール)など、6名が逃げを打つ。一方、メイン集団はリドルやサム・ベネット(アイルランド)で2勝目を狙うデカトロンAG2Rラモンディアールが中心にペースを作った。
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ダミアン・ジラール(フランス、ニース・メトロポール・コートダジュール)ら6名が逃げた photo:Le Tour de La Provence
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リーダージャージを着てプロトンを走るマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) photo:Le Tour de La Provence
ルーラータイプの選手たちが集った逃げグループは、人数を減らしながら粘りを見せる。残り5kmを過ぎ、逃げとプロトンの差は20秒。逃げ切りの可能性も見えてくる差のなか、イスラエル・プレミアテックがその夢を打ち砕いた。
今シーズン初勝利をパスカル・アッカーマン(ドイツ)で飾りたいイスラエルは、プロトン先頭に人数を集めてペースアップ。その甲斐もあり残り1kmで逃げを引き戻し、勝負は集団スプリントへ。
イスラエルを先頭に最終ストレートに入り、アッカーマンがスプリントを開始。しかし別ラインからベネットが一気に番手を上げ、先頭に立つ。その背後にマライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)がつく一方で、抜かされたアッカーマンは減速帯でハンドルのコントロールを失い、落車した。
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スプリント勝利したサム・ベネット(アイルランド、デカトロンAG2Rラモンディアール) photo:Le Tour de La Provence
そしてトップスピードに乗ったベネットが、ファンデンベルフを振り切って勝利。大会初日に続く区間2勝目を手に入れた。
「ハードなレース展開となった。風も強く、逃げ集団を捕まえるのが大変だった。残り3kmは辛かったが、チームメイトのアシストもあり勝つことができた」と、ベネットは勝利を喜んだ。
そして、総合優勝は9位でフィニッシュしたピーダスンの手に。「落車の影響を受けてステージ優勝は逃したものの、総合優勝できたので嬉しい。まだトップコンディションではないので、パリ〜ルーベまでの2ヶ月で調子を上げていきたい」と大会連覇を達成したピーダスンはコメントした。
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大会2勝目を手に入れたサム・ベネット(アイルランド、デカトロンAG2Rラモンディアール) photo:Le Tour de La Provence
イスラエルによると、落車したアッカーマンに骨折等大きな怪我はなかったのだという。
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フランス南部のプロヴァンス・アルプ・コート・ダジュールを舞台とするツール・ド・ラ・プロヴァンス(UCI2.1)は最終日を迎えた。第3ステージはロニャックを出発してゴッホの絵画で知られるアルルにフィニッシュする190.6km。序盤に設定された3級山岳を除き、平坦路のレースは予想通り白熱の集団スプリントで決着した。
前日勝者で総合首位に立つマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)を先頭にスタート。2022年のスペインTT王者であるラウル・ガルシア(アルケア・B&Bホテルズ)や山岳賞ジャージを着るダミアン・ジラール(フランス、ニース・メトロポール・コートダジュール)など、6名が逃げを打つ。一方、メイン集団はリドルやサム・ベネット(アイルランド)で2勝目を狙うデカトロンAG2Rラモンディアールが中心にペースを作った。
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ルーラータイプの選手たちが集った逃げグループは、人数を減らしながら粘りを見せる。残り5kmを過ぎ、逃げとプロトンの差は20秒。逃げ切りの可能性も見えてくる差のなか、イスラエル・プレミアテックがその夢を打ち砕いた。
今シーズン初勝利をパスカル・アッカーマン(ドイツ)で飾りたいイスラエルは、プロトン先頭に人数を集めてペースアップ。その甲斐もあり残り1kmで逃げを引き戻し、勝負は集団スプリントへ。
イスラエルを先頭に最終ストレートに入り、アッカーマンがスプリントを開始。しかし別ラインからベネットが一気に番手を上げ、先頭に立つ。その背後にマライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)がつく一方で、抜かされたアッカーマンは減速帯でハンドルのコントロールを失い、落車した。
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そしてトップスピードに乗ったベネットが、ファンデンベルフを振り切って勝利。大会初日に続く区間2勝目を手に入れた。
「ハードなレース展開となった。風も強く、逃げ集団を捕まえるのが大変だった。残り3kmは辛かったが、チームメイトのアシストもあり勝つことができた」と、ベネットは勝利を喜んだ。
そして、総合優勝は9位でフィニッシュしたピーダスンの手に。「落車の影響を受けてステージ優勝は逃したものの、総合優勝できたので嬉しい。まだトップコンディションではないので、パリ〜ルーベまでの2ヶ月で調子を上げていきたい」と大会連覇を達成したピーダスンはコメントした。
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イスラエルによると、落車したアッカーマンに骨折等大きな怪我はなかったのだという。
ツール・ド・ラ・プロヴァンス2025第3ステージ結果
1位 | サム・ベネット(アイルランド、デカトロンAG2Rラモンディアール) | 3:54:58 |
2位 | マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
3位 | アレクサンダー・コニーヌ(オランダ、ニース・メトロポール・コートダジュール) | |
4位 | ルカシュ・クビシュ(スロバキア、ユニベット・ティテマ・ロケッツ) | |
5位 | ポール・ペンウェット(フランス、グルパマFDJ) |
個人総合成績
1位 | マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) | 12:01:05 |
2位 | マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:13 |
3位 | マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:23 |
4位 | フレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
5位 | ルカシュ・クビシュ(スロバキア、ユニベット・ティテマ・ロケッツ) | +0:25 |
その他の特別賞
ポイント賞 | マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) |
山岳賞 | ダミアン・ジラール(フランス、ニース・メトロポール・コートダジュール) |
ヤングライダー賞 | ラウル・ガルシア(スペイン、アルケア・B&Bホテルズ) |
チーム総合成績 | リドル・トレック |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Le Tour de La Provence
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