2025/02/10(月) - 08:10
集団スプリントで締めくくられたボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第5ステージは、圧巻のリードアウトからジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が勝利。今大会2勝したサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)が総合優勝に輝いた。
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ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第5ステージのスタート地点 photo:CorVos
2025年のプロシリーズ開幕戦であるボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナは第5ステージを迎えた。第76回大会を締めくくるのは、アルファファルから南を経由して北のバレンシアにフィニッシュする104.2km。真っ平らな平坦ステージのため、前日2位と勝利を逃したミランなどによるスプリント勝負が予想された。
この日は、大会2日目にリーダージャージを着用しながらも、第3ステージでの落車で肩を痛めたマティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)が未出走。レースはヨーキン・ムルギアルダイ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)ら6名が逃げを打ち、横風による分断を警戒したUAEチームエミレーツXRGがメイン集団を先導する。2024年10月29日に未曾有の洪水被害にあった地域を通りながら、選手たちはバレンシア市街地までの距離を消化していく。
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プロトンは横風を警戒したUAEチームエミレーツXRGが牽引した photo:CorVos
残り40kmで1分まで縮まった逃げとプロトンのタイム差は、残り20kmで30秒まで縮小。しかし引き戻すには時期尚早と判断したプロトンは脚を緩め、再び1分差まで拡がる。そして予定通り残り5.5km地点で吸収し、集団はスプリントに向けて速度と緊張感が高まった。
残り150mから始まる最終ストレートに先頭で入ったのは、大会初日のチームタイムトライアルを制したリドル・トレック。エドワルト・トゥーンス(ベルギー)からシモーネ・コンソンニ(イタリア)にリードアウトトレインの先頭が引き継がれ、ミランがスプリントを開始する。右をフェンスで閉めながら踏み込むミランに、ジェイク・スチュワート(イギリス、イスラエル・プレミアテック)らは並ぶことすらできない。
そのまま圧巻のスプリントを披露したミランがフィニッシュラインを通過。大会初日に続くチーム2勝目をもたらした。
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圧巻のスプリントを披露したジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:CorVos
個人として今季初勝利を飾ったミラン。「チームが僕を最高の位置からスプリントさせてくれた。シーズン初戦での勝利は価値が大きく、それが今季の目標の1つでもあった。チームとしてヴァチェクでの総合優勝も狙っていたが、不運な落車に見舞われた。このあとは休息を取り、来週から始まるUAEツアーへの準備に入りたい」と喜びを表現した。
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個人として今年初勝利を飾ったジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:CorVos
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区間2勝で総合優勝を決めたサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
そして総合優勝は区間2勝(第2&4ステージ)したサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)の手に。「とても嬉しい。総合リーダージャージを獲得した昨日の時点で最高に嬉しかったが、今朝これを着用して更に喜びを感じた。(横風により)難しいレースになると思ったが、問題なく走り切ることができた。シーズンの最高の滑り出しとなった」と語った。
総合2位にはジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)、3位にはペリョ・ビルバオ(スペイン)が入ったため、バーレーンは総合表彰台に2名を送る、今季の好スタートとなった。
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2025年のプロシリーズ開幕戦であるボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナは第5ステージを迎えた。第76回大会を締めくくるのは、アルファファルから南を経由して北のバレンシアにフィニッシュする104.2km。真っ平らな平坦ステージのため、前日2位と勝利を逃したミランなどによるスプリント勝負が予想された。
この日は、大会2日目にリーダージャージを着用しながらも、第3ステージでの落車で肩を痛めたマティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)が未出走。レースはヨーキン・ムルギアルダイ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)ら6名が逃げを打ち、横風による分断を警戒したUAEチームエミレーツXRGがメイン集団を先導する。2024年10月29日に未曾有の洪水被害にあった地域を通りながら、選手たちはバレンシア市街地までの距離を消化していく。
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残り40kmで1分まで縮まった逃げとプロトンのタイム差は、残り20kmで30秒まで縮小。しかし引き戻すには時期尚早と判断したプロトンは脚を緩め、再び1分差まで拡がる。そして予定通り残り5.5km地点で吸収し、集団はスプリントに向けて速度と緊張感が高まった。
残り150mから始まる最終ストレートに先頭で入ったのは、大会初日のチームタイムトライアルを制したリドル・トレック。エドワルト・トゥーンス(ベルギー)からシモーネ・コンソンニ(イタリア)にリードアウトトレインの先頭が引き継がれ、ミランがスプリントを開始する。右をフェンスで閉めながら踏み込むミランに、ジェイク・スチュワート(イギリス、イスラエル・プレミアテック)らは並ぶことすらできない。
そのまま圧巻のスプリントを披露したミランがフィニッシュラインを通過。大会初日に続くチーム2勝目をもたらした。
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個人として今季初勝利を飾ったミラン。「チームが僕を最高の位置からスプリントさせてくれた。シーズン初戦での勝利は価値が大きく、それが今季の目標の1つでもあった。チームとしてヴァチェクでの総合優勝も狙っていたが、不運な落車に見舞われた。このあとは休息を取り、来週から始まるUAEツアーへの準備に入りたい」と喜びを表現した。
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そして総合優勝は区間2勝(第2&4ステージ)したサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)の手に。「とても嬉しい。総合リーダージャージを獲得した昨日の時点で最高に嬉しかったが、今朝これを着用して更に喜びを感じた。(横風により)難しいレースになると思ったが、問題なく走り切ることができた。シーズンの最高の滑り出しとなった」と語った。
総合2位にはジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)、3位にはペリョ・ビルバオ(スペイン)が入ったため、バーレーンは総合表彰台に2名を送る、今季の好スタートとなった。
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ2025第5ステージ結果
1位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | 2:09:52 |
2位 | ジェイク・スチュワート(イギリス、イスラエル・プレミアテック) | |
3位 | ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、ポルティ・ビジットマルタ) | |
4位 | ヘルベン・テイッセン(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | |
5位 | シャビエル・ベラサテギ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) | |
6位 | センテ・センイェンス(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | |
7位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、イスラエル・プレミアテック) | |
8位 | ミゲル・フェルナンデス(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | |
9位 | セサル・マシアス(メキシコ、ペトロライク) | |
10位 | ミヒール・ランブレヒト(ベルギー、ワグナー・バザンWB) |
個人総合成績
1位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | 16:17:43 |
2位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | +0:18 |
3位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:39 |
4位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:42 |
5位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:53 |
6位 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) | +0:54 |
7位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | |
8位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター) | +1:00 |
9位 | ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +1:31 |
10位 | ベン・オコーナー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +1:37 |
その他の特別賞
ポイント賞 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
山岳賞 | ヨン・アギーレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) |
ヤングライダー賞 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) |
チーム総合成績 | バーレーン・ヴィクトリアス |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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