2025/02/09(日) - 08:18
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第4ステージは、サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)が終盤アタックに成功。今大会2勝目を飾ると共に、アルメイダから総合リーダージャージを奪取した。
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春の雰囲気を感じさせるバレンシアを駆ける選手たち photo:CorVos
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ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ2025第4ステージ Volta a la Comunitat Valenciana
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(UCI2.Pro)第4ステージは、総合優勝をかけた実質的なラストチャンス。海辺の観光地オロペサから内陸に向かう181kmは、中盤に2つの1級山岳が設定されているものの、後半は細かいアップダウンを含む平坦路。そのためスプリンターにもチャンスがあるレイアウトと目された。
スタート直後からユーゴ・ウル(カナダ、イスラエル・プレミアテック)らが積極的に逃げを目指し、10名以上の集団が先行。それを見送ったメイン集団はリーダーチームであるUAEチームエミレーツXRGが中心に牽引。そこにはモビスターや、ジョナタン・ミラン(イタリア)でのスプリント勝負に持ち込みたいリドル・トレックもペースメイクに加わった。
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プロトンを先導するイネオス・グレナディアーズ photo:CorVos
最大8分のリードを得た逃げグループからは、フィニッシュまで93kmを残した地点でヨン・アギーレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)がソロアタックする。その後プロトンから飛び出したパブロ・カストリーリョ(スペイン、モビスター)が合流。レース後半に入り、ペースを速めたUAEはアギーレを捉え、残り9km地点でカストリーリョも引き戻した。
振り出しに戻ったレースは、緩斜面の登りをイネオス・グレナディアーズが先導する。30名前後まで絞られた集団には総合を争う選手たちやパンチャーの他に、ミランも食らいつく。そして残り8kmからジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター)が飛び出し、単独先頭に立った。
それを追うプロトンでは登りでミランが一度遅れるも、チームメイトのアシストによって復帰する。そしてセペダを捉える直前に、集団からヤコブ・ソデルクヴィスト(スウェーデン、リドル・トレック)のアシストを受けたミランが残り1kmでアタック。その動きを総合首位ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)が見送った一方で、唯一サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)が反応した。
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終盤アタックで今大会2勝を飾ったサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
フィニッシュまで続く緩斜面をダンシングで踏み続けたミランを、軽快な足取りのブイトラゴがパス。そのままハイスピードを維持したブイトラゴが、2日前に続く今大会2勝目を手に入れた。
フィニッシュ後にブイトラゴは「ボーナスタイムを稼ぐことにフォーカスしていた。だからこの勝利は予想外。なぜならスプリンター向けのステージだと思っていたからね。まさか勝利とリーダージャージの両方を手に入れられるなんて思わなかった」と喜びを語った。
アルメイダが10秒遅れの区間8位に終わったため、ブイトラゴが逆転で総合首位に浮上。最終日である翌日第5ステージは完全な平坦路であるため、ブイトラゴが総合優勝に王手をかけた。
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総合首位に立ったサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Volta a la Comunitat Valenciana
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ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(UCI2.Pro)第4ステージは、総合優勝をかけた実質的なラストチャンス。海辺の観光地オロペサから内陸に向かう181kmは、中盤に2つの1級山岳が設定されているものの、後半は細かいアップダウンを含む平坦路。そのためスプリンターにもチャンスがあるレイアウトと目された。
スタート直後からユーゴ・ウル(カナダ、イスラエル・プレミアテック)らが積極的に逃げを目指し、10名以上の集団が先行。それを見送ったメイン集団はリーダーチームであるUAEチームエミレーツXRGが中心に牽引。そこにはモビスターや、ジョナタン・ミラン(イタリア)でのスプリント勝負に持ち込みたいリドル・トレックもペースメイクに加わった。
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最大8分のリードを得た逃げグループからは、フィニッシュまで93kmを残した地点でヨン・アギーレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)がソロアタックする。その後プロトンから飛び出したパブロ・カストリーリョ(スペイン、モビスター)が合流。レース後半に入り、ペースを速めたUAEはアギーレを捉え、残り9km地点でカストリーリョも引き戻した。
振り出しに戻ったレースは、緩斜面の登りをイネオス・グレナディアーズが先導する。30名前後まで絞られた集団には総合を争う選手たちやパンチャーの他に、ミランも食らいつく。そして残り8kmからジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター)が飛び出し、単独先頭に立った。
それを追うプロトンでは登りでミランが一度遅れるも、チームメイトのアシストによって復帰する。そしてセペダを捉える直前に、集団からヤコブ・ソデルクヴィスト(スウェーデン、リドル・トレック)のアシストを受けたミランが残り1kmでアタック。その動きを総合首位ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)が見送った一方で、唯一サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)が反応した。
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フィニッシュまで続く緩斜面をダンシングで踏み続けたミランを、軽快な足取りのブイトラゴがパス。そのままハイスピードを維持したブイトラゴが、2日前に続く今大会2勝目を手に入れた。
フィニッシュ後にブイトラゴは「ボーナスタイムを稼ぐことにフォーカスしていた。だからこの勝利は予想外。なぜならスプリンター向けのステージだと思っていたからね。まさか勝利とリーダージャージの両方を手に入れられるなんて思わなかった」と喜びを語った。
アルメイダが10秒遅れの区間8位に終わったため、ブイトラゴが逆転で総合首位に浮上。最終日である翌日第5ステージは完全な平坦路であるため、ブイトラゴが総合優勝に王手をかけた。
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ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ2025第4ステージ結果
1位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | 4:53:29 |
2位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | +0:06 |
3位 | ヤコブ・ソデルクヴィスト(スウェーデン、リドル・トレック) | |
4位 | ライリー・シーアン(アメリカ、イスラエル・プレミアテック) | +0:10 |
5位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | |
6位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
7位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | |
8位 | マッテオ・ソブレロ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
9位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:13 |
10位 | ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
個人総合成績
1位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | 14:07:51 |
2位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | +0:18 |
3位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:39 |
4位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:42 |
5位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:53 |
6位 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) | +0:54 |
7位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | |
8位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター) | +1:00 |
9位 | ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +1:31 |
10位 | ベン・オコーナー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +1:37 |
その他の特別賞
ポイント賞 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
山岳賞 | ヨン・アギーレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) |
ヤングライダー賞 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) |
チーム総合成績 | バーレーン・ヴィクトリアス |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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