2025/01/28(火) - 17:41
UCIワールドツアー開幕戦のツアー・ダウンアンダーを走ったバイクをスタートリスト順、3チームごとに紹介していく。まず第1弾はイスラエル・プレミアテック、ジェイコ・アルウラー、そしてバーレーン・ヴィクトリアスの3チーム。
イスラエル・プレミアテック

イスラエル・プレミアテックのファクター OSTRO VAM。デザインを一新している photo:Kei Tsuji
セカンドディヴィジョンのUCIプロチーム登録ながら、2024年大会総合優勝者であるスティーブン・ウィリアムズ(イギリス)やカナダ王者マイケル・ウッズを主軸に招待チームとして戦ったイスラエル・プレミアテックはニューカラーのファクター OSTRO VAMを投入。ブルー&ブラックのカラー構成はそのままにペイントスキームを変えている。
シマノのDURA-ACEを使いつつ、FSAのパワーメーター搭載クランクセットを投入し、ファクターと関係性の深いセラミックスピードの新型プーリーを投入する。チェーンリングは空力性能に優れるPowerbox Aeroを使う選手が多い印象だった。

ファクターのスピードとパフォーマンスをイメージしたという新デザイン photo:Kei Tsuji

FSAのエアロチェーンリングを使用する選手が多数派 photo:Kei Tsuji 
セラミックスピードのプーリーを搭載しないバイクも photo:Kei Tsuji
ホイールはファクター傘下のブラックインクで、OSTROと同時開発されたフルカーボンスポークの48|58をあらゆるステージで常用した。組み合わせるタイヤはコンチネンタルのGRANDPRIX 5000S TR。バーテープとハンドルもブラックインク、サドルはセッレイタリア各種とパーツブランドの変更は無いようだ。ウッズは昨年のジャパンカップでも使用したレッド&ブラックのチャンピオンバイクが与えられていた。
ジェイコ・アルウラー

ジェイコ・アルウラーはデザインを一新。パープルxシルバーのメタリックデザインのジャイアントを駆る photo:Kei Tsuji
勝利には手が届かなかったものの、オーストラリアのホストチームとして連日積極果敢な走りで母国ファンを沸かせたジェイコ・アルウラー。母国のアパレルブランドであるマープと手を組んだ今年はパープルグラデーションのチームキットに改めており、同じパープルxシルバーのメタリックデザインを纏ったジャイアント製バイクをレース投入した。
チームはエアロモデルのPROPEL、軽量モデルのTCRを併用するが、スピードステージの多いダウンアンダーではやはりPROPELが選ばれていた。

ルーク・プラップは山岳ステージでPROPELにカデックスの軽量ホイールMAX 40を組み合わせた photo:Kei Tsuji 
ペア重量1200g台と非常に軽いMAX 40。ヴィットリアのCORSA PRO(28c)を組み合わせる photo:Kei Tsuji

一体成型されたフルカーボン製のハブフランジとスポーク。カデックスは創設時からカーボンスポークを100%採用してきた photo:Kei Tsuji
ホイールやハンドル、サドル類はジャイアントのプレミアムブランドであるカデックスを継続し、50 Ultraホイールを常用する一方、ルーク・プラップ(オーストラリア)は山岳ステージにおいてペア1200g台と超軽量なMax 40ホイールを投入していた。50 Ultraはチーム専用のホワイトデカールだが、Max 40はチーム全体としてニーズが少ないためか艶有りでロゴを表現した一般発売モデルのように見える。組み合わせるタイヤはヴィットリアのCORSA PRO。28cモデルで統一されている。
バーレーン・ヴィクトリアス

バーレーン・ヴィクトリアスが駆るメリダのREACTO。バイクのデザイン変更は無い photo:Kei Tsuji
スプリンターのフィル・バウハウス(ドイツ)が連日ステージトップ10入りを繰り返し、印象を残したバーレーン・ヴィクトリアスは今年もホワイトxスカイブルーxゴールドのメリダを駆る。シマノのDURA-ACEコンポ、ヴィジョンのMETRONホイール、FSA/ヴィジョンのハンドルセット、プロロゴのサドルとバーテープなど、機材スポンサー構成に大きな変更はない。
唯一の変更点は、昨年までUAEチームエミレーツだけが使用していたカーボンTi製のカーボンチェーンリングを装着していること。DURA-ACEチェーンリングとの使用率は半々ほどだろうか。ビッグレースに向けて使用率が上がるのか注目していきたいところだ。

クライマーは軽量モデルのSCULTURAを使用していた photo:Kei Tsuji

ヴィジョン/FSA製品を多用する。一体型のMETRONハンドルユーザーが多い photo:Kei Tsuji 
今年から一部選手がカーボンTi製のカーボンチェーンリングを使用している photo:Kei Tsuji
メインバイクはエアロモデルのREACTOだが、クライマーだけは軽量モデルのSCULTURAを投入。ヴィジョンのMETRONホイールは新しいメタリックロゴが奢られ目立ち度合いが高くなった。タイヤは引き続きコンチネンタルのGRAQNDPRIX 5000シリーズで、軽量モデルの5000TT TRをメインユースしているのも昨年通り。
イスラエル・プレミアテック
セカンドディヴィジョンのUCIプロチーム登録ながら、2024年大会総合優勝者であるスティーブン・ウィリアムズ(イギリス)やカナダ王者マイケル・ウッズを主軸に招待チームとして戦ったイスラエル・プレミアテックはニューカラーのファクター OSTRO VAMを投入。ブルー&ブラックのカラー構成はそのままにペイントスキームを変えている。
シマノのDURA-ACEを使いつつ、FSAのパワーメーター搭載クランクセットを投入し、ファクターと関係性の深いセラミックスピードの新型プーリーを投入する。チェーンリングは空力性能に優れるPowerbox Aeroを使う選手が多い印象だった。



ホイールはファクター傘下のブラックインクで、OSTROと同時開発されたフルカーボンスポークの48|58をあらゆるステージで常用した。組み合わせるタイヤはコンチネンタルのGRANDPRIX 5000S TR。バーテープとハンドルもブラックインク、サドルはセッレイタリア各種とパーツブランドの変更は無いようだ。ウッズは昨年のジャパンカップでも使用したレッド&ブラックのチャンピオンバイクが与えられていた。
ジェイコ・アルウラー

勝利には手が届かなかったものの、オーストラリアのホストチームとして連日積極果敢な走りで母国ファンを沸かせたジェイコ・アルウラー。母国のアパレルブランドであるマープと手を組んだ今年はパープルグラデーションのチームキットに改めており、同じパープルxシルバーのメタリックデザインを纏ったジャイアント製バイクをレース投入した。
チームはエアロモデルのPROPEL、軽量モデルのTCRを併用するが、スピードステージの多いダウンアンダーではやはりPROPELが選ばれていた。



ホイールやハンドル、サドル類はジャイアントのプレミアムブランドであるカデックスを継続し、50 Ultraホイールを常用する一方、ルーク・プラップ(オーストラリア)は山岳ステージにおいてペア1200g台と超軽量なMax 40ホイールを投入していた。50 Ultraはチーム専用のホワイトデカールだが、Max 40はチーム全体としてニーズが少ないためか艶有りでロゴを表現した一般発売モデルのように見える。組み合わせるタイヤはヴィットリアのCORSA PRO。28cモデルで統一されている。
バーレーン・ヴィクトリアス

スプリンターのフィル・バウハウス(ドイツ)が連日ステージトップ10入りを繰り返し、印象を残したバーレーン・ヴィクトリアスは今年もホワイトxスカイブルーxゴールドのメリダを駆る。シマノのDURA-ACEコンポ、ヴィジョンのMETRONホイール、FSA/ヴィジョンのハンドルセット、プロロゴのサドルとバーテープなど、機材スポンサー構成に大きな変更はない。
唯一の変更点は、昨年までUAEチームエミレーツだけが使用していたカーボンTi製のカーボンチェーンリングを装着していること。DURA-ACEチェーンリングとの使用率は半々ほどだろうか。ビッグレースに向けて使用率が上がるのか注目していきたいところだ。



メインバイクはエアロモデルのREACTOだが、クライマーだけは軽量モデルのSCULTURAを投入。ヴィジョンのMETRONホイールは新しいメタリックロゴが奢られ目立ち度合いが高くなった。タイヤは引き続きコンチネンタルのGRAQNDPRIX 5000シリーズで、軽量モデルの5000TT TRをメインユースしているのも昨年通り。
text:So Isobe
photo:Kei Tsuji
photo:Kei Tsuji
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