2024/07/29(月) - 07:31
Jプロツアー第12戦の広島クリテリウムは、レース中盤に形成された12名の集団が逃げ切り、スプリント勝負をレオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)が制して優勝。ホームレースに華を添えた。
前日の佐木島ロードレースに続き、Jプロツアー広島2連戦の2日目は広島市内に場所を移してのクリテリウム。広島市の中心街から車で15分ほどの広島市西区商工センター周辺の公道に1周1.7kmの周回コースを設定し、30周51kmのレースが行われる。
広島クリテリウムは2018年に初開催。2021年からはジャパンサイクルリーグ(JCL)のレースとして開催されてきた。昨年は大雨でのコース冠水により中止となったため、2年ぶりの開催。Jプロツアーとしては2019年以来5年ぶりの開催となった。
朝から夏の青空が広がり、前日同様猛暑な1日となった午後1時過ぎにレースがスタート。その直後からプロリーダージャージを着た金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が集団先頭に出てペースアップしていく。
スタート直後から続いたハイペースの周回がいったん落ち着いた11周目、数名の先行をきっかけに12名の先頭集団が形成される。メンバーは以下の通り。
中井唯晶、石原悠希、寺田吉騎、(シマノレーシング)
金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)
木村純気(シエルブルー鹿屋)
菅原聡(アヴニールサイクリング山梨)
阿部嵩之(ヴェロリアン松山)
レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)
谷順成、武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)
吉岡直哉、宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)
後続のメイン集団との差は徐々に開いていき、レース終盤に差し掛かる17周目には40秒以上の差がつく。先頭集団にメンバーを送り込めなかったチームサイクラーズスネルが中心となってメイン集団を牽引。ベルマーレ・レーシングチームや弱虫ペダルサイクリングチームも協力するが、前日の佐木島ロードレースを制したシマノレーシングの3名や金子、阿部、キンテロら強力なメンバーが揃った先頭集団との差はその後も開き続ける。20周目には1分差まで開き、先頭集団の逃げ切りが濃厚な展開となる。
残り5周を切り、先頭集団内では牽制が始まる。最終周回には宇賀が飛び出すものの中井らシマノレーシング主導で吸収し、最後のスプリント勝負へ。
陽炎の向こうからキンテロのスプリントが伸びてくる。寺田と石原が追いすがるも届かず、キンテロが先着。ヴィクトワール広島がホームレースを制した。
集まった多くのサポーターを前に日本語で「ありがとう」と感謝の言葉を繰り返したキンテロ。昨年は佐木島ロードレース(JCL開催)で優勝し、今年は広島クリテリウムと、ホームレースで2年連続の勝利を挙げた。キンテロにとっては2022年以来、ヴィクトワール広島にとっては2019年以来のJプロツアー勝利となった。
前日の佐木島ロードレースに続き、Jプロツアー広島2連戦の2日目は広島市内に場所を移してのクリテリウム。広島市の中心街から車で15分ほどの広島市西区商工センター周辺の公道に1周1.7kmの周回コースを設定し、30周51kmのレースが行われる。
広島クリテリウムは2018年に初開催。2021年からはジャパンサイクルリーグ(JCL)のレースとして開催されてきた。昨年は大雨でのコース冠水により中止となったため、2年ぶりの開催。Jプロツアーとしては2019年以来5年ぶりの開催となった。
朝から夏の青空が広がり、前日同様猛暑な1日となった午後1時過ぎにレースがスタート。その直後からプロリーダージャージを着た金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が集団先頭に出てペースアップしていく。
スタート直後から続いたハイペースの周回がいったん落ち着いた11周目、数名の先行をきっかけに12名の先頭集団が形成される。メンバーは以下の通り。
中井唯晶、石原悠希、寺田吉騎、(シマノレーシング)
金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)
木村純気(シエルブルー鹿屋)
菅原聡(アヴニールサイクリング山梨)
阿部嵩之(ヴェロリアン松山)
レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)
谷順成、武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)
吉岡直哉、宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)
後続のメイン集団との差は徐々に開いていき、レース終盤に差し掛かる17周目には40秒以上の差がつく。先頭集団にメンバーを送り込めなかったチームサイクラーズスネルが中心となってメイン集団を牽引。ベルマーレ・レーシングチームや弱虫ペダルサイクリングチームも協力するが、前日の佐木島ロードレースを制したシマノレーシングの3名や金子、阿部、キンテロら強力なメンバーが揃った先頭集団との差はその後も開き続ける。20周目には1分差まで開き、先頭集団の逃げ切りが濃厚な展開となる。
残り5周を切り、先頭集団内では牽制が始まる。最終周回には宇賀が飛び出すものの中井らシマノレーシング主導で吸収し、最後のスプリント勝負へ。
陽炎の向こうからキンテロのスプリントが伸びてくる。寺田と石原が追いすがるも届かず、キンテロが先着。ヴィクトワール広島がホームレースを制した。
集まった多くのサポーターを前に日本語で「ありがとう」と感謝の言葉を繰り返したキンテロ。昨年は佐木島ロードレース(JCL開催)で優勝し、今年は広島クリテリウムと、ホームレースで2年連続の勝利を挙げた。キンテロにとっては2022年以来、ヴィクトワール広島にとっては2019年以来のJプロツアー勝利となった。
Jプロツアー第12戦 広島クリテリウム 結果(51km)
1位 | レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島) | 1時間23分22秒 |
2位 | 寺田吉騎(シマノレーシング) | +0秒 |
3位 | 石原悠希(シマノレーシング) | |
4位 | 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) | |
5位 | 吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ) | |
6位 | 谷 順成(宇都宮ブリッツェン) |
山陽建設周回賞(6周回完了時)黒枝咲哉(Sparkle Oita Racing Team)
阪井養魚場周回賞(12周回完了時)宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)
良和ハウス周回賞(18周回完了時)菅原 聡(アヴニールサイクリング山梨)
広島トヨタ周回賞(24周回完了時)菅原 聡(アヴニールサイクリング山梨)
広島八谷建設・広島県民賞 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)
その他レース(E1、E2、E3)
text&photo:Satoru Kato
阪井養魚場周回賞(12周回完了時)宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)
良和ハウス周回賞(18周回完了時)菅原 聡(アヴニールサイクリング山梨)
広島トヨタ周回賞(24周回完了時)菅原 聡(アヴニールサイクリング山梨)
広島八谷建設・広島県民賞 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)
その他レース(E1、E2、E3)
text&photo:Satoru Kato
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