2024/07/20(土) - 08:47
標高2,802mのボネット峠を越え、1級山岳イゾラ2000にフィニッシュしたツール・ド・フランス第19ステージ。アルプス2連戦の初日にタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が圧巻の走りで区間4勝目を飾り、総合優勝を大きく引き寄せた。
7月19日(金)第19ステージ
アンブラン〜イゾラ2000 144.6km(山岳/山頂フィニッシュ)
ここから最終日までの3日間、マイヨジョーヌを賭けた争いが続いていく。その初日であるツール・ド・フランス第19ステージはアルプスの南側を舞台とした山岳バトル。超級、超級、1級山岳と3つの山岳(いずれも登坂距離15km超)が144.6kmのショートコースに詰め込まれた、クイーンステージ(最難関ステージ)に相応しい獲得標高差4,400mのレイアウトだ。
まず選手たちはヴァルス峠(距離18.8km/平均5.7%/標高2,109m)を越え、ダウンヒルから休む間もなく今大会最高標高2,802mの超級シーム・ド・ラ・ボネット(距離22.9km/平均6.9%)に臨む。最後は約40kmの長い下りを経て、ミゲル・インドゥラインが総合優勝した1993年以来の登場なる、1級山岳イゾラ2000(距離16.1km/平均7.1%)の頂上を目指す。
この日は最終日の個人タイムトライアルを狙っていたシュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ)とジェイク・スチュワート(イギリス、イスラエル・プレミアテック)がDNS。前日ステージの終盤に落車し、左肩の怪我が心配されたトビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)はスタートラインに並び、144名が晴れ渡るアンブランから走り出した。
レースは前日勝者ヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー、ロット・デスティニー)のアタックから逃げ形成のための動きが始まる。21名による逃げ集団が先行し、その中にマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を争うビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ)とヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)は入らず、ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)が21.1km地点の中間スプリントをトップ通過した。
一つ目の超級山岳ヴァルス峠(距離18.8km/平均5.7%/標高)に入り、UAEチームエミレーツが牽引するメイン集団からリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)が飛び出して先頭に合流する。遅れてサイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)も逃げに加わり、頂上をカラパスが先頭通過する頃に逃げは9名まで絞られた。
逃げ集団を形成した9名(総合ランキング順)
リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)
サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)
ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
オスカー・オンリー(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)
クリスティアン・ロドリゲス(スペイン、アルケアB&Bホテルズ)
マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)
ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)
ニコラ・プロドム(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアル)
イラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
ヴァルス峠頂上に達した時点でプロトンとの差は3分16秒。ここから下りを経て、超級シーム・ド・ラ・ボネット(距離22.9km/平均6.9%)の登坂が始まる頃に逃げは4分22秒までリードを拡げる。そして選手たちは「フランスで最も高い舗装路」が敷かれた超級山岳シーム・ド・ラ・ボネット(距離22.9km/平均6.9%)に突入した。
登坂が始まるとオンリーやファンウィルデルら若手が脱落し、プロドムも遅れる。森林限界を越え荒涼とした景色の中、標高2,802mの頂上も争うことなくカラパスがトップ通過。通常の超級山岳の倍である40ポイントをゲットしたカラパスは、タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)を抜きバーチャルで山岳賞ランキング首位に立った。
一方のメイン集団ではニルス・ポリッツ(ドイツ、UAEチームエミレーツ)がボネット峠でペースを作り、ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)のアシスト陣を振り落としていく。そのためプロトンは20名程度まで絞られながら、頂上を越え最終山岳に向けた約40kmの長い下りに入った。
1級山岳イゾラ2000(距離16.1km/平均7.1%)の麓に到達した逃げ集団からは、急勾配の登り口でロドリゲスが遅れ、またヒンドレーも脱落。そんなサバイバルな展開のなか残り13.5km地点でヨルゲンソンが仕掛け、追いかけるカラパスの背後にケルデルマンがつく数的優位な状況を作り出した。
3分51秒遅れでイゾラ2000に入ったプロトンは、UAEのマルク・ソレル(スペイン)からアダム・イェーツ(イギリス)に牽引が引き継がれ、先頭とのタイム差を縮めながら集団を7名まで絞る。ポガチャルはイェーツの他にジョアン・アルメイダ(ポルトガル)がいる一方で、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)はミケル・ランダ(スペイン)を残し、ヴィンゲゴーは前にチームメイトがいながらも単独での戦いを強いられた。
そしてイェーツが仕事を終え、アルメイダの牽引を待たずにポガチャルがアタックした。
頂上まで約10km地点で仕掛けたマイヨジョーヌに対し、エヴェネプールとヴィンゲゴーが食らいつく。しかしダンシングを挟んだポガチャルは更に登坂スピードを増し、一気に2人を突き放した。
先頭ではヨルゲンソンが残り5km地点を通過。その時点でカラパスを引き離したサイモン・イェーツとは25秒、ポガチャルとは1分5秒、エヴェネプールとヴィンゲゴーとは2分19秒のリードを得る。しかしここから驚異的な走りを披露したポガチャルは、カラパスとイェーツを追い抜いていった。
シッティングのまま短いクランクをハイケイデンスで回したポガチャルは、大観衆のなか残り2kmを示すゲート直後にヨルゲンソンをキャッチ。一度背後につき、腰を上げて一気に抜き去る。単独先頭に立ったポガチャルは最後までスピードを落とすことなく、悠々とフィニッシュラインに到達した。
4本指を立て、今大会4勝目をアピールしたポガチャル。「調子の良い脚で戦えることができて本当に嬉しい。ジロとツールの間にここで1ヶ月の合宿を行っていた。その時からレース展開を練っており、プラン通りの場所でアタックした。パーフェクトなレースができたよ」と喜ぶ。
「ボネット峠でヨナス(ヴィンゲゴー)がアタックすると思っていたが、彼ではなく逃げ集団がペースを上げた。だから彼らの主目的が(総合逆転ではなく)ステージ優勝だということが分かった。でも結局、ステージも僕が獲ってしまった」。
エヴェネプールとヴィンゲゴーは先頭から1分41秒遅れでフィニッシュ。そのためポガチャルとヴィンゲゴーの差は、残り2ステージでは逆転が困難と思われる3分11秒から5分3秒まで拡大。フィニッシュ直後にハンドルにうなだれたヴィンゲゴーは「総合優勝を目指す戦いは終わった。でも総合2位と3位を決める戦いは終わっていない」とコメントした。
7月19日(金)第19ステージ
アンブラン〜イゾラ2000 144.6km(山岳/山頂フィニッシュ)
ここから最終日までの3日間、マイヨジョーヌを賭けた争いが続いていく。その初日であるツール・ド・フランス第19ステージはアルプスの南側を舞台とした山岳バトル。超級、超級、1級山岳と3つの山岳(いずれも登坂距離15km超)が144.6kmのショートコースに詰め込まれた、クイーンステージ(最難関ステージ)に相応しい獲得標高差4,400mのレイアウトだ。
まず選手たちはヴァルス峠(距離18.8km/平均5.7%/標高2,109m)を越え、ダウンヒルから休む間もなく今大会最高標高2,802mの超級シーム・ド・ラ・ボネット(距離22.9km/平均6.9%)に臨む。最後は約40kmの長い下りを経て、ミゲル・インドゥラインが総合優勝した1993年以来の登場なる、1級山岳イゾラ2000(距離16.1km/平均7.1%)の頂上を目指す。
この日は最終日の個人タイムトライアルを狙っていたシュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ)とジェイク・スチュワート(イギリス、イスラエル・プレミアテック)がDNS。前日ステージの終盤に落車し、左肩の怪我が心配されたトビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)はスタートラインに並び、144名が晴れ渡るアンブランから走り出した。
レースは前日勝者ヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー、ロット・デスティニー)のアタックから逃げ形成のための動きが始まる。21名による逃げ集団が先行し、その中にマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を争うビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ)とヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)は入らず、ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)が21.1km地点の中間スプリントをトップ通過した。
一つ目の超級山岳ヴァルス峠(距離18.8km/平均5.7%/標高)に入り、UAEチームエミレーツが牽引するメイン集団からリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)が飛び出して先頭に合流する。遅れてサイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)も逃げに加わり、頂上をカラパスが先頭通過する頃に逃げは9名まで絞られた。
逃げ集団を形成した9名(総合ランキング順)
リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)
サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)
ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
オスカー・オンリー(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)
クリスティアン・ロドリゲス(スペイン、アルケアB&Bホテルズ)
マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)
ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)
ニコラ・プロドム(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアル)
イラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
ヴァルス峠頂上に達した時点でプロトンとの差は3分16秒。ここから下りを経て、超級シーム・ド・ラ・ボネット(距離22.9km/平均6.9%)の登坂が始まる頃に逃げは4分22秒までリードを拡げる。そして選手たちは「フランスで最も高い舗装路」が敷かれた超級山岳シーム・ド・ラ・ボネット(距離22.9km/平均6.9%)に突入した。
登坂が始まるとオンリーやファンウィルデルら若手が脱落し、プロドムも遅れる。森林限界を越え荒涼とした景色の中、標高2,802mの頂上も争うことなくカラパスがトップ通過。通常の超級山岳の倍である40ポイントをゲットしたカラパスは、タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)を抜きバーチャルで山岳賞ランキング首位に立った。
一方のメイン集団ではニルス・ポリッツ(ドイツ、UAEチームエミレーツ)がボネット峠でペースを作り、ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)のアシスト陣を振り落としていく。そのためプロトンは20名程度まで絞られながら、頂上を越え最終山岳に向けた約40kmの長い下りに入った。
1級山岳イゾラ2000(距離16.1km/平均7.1%)の麓に到達した逃げ集団からは、急勾配の登り口でロドリゲスが遅れ、またヒンドレーも脱落。そんなサバイバルな展開のなか残り13.5km地点でヨルゲンソンが仕掛け、追いかけるカラパスの背後にケルデルマンがつく数的優位な状況を作り出した。
3分51秒遅れでイゾラ2000に入ったプロトンは、UAEのマルク・ソレル(スペイン)からアダム・イェーツ(イギリス)に牽引が引き継がれ、先頭とのタイム差を縮めながら集団を7名まで絞る。ポガチャルはイェーツの他にジョアン・アルメイダ(ポルトガル)がいる一方で、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)はミケル・ランダ(スペイン)を残し、ヴィンゲゴーは前にチームメイトがいながらも単独での戦いを強いられた。
そしてイェーツが仕事を終え、アルメイダの牽引を待たずにポガチャルがアタックした。
頂上まで約10km地点で仕掛けたマイヨジョーヌに対し、エヴェネプールとヴィンゲゴーが食らいつく。しかしダンシングを挟んだポガチャルは更に登坂スピードを増し、一気に2人を突き放した。
先頭ではヨルゲンソンが残り5km地点を通過。その時点でカラパスを引き離したサイモン・イェーツとは25秒、ポガチャルとは1分5秒、エヴェネプールとヴィンゲゴーとは2分19秒のリードを得る。しかしここから驚異的な走りを披露したポガチャルは、カラパスとイェーツを追い抜いていった。
シッティングのまま短いクランクをハイケイデンスで回したポガチャルは、大観衆のなか残り2kmを示すゲート直後にヨルゲンソンをキャッチ。一度背後につき、腰を上げて一気に抜き去る。単独先頭に立ったポガチャルは最後までスピードを落とすことなく、悠々とフィニッシュラインに到達した。
4本指を立て、今大会4勝目をアピールしたポガチャル。「調子の良い脚で戦えることができて本当に嬉しい。ジロとツールの間にここで1ヶ月の合宿を行っていた。その時からレース展開を練っており、プラン通りの場所でアタックした。パーフェクトなレースができたよ」と喜ぶ。
「ボネット峠でヨナス(ヴィンゲゴー)がアタックすると思っていたが、彼ではなく逃げ集団がペースを上げた。だから彼らの主目的が(総合逆転ではなく)ステージ優勝だということが分かった。でも結局、ステージも僕が獲ってしまった」。
エヴェネプールとヴィンゲゴーは先頭から1分41秒遅れでフィニッシュ。そのためポガチャルとヴィンゲゴーの差は、残り2ステージでは逆転が困難と思われる3分11秒から5分3秒まで拡大。フィニッシュ直後にハンドルにうなだれたヴィンゲゴーは「総合優勝を目指す戦いは終わった。でも総合2位と3位を決める戦いは終わっていない」とコメントした。
ツール・ド・フランス2024第19ステージ
1位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) | 4:04:03 |
2位 | マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:21 |
3位 | サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | +0:40 |
4位 | リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) | +1:11 |
5位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +1:41 |
6位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | |
7位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | +2:00 |
8位 | ミケル・ランダ(スペイン、スーダル・クイックステップ) | |
9位 | ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +2:52 |
10位 | デレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック) | +3:27 |
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) | 78:49:20 |
2位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | +5:03 |
3位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +7:01 |
4位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | +15:07 |
5位 | ミケル・ランダ(スペイン、スーダル・クイックステップ) | +15:34 |
6位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | +17:36 |
7位 | アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツ) | +19:18 |
8位 | デレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック) | +21:52 |
9位 | マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | +22:43 |
10位 | サンティアゴジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +22:46 |
マイヨヴェール(ポイント賞)
1位 | ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ) | 387pts |
2位 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | 354pts |
3位 | ブライアン・コカール(フランス、コフィディス) | 208pts |
マイヨアポワ(山岳賞)
1位 | リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) | 101pts |
2位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) | 87pts |
3位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | 59pts |
マイヨブラン(ヤングライダー賞)
1位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | 78:56:21 |
2位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | +10:35 |
3位 | マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | +15:42 |
チーム総合成績
1位 | UAEチームエミレーツ | 236:59:00 |
2位 | ヴィスマ・リースアバイク | +27:25 |
3位 | スーダル・クイックステップ | +1:12:07 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
photo:CorVos, A.S.O.
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