2024/07/07(日) - 18:45
本日7月7日(日)、イタリアを舞台にした女子グランツールの一つ「ジロ・デ・イタリア・ウィメン」が開幕する。初日の個人タイムトライアルや超級山岳を含む2つの山頂フィニッシュなどのコース詳細や、コペッキーなど有力選手を紹介しよう。
遡ること1988年にスタートしたジロ・デ・イタリア・フェミニーレ。今年からジロ・デ・イタリア・ウィメンに大会名を改め、女子グランツールの中で際立って多い第35回目を迎えた。昨年より1つ少ない8日間の争いになったものの、後述する第7ステージを含め大会全体の難易度はアップ。男子ツール・ド・フランスと開催が重なってこそいるが、熱い戦いが期待される。
開幕地点はイタリア北西部ロンバルディア州の街ブレシア。そこからアドリア海側を南下するように、最終終着地であるイタリア中部ラクイラを目指す。
初日は選手の顔見せの意味合いも強い15.7kmの個人タイムトライアルで始まり、2日目は大会唯一の平坦ステージ。3日目は早くも2級山岳を駆け上がる山頂フィニッシュが登場し、4〜6日目は逃げ切りやスプリントなどあらゆる可能性を残す丘陵ステージとなる。そして今大会のクイーンステージ(最難関ステージ)は7日目に設定された。
1級山岳ランチャーノ峠(距離11.2km/平均8.6%)を2度登坂し、フィニッシュ地点は2度目から繋がる1級山岳ブロックハウス(距離16.5km/平均7.9%)の頂上。ちなみに標高1680mのここがチーマコッピ(大会最高標高)。
最終8日目も2級、1級山岳が登場する山岳ステージとなり、逃げ切りやメイン集団から抜け出す可能性など展開の読めないレイアウト。そしてフィニッシュ地点であるラクイラで第35回大会は締めくくられる。
遡ること1988年にスタートしたジロ・デ・イタリア・フェミニーレ。今年からジロ・デ・イタリア・ウィメンに大会名を改め、女子グランツールの中で際立って多い第35回目を迎えた。昨年より1つ少ない8日間の争いになったものの、後述する第7ステージを含め大会全体の難易度はアップ。男子ツール・ド・フランスと開催が重なってこそいるが、熱い戦いが期待される。
開幕地点はイタリア北西部ロンバルディア州の街ブレシア。そこからアドリア海側を南下するように、最終終着地であるイタリア中部ラクイラを目指す。
初日は選手の顔見せの意味合いも強い15.7kmの個人タイムトライアルで始まり、2日目は大会唯一の平坦ステージ。3日目は早くも2級山岳を駆け上がる山頂フィニッシュが登場し、4〜6日目は逃げ切りやスプリントなどあらゆる可能性を残す丘陵ステージとなる。そして今大会のクイーンステージ(最難関ステージ)は7日目に設定された。
1級山岳ランチャーノ峠(距離11.2km/平均8.6%)を2度登坂し、フィニッシュ地点は2度目から繋がる1級山岳ブロックハウス(距離16.5km/平均7.9%)の頂上。ちなみに標高1680mのここがチーマコッピ(大会最高標高)。
最終8日目も2級、1級山岳が登場する山岳ステージとなり、逃げ切りやメイン集団から抜け出す可能性など展開の読めないレイアウト。そしてフィニッシュ地点であるラクイラで第35回大会は締めくくられる。
ジロ・デ・イタリア・ウィメン2024ステージリスト
ステージ | 日時 | スタート〜フィニッシュ | 距離 |
---|---|---|---|
第1ステージ | 7月7日(日) | ブレシア〜ブレシア | 15.6km(個人TT) |
第2ステージ | 7月8日(月) | シルミオーネ〜ヴォルタ・マントヴァーナ | 110km(平坦) |
第3ステージ | 7月9日(火) | サッビオネータ〜トアーノ | 113km(丘陵) |
第4ステージ | 7月10日(水) | イモラ〜ウルビーノ | 134km(丘陵) |
第5ステージ | 7月11日(木) | フロントーネ〜フォリーニョ | 108km(丘陵) |
第6ステージ | 7月12日(金) | サン・ベネデット・デル・トロント〜キエーティ | 159km(丘陵) |
第7ステージ | 7月13日(土) | ランチャーノ〜ブロックハウス | 120km(山岳) |
第8ステージ | 7月14日(日) | ペスカーラ〜ラクイラ | 117km(山岳) |
総合争いはコペッキーとロンゴボルギーニ、レアリーニに注目
総合優勝者に与えられるマリアローザの候補筆頭に挙げられるのはロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)だ。今大会はラ・ブエルタ・フェメニーナを制覇したデミ・フォレリング(オランダ)が出場しないため、チームは現世界王者コペッキーを総合エースに据えた。もちろん急勾配の山岳を得意としないものの、今年2月のUAEツアーでは山頂フィニッシュを制し、総合優勝している。
対するは地元イタリアのロード王者であるエリーザ・ロンゴボルギーニ(リドル・トレック)。ブエルタとツール・ド・スイスはいずれも3位と調子は決して悪くなく、今大会も23歳の若手クライマーであるガイア・レアリーニ(イタリア)とのコンビネーションが見られるか。
他では新フランス王者のジュリエット・ラブース(DSMフィルメニッヒ・ポストNL)やベテランのマビ・ガルシア(スペイン、リブ・アルウラー・ジェイコ)に注目。またFDJスエズはグレース・ブラウン(オーストラリア)とセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク)を揃え、ツール・ド・スイスでプロ初勝利を飾った22歳のニーヴ・ブラッドバリー(オーストラリア、キャニオン・スラム)も期待される選手の1人だ。
バルサモvsコンソンニのイタリア人スプリンター対決
世界トップスプリンターであるロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)とライバルのシャーロッテ・コール(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)が出場しない今大会。そのため注目は元世界王者のエリーザ・バルサモ(リドル・トレック)とキアラ・コンソンニ(UAEチームADQ)によるイタリア人対決だ。
またウィーベスのリードアウトを務めているコペッキーも、スプリントを貪欲に狙ってくれば優勝候補となる。
text:Sotaro.Arakawa
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