現在開催中のジロ・デ・イタリアで区間3勝と波に乗るスーダル・クイックステップが5月23日(木)、イタリアのウェアブランド「カステリ」との契約延長を発表した。契約期間は2026年まで。



カステリとの契約延長を発表したスーダル・クイックステップ photo:CorVos

「カステリとの関係性がより深まることに喜びを感じている。ウェアは空力性能と防風性、そして快適性の面で自転車競技における重要な要素。我々はあらゆる環境下で日々の練習を行う選手のため、完璧な製品を求め開発するカステリの姿勢に感謝している」とは、スーダル・クイックステップの代表を務めるパトリック・ルフェーブル氏の言葉だ。

イタリアのウェアブランドであるカステリは、2022年より同チームのウェアスポンサーを担っており、風洞実験で改良を重ねたタイムトライアルとロード用のエアロスーツなどを開発。また軽量の夏用クライマーズジャージやビブショーツ、同社を代表するGabba(レインジャージ)などにより悪天候でも選手を暖かく、またドライに保つことに関して高い評価を受けている。

袖に元世界王者の証であるアルカンシエルカラーの入ったアラフィリップのカステリジャージ (c)カステリ

カステリのブランドマネージャーであるスティーブ・スミス氏は、今回の契約延長について「製品のパフォーマンス向上のため、我々は常に機会を伺っている。そのためにスーダル・クイックステップは完璧なパートナーであると信じている。なぜなら選手たちのモチベーションが高く、彼らとカステリのレースパフォーマンス開発部の結びつきが強いからだ」とコメント。

またスミス氏は「カステリはプロトンの中で何十年もの間、最先端なウェアブランドであり続けてきた。我々の先頭に立ち続けるという伝統がスーダル・クイックステップのためだけではなく、我々の革新が一般のサイクリストにも届くことを目指している」と続けた。

現在開催中のジロ・デ・イタリアではジュリアン・アラフィリップ(フランス)とティム・メルリール(ベルギー)により、ここまで区間3勝を飾っているスーダル。また今年6月29日開幕のツール・ド・フランスでは、初出場で総合優勝を目指すレムコ・エヴェネプール(ベルギー)の活躍が期待されている。

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