所属する30名の選手のうち12名が新加入となったコフィディスが、女子チームと合同のチームプレゼンテーションを行った。そこではヴァンリーゼルからスペインのサイクルウェアブランド「メベル」に変更した、新ジャージが公開された。



首元が白から赤となるマイナーチェンジが施されたメベルの新ジャージ photo:Cofidis

来年でワールドチーム昇格5年目のシーズンを迎えるコフィディスが、チームプレゼンテーションを実施した。そこで女子チームを含め公開されたのは、マイナーチェンジが施された新しいジャージに身に纏った選手たちだ。

2022年、23年とウェアサプライヤーを務めたヴァンリーゼルのブランドを有する「デカトロン」が、AG2Rシトロエンのチームスポンサーになったこともありコフィディスから離脱。そのためスペインのサイクルウェアブランドであるメベルが新たなウェアサプライヤーとなった。

襟の色が白から赤になったことを除き、大きなジャージデザインに変更はなく、2024年も全面と両腕に大きくコフィディスの文字が入ったデザインとなる。

フランス王者のヴィクトワール・ベルトー photo:Cofidis

バイクスポンサーは引き続きルックが担う photo:Cofidis

ヘスス・エラダ(スペイン)やピエールリュック・ペリション(フランス)など5名が引退したコフィディス。その他にも今年ツール・ド・フランスで区間優勝を飾ったヴィクトル・ラフェ(フランス)がAG2Rシトロエン(来季デカトロンAG2Rラモンディアル)に移籍し、重要なリードアウトやルーラーを担ったマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ)がジェイコ・アルウラーへと、主力を含む12名がチームを去った。

しかしコフィディスはモビスターからゴルカ・イサギレ(スペイン)、ケニー・エリッソンド(フランス、リドル・トレック)、ベン・ヘルマンス(ベルギー、イスラエル・プレミアテック)と即戦力のベテランクライマーを獲得。更に2022年のジロ・デ・イタリアで区間優勝しているステファノ・オルダーニ(イタリア、アルペシン・ドゥクーニンク)を加えるなど、手堅い補強でロースターを確定させた。

また女子チームは来年、ワールドチームからコンチネンタルチーム(男子で言うプロチーム)に降格するものの、キャニオン・スラムからサラ・ローイ(オーストラリア)が加入した。ローイは来年2月で38歳となるベテラン選手で、スプリントやタイムトライアルに優れた選手。その豊富な経験で23歳の若きフランス王者、ヴィクトワール・ベルトーら若手のサポートが期待される。

text:Sotaro.Arakawa

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