2023/12/30(土) - 16:30
グッドイヤーがロードバイク用のチューブレスレディタイヤのスタンダードモデルとしてラインアップしている"EAGLE"。安心感があるグリップ力と乗り心地の良さを兼ね備えるチューブレスタイヤをインプレッションしよう。

グッドイヤー EAGLE photo:Michinari TAKAGI
アメリカのオハイオ州で1898年に設立され、120年以上の歴史を誇るタイヤブランド、グッドイヤー。自転車用のタイヤのラインアップも充実しており、今年からフカヤがロードからマウンテンバイクまでフルラインアップで取り扱い開始。今回はロードのスタンダードモデル「EAGLE」を紹介しよう。
クリンチャーとチューブレスレディの2種類が揃うEAGLEは、以前ラインアップされていた「EAGLE F1」の構造を継承しながら、新しいコンパウンド『Dynamic:HP』を採用したモデルだ。トレッドパターンは直進性を向上させるセンターセクションとコーナリング性能を高めるエッジトレッドとなっている。

センタースリックでサイドから直線的なトレッドパターン photo:Michinari TAKAGI

タイヤには1本単位で品質管理コードが割り当てられている photo:Michinari TAKAGI
キャップトレッドの下に優れた転がり抵抗と耐パンク力を備えるブレーカーベルト「SHIELD:R」を挟み込むことで、安心して使える耐久性を獲得した。ケーシングは60TPIで、切り傷や摩耗による損傷を受けにくくかつ、快適で耐久性のある乗り心地を実現しているという。また、タイヤには1本単位で品質管理コードが割り当てられ製造日や生産ロットを詳細に記録するほど徹底したクオリティコントロールが行われている。
カラーはブラックとタンの2色展開となっている。サイズは700×25C、28C、30C、32Cと4サイズが展開され、ライダーの好みに合わせて選びやすいだろう。重量は280g(25C)と305g(28C)、330g(30C)、345g(32C)とそれぞれなっていて、価格は8,580円(税込)。取り扱いはフカヤだ。それではインプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション

グッドイヤー EAGLEの700×28Cをテストしていく photo:Michinari TAKAGI
これまで多くのブランドのチューブラーやチューブレス、クリンチャータイヤの多種多様なタイヤ、グッドイヤーのEAGLEシリーズのハイエンドモデル"EAGLE F1 SuperSport R"などをテストしてきたCW編集部員の高木がグッドイヤーのチューブレスロードタイヤ"EAGLE"をテストする機会を得た。コントロール性能や転がり抵抗の軽さがバランスが良い700×28Cをテストしていく。
今回テストに使用したホイールは、リム内幅は21mmであるシマノ ULTEGRA R8100シリーズ。EAGLEとの相性は非常によく、タイヤをリムに乗せるのも簡単で、かつフロアポンプでビードを上げられたため、作業でストレスがかかることはなかった。

グッドイヤータイヤ適正空気圧ガイドによって算出された空気圧でテストしていく
チューブレスタイヤの空気圧セッティングで頭を悩ませているサイクリストにグッドイヤータイヤ適正空気圧ガイドページが用意されているため、私もこれを利用して適正空気圧を計算してみることに。筆者の体重58kg、普段乗っている愛車の重量7.3kgという条件で検索してみると、ドライでは適正空気圧をフロントが3.94barで、リアが4.19barとガイドされた。因みにウェットでは適正空気圧をフロントが3.55barで、リアが3.77barと算出された。
その空気圧にセットし、テストに繰り出してみる。まず感じられるのは漕ぎ出しのグリップ感で、トラクションがかかりやすい印象を受ける。街中のライドでは信号待ちからの加速、峠の登りでは一踏み一踏みでタイヤが路面を確実に捉える感覚があり、イメージ通りに推進力へと変わってくれる。コーナーリングでもしっかりと路面を捉えてくれる他、コーナーリングの最中でもバイクの倒す角度、ライン取りの変更など、走りの余裕も感じられるタイヤであるように感じる。

凹凸の激しい荒れた路面でもしっかりとトラクションがかかり、乗り心地も良い
フラッグシップモデルのような転がりの軽さはそこまでないが、チューブレスタイヤ特有の転がりの軽さは体感できる。テストした感覚では20~40km/hで平地巡航しやすい印象のため、サイクリングロードや平坦路をよく走るサイクリストと相性が良いはず。そこから先のスプリントなど加速を求めるのであれば上位グレードが選択肢に入ってくるだろう。
軽量なフラッグシップモデルと比較してしまうと、重量があるためヒルクライムレースや峠のタイムアタックには向いていないモデルであるが、トレーニングで峠を通過するような場合には重さはそこまで感じなかった。
重量はあるが、タイヤ自体はトレッドが肉厚な構造で乗り心地はもちもちとした印象で、快適に走ることができる。路面のインフォメーションもしっかり伝わってくるため、コントロールしやすいのも特徴である。テストライドでは砂利が浮いたり、凹凸の激しい荒れた路面を通過したが、トレッドに切れ目が付いたり、穴が開いたりすることがなくタイヤの強さを感じられた。耐パンク性に優れたタイヤであるため、通勤通学やサイクリングにも適しているだろう。

トレーニングライドやロングライドに適したタイヤ
EAGLEはレースシーンよりトレーニングライドやロングライド、週末サイクリングに適したタイヤのように感じる。例えば、ロードバイクでも30Cや32Cにさらに太くしてみるのも良いかもしれないし、レースなどに使用する場合には25Cを選択して少しでも重量を軽くして、使用するなどEAGLEだけでも様々なサイクリングシーンにマッチしてくれるタイヤの可能性を感じた。(インプレッション:高木三千成)
グッドイヤー EAGLE(チューブレスレディ)
コンパウンド:DYNAMIC:HP
TPI:60TPI
カラー:ブラック、タン
サイズ:25C(280g)、28C(305g)、30C(330g)、32C(345g)
価格:8,580円(税込)

アメリカのオハイオ州で1898年に設立され、120年以上の歴史を誇るタイヤブランド、グッドイヤー。自転車用のタイヤのラインアップも充実しており、今年からフカヤがロードからマウンテンバイクまでフルラインアップで取り扱い開始。今回はロードのスタンダードモデル「EAGLE」を紹介しよう。
クリンチャーとチューブレスレディの2種類が揃うEAGLEは、以前ラインアップされていた「EAGLE F1」の構造を継承しながら、新しいコンパウンド『Dynamic:HP』を採用したモデルだ。トレッドパターンは直進性を向上させるセンターセクションとコーナリング性能を高めるエッジトレッドとなっている。


キャップトレッドの下に優れた転がり抵抗と耐パンク力を備えるブレーカーベルト「SHIELD:R」を挟み込むことで、安心して使える耐久性を獲得した。ケーシングは60TPIで、切り傷や摩耗による損傷を受けにくくかつ、快適で耐久性のある乗り心地を実現しているという。また、タイヤには1本単位で品質管理コードが割り当てられ製造日や生産ロットを詳細に記録するほど徹底したクオリティコントロールが行われている。
カラーはブラックとタンの2色展開となっている。サイズは700×25C、28C、30C、32Cと4サイズが展開され、ライダーの好みに合わせて選びやすいだろう。重量は280g(25C)と305g(28C)、330g(30C)、345g(32C)とそれぞれなっていて、価格は8,580円(税込)。取り扱いはフカヤだ。それではインプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション

これまで多くのブランドのチューブラーやチューブレス、クリンチャータイヤの多種多様なタイヤ、グッドイヤーのEAGLEシリーズのハイエンドモデル"EAGLE F1 SuperSport R"などをテストしてきたCW編集部員の高木がグッドイヤーのチューブレスロードタイヤ"EAGLE"をテストする機会を得た。コントロール性能や転がり抵抗の軽さがバランスが良い700×28Cをテストしていく。
今回テストに使用したホイールは、リム内幅は21mmであるシマノ ULTEGRA R8100シリーズ。EAGLEとの相性は非常によく、タイヤをリムに乗せるのも簡単で、かつフロアポンプでビードを上げられたため、作業でストレスがかかることはなかった。

チューブレスタイヤの空気圧セッティングで頭を悩ませているサイクリストにグッドイヤータイヤ適正空気圧ガイドページが用意されているため、私もこれを利用して適正空気圧を計算してみることに。筆者の体重58kg、普段乗っている愛車の重量7.3kgという条件で検索してみると、ドライでは適正空気圧をフロントが3.94barで、リアが4.19barとガイドされた。因みにウェットでは適正空気圧をフロントが3.55barで、リアが3.77barと算出された。
その空気圧にセットし、テストに繰り出してみる。まず感じられるのは漕ぎ出しのグリップ感で、トラクションがかかりやすい印象を受ける。街中のライドでは信号待ちからの加速、峠の登りでは一踏み一踏みでタイヤが路面を確実に捉える感覚があり、イメージ通りに推進力へと変わってくれる。コーナーリングでもしっかりと路面を捉えてくれる他、コーナーリングの最中でもバイクの倒す角度、ライン取りの変更など、走りの余裕も感じられるタイヤであるように感じる。

フラッグシップモデルのような転がりの軽さはそこまでないが、チューブレスタイヤ特有の転がりの軽さは体感できる。テストした感覚では20~40km/hで平地巡航しやすい印象のため、サイクリングロードや平坦路をよく走るサイクリストと相性が良いはず。そこから先のスプリントなど加速を求めるのであれば上位グレードが選択肢に入ってくるだろう。
軽量なフラッグシップモデルと比較してしまうと、重量があるためヒルクライムレースや峠のタイムアタックには向いていないモデルであるが、トレーニングで峠を通過するような場合には重さはそこまで感じなかった。
重量はあるが、タイヤ自体はトレッドが肉厚な構造で乗り心地はもちもちとした印象で、快適に走ることができる。路面のインフォメーションもしっかり伝わってくるため、コントロールしやすいのも特徴である。テストライドでは砂利が浮いたり、凹凸の激しい荒れた路面を通過したが、トレッドに切れ目が付いたり、穴が開いたりすることがなくタイヤの強さを感じられた。耐パンク性に優れたタイヤであるため、通勤通学やサイクリングにも適しているだろう。

EAGLEはレースシーンよりトレーニングライドやロングライド、週末サイクリングに適したタイヤのように感じる。例えば、ロードバイクでも30Cや32Cにさらに太くしてみるのも良いかもしれないし、レースなどに使用する場合には25Cを選択して少しでも重量を軽くして、使用するなどEAGLEだけでも様々なサイクリングシーンにマッチしてくれるタイヤの可能性を感じた。(インプレッション:高木三千成)
グッドイヤー EAGLE(チューブレスレディ)
コンパウンド:DYNAMIC:HP
TPI:60TPI
カラー:ブラック、タン
サイズ:25C(280g)、28C(305g)、30C(330g)、32C(345g)
価格:8,580円(税込)
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