2023/09/09(土) - 08:30
超級山岳トゥールマレーが舞台となったブエルタ第13ステージで、大会連覇を狙うエヴェネプールが序盤に失速。残り7.6kmでアタックしたヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)が初の区間優勝を決め、クスとログリッチが続いたユンボ・ヴィスマがトップ3を独占した。
9月8日(金)第13ステージ
フォルミガル(ウエスカ・ラ・マヒカ)〜トゥールマレー 134.7km(山岳/山頂フィニッシュ)
スタート直後にフランスに入国する大会13日目は、ピレネーの山々を越えていくクイーンステージ(大会最難関ステージ)だ。その内実は134.7kmの比較的短い距離に、獲得標高差4,020mと山岳がたっぷり詰め込まられた過酷極まりないレイアウト。まず選手たちはスタート直後から3級山岳を越え、27.8kmに及ぶ下りを経て超級山岳オービスク峠(距離16.5km/平均7.1%)を登り詰める。
頂上から再びダウンヒルを経て、登坂距離10.3km/平均勾配8.3%と厳しい1級山岳スパンデル峠が登場。しかしこの山岳を終えてもコースは後半に入ったばかり。下りを経て臨むのはこの日のメインディッシュである超級山岳トゥールマレー(距離18.9km/平均7.4%)だ。麓から1kmは4.6%と緩やかな勾配から7〜8%の勾配を登り、中腹の最大勾配13%をクリア。最後の2kmは10%〜13%を登っていく。
登坂する方向が逆(西側)ではあるものの、今年のツール・ド・フランスにも登場したトゥールマレー山頂を目指すレースはエリー・ジェベール(フランス、アルケア・サムシック)のアタックで幕を開ける。続いてロマン・バルデ(フランス、DSM・フィルメニッヒ)がマックス・プール(イギリス)と共に飛び出してジェベールをキャッチ。そしてバルデが先頭で3級山岳の頂上を通過し、母国フランスに入国した。
逃げを目指したバルデは早々とメイン集団に捕まり、27.8kmの下りでは散発的なアタックが繰り返される。そして超級山岳オービスク峠(距離16.5km/平均7.1%)に入りユンボ・ヴィスマがペースを作ると、総合6位のジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)がプロトンから脱落。続いてチームメイトで周りを囲ったレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が遅れを喫した。
スーダル・クイックステップ監督であるクラース・ロデウィック氏が「レムコに体調不良や怪我はない。単純なバッドデイだった」と振り返るように、エヴェネプールはプロトンから一気に引き離されていく。マイケル・ストーラー(オーストラリア、グルパマFDJ)が単独先頭でオービスクの頂上を越え、その下りでもエヴェネプールは集団に復帰することはできず、チームメイトに牽かれながらフィニッシュを目指すこととなった。
オービスク峠の下りでストーラーやケニー・エリッソンド(フランス、リドル・トレック)ら4名が形成した逃げ集団はプロトンに捉えられ、そのカウンターでバーレーン・ヴィクトリアスのミケル・ランダ(スペイン)とダミアーノ・カルーゾ(イタリア)が集団から抜け出す。その動きにマイヨロホを着るセップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)が、前日にボトル運びをしたヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)と共に追従した。
1級山岳スパンデル峠の登りに入り、ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が脱落したメイン集団はクスを含む先頭4名をキャッチ。直後に調子の良さを窺わせるランダの加速をヴィンゲゴーがチェックし、ユンボ・ヴィスマの牽引によってようやくレースが落ち着いた。
虎視眈々とマイヨモンターニャ(山岳賞ジャージ)を狙うストーラーが集団から飛び出し、1級山岳スパンデル峠を通過する。2番手で通過したヴィンゲゴーがボーナスタイム(-4秒)を得て、ストーラーが戻った集団は引き続きロベルト・ヘーシンク(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)が牽引した。
そしてユンボ・ヴィスマが5名を残す22名の先頭集団が、いよいよ超級山岳トゥールマレー(距離18.9km/平均7.4%)に脚を踏み入れる。その序盤では総合5位のレニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)が遅れ、ヘーシンクからウィルコ・ケルデルマン(オランダ)に牽引が引き継がれると、更にエマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)やヒュー・カーシー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)など有力クライマーたちが遅れていった。
アタックを仕掛ける選手は現れず、静かに登坂する集団から残り8km地点でヴィンゲゴーが動く。これにフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)が反応し、一度踏み止めたヴィンゲゴーが再度アタック。連覇を達成したツール・ド・フランスから連戦するヴィンゲゴーは後続を引き離し、独走態勢を築いた。
このペースアップに総合2位のマルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ)が集団から遅れ、アユソとマス、ランダが残った追走集団ではクスとプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)が目を光らせる。
ファンの大歓声を受けながらヴィンゲゴーは淡々ハイペースで踏み続け、後続との差を拡げていく。そうはさせまいとマスが集団を飛び出すものの、これをクスが引き戻し、ユンボによる必勝体制のままトゥールマレー山頂が徐々に近づいていった。
ヴィンゲゴーに58秒のリードを許した追走集団では、フラムルージュ(残り1km)の手前でチームメイトであるクスが加速する。一度観客に行く手を阻まれブレーキを握ったクスは、2度目のスピードアップでライバルたちとの差を一気に拡大。ログリッチが後続選手の抑え役に回るなか、ヴィンゲゴーとクスは軽快に脚を回しフィニッシュを目指した。
そしてスピードが最後まで衰えることのなかったヴィンゲゴーが、標高2,115mのトゥールマレー山頂に到着。自身初となるブエルタ区間優勝を、今大会の最難関ステージで手に入れた。
その30秒遅れでやってきたクスが2位に入りマイヨロホ保持に成功。更に3秒遅れでログリッチがフィニッシュしたため、ユンボ・ヴィスマはフランスの地でワンツースリーフィニッシュを達成。更に総合上位につけていたソレルとエヴェネプールが遅れたため、ユンボは総合でもトップ3(クス、ログリッチ、ヴィンゲゴー)を独占することになった。
「娘の誕生日である今日、どうしても勝利が欲しかった」と涙ながらに喜んだヴィンゲゴー。「僕らのプランはライバルたちからタイムを奪うこと。それを達成することができて誇りに思うし、この勝利を娘のフリーダに捧げたい。予想を上回る結果だよ」と語った。
フィニッシュ直後、ヴィンゲゴーに「なんて美しい勝利なんだ」と声を掛けたクスは「アップダウンしかないレースで集中し、特にロベルト・ヘーシンクが素晴らしい走りを見せてくれた。またトゥールマレーでのウィルコ(ケルデルマン)の牽引にも感謝している。今日の結果と総合順位がとても嬉しいよ」とコメント。チームメイトである総合2位のログリッチに対し1分37秒差と、クスは最終的なマイヨロホ獲得に向けて大きく前進した。
そして序盤の山岳で遅れたエヴェネプールはトップから27分5秒遅れでフィニッシュ。大会連覇が事実上不可能となったエヴェネプールにとって、なんともほろ苦いピレネー山脈のデビューレースとなった。
9月8日(金)第13ステージ
フォルミガル(ウエスカ・ラ・マヒカ)〜トゥールマレー 134.7km(山岳/山頂フィニッシュ)
スタート直後にフランスに入国する大会13日目は、ピレネーの山々を越えていくクイーンステージ(大会最難関ステージ)だ。その内実は134.7kmの比較的短い距離に、獲得標高差4,020mと山岳がたっぷり詰め込まられた過酷極まりないレイアウト。まず選手たちはスタート直後から3級山岳を越え、27.8kmに及ぶ下りを経て超級山岳オービスク峠(距離16.5km/平均7.1%)を登り詰める。
頂上から再びダウンヒルを経て、登坂距離10.3km/平均勾配8.3%と厳しい1級山岳スパンデル峠が登場。しかしこの山岳を終えてもコースは後半に入ったばかり。下りを経て臨むのはこの日のメインディッシュである超級山岳トゥールマレー(距離18.9km/平均7.4%)だ。麓から1kmは4.6%と緩やかな勾配から7〜8%の勾配を登り、中腹の最大勾配13%をクリア。最後の2kmは10%〜13%を登っていく。
登坂する方向が逆(西側)ではあるものの、今年のツール・ド・フランスにも登場したトゥールマレー山頂を目指すレースはエリー・ジェベール(フランス、アルケア・サムシック)のアタックで幕を開ける。続いてロマン・バルデ(フランス、DSM・フィルメニッヒ)がマックス・プール(イギリス)と共に飛び出してジェベールをキャッチ。そしてバルデが先頭で3級山岳の頂上を通過し、母国フランスに入国した。
逃げを目指したバルデは早々とメイン集団に捕まり、27.8kmの下りでは散発的なアタックが繰り返される。そして超級山岳オービスク峠(距離16.5km/平均7.1%)に入りユンボ・ヴィスマがペースを作ると、総合6位のジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)がプロトンから脱落。続いてチームメイトで周りを囲ったレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が遅れを喫した。
スーダル・クイックステップ監督であるクラース・ロデウィック氏が「レムコに体調不良や怪我はない。単純なバッドデイだった」と振り返るように、エヴェネプールはプロトンから一気に引き離されていく。マイケル・ストーラー(オーストラリア、グルパマFDJ)が単独先頭でオービスクの頂上を越え、その下りでもエヴェネプールは集団に復帰することはできず、チームメイトに牽かれながらフィニッシュを目指すこととなった。
オービスク峠の下りでストーラーやケニー・エリッソンド(フランス、リドル・トレック)ら4名が形成した逃げ集団はプロトンに捉えられ、そのカウンターでバーレーン・ヴィクトリアスのミケル・ランダ(スペイン)とダミアーノ・カルーゾ(イタリア)が集団から抜け出す。その動きにマイヨロホを着るセップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)が、前日にボトル運びをしたヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)と共に追従した。
1級山岳スパンデル峠の登りに入り、ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が脱落したメイン集団はクスを含む先頭4名をキャッチ。直後に調子の良さを窺わせるランダの加速をヴィンゲゴーがチェックし、ユンボ・ヴィスマの牽引によってようやくレースが落ち着いた。
虎視眈々とマイヨモンターニャ(山岳賞ジャージ)を狙うストーラーが集団から飛び出し、1級山岳スパンデル峠を通過する。2番手で通過したヴィンゲゴーがボーナスタイム(-4秒)を得て、ストーラーが戻った集団は引き続きロベルト・ヘーシンク(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)が牽引した。
そしてユンボ・ヴィスマが5名を残す22名の先頭集団が、いよいよ超級山岳トゥールマレー(距離18.9km/平均7.4%)に脚を踏み入れる。その序盤では総合5位のレニー・マルティネス(フランス、グルパマFDJ)が遅れ、ヘーシンクからウィルコ・ケルデルマン(オランダ)に牽引が引き継がれると、更にエマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)やヒュー・カーシー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)など有力クライマーたちが遅れていった。
アタックを仕掛ける選手は現れず、静かに登坂する集団から残り8km地点でヴィンゲゴーが動く。これにフアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)が反応し、一度踏み止めたヴィンゲゴーが再度アタック。連覇を達成したツール・ド・フランスから連戦するヴィンゲゴーは後続を引き離し、独走態勢を築いた。
このペースアップに総合2位のマルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ)が集団から遅れ、アユソとマス、ランダが残った追走集団ではクスとプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)が目を光らせる。
ファンの大歓声を受けながらヴィンゲゴーは淡々ハイペースで踏み続け、後続との差を拡げていく。そうはさせまいとマスが集団を飛び出すものの、これをクスが引き戻し、ユンボによる必勝体制のままトゥールマレー山頂が徐々に近づいていった。
ヴィンゲゴーに58秒のリードを許した追走集団では、フラムルージュ(残り1km)の手前でチームメイトであるクスが加速する。一度観客に行く手を阻まれブレーキを握ったクスは、2度目のスピードアップでライバルたちとの差を一気に拡大。ログリッチが後続選手の抑え役に回るなか、ヴィンゲゴーとクスは軽快に脚を回しフィニッシュを目指した。
そしてスピードが最後まで衰えることのなかったヴィンゲゴーが、標高2,115mのトゥールマレー山頂に到着。自身初となるブエルタ区間優勝を、今大会の最難関ステージで手に入れた。
その30秒遅れでやってきたクスが2位に入りマイヨロホ保持に成功。更に3秒遅れでログリッチがフィニッシュしたため、ユンボ・ヴィスマはフランスの地でワンツースリーフィニッシュを達成。更に総合上位につけていたソレルとエヴェネプールが遅れたため、ユンボは総合でもトップ3(クス、ログリッチ、ヴィンゲゴー)を独占することになった。
「娘の誕生日である今日、どうしても勝利が欲しかった」と涙ながらに喜んだヴィンゲゴー。「僕らのプランはライバルたちからタイムを奪うこと。それを達成することができて誇りに思うし、この勝利を娘のフリーダに捧げたい。予想を上回る結果だよ」と語った。
フィニッシュ直後、ヴィンゲゴーに「なんて美しい勝利なんだ」と声を掛けたクスは「アップダウンしかないレースで集中し、特にロベルト・ヘーシンクが素晴らしい走りを見せてくれた。またトゥールマレーでのウィルコ(ケルデルマン)の牽引にも感謝している。今日の結果と総合順位がとても嬉しいよ」とコメント。チームメイトである総合2位のログリッチに対し1分37秒差と、クスは最終的なマイヨロホ獲得に向けて大きく前進した。
そして序盤の山岳で遅れたエヴェネプールはトップから27分5秒遅れでフィニッシュ。大会連覇が事実上不可能となったエヴェネプールにとって、なんともほろ苦いピレネー山脈のデビューレースとなった。
ブエルタ・ア・エスパーニャ2023第13ステージ結果
1位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) | 3:51:10 |
2位 | セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ) | +0:30 |
3位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) | +0:33 |
4位 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) | +0:38 |
5位 | キアン・アイデブルックス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ) | |
6位 | エンリク・マス(スペイン、モビスター) | +0:40 |
7位 | ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +1:15 |
8位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ) | +2:12 |
9位 | ステフ・クラス(ベルギー、トタルエネルジー) | +2:32 |
10位 | マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ) | +3:08 |
15位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | +6:47 |
60位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +27:05 |
マイヨロホ(個人総合成績)
1位 | セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ) | 46:42:54 |
2位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) | +1:37 |
3位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) | +1:44 |
4位 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) | +2:37 |
5位 | エンリク・マス(スペイン、モビスター) | +3:06 |
6位 | マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ) | +3:10 |
7位 | ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +4:12 |
8位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ) | +5:02 |
9位 | キアン・アイデブルックス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ) | +5:30 |
10位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | +8:39 |
マイヨプントス(ポイント賞)
1位 | カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク) | 203pts |
2位 | マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | 85pts |
3位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) | 80pts |
マイヨモンターニャ(山岳賞)
1位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) | 36pts |
2位 | セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ) | 27pts |
3位 | マイケル・ストーラー(オーストラリア、グルパマFDJ) | 25pts |
マイヨブランコ(ヤングライダー賞)
1位 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) | 46:45:31 |
2位 | キアン・アイデブルックス(ベルギー、ボーラ・ハンスグローエ) | +2:53 |
3位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | +6:02 |
チーム総合成績
1位 | ユンボ・ヴィスマ | 139:36:43 |
2位 | UAEチームエミレーツ | +10:27 |
3位 | ボーラ・ハンスグローエ | +19:20 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Unipublic, CorVos
photo:Unipublic, CorVos
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