バロワーズ・トレック・ライオンズが機材の盗難に遭い未出走となったベルギーツアー最終日。集団スプリントでファビオ・ヤコブセン(オランダ、スーダル・クイックステップ)が区間2勝目を挙げ、ファンデルプールが第92代総合優勝者に輝いた。

フィリプセンの勝利と自らの総合優勝を目指すマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
バロワーズ・ベルギーツアー(UCI2.Pro)の最終日はベルギーの首都ブリュッセルを巡る194.8km。急坂を含むアップダウンが連続した前日から一転、平坦路のスプリントステージで争われた。
この日は地元チームであるバロワーズ・トレック・ライオンズが、前日の夜にバイクとホイールを盗まれたためチームごと棄権。同じくロット・デスティニーも車の鍵を盗まれたものの、車や機材等は無事だったため出走している。
序盤に形成された逃げグループはアレックス・コールマン(ベルギー、フランダース・バロワーズ)をはじめとした7名。リーダーチームのアルペシン・ドゥクーニンクがメイン集団を牽引し、2分差以上は許さないタイム差でレースをコントロールした。

ベルギーの首都ブリュッセルを巡る最終日 photo:CorVos

アンドレア・ピエトロボン(イタリア、エオーロ・コメタ)ら7名が逃げグループを形成した photo:CorVos
残り28km地点で逃げ集団からアンドレア・ピエトロボン(イタリア、エオーロ・コメタ)ら3名が飛び出し、更にティモ・ウィリエムズ(ベルギー、フォルカーウェッセルズ)がそこから単独アタックを仕掛ける。一度遅れたコーベ・ヴァノヴェルシェールデ(ベルギー、タルトレット・イソレックス)がそこに合流したものの、先頭の2人は残り14km地点でプロトンに吸収。勝負は大方の予想通り集団スプリントに持ち込まれた。
ブリュッセルの市街地に入りウノエックス・プロサイクリングチームとスーダル・クイックステップが集団先頭に人数を固めるなか、残り9kmで落車が発生。大勢に影響はなかったものの、顎を打ち付けたアスビャアン・ヘレモース(デンマーク、トレック・セガフレード)などが棄権を選んでいる。

残り14kmで逃げを捉え、集団スプリントに向けて緊張感を高めていくプロトン photo:CorVos

プロトンを牽引するティム・デクレルク(ベルギー、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

フィリプセンを退け、区間2勝目を飾ったファビオ・ヤコブセン(オランダ、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos
最終ストレートに突入した集団前方ではマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)がヤスペル・フィリプセン(ベルギー)を、ミケル・モルコフ(デンマーク、スーダル・クイックステップ)がファビオ・ヤコブセン(オランダ)をそれぞれ発射させる。大会2日目の落車の影響もあったためかカレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・デスティニー)が踏み止めるなか、ヤコブセンがフィリプセンを退けて区間2勝目をマークした。
「ここまでの準備が上手くいっている証拠なので、この結果に満足している。シーズン後半の目標(ツール・ド・フランス)に向け、脚の状態は日に日に良くなってきており、また自信も共に増している」とヤコブセンは喜び、自身2度目となるツールに向けて意気込みを語った。

ツールに向け弾みをつけたファビオ・ヤコブセン(オランダ、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

総合優勝を掴んだマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
そして総合優勝は大会3日目からリーダージャージ着用するファンデルプールの手に。2位には3日目を制した23歳のソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム)が入り、今年チームDSMから加入したカスパー・ピーダスン(デンマーク、スーダル・クイックステップ)が3位で表彰台に上がっている。

バロワーズ・ベルギーツアー(UCI2.Pro)の最終日はベルギーの首都ブリュッセルを巡る194.8km。急坂を含むアップダウンが連続した前日から一転、平坦路のスプリントステージで争われた。
この日は地元チームであるバロワーズ・トレック・ライオンズが、前日の夜にバイクとホイールを盗まれたためチームごと棄権。同じくロット・デスティニーも車の鍵を盗まれたものの、車や機材等は無事だったため出走している。
序盤に形成された逃げグループはアレックス・コールマン(ベルギー、フランダース・バロワーズ)をはじめとした7名。リーダーチームのアルペシン・ドゥクーニンクがメイン集団を牽引し、2分差以上は許さないタイム差でレースをコントロールした。


残り28km地点で逃げ集団からアンドレア・ピエトロボン(イタリア、エオーロ・コメタ)ら3名が飛び出し、更にティモ・ウィリエムズ(ベルギー、フォルカーウェッセルズ)がそこから単独アタックを仕掛ける。一度遅れたコーベ・ヴァノヴェルシェールデ(ベルギー、タルトレット・イソレックス)がそこに合流したものの、先頭の2人は残り14km地点でプロトンに吸収。勝負は大方の予想通り集団スプリントに持ち込まれた。
ブリュッセルの市街地に入りウノエックス・プロサイクリングチームとスーダル・クイックステップが集団先頭に人数を固めるなか、残り9kmで落車が発生。大勢に影響はなかったものの、顎を打ち付けたアスビャアン・ヘレモース(デンマーク、トレック・セガフレード)などが棄権を選んでいる。



最終ストレートに突入した集団前方ではマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)がヤスペル・フィリプセン(ベルギー)を、ミケル・モルコフ(デンマーク、スーダル・クイックステップ)がファビオ・ヤコブセン(オランダ)をそれぞれ発射させる。大会2日目の落車の影響もあったためかカレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・デスティニー)が踏み止めるなか、ヤコブセンがフィリプセンを退けて区間2勝目をマークした。
「ここまでの準備が上手くいっている証拠なので、この結果に満足している。シーズン後半の目標(ツール・ド・フランス)に向け、脚の状態は日に日に良くなってきており、また自信も共に増している」とヤコブセンは喜び、自身2度目となるツールに向けて意気込みを語った。


そして総合優勝は大会3日目からリーダージャージ着用するファンデルプールの手に。2位には3日目を制した23歳のソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム)が入り、今年チームDSMから加入したカスパー・ピーダスン(デンマーク、スーダル・クイックステップ)が3位で表彰台に上がっている。
バロワーズ・ベルギーツアー2023第5ステージ結果
1位 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、スーダル・クイックステップ) | 4:12:38 |
2位 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | |
3位 | ティボー・ネイス(ベルギー、トレック・セガフレード) | |
4位 | ケース・ボル(オランダ、アスタナ・カザフスタン) | |
5位 | アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム) |
個人総合成績
1位 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) | 16:09:30 |
2位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリングチーム) | +0:40 |
3位 | カスパー・ピーダスン(デンマーク、スーダル・クイックステップ) | +0:53 |
4位 | イヴ・ランパールト(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:59 |
5位 | ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード) | +1:10 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、スーダル・クイックステップ) |
ヤングライダー賞 | マティアス・ヴァチェク(チェコ、トレック・セガフレード) |
チーム総合成績 | スーダル・クイックステップ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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