2023/05/10(水) - 17:15
東京ビッグサイトにて開催されたサイクルモードTOKYO2023。多くのブランドが集結した中から、カワシマサイクルサプライ、東京サンエス、旅フェアをピックアップして紹介していきます。
ピナレロ(カワシマサイクルサプライ):DOGMA F/Xシリーズに注目集まる
サイクルモードにおいて最大級のブースを展開するのがピナレロジャパン(カワシマサイクルサプライ)。今年は新たにデビューしたDOGMAのF&Xシリーズが大きな目玉。特に30台を超える試乗車を用意し、多くの人がその性能を体験したようだ。
DOGMAシリーズの他にも、グラベルモデルのGRANGER Xやトム・ピドコックの駆るCXバイク、CROSSISTA Fなどオフロード系バイクもずらりと展示。店頭やイベント会場でもなかなか見かけることの少ないレアなモデルをしっかり確認できる貴重な機会となった。
道行く人々の注目を集めていたのは、"トップガンナ"ことフィリッポ・ガンナがアワーレコードを達成時に用いていたBORIDE TR。世界最速を目指して作り上げられたレーシングバイクの究極を間近に見ることができるとあって、常に多くの人垣ができていた。
ピナレロの他にもフィジークやピレリ、フルクラム、デダ、プロファイルデザインやオークリーといった、カワシマサイクルサプライが取り扱うブランドも大きく展開。フィジークはほぼすべてのモデルがフィッティング可能で、シューズを検討中の方がひっきりなしに訪れていた。
ピレリブースでは、モデルチェンジを果たしたばかりのP ZERO RACE TLR SPEEDCOREも展示。オンロードモデルだけでなく、グラベルやCX、MTBなどのオフロードカテゴリーも余さず用意されていた。アンバサダーを務める竹之内悠選手のトークショーにも多くの人が集まった。
また、デダやプロファイルデザインなどコックピット系のパーツブランドも充実。特にプロファイルデザインのエリアでは、多岐に渡るエアロバーをしっかり試せるブースが展開されており、実際に製品を愛用するプロアスリートのエース栗原氏が使用シーンを想定した角度に一つ一つを調整し、また自身の経験にもとづいたアドバイスも伝授していた。トライアスリートはもちろん、ブルベライダーなどからも注目を集めていたようだ。
東京サンエス:ブランド初の一体型ハンドルや温故知新のカラーパーツに注目集まる
自転車のことを知れば知るほど、その秘められしパーツの魅力に気づくことになる。そんなオリジナル製品を多数リリースしている東京サンエスが今年もサイクルモードに出展。日本人の体格、体形に合わせて開発されたバイクブランド、JFFシリーズやリッチーの試乗車を中心に、様々なパーツが展示されていた。
特に注目を集めていたのは、ブランド初となるステム一体型ハンドル「グランベース」。レーシーなイメージになりがちなステム一体型ハンドルをより多くのライダーに届けるため、数多なこだわりの詰まった設計が施されている。
フラットなトップ部分とショートリーチなデザイン、そしてドロップ部は安定したホールド感をもたらす「スエヒロ」形状や、ドロップ部の側面をカットすることで自然に脇を締められる設計を採用。ステムとハンドルが一体となることで生まれるハンドリングの気持ちよさを体感できるモデルとして、サイズ選択の不自由さを越えるメリットを生み出すという自信作だ。
他にも、参考出品となっていたパープルやゴールドに彩られたクランクやチェーンリングも注目を集めていた様子。また昔からあるパーツのなかでも、多様化するサイクリングの楽しみ方の中で再発見されているものも多いとのことだ。昔から、ソフト面の重要性を訴え続けていたサンエスに、時代が追いついてきたのかもしれない。
ブースでは、荒川沿いにオープンしたコミュニティ施設「サンエスベース 羽根倉通り」にて提供されるKURUのソフトクリームの顔ハメパネルも用意されており、各種フレーバーのソフトになりきるフォトサービスも(笑)。撮ってもらった写真のフレーバーを食べに、荒川へ走りに行ってみては?
今年の旅先に思いを馳せるジテンシャ×旅フェア
多くの自治体ブースが集まったジテンシャ×旅フェアエリア。今年一番注目を浴びていたのは国土交通省が指定するナショナルサイクルルートのブースだろうか。ビワイチやトカプチ400、つくば霞ヶ浦リンリンロードといった有名どころから、超大規模な太平洋岸自転車道路まで、日本津々浦々に認定されたナショナルサイクルルートが存在。ブースでは各エリアの担当者がそれぞれの魅力をPRしていた。
他にも、全国各地のサイクリングディスティネーションが集結。長野県を一周するジャパンアルプスサイクリングプロジェクトや、長野北部にオンロード/オフロードを問わず多くの魅力的なルートが広がる信越自然郷、網走湖や能取湖、そしてサロマ湖を巡るライドイベントを今夏初開催予定のオホーツクサイクリング協議会など、各地に広がる魅力的なエリアを紹介するブースが多数並んでいた。
text&photo:Naoki Yasuoka
ピナレロ(カワシマサイクルサプライ):DOGMA F/Xシリーズに注目集まる
サイクルモードにおいて最大級のブースを展開するのがピナレロジャパン(カワシマサイクルサプライ)。今年は新たにデビューしたDOGMAのF&Xシリーズが大きな目玉。特に30台を超える試乗車を用意し、多くの人がその性能を体験したようだ。
DOGMAシリーズの他にも、グラベルモデルのGRANGER Xやトム・ピドコックの駆るCXバイク、CROSSISTA Fなどオフロード系バイクもずらりと展示。店頭やイベント会場でもなかなか見かけることの少ないレアなモデルをしっかり確認できる貴重な機会となった。
道行く人々の注目を集めていたのは、"トップガンナ"ことフィリッポ・ガンナがアワーレコードを達成時に用いていたBORIDE TR。世界最速を目指して作り上げられたレーシングバイクの究極を間近に見ることができるとあって、常に多くの人垣ができていた。
ピナレロの他にもフィジークやピレリ、フルクラム、デダ、プロファイルデザインやオークリーといった、カワシマサイクルサプライが取り扱うブランドも大きく展開。フィジークはほぼすべてのモデルがフィッティング可能で、シューズを検討中の方がひっきりなしに訪れていた。
ピレリブースでは、モデルチェンジを果たしたばかりのP ZERO RACE TLR SPEEDCOREも展示。オンロードモデルだけでなく、グラベルやCX、MTBなどのオフロードカテゴリーも余さず用意されていた。アンバサダーを務める竹之内悠選手のトークショーにも多くの人が集まった。
また、デダやプロファイルデザインなどコックピット系のパーツブランドも充実。特にプロファイルデザインのエリアでは、多岐に渡るエアロバーをしっかり試せるブースが展開されており、実際に製品を愛用するプロアスリートのエース栗原氏が使用シーンを想定した角度に一つ一つを調整し、また自身の経験にもとづいたアドバイスも伝授していた。トライアスリートはもちろん、ブルベライダーなどからも注目を集めていたようだ。
東京サンエス:ブランド初の一体型ハンドルや温故知新のカラーパーツに注目集まる
自転車のことを知れば知るほど、その秘められしパーツの魅力に気づくことになる。そんなオリジナル製品を多数リリースしている東京サンエスが今年もサイクルモードに出展。日本人の体格、体形に合わせて開発されたバイクブランド、JFFシリーズやリッチーの試乗車を中心に、様々なパーツが展示されていた。
特に注目を集めていたのは、ブランド初となるステム一体型ハンドル「グランベース」。レーシーなイメージになりがちなステム一体型ハンドルをより多くのライダーに届けるため、数多なこだわりの詰まった設計が施されている。
フラットなトップ部分とショートリーチなデザイン、そしてドロップ部は安定したホールド感をもたらす「スエヒロ」形状や、ドロップ部の側面をカットすることで自然に脇を締められる設計を採用。ステムとハンドルが一体となることで生まれるハンドリングの気持ちよさを体感できるモデルとして、サイズ選択の不自由さを越えるメリットを生み出すという自信作だ。
他にも、参考出品となっていたパープルやゴールドに彩られたクランクやチェーンリングも注目を集めていた様子。また昔からあるパーツのなかでも、多様化するサイクリングの楽しみ方の中で再発見されているものも多いとのことだ。昔から、ソフト面の重要性を訴え続けていたサンエスに、時代が追いついてきたのかもしれない。
ブースでは、荒川沿いにオープンしたコミュニティ施設「サンエスベース 羽根倉通り」にて提供されるKURUのソフトクリームの顔ハメパネルも用意されており、各種フレーバーのソフトになりきるフォトサービスも(笑)。撮ってもらった写真のフレーバーを食べに、荒川へ走りに行ってみては?
今年の旅先に思いを馳せるジテンシャ×旅フェア
多くの自治体ブースが集まったジテンシャ×旅フェアエリア。今年一番注目を浴びていたのは国土交通省が指定するナショナルサイクルルートのブースだろうか。ビワイチやトカプチ400、つくば霞ヶ浦リンリンロードといった有名どころから、超大規模な太平洋岸自転車道路まで、日本津々浦々に認定されたナショナルサイクルルートが存在。ブースでは各エリアの担当者がそれぞれの魅力をPRしていた。
他にも、全国各地のサイクリングディスティネーションが集結。長野県を一周するジャパンアルプスサイクリングプロジェクトや、長野北部にオンロード/オフロードを問わず多くの魅力的なルートが広がる信越自然郷、網走湖や能取湖、そしてサロマ湖を巡るライドイベントを今夏初開催予定のオホーツクサイクリング協議会など、各地に広がる魅力的なエリアを紹介するブースが多数並んでいた。
text&photo:Naoki Yasuoka
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