2023/05/08(月) - 12:14
「インクレディブル。自分の結果に驚いている。今季は色々あったから今日勝てるとは思っていなかった」と、2023年ジロ最初のスプリントを制したジョナサン・ミラン（イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス）は言う。落車を振り返るゲラント・トーマス（イギリス、イネオス・グレナディアーズ）らも含めたコメント集です。
ステージ優勝：ジョナサン・ミラン（イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス）
マリアチクラミーノを獲得したジョナサン・ミラン（イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス） photo:RCS Sport
ただただインクレディブルだ。自分の結果にショックを受けているよ。僕はいつだって100%を尽くし、ベストを尽くしてきた。今年は落車や身体の疲れ、病気もあって、このジロ最初のスプリントステージで勝てるとは思っていなかったんだ。もちろんいい勝負ができるとは思っていたけれど、フィニッシュラインを一番で駆け抜けるイメージはなかったよ。チームメイトたちが担ってくれた仕事は素晴らしかった。彼らには感謝してもしきれないよ。とても幸せだ。
フランコ・ペッリツォッティ監督（バーレーン・ヴィクトリアス）
新城と勝利を喜ぶジョナサン・ミラン（イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス） photo:CorVos
チームで積み重ねた末の勝利だ。ヤシャ（ズッタリン）は隊列を集団前方に引き上げ、ユキ（新城幸也）は泥臭くも重要な役割を担い、そして（アンドレア）パスクァロンはこの結果の功労者だ。彼はジョニー（ミラン）を良い位置に連れていき、それが結果的に勝つチャンスを生み出した。経験豊富な彼は今日の勝利に役立ってくれた。
ジョニーは隙間を見つけ、目の前にいる全てを蹴散らしてしまった。エヴェネプールは昨日最も優れたタイムトライアリストであることを示し、ジョニーは今日平坦ステージで勝つべき男の一人だということを示した。ジロ最初のロードステージで勝つのは特別なこと。僕たちの目標の一つを既に叶えてしまったことは、僕らが何一つ欠けてないことを意味するんだ。そしてジョニーのような若い選手が勝つことが、この勝利をより美しいものにしてくれる。
ステージ2位：ダヴィド・デッケル（オランダ、アルケア・サムシック）
2位は決して悪くない結果だ。最終盤はとても刺激的だったけれど、クレメン・ルッソが素晴らしい仕事をしてくれた。もう少し踏めていれば結果が違ったかもしれない。チームメイト、特に（総合成績狙いの）ワレンですら僕のために自ら風を切って走ってくれた。ジロをこんな形でスタートできたので自信になる。バッドラック続きでシーズンインからちゃんとスプリント勝負に加われたことがほどんど無かった分、自分にとって好印象のステージになった。
ステージ6位：パスカル・アッカーマン（ドイツ、UAEチームエミレーツ）
とても緊張感のあるスプリントだった。仕掛けるのが早すぎたし、もう少しタイミングを待てていればもっと勝利は近かったはず。取り合えず脚の調子は良いし、勝利を狙えるチャンスもまだ数日ある。
総合首位：レムコ・エヴェネプール（ベルギー、スーダル・クイックステップ）
マリアローザ着用初日を走り終えたレムコ・エヴェネプール（ベルギー、スーダル・クイックステップ） photo:CorVos
うまくトラブルを避けることができたよ。それが今日の目標だったし、達成できて嬉しく思う。落車を除けば極めて落ち着いた1日だったし、人生初めてマリアローザを着て走ったことは特別だった。1分1秒を楽しんだし、沿道のファンからの応援をたくさんもらうことができた。良い気分だった。
総合6位：ゲラント・トーマス（イギリス、イネオス・グレナディアーズ）
落車したマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、アスタナ・カザフスタン）が遅れてフィニッシュ photo:CorVos
（落車の時）僕たちは少しポジションを下げていて、カヴをはじめ何人も路上に転がっているのを見た。幸い僕自身は転ばなかったけれど、完全に足止めを食らってしまったんだ。でもガンナが一緒にいて、彼のものすごい追い上げのおかげで集団復帰できた。彼の後ろでハンドルを握るのすら苦しいペースだったけどね。それまではずっと平穏で、落車には少し驚いたけれど、結果的には全て上手くいった1日だった。
ステージを振り返るマルク・リーフ監督（ユンボ・ヴィスマ）
笑顔でステージを終えるプリモシュ・ログリッチ（スロベニア、ユンボ・ヴィスマ） photo:CorVos
落車が起きるまでは平穏な一日だった。落車のきっかけは極めて先頭に近い位置だったけれど、幸いチームは誰も巻き込まれずに済んだ。今日は無事に走り切ることが目標だったし、これからも全員でプリモシュ（ログリッチ）を守っていかなければならない。ここまでたくさん協議を重ね、結果的に素晴らしいチームワークにつながった。こういうステージではどのチームも総合エースを守るために位置取りをするから状況が難しくなる。明日はよりアップダウンが最終盤に含まれているので、よりチームメイトを集団先頭に集めることが重要になってくる。
text:So Isobe
ステージ優勝：ジョナサン・ミラン（イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス）
ただただインクレディブルだ。自分の結果にショックを受けているよ。僕はいつだって100%を尽くし、ベストを尽くしてきた。今年は落車や身体の疲れ、病気もあって、このジロ最初のスプリントステージで勝てるとは思っていなかったんだ。もちろんいい勝負ができるとは思っていたけれど、フィニッシュラインを一番で駆け抜けるイメージはなかったよ。チームメイトたちが担ってくれた仕事は素晴らしかった。彼らには感謝してもしきれないよ。とても幸せだ。
フランコ・ペッリツォッティ監督（バーレーン・ヴィクトリアス）
チームで積み重ねた末の勝利だ。ヤシャ（ズッタリン）は隊列を集団前方に引き上げ、ユキ（新城幸也）は泥臭くも重要な役割を担い、そして（アンドレア）パスクァロンはこの結果の功労者だ。彼はジョニー（ミラン）を良い位置に連れていき、それが結果的に勝つチャンスを生み出した。経験豊富な彼は今日の勝利に役立ってくれた。
ジョニーは隙間を見つけ、目の前にいる全てを蹴散らしてしまった。エヴェネプールは昨日最も優れたタイムトライアリストであることを示し、ジョニーは今日平坦ステージで勝つべき男の一人だということを示した。ジロ最初のロードステージで勝つのは特別なこと。僕たちの目標の一つを既に叶えてしまったことは、僕らが何一つ欠けてないことを意味するんだ。そしてジョニーのような若い選手が勝つことが、この勝利をより美しいものにしてくれる。
ステージ2位：ダヴィド・デッケル（オランダ、アルケア・サムシック）
2位は決して悪くない結果だ。最終盤はとても刺激的だったけれど、クレメン・ルッソが素晴らしい仕事をしてくれた。もう少し踏めていれば結果が違ったかもしれない。チームメイト、特に（総合成績狙いの）ワレンですら僕のために自ら風を切って走ってくれた。ジロをこんな形でスタートできたので自信になる。バッドラック続きでシーズンインからちゃんとスプリント勝負に加われたことがほどんど無かった分、自分にとって好印象のステージになった。
ステージ6位：パスカル・アッカーマン（ドイツ、UAEチームエミレーツ）
とても緊張感のあるスプリントだった。仕掛けるのが早すぎたし、もう少しタイミングを待てていればもっと勝利は近かったはず。取り合えず脚の調子は良いし、勝利を狙えるチャンスもまだ数日ある。
総合首位：レムコ・エヴェネプール（ベルギー、スーダル・クイックステップ）
うまくトラブルを避けることができたよ。それが今日の目標だったし、達成できて嬉しく思う。落車を除けば極めて落ち着いた1日だったし、人生初めてマリアローザを着て走ったことは特別だった。1分1秒を楽しんだし、沿道のファンからの応援をたくさんもらうことができた。良い気分だった。
総合6位：ゲラント・トーマス（イギリス、イネオス・グレナディアーズ）
（落車の時）僕たちは少しポジションを下げていて、カヴをはじめ何人も路上に転がっているのを見た。幸い僕自身は転ばなかったけれど、完全に足止めを食らってしまったんだ。でもガンナが一緒にいて、彼のものすごい追い上げのおかげで集団復帰できた。彼の後ろでハンドルを握るのすら苦しいペースだったけどね。それまではずっと平穏で、落車には少し驚いたけれど、結果的には全て上手くいった1日だった。
ステージを振り返るマルク・リーフ監督（ユンボ・ヴィスマ）
落車が起きるまでは平穏な一日だった。落車のきっかけは極めて先頭に近い位置だったけれど、幸いチームは誰も巻き込まれずに済んだ。今日は無事に走り切ることが目標だったし、これからも全員でプリモシュ（ログリッチ）を守っていかなければならない。ここまでたくさん協議を重ね、結果的に素晴らしいチームワークにつながった。こういうステージではどのチームも総合エースを守るために位置取りをするから状況が難しくなる。明日はよりアップダウンが最終盤に含まれているので、よりチームメイトを集団先頭に集めることが重要になってくる。
text:So Isobe
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