2023/01/28(土) - 15:30
トレンドの大型一眼レンズを採用したカブトのアイウェア"122"シリーズをピックアップ。マトリックスパワータグなどプロ選手たちが着用するフラッグシップアイウェアをテストした。
日本人の頭部形状にフィットするヘルメットで定評あるカブト。ヘルメットのみならずアイウェアも手掛けており、頭部全体のプロテクションに力を入れているブランドでもある。そのアイウェアのラインアップには二眼レンズから一眼レンズ、女性モデルまで幅広く揃っており、様々なサイクリストの好みにフィットするアイウェアを見つけやすい製品が展開されている。今回はその中から大型の一眼レンズを採用したアイウェア「122」シリーズをピックアップした。
122シリーズは近年のトレンドであるゴーグルのような大型一眼レンズを採用したモデル。頬骨あたりまで続く大きなノーズピースと、眉上まで続くテンプルで構成されており、眉間の部分はリムレスのデザインが採用されていることが特徴。深い前傾姿勢を取った時にリムが視界を邪魔しない設計で、特にハイスピード域で走るレーサーにとって有用な一着。
フレームには軽量性と耐衝撃性に優れた超弾性樹脂「TR90」を採用。テンプルは内側に入ってくるようにカーブしている形状かつ、シリコングリッパーを搭載し、アイウェアがしっかりとホールドされるようにデザインされている。メタルフレーム入りの「アジャスタブルノーズパッド」は、自身の鼻に合わせて自由に調整可能だ。
122と122PHには透明性や耐衝撃性、耐熱性などに優れたポリカーボネイト製のモーブグリーンとクリアレンズの2枚が付属してくる。また、円柱型の「アジアンフィットシリンドリカルワイドレンズ」はアジア人にフィッティングしやすい設計となっている。レンズサイズは横が137mm、縦が56mmという寸法だ。
モーブグリーンのレンズは可視光線透過率が20%、紫外線透過率は0.1%以下。撥水撥油コートが施され、雨や汚れからのクリアな視界を保ってくれる。クリアレンズは可視光線透過率が90%、紫外線透過率は0.1%以下。さらに、外面撥水撥油コートと内面反射を抑える乱反射防止コートが施されているため、時間帯を問わず使用できるレンズとなっている。
調光レンズモデル"122PH"に搭載されるレッドクリア調光レンズは強い日差しのレッドミラーを採用。透過率は13~65%の範囲で変化していくため、真昼間から夕方まで1枚のレンズで対応可能。特に日の短い冬場に役立つだろう。外面に撥水撥油コート、内面に防曇シートを装備され、様々なシチュエーションに対応している。
122と122PHのカラー展開はホワイトとマッドブラック、アースブルー、アースグリーンの4色をラインアップしている。価格は122が16,500円(税込)、122PHが22,000円(税込)。今回はシクロワイアード編集部員の高木が122と122PHの両モデルをテストしていく。
―インプレッション
今回はカブトの大型レンズを採用したアイウェア"122"シリーズのミラーレンズモデル"122"と調光レンズモデル"122PH"をインプレッション。担当するのは鼻が低くて頬骨が高い、いわゆる日本人顔であるCW編集部員の高木。普段から100%のS3などを着用しており、大型一眼アイウェアを気に入って使用している。
ノーズパッドの薄いアイウェアだとアイウェアのフレームやレンズが顔に干渉してしまうため、できる限りアイウェアのノーズパッドは一番厚いものを使用している。また、可変するノーズパッドの場合は狭めて調整することで自分に合わせてきた。
122シリーズの場合はノーズパッドにメタルフレームが搭載されており自由自在にパッドを調整できる。デフォルトの状態より内側に寄せることで、自身に合うようにカスタムすることができた。テンプルはストレートではなく、フレームの付け根から内側に入り込み、最後に外へ広がっていく形状をしているため、ピタリと頭部にフィットしてくれる。
また、大型の一眼レンズは円筒形にカーブし顔を覆うようなデザインとなっていて、サングラスと顔の隙間から風、雨、埃などから入り込む感覚はゼロ。レンズの面積と巻き込みの少なさから高い安心感を持ってライドに集中することができる。雨天や強風時など、テストではあらゆるコンディションでライドしてみたが、常にアイウェアが守ってくれる感覚があり、快適にライドを楽しめた。
122の魅力はフレームレスのデザインにもある。もともと大型レンズによる視界の広さは間違いないものだが、フレームレスだとそのメリットが最大になる。特にハンドルのドロップ部を握り、深い前傾姿勢でもがくスプリント体勢の時もアイウェアによって視界が遮られることがない。前方を確認しながらスプリントできるため、安全を確保しつつ全力を出し切ることができそうだ。
可視光線透過率20%のモーブグリーン・ミラーレンズは、赤味がかったやや暗めのレンズで日差しが強めの時にオススメ。一方、122PHに採用されるレッドクリア調光レンズは、トンネルの進入、脱出ともに意識しないほど素早く明るさを調整してくれるハイスペックモデルという印象があった。常に快適な明るさを維持してくれるため、長時間のライドではこのレンズを使用するのがおすすめだ。
カーブがきつく大きな一眼レンズを採用するアイウェアは度付きレンズにすることができない場合があるが、オプションパーツのインナーフレームを取り付けることで度入りのレンズを取り付けられるというのも嬉しいポイントだ。眼鏡を愛用するライダーでも使用できるため、多くのサイクリストにぜひ試してもらいたいアイウェアであった。
カブト 122
フレーム:グリルアミドTR90
レンズ:ポリカーボネート
レンズサイズ:横137mm×縦56mm
付属レンズ(可視光線透過率) : モーブグリーン(20%)、ARクリア(90%)
特殊レンズコーティング : 外面撥水撥油コート、乱反射防止コート(クリアレンズのみ)
レンズカーブ : シリンドリカル6カーブ
フレームカラー:ホワイト、マットブラック、アースブルー、アースグリーン
付属品:ソフトケース、レンズクロス
価格:16,500円(税込)
カブト 122PH
フレーム:グリルアミドTR90
レンズ:ポリカーボネート
レンズサイズ:横137mm×縦56mm
付属レンズ(可視光線透過率):レッドクリア調光(65%~13%)
特殊レンズコーティング : 外面撥水撥油コート、内面防曇シート
レンズカーブ : シリンドリカル6カーブ
フレームカラー:ホワイト、マットブラック、アースブルー、アースグリーン
付属品:ソフトケース、レンズクロス
価格:22,000円(税込)
日本人の頭部形状にフィットするヘルメットで定評あるカブト。ヘルメットのみならずアイウェアも手掛けており、頭部全体のプロテクションに力を入れているブランドでもある。そのアイウェアのラインアップには二眼レンズから一眼レンズ、女性モデルまで幅広く揃っており、様々なサイクリストの好みにフィットするアイウェアを見つけやすい製品が展開されている。今回はその中から大型の一眼レンズを採用したアイウェア「122」シリーズをピックアップした。
122シリーズは近年のトレンドであるゴーグルのような大型一眼レンズを採用したモデル。頬骨あたりまで続く大きなノーズピースと、眉上まで続くテンプルで構成されており、眉間の部分はリムレスのデザインが採用されていることが特徴。深い前傾姿勢を取った時にリムが視界を邪魔しない設計で、特にハイスピード域で走るレーサーにとって有用な一着。
フレームには軽量性と耐衝撃性に優れた超弾性樹脂「TR90」を採用。テンプルは内側に入ってくるようにカーブしている形状かつ、シリコングリッパーを搭載し、アイウェアがしっかりとホールドされるようにデザインされている。メタルフレーム入りの「アジャスタブルノーズパッド」は、自身の鼻に合わせて自由に調整可能だ。
122と122PHには透明性や耐衝撃性、耐熱性などに優れたポリカーボネイト製のモーブグリーンとクリアレンズの2枚が付属してくる。また、円柱型の「アジアンフィットシリンドリカルワイドレンズ」はアジア人にフィッティングしやすい設計となっている。レンズサイズは横が137mm、縦が56mmという寸法だ。
モーブグリーンのレンズは可視光線透過率が20%、紫外線透過率は0.1%以下。撥水撥油コートが施され、雨や汚れからのクリアな視界を保ってくれる。クリアレンズは可視光線透過率が90%、紫外線透過率は0.1%以下。さらに、外面撥水撥油コートと内面反射を抑える乱反射防止コートが施されているため、時間帯を問わず使用できるレンズとなっている。
調光レンズモデル"122PH"に搭載されるレッドクリア調光レンズは強い日差しのレッドミラーを採用。透過率は13~65%の範囲で変化していくため、真昼間から夕方まで1枚のレンズで対応可能。特に日の短い冬場に役立つだろう。外面に撥水撥油コート、内面に防曇シートを装備され、様々なシチュエーションに対応している。
122と122PHのカラー展開はホワイトとマッドブラック、アースブルー、アースグリーンの4色をラインアップしている。価格は122が16,500円(税込)、122PHが22,000円(税込)。今回はシクロワイアード編集部員の高木が122と122PHの両モデルをテストしていく。
―インプレッション
今回はカブトの大型レンズを採用したアイウェア"122"シリーズのミラーレンズモデル"122"と調光レンズモデル"122PH"をインプレッション。担当するのは鼻が低くて頬骨が高い、いわゆる日本人顔であるCW編集部員の高木。普段から100%のS3などを着用しており、大型一眼アイウェアを気に入って使用している。
ノーズパッドの薄いアイウェアだとアイウェアのフレームやレンズが顔に干渉してしまうため、できる限りアイウェアのノーズパッドは一番厚いものを使用している。また、可変するノーズパッドの場合は狭めて調整することで自分に合わせてきた。
122シリーズの場合はノーズパッドにメタルフレームが搭載されており自由自在にパッドを調整できる。デフォルトの状態より内側に寄せることで、自身に合うようにカスタムすることができた。テンプルはストレートではなく、フレームの付け根から内側に入り込み、最後に外へ広がっていく形状をしているため、ピタリと頭部にフィットしてくれる。
また、大型の一眼レンズは円筒形にカーブし顔を覆うようなデザインとなっていて、サングラスと顔の隙間から風、雨、埃などから入り込む感覚はゼロ。レンズの面積と巻き込みの少なさから高い安心感を持ってライドに集中することができる。雨天や強風時など、テストではあらゆるコンディションでライドしてみたが、常にアイウェアが守ってくれる感覚があり、快適にライドを楽しめた。
122の魅力はフレームレスのデザインにもある。もともと大型レンズによる視界の広さは間違いないものだが、フレームレスだとそのメリットが最大になる。特にハンドルのドロップ部を握り、深い前傾姿勢でもがくスプリント体勢の時もアイウェアによって視界が遮られることがない。前方を確認しながらスプリントできるため、安全を確保しつつ全力を出し切ることができそうだ。
可視光線透過率20%のモーブグリーン・ミラーレンズは、赤味がかったやや暗めのレンズで日差しが強めの時にオススメ。一方、122PHに採用されるレッドクリア調光レンズは、トンネルの進入、脱出ともに意識しないほど素早く明るさを調整してくれるハイスペックモデルという印象があった。常に快適な明るさを維持してくれるため、長時間のライドではこのレンズを使用するのがおすすめだ。
カーブがきつく大きな一眼レンズを採用するアイウェアは度付きレンズにすることができない場合があるが、オプションパーツのインナーフレームを取り付けることで度入りのレンズを取り付けられるというのも嬉しいポイントだ。眼鏡を愛用するライダーでも使用できるため、多くのサイクリストにぜひ試してもらいたいアイウェアであった。
カブト 122
フレーム:グリルアミドTR90
レンズ:ポリカーボネート
レンズサイズ:横137mm×縦56mm
付属レンズ(可視光線透過率) : モーブグリーン(20%)、ARクリア(90%)
特殊レンズコーティング : 外面撥水撥油コート、乱反射防止コート(クリアレンズのみ)
レンズカーブ : シリンドリカル6カーブ
フレームカラー:ホワイト、マットブラック、アースブルー、アースグリーン
付属品:ソフトケース、レンズクロス
価格:16,500円(税込)
カブト 122PH
フレーム:グリルアミドTR90
レンズ:ポリカーボネート
レンズサイズ:横137mm×縦56mm
付属レンズ(可視光線透過率):レッドクリア調光(65%~13%)
特殊レンズコーティング : 外面撥水撥油コート、内面防曇シート
レンズカーブ : シリンドリカル6カーブ
フレームカラー:ホワイト、マットブラック、アースブルー、アースグリーン
付属品:ソフトケース、レンズクロス
価格:22,000円(税込)
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