ピドコックの今季CX初戦が11月19日のメルクスプラスに決定

2022年シクロクロス世界王者トーマス・ピドコック（イギリス、イネオス・グレナディアーズ）の今季初戦が明らかになった。11月19日のスーパープレスティージュ第3戦メルクスプラス（ベルギー）にてアルカンシエルが初披露される。

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世界王者としてシクロクロスシーズンを迎えるトーマス・ピドコック（イギリス、イネオス・グレナディアーズ） photo:CorVos
イギリス・エリザベス2世が死去したため途中キャンセルとなったツアー・オブ・ブリテン第5ステージで2022年のロードシーズンを終えたトーマス・ピドコック（イギリス、イネオス・グレナディアーズ）。ベルギーメディアのインタビューに対し、11月19日がシクロクロス2022-2023年シーズンの初戦になることを明らかにした。

ピドコックは今年1月にアメリカ・ファイエットビルで行われたシクロクロス世界選手権で優勝し、史上3人目となるジュニア・U23・エリートの3カテゴリー制覇を達成。昨シーズンはそれが最後のシクロクロスレースとなったため、今季初戦がアルカンシエルジャージ初披露となる。

10月に行われた2023年ツール・ド・フランスのコースプレゼンテーションに姿を現したピドコック。その後のレース日程については未定としながら、ロードシーズンへの準備も鑑みてシクロクロスレースに臨む意向だという。

世界選手権4冠のフェランプレヴォがイネオスジャージを初披露

4枚のアルカンシエルを保持するポリーヌ・フェランプレヴォ（フランス） photo:INEOS Grenadiersイネオス加入後、初レースを終えたポリーヌ・フェランプレヴォ（フランス） photo:INEOS Grenadiers

2022年のマウンテンバイク世界選手権で3冠を達成し、10月に初開催されたグラベル世界選手権にて4枚目のアルカンシエルを獲得したポリーヌ・フェランプレヴォ（フランス）が、3年振りとなるシクロクロスレースを前に、加入したイネオス・グレナディアーズのジャージ姿を公開した。

シクロクロスシリーズの1つであるX2Oバドカマートロフェーの開幕戦に出場したフェランプレヴォは、メカトラで優勝争いには絡めず12位でフィニッシュ。「マウンテンバイクでタイトルを獲得後、暫く休息していたのでどれくらい走れるか分からなかった。メカトラに見舞われたものの、身体の状態は良かった。だから良い兆しと言うことができる」と、本格参戦としては5年振りとなるシクロクロスレース初戦を振り返った。

フェランプレヴォが目下の目標としているのは、今週末（11月5〜6日）にフランス・ミュールで行われるヨーロッパ選手権。その後のレーススケジュールについてはピドコック同様に未定だ。

text:Sotaro.Arakawa